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逃がれの街
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逃がれの街の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
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できれば、この作品を連続ドラマ化してほしいです!北方作品の中では1番好きです! | ||||
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歴史小説を書く前に北方謙三はハードボイルド小説を書いていました。 中学校の頃に一生懸命読んでました。 まさに男の子が憧れるカッコいい世界。 読みやすく、この本は初期の名作だと思います。 プレイボーイに連載していた北方謙三は好きではなかった。 それと歴史小説を書くようになってからは一冊も読んでいません。 シリーズものを書く前までは全て読んでいました。 入院した会社の若い子に暇つぶし用としてハードボイルド入門セットとして差し入れ。 (他にロバート・B・パーカー、大藪春彦とか) おススメです。 | ||||
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どうでもいいことだが、この作品では主人公が作る料理が美味そうだった。読んでいる間だけ、この頃乏しい食欲を刺激された^^。 | ||||
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レビュータイトルにも記したとおり、 正直、前半は印象がぼやけるくらいに普通。 ところが中盤、幼児のヒロシとの逃避行が始まってから俄然と面白くなる。 真冬の軽井沢。無人のペンション。忍び込み、そこをねぐらにする二人。 後半のこのあたりは、ほんとに読んでいてワクワクしてしまう。 とくに主人公の永井幸二がメシを作るシーンのなんと美味そうなこと! 北方謙三氏の料理の描写は、のちの「独り群せず」でも凄かったけど、 すでにこの頃から凄かったんだわ。 あと、疾風怒濤の短文はこの頃には完成されていて、ページをめくる指がもどかしいほどだった。 中盤以降、ムチャクチャ面白くなるのでオススメです。 | ||||
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主人公は不器用だけれど、何か芯が通っていて、その心の機微にヒヤヒヤしながらおもしろく読みました。なんでこんなに上手くいかないんだろう?って感じがもどかしいながら、おもしろかったです。 | ||||
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何年も前の本だったので読み返したが、 全ページはめくったがゴミ箱に捨てることに。 昔も酷かったが、その酷さを忘れてた。 時々ハズレがあるが、この作品はその一つ。 | ||||
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最初にこれを読んでたら感想は違ったのかもしれないが、いくつか読んだあとでは「いわゆるひとつの北方ハードボイルド」って感想しかないなぁ。異常に評価高いけど、この主人公じゃ感情移入しづらい。 | ||||
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読むほどに引き込まれる。雪の描写が素晴らしい。20年前に 読んだ記憶とは違っていた。 | ||||
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数十年前、駅の売店(当時も「キオスク」っていったかな?)で見つけ、購入したのが、この小説。 正確には、買ってもらった。 当時、当方15才。 オレを捨てたオヤジが施設に面会に来て、いろいろあった後、コレを買ってもらった。 初めて、オヤジに買ってもらったモノだった。 以後会ってなく、恨みしかないオヤジで、この本もどっかにいったのだが、再び購入した。 今思えば、タイトルの「逃れの街」に惹かれたのだろう。 確かに、あんな「収容所」から逃げたかった。 | ||||
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とにかく北片謙三の昔のハードボイルド小説が懐かしく、もう1度読みたいと思って購入しました。以前に読んだはずだと思っていましたが、読んでいませんでした。ごく普通の労働者だった主人公があるきっかけで道を踏み外していく。自分も真面目な優等生だったのに、あるきっかけで道を踏み外しました。主人公に感情移入しながら読み進め、どんなラストを迎えるのかと思いながら読みました。ラストも感情移入できました。主人公と行動を共にする幼子の存在もこの小説の面白さをさらに引き立てていて、いい演出だなぁと思いました。 | ||||
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北方謙三は、純文学作家としてデビューした。これは長篇ハードボイルド二作目で、当時話題になったものだが、何が凄いといって、これは解説の北上次郎も書いているのだが、ストーリーの力で読ませるのではないことである。筋の展開にはムリがある。いくら何でもそうなる前に歯止めがかかるだろうと思わせる。一介の市井の男が犯罪を犯して警察に追われるというような小説はいくらもある。その際、ふと知り合った子供を一緒に連れていくというような物語も、さして珍しくはない。なのに凡作になっていないのは、純文学で培った文章の力かもしれない。文章には、一点の疑問も見出せない。格闘シーンなど、まったくムダもなければ不足もない。そして何より、このストーリーで書けると思うところが凄い。北方を学生として教えたという磯田光一に妬みさえ覚える。感服した。 | ||||
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北方謙三といえば、「弔鐘はるかなり」のようなハードボイルド・アクションをイメージする。しかし、本書は違うのである。繰り広げられるドラマに泣ける、「物語」なのである。名作なのである。 近年のクライム・ノヴェルだと、一人の犯罪者が追っ手(警察、殺し屋、ヤクザなど)からやはり一人(もしくは女とかと一緒)で逃げるものが多い(かな?)。だが、「逃れの街」はそうではない。なんと「相棒」は、公園で知り合った見ず知らずの少年だ。 そのほかに、脇役たちが輝いている。内藤陳氏の叫び(「眠りなき夜」解説参照)に納得する次第。 主人公・幸二をジリジリと追いつめてゆく刑事、恋人・牧子、そして前述の少年・ヒロシ。 脇役が輝いているといっても、出しゃばっているわけではない。それぞれがすべきことのみをし、やがてそれはひとつの場所に集結する。 「弔鐘はるかなり」ではあまり見られなかった主人公を刑事たちが追う過程のサスペンスもうまく取り込まれている。 少年と殺しという名の汚れた荷物を背負った若者。ラストでは思わず感動・・・・。いい結末とはいえないのに、読み終えたとき、なぜか心はスッキリしている。まるでいい映画を観終わったあとのように―。 歴史に残る名作だ。 | ||||
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北方謙三といえば、「弔鐘はるかなり」のようなハードボイルド・アクションをイメージする。しかし、本書は違うのである。繰り広げられるドラマに泣ける、「物語」なのである。名作なのである。 近年のクライム・ノヴェルだと、一人の犯罪者が追っ手(警察、殺し屋、ヤクザなど)からやはり一人(もしくは女とかと一緒)で逃げるものが多い(かな?)。だが、「逃れの街」はそうではない。なんと「相棒」は、公園で知り合った見ず知らずの少年だ。 そのほかに、脇役たちが輝いている。内藤陳氏の叫び(「眠りなき夜」解説参照)に納得する次第。 主人公・幸二をジリジリと追いつめてゆく刑事、恋人・牧子、そして前述の少年・ヒロシ。 脇役が輝いているといっても、出しゃばっているわけではない。それぞれがすべきことのみをし、やがてそれはひとつの場所に集結する。 「弔鐘はるかなり」ではあまり見られなかった主人公を刑事たちが追う過程のサスペンスもうまく取り込まれている。 少年と殺しという名の汚れた荷物を背負った若者。ラストでは思わず感動・・・・。いい結末とはいえないのに、読み終えたとき、なぜか心はスッキリしている。まるでいい映画を観終わったあとのように―。 歴史に残る名作だ。 | ||||
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人を殺した青年と少年の間に芽生えた魂の交流、逃れるように街を去った彼らの行く手には、死の間際に青年の心に何かが灯った、人生をあまりにも生き急いだひとりの男の苛烈で儚き物語、北方謙三氏の名作中の名作です | ||||
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