オススメ?ダメダメ? 推理小説(ミステリ)について読書管理や感想を書いていく書評サイトです。 はじめての方はこちらからどうぞ。 サイトの要望はこちらからどうぞ。
2026年度雑誌ランキング
会員機能
その他
テスト稼働中自由に遊んでみてください!
【真藤順丈】
【この小説が収録されている参考書籍】
【この小説が載っている参考書籍】
墓頭の評価:
3.65/5点 レビュー 17件。 C ランク
Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです
平均点3.65pt
絞込み:
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。 未読の方はご注意ください
真藤順丈の真骨頂を味わえる傑作!
真藤順丈の最大の魅力は、登場する子どもたちの素晴らしさだ。
真藤順丈作品に登場する子どもたちは、奇妙なまでの不幸な境遇にあるにも関わらず、天才的な能力を有しており、世界を不幸に陥れるような大惨事を前にしながら、自らを贄と貸すほどの自己犠牲を払いながら、世界を救う奇跡を招来する。『地図男』の天才少年、『庵堂三兄弟の聖職』の兄弟たちが大好きならば、絶対にこの本は買いだと断言できる。
自らの頭に〈ピノコ〉のようなシャムの双生児を抱えた主人公・ボズ(墓頭)の魅力もさることながら、周囲に死を撒き散らすボズが、両親を亡くしたために、身を寄せることに鳴る福祉児童施設での生活を描いた第二章「楽園の寵児たち」が素晴らしい。ここに登場する様々な才能ある子どもたちに、デビュー以来の真藤ファンが惹かれるのは間違いない。常識人の兄・シロウと成長を辞めた弟のユウジンのサワラ兄弟、マッチョで格闘技が得意なヤナタケ先輩、霊感少女のアンジュ、そして他人の心理をも操る天才少年ヒョウゴ。そして楽園のような生活に忍び寄る破滅……。
500頁を超える大著で、さらにもっともっと終わることなく読みたい作品だった。今年のベストになりそうな予感がする傑作!