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(短編集)
6時間後に君は死ぬ
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6時間後に君は死ぬの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.63pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全62件 21~40 2/4ページ
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正直13階段とか読んだときはまぁおもしろいかな、ぐらいの作家だと思って読んでました。作者のことを忘れた頃にこの作品を読んで本当にあの作家?と思ってしまいました。文章力が圧倒的に上達していたから(失礼な言い方ですいません)びっくりしました。 内容は凄い自分の中でも大切な一冊になりました。 | ||||
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結論から言うと「面白い」の一言である。 この小説はいくつかの短編作品が連なっております。 6時間後に君は死ぬという一つの小説だと思ってただけに、 最初はがっかりしました。 しかし、他の短編作品も絶品で、みるみる世界に引き込まれていきます。 高野さんの作品は他の小説の作品と明らかに違いますね。 何が違うかと、ストーリーの構成がドラマや映画のように展開が早く、 まるで映画を見ているかのように流れができているところでしょうか。 小説特有のダラダラ感がありません。 この作品も当然のごとく映画のような演出と構成で見る人に飽きさせません。 最終章の「3時間後に僕は死ぬ」はまさにハラハラドキドキの連続。 これはもうハリウッド映画、海外ドラマのようなストーリーです。 面白いにも程があるような作品になっております。 | ||||
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ささっと読める内容であるが、恋愛、人の感情もうまく表現されており、いいですね。 | ||||
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何しろ作者の傑作を3作読んできたので、「これはそれほどでもないんじゃないか」と思っていた。 しかし、第一話(「6時間後に君は死ぬ」)に圧倒される――「いいじゃないか!」 第二話(「時の魔法使い」)で、ある名前が出てきてびっくり! 第三話(「恋をしてはいけない日」)を読むと、もしかして全て「実際には起こりえない話」が書かれているのではないかと思う。 第四話(「ドールハウスのダンサー」)は、謎をかかえたままクライマックスへと進んでいく。今回はあの人は現れないようだ…。 第五話(「3時間後に僕は死ぬ」)では、別のあの人の名前が出てきてびっくり。今回だけは、涙なしで読むことができた…。 ぜんぶ読んでわかった。これは「ジェノサイド」に連なっている! | ||||
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設定に無理がありそうなのに、無理なく読めました。 しかも興味深い。 さくさく読めて、読後感も良かったです。 お薦めです。 | ||||
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「ジェノサイド」に感銘を受け、この作者の他の作品も読みたくなったが、やや期待はずれ。オカルティックな内容だが、事実の積み重ねの対極にあり、論理の飛躍甚だしい。 | ||||
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一気に読んだそうです。 私は読んでいませんが、面白かったそうです。 著者の別作品「13階段」は私も読みました。あれは良かったです。 | ||||
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ベタな未来予知ネタを恋愛を絡めて手堅く書き上げた作品群 連作といいながらサブ主人公的なキャラが出たり出なかったりするのはやや謎 全体的に悪い出来ではないが、ただでさえ未来予知という非科学的なネタを使っているのだから、 それ以外の非科学的なネタは使うべきではなかったと思う 作者のファンならまあ安心できる出来 | ||||
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誰も、そういうこと書かれている方がいないのですが… 私は この物語、エピローグがとっても大事な部分なんだと思います。 あ、これを言いたかったんだなって、感じがしました。 それはさておき、私、浅田次郎さんが好きで、高野さんも、この路線ではやっぱり、浅田さんの域には及ばないかなぁ、なんて、生意気にも最終話の途中までは思っていたのですが… いや、全然違います。路線が違いました。こちらはこちらで、すごく良かったです。 構成的に、伊坂幸太郎『死に神の精度』あたりと近いものがあるように感じますが、あくまで構成であって、内容的には全く違っております。 『13階段』や『クレイヴディッガー』などと比べると、肩の力が抜けているというか… 重厚さとか何重もの伏線というのはないので、その辺りを期待している方には お勧めできませんが… 本作では、それらとは全く違った狙いがあったのではないかと思います。 とても印象に残ったのが「運命のとおり」であったなら結婚していた人と、「運命を変えたことによって」数時間で、特に親しくなることもなく離れていくところ。 これが、エピローグも含めた未来(ミク)さんの話、ダンサーの「結ばれる」話などと層状に重なります。心の中に埋もれた(ちょっとした)記憶。あるいは「心の引っかかり」のようなものに改めて重さを与える。 若い方には、いまひとつピンとこないかもしれません… 家族持ちや、ある程度の年齢の人が読めば、ある種の感慨に浸れるのではないかと思います。 | ||||
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13階段、ジェノサイド、グレイブディッガーなどと比べると、普通の人生観や恋愛ストーリーを軸にしているため、身近な作品です。 まあ、予知能力といった設定があるので、普通とは少し違いますが。 パラレルワールドやSF的なものは苦手という人でも、それほど飛躍した内容ではないのでそれほど毛嫌いされる作品ではないかなと思います。 自分も現実の世界からかけ離れてしまう設定はあまり好みではないので・・ 最初のストーリーはまあまあかなと思いましたが、最後まで読んで、これはこれで良い本に出会ったなという感想です。 同じようなミステリー作品に飽きて、少し気軽な作品を読みたい人に向いているかなと思います。 | ||||
