月の影 影の海 十二国記

評判

月の影 影の海 十二国記の評価:

4.57/5点 レビュー 221件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.57pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全604件 381〜400 20/31ページ
No.224
(5pt)

私的には世界4大ファンタジー

世界3大ファンタジー小説は「ナルニア国物語」「指輪物語」「ゲド戦記」だとされていますが、

日本ではこの「十二国記」も加えて4大ファンタジー小説としてもよいのではないでしょうか?

それほど素晴らしい完成度の小説だと思います!

学生時代には、シリーズを通して何度読み返したかしれません。

後に講談社文庫版で再発行されたことからもうかがえるように、

ファンタジーという分野に抵抗のない方ならば、大人でも充分に楽しめる小説だと思います。

…いや、むしろ、大人になってからの方がより深く理解できて楽しめるかもしれません。

イメージを崩されるのが嫌でアニメは見ていなかったのですが、先日恐る恐る見てみました。

アニメのほうのファンの方には申し訳ないのですが、私はやっぱり小説の方が面白かったと思います。

登場人物の繊細な心理描写や、見事に構築された世界観は、やはり文字の方がより詳細に生々しく伝わってくるものがあるように思いました。

ですので、アニメで十二国記を好きになった方には是非是非小説にも目を通していただきたいです!
月の影 影の海(上) 十二国記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 月の影 影の海(上) 十二国記 (新潮文庫)より
4101240523
No.223
(5pt)

私的には世界4大ファンタジー

世界3大ファンタジー小説は「ナルニア国物語」「指輪物語」「ゲド戦記」だとされていますが、

日本ではこの「十二国記」も加えて4大ファンタジー小説としてもよいのではないでしょうか?

それほど素晴らしい完成度の小説だと思います!

学生時代には、シリーズを通して何度読み返したかしれません。

後に講談社文庫版で再発行されたことからもうかがえるように、

ファンタジーという分野に抵抗のない方ならば、大人でも充分に楽しめる小説だと思います。

…いや、むしろ、大人になってからの方がより深く理解できて楽しめるかもしれません。

イメージを崩されるのが嫌でアニメは見ていなかったのですが、先日恐る恐る見てみました。

アニメのほうのファンの方には申し訳ないのですが、私はやっぱり小説の方が面白かったと思います。

登場人物の繊細な心理描写や、見事に構築された世界観は、やはり文字の方がより詳細に生々しく伝わってくるものがあるように思いました。

ですので、アニメで十二国記を好きになった方には是非是非小説にも目を通していただきたいです!
月の影 影の海(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 月の影 影の海(上) (講談社文庫)より
4062647737
No.222
(5pt)

面白い

普通は使命を与えられて苦悩しながらも、突き進んでいく話が多いなか主人公の陽子は苦悩ばかり。

切り口が違うと思いながらも、最初のうちは共感が持てなくてあんまり面白くないかもと思っていましたが、いつのまにか引き込まれていました。

普通の高校生が突然異世界に飛び込んだら、張り切って戦うなんてありえませんから、小野さんの描く陽子が置かれた状況を否定し、怯えるさまは本当に普通の人って感じでした。

人間の弱い面が多く描かれているけれど、それだけじゃなくて人間にも強い意志があれば打ち勝っていけるという思いがこめられていると思いました。
月の影 影の海〈上〉 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート) Amazon書評・レビュー: 月の影 影の海〈上〉 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)より
4062550717
No.221
(5pt)

面白い

普通は使命を与えられて苦悩しながらも、突き進んでいく話が多いなか主人公の陽子は苦悩ばかり。

切り口が違うと思いながらも、最初のうちは共感が持てなくてあんまり面白くないかもと思っていましたが、いつのまにか引き込まれていました。

普通の高校生が突然異世界に飛び込んだら、張り切って戦うなんてありえませんから、小野さんの描く陽子が置かれた状況を否定し、怯えるさまは本当に普通の人って感じでした。

人間の弱い面が多く描かれているけれど、それだけじゃなくて人間にも強い意志があれば打ち勝っていけるという思いがこめられていると思いました。
月の影 影の海(上) 十二国記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 月の影 影の海(上) 十二国記 (新潮文庫)より
4101240523
No.220
(5pt)

面白い

普通は使命を与えられて苦悩しながらも、突き進んでいく話が多いなか主人公の陽子は苦悩ばかり。

切り口が違うと思いながらも、最初のうちは共感が持てなくてあんまり面白くないかもと思っていましたが、いつのまにか引き込まれていました。

普通の高校生が突然異世界に飛び込んだら、張り切って戦うなんてありえませんから、小野さんの描く陽子が置かれた状況を否定し、怯えるさまは本当に普通の人って感じでした。

人間の弱い面が多く描かれているけれど、それだけじゃなくて人間にも強い意志があれば打ち勝っていけるという思いがこめられていると思いました。
月の影 影の海(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 月の影 影の海(上) (講談社文庫)より
4062647737
No.219
(4pt)

役割を生きることの難しさ

急に読みたくなって、本箱から取り出した十二国記。やはり読ませます。

 この巻は、主人公・陽子が、本来彼女が属する異世界に連れ戻され、苦難の末に王となるまでを描いた作品です。それにしても暗いなあ。人間の心の醜さや弱さ、卑怯さを、しつこいまでに書き続ける上巻。下巻で盟友・楽俊が出てくるまでは、本当に鬱々としている。しかも、それが図星。

 人が自分らしく生きるとはどういうことでしょう。社会の中で、自分に求められている役割を果たすこと。日本における陽子にとっては、「敵を作らず、誰をも傷つけないよい子」を演じることでした。しかし、よい子たらんとする陽子の努力は、傍目には「本心を出さない表面だけ付き合いをするの人間」としか写らない。一方、十二国における陽子は「天命により麒麟に選ばれ、荒廃した国土を救うことを運命付けられた王」という役割を求められます。ただの女子高生だった彼女にとっては、ほとんど不可能に近い。しかし、運命は容赦なく陽子を戦いの中へと駆り立てていくのです。最終的には、無事王位につくものの、陽子の未来が決して安穏ではないことは容易に想像がつきます。

 巻末に付された、いかにも歴史書らしい記述の文章がいいなあ。上下巻を費やす陽子の波乱万丈の運命も、歴史の中で見るとたったこれだけになるというのも、まさしくその通りだと、歴史に名を残さない庶民は思うのです。
月の影 影の海(下) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 月の影 影の海(下) (講談社文庫)より
4062647745
No.218
(4pt)

役割を生きることの難しさ

急に読みたくなって、本箱から取り出した十二国記。やはり読ませます。

 この巻は、主人公・陽子が、本来彼女が属する異世界に連れ戻され、苦難の末に王となるまでを描いた作品です。それにしても暗いなあ。人間の心の醜さや弱さ、卑怯さを、しつこいまでに書き続ける上巻。下巻で盟友・楽俊が出てくるまでは、本当に鬱々としている。しかも、それが図星。

 人が自分らしく生きるとはどういうことでしょう。社会の中で、自分に求められている役割を果たすこと。日本における陽子にとっては、「敵を作らず、誰をも傷つけないよい子」を演じることでした。しかし、よい子たらんとする陽子の努力は、傍目には「本心を出さない表面だけ付き合いをするの人間」としか写らない。一方、十二国における陽子は「天命により麒麟に選ばれ、荒廃した国土を救うことを運命付けられた王」という役割を求められます。ただの女子高生だった彼女にとっては、ほとんど不可能に近い。しかし、運命は容赦なく陽子を戦いの中へと駆り立てていくのです。最終的には、無事王位につくものの、陽子の未来が決して安穏ではないことは容易に想像がつきます。

 巻末に付された、いかにも歴史書らしい記述の文章がいいなあ。上下巻を費やす陽子の波乱万丈の運命も、歴史の中で見るとたったこれだけになるというのも、まさしくその通りだと、歴史に名を残さない庶民は思うのです。
月の影 影の海〈下〉 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート) Amazon書評・レビュー: 月の影 影の海〈下〉 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)より
4062550725
No.217
(4pt)

役割を生きることの難しさ

急に読みたくなって、本箱から取り出した十二国記。やはり読ませます。

 この巻は、主人公・陽子が、本来彼女が属する異世界に連れ戻され、苦難の末に王となるまでを描いた作品です。それにしても暗いなあ。人間の心の醜さや弱さ、卑怯さを、しつこいまでに書き続ける上巻。下巻で盟友・楽俊が出てくるまでは、本当に鬱々としている。しかも、それが図星。

