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(短編集)
オチケン探偵の事件簿
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オチケン探偵の事件簿の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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オチケンいいですね。 登場人物も『落語的』でいいですね。 次はどうなるのか、卒業できるのか。 | ||||
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2012年に出た単行本の文庫化。 「オチケン」シリーズの第3弾である。 「幻の男」と「高田馬場」の2本の中編が収められている。 大学側の圧政と、学生団体のいざこざ。それをオチケンが見事に解決していく。落語のシーンも生き生きと描かれており、楽しい小説だ。 ただ、物語としては不自然さが目立つし、あまりにリアリティが欠けるように思う。 ラストは続編をほのめかしているが、どうやら出版されていない模様である。 | ||||
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「オチケン!」を初めて読んだのは数年前。 「オチケン ピンチ!!」も良かったぁ。 落語が好きになったのはこの本のおかげといっても過言ではありません。 事件を解くヒントに落語が・・・。 そして、待ってました、3冊め! 落語家大学生の岸さん、不思議な格闘家大学生・中村さんのキャラも魅力的ですが、やっぱりオチケンくんの人がよさそうでいて意外と名探偵なところに魅かれます。 読後感爽やかな青春ミステリーです。 3冊目の今回は、意外な人物の意外な一面が見れて、嬉しかったかな。 マンガやドラマにしたら絶対売れる!と思っているファンは私だけではないと思います。 ああ、もっとオチケンくんの活躍が読みたい!! きっと続きが読めると信じています、大倉先生! 早く次作を書いてください!! | ||||
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学同院大学のオチケン部員3人、岸、中村、そして新入部員の越智健一が巻き込まれる、学内の事件第三弾です。 今回ものんびりまったりと落語をきくようなテンポで進む物語はふたつのみ。第一話は「幻の男」(このタイトル「幻の女」のパロディですね)。落語の名門倶楽部を有する千条学園大学から、落語会のゲスト高座を依頼された岸が、罠に落とされそうになり、それを見抜くというのが発端、その岸の見識で話は終わるかと思いきや、千条学園の全日本学生落語選手権三連覇をかけての内情から、事件は意外な方向へ転がってゆきます。 どうやら全てを見抜いているらしい岸に、これを聞いてごらんと言われ、聞いた落語からすべてを推理する越智。驚きの結末が、青春ミステリらしくふんわりほのぼのと決まります。 もう一話は「高田馬場」。こちらも仇討ちの演目の名前で、岸はこれを演じることで、越智に真相を暗示します。 水泳部、水球部、ラグビー部を襲う部活動の危機。新学長による圧迫と暴政?に対抗して立ち上がる黎明棟の部長たち。前作からこわもてで登場している意外な人物の意外な侠気も見られ、この第二話は物理的トリックの謎解きが冴えます。 それにしても、仙人のように飄々と落語を演じ、語尾をのばしてしゃべる岸、今回どうも因縁をつけられるためだけに出てきているようなクールハードな中村、右往左往する下っ走りの越智、このオチケントリオはすっかり大学の部活動の中心勢力となったようです。 さらに今回笑えたのはまったく落語と関係ない学生部主任の土屋氏のセリフのかずかず。また勝負服と称して水泳パンツ一丁で歩きまわる水泳部の部長を始め、若者たちの青春の蛮行は何ともすがすがしいです。 青春とは部活動! 作者の実体験と思い出に満ちた日常のミステリ、いよいよ好調です。 | ||||
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