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街を歩いていた原田美緒に、突然声をかけてきた青年がいた。 「六時間後に君は死ぬ」 その青年が言ったことは、美緒にはとうてい信じられないものだった。だが、未来が見えるという 言葉を信じ、美緒は青年とともに自分を殺そうとする「誰か」を探し始める・・・。表題作を含む 6編を収録。 未来が見える青年佳史。美緒はこのままでは殺されてしまう!ふたりの、殺人者探しが始まる。 運命は変えられるのか?タイムリミットは迫ってくる・・・。 もし生まれたときにその人の運命がもう決まっているとしたら、何だか人生が味気なくなってしまう。 佳史の見る未来のできごとは、何もしなければ変わらないかもしれない。けれど、努力すれば、 がんばれば、わずかでも変えることが出来るものだと思う。未来には、無数の可能性が散らばって いるのだ。 6編は連作になっている。一番印象的だったのは「時の魔法使い」だ。未来は変えることはできる かもしれないが、過去はもう変えることはできない・・・。そのことが切なく苦く、心に突き刺さる ようだった。それと同時に、明日がいい日であるということを信じて生きるのも大切なのだと強く 感じた。 斬新さはないかもしれないが、どの話も楽しく読めると思う。読後感も悪くなかった。 | ||||
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同じ著者の『13階段』が実に素晴らしかったので、『6時間後に』も大いに期待して読み始めたのだが、ちょっと肩透かしを食らった気分。設定だけで突っ走った感なきにしもあらず。女の子の心情など、時々ぐっと来る部分もあったが…☆2つにさせていただきました。 | ||||
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面白かった。 作者の他の作品から想像していると、ちょっと驚くかもしれないが、そんなことは読み進めていくうちに忘れていくことができる。 SFなのだけど、非現実的ではなく、むしろ数多くの人にあてはまることをテーマにしているので誰でも共感して読むことができると思う。 「夢」と「現実」の狭間に立って悩んでいる人は読んでほしい。 きっと何かヒントを与えてくれるのではないかと思う。 | ||||
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短編集なんですが各作品がつながっていて、続けて読んでしまいます。 短編でも意外によくまとまっており、好感です。 高野さんの入門としてはいいのではないでしょうか | ||||
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どの話も女性が主人公で、ファンタジックな要素もあるので どちらかというと女性向きの作風かなという印象。 個人的には「時の魔法使い」と「ドールハウスのダンサー」が好きです。 どちらも「世にも奇妙な物語」のような話だなと思って 読んでいましたが、こちらのレビューにも同じ感想がありますね。 2作ともに切ない余韻を残す展開で、特に「時の魔法使い」を 読み終わった後、思わず少し涙が出てしまいました。 理想と現実の間で悩みながら毎日を生きている人々におすすめです。 ただ、「3時間後に僕は死ぬ」のエンディングが安っぽく感じられて残念。 こちらにも余韻のようなものが欲しかったので、マイナス星一つです。 | ||||
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予言とかアホらしくて読んでるとイラついてくる。作者の頭の悪さがひしひしと伝わってくる作品。女子小中学生ぐらいだとこういうの楽しいのかもしれないが男性が読むような本ではない。 | ||||
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とても面白い作品で、一気読みできますが…ラストは、僕は気に入らなかったな。ネタばれになるといけないのでm(__)m | ||||
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この連作短編集は随分と作りが変わっている。 最初の表題作「6時間後に君は死ぬ」と最後の「3時間後に僕は死ぬ」はミステリー・ サスペンス仕立てで、間に挟まっている3篇はハートフルなファンタジーで色合いが 違う。共通しているのは、未来が見える青年が絡んでいるということ。(4篇目は その叔母さんだが) 表題作を読み始めた時は、高野作品としては今一つかな?とも思ったが、間の3篇が 妙に心温まる話で、結構気に入った。 「6時間後に君は死ぬ」の5年後を描いたのが「3時間後に僕は死ぬ」だが、作者が 書いたのも実際に5年後というのも面白い。そして、この5年間に高野さん自身の 作家としての力量も飛躍的に伸びたのが読み比べてよく分かるという発見もあった。 大作ではないが良作。 | ||||
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私はいまいちSFモノは好きではない。 筒井康隆とかのSFはいいのだが(あれはドタバタ?)、何か超能力とか、未来を霊視するとかいうのは、小説として面白いかもしれないがずるいと思う(笑)。だって透明人間なら完全犯罪も可能なわけで…。 この本は江戸川圭史という、これからその人に起こる「非日常」的なものが見えてしまう超能力の持ち主の話。 最初が道でばったり会ったというかすれ違いざまに「あなたは6時間後に死ぬ」と言われた女性の話。 江戸川がその女性がナイフで刺されて倒れていくのが見えたという。 そのやり取りの後に実際に思いも寄らぬ事で警察官からピストルで撃たれそうになったり最終的にはナイフで刺されてしまうが、ある機転で助かって、6時間後に死ぬという予測は外れたように思えるのだが…。 そんな感じで、今度の金曜日だけは恋をしていけない…と予言された女性や、その江戸川のおばあさんが作ったドールハウスの置物のままの人生を送るダンサーなどが出てきて、また最後に今度は江戸川が「後3時間後に自分が死ぬ…」と言い出す。 これ以上書くとネタバレなので、やめておきますが、ストーリーとしてはとっても面白いのだが、やはりキーポイントが超能力なのでなんだかなぁ…という感じ。 これからは、このタイプのホントわかったら買うのを辞めよう。時間がもったいない。 誰かが小説自体がフィクションなんだからSFも同じ事だと言っていたが、やはり起こりえるかもしれない過程と、時間を飛び越えるとか将来が見えるというのは少し違うと思う。 | ||||
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未来が見えるという能力を持った青年を軸にした連作短編集. 「ビジョン」という能力で得られる断片的な情報から,物語を展開して 真相の意外性を見せるという形式のミステリーで ミスリードから真相への見せ方はなかなか巧みである. また,事件の当事者になる人物たちの報われない人生に そこに,いかにも品のよい主人公が 何がしかの救いをもたらしていくというストーリーも好感が持てる. ただ驚かせるだけのミステリーよりもずっといい. | ||||
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