 人が自分らしく生きるとはどういうことでしょう。社会の中で、自分に求められている役割を果たすこと。日本における陽子にとっては、「敵を作らず、誰をも傷つけないよい子」を演じることでした。しかし、よい子たらんとする陽子の努力は、傍目には「本心を出さない表面だけ付き合いをするの人間」としか写らない。一方、十二国における陽子は「天命により麒麟に選ばれ、荒廃した国土を救うことを運命付けられた王」という役割を求められます。ただの女子高生だった彼女にとっては、ほとんど不可能に近い。しかし、運命は容赦なく陽子を戦いの中へと駆り立てていくのです。最終的には、無事王位につくものの、陽子の未来が決して安穏ではないことは容易に想像がつきます。

 巻末に付された、いかにも歴史書らしい記述の文章がいいなあ。上下巻を費やす陽子の波乱万丈の運命も、歴史の中で見るとたったこれだけになるというのも、まさしくその通りだと、歴史に名を残さない庶民は思うのです。
月の影 影の海(下) 十二国記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 月の影 影の海(下) 十二国記 (新潮文庫)より
4101240531
No.216
(5pt)

自分は自分。人は人。

この本は、NHKアニメにもなった「十二国記」の原作であり、本シリーズの一作目でもあります。

これは単なる冒険ファンタジーではないと私は思います。

舞台こそ古代中国に似た異世界であるものの、主人公の心の成長記に他なりません。

自分の在りように悩み苦しみ、信じ裏切られ、信じられ裏切り、期待し絶望し。

この本は、どんな本を読んでも、カウンセリングをしても、

私の心にはピンとこなかったことを教えてくれました。

 「おいらは陽子に信じてもらいたかった。

  だから信じてもらえりゃ嬉しいし、信じてもらえなかったら寂しい。

  それはおいらの問題。

  おいらを信じるのも信じないのも陽子の勝手だ。

  おいらを信じて陽子は得をするかもしれねえし、損をするかもしれねえ。

  けどそれは陽子の問題だな」

どうしても分からなかった、一見単純な「自分の問題。相手の問題。」ということが、

すうっと私の心に入ってきました。

もしあなたも、「頭では分かるけど、理屈は分かるけど、理解できない!」

と思って苦しんでいたら、ぜひこの本を読んでみてください。

もしあなたの知っている誰かが悩んだり苦しんでいたりしたら、

ぜひこの本をプレゼントしてあげてください。

この本をプレゼントするなら、ぜひ挿絵が綺麗なホワイトハート文庫で!

その挿絵がちょっと、という場合はふつうの文庫で。
月の影 影の海〈上〉 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート) Amazon書評・レビュー: 月の影 影の海〈上〉 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)より
4062550717
No.215
(5pt)

自分は自分。人は人。

この本は、NHKアニメにもなった「十二国記」の原作であり、本シリーズの一作目でもあります。

これは単なる冒険ファンタジーではないと私は思います。

舞台こそ古代中国に似た異世界であるものの、主人公の心の成長記に他なりません。

自分の在りように悩み苦しみ、信じ裏切られ、信じられ裏切り、期待し絶望し。

この本は、どんな本を読んでも、カウンセリングをしても、

私の心にはピンとこなかったことを教えてくれました。

 「おいらは陽子に信じてもらいたかった。

  だから信じてもらえりゃ嬉しいし、信じてもらえなかったら寂しい。

  それはおいらの問題。

  おいらを信じるのも信じないのも陽子の勝手だ。

  おいらを信じて陽子は得をするかもしれねえし、損をするかもしれねえ。

  けどそれは陽子の問題だな」

どうしても分からなかった、一見単純な「自分の問題。相手の問題。」ということが、

すうっと私の心に入ってきました。

もしあなたも、「頭では分かるけど、理屈は分かるけど、理解できない!」

と思って苦しんでいたら、ぜひこの本を読んでみてください。

もしあなたの知っている誰かが悩んだり苦しんでいたりしたら、

ぜひこの本をプレゼントしてあげてください。

この本をプレゼントするなら、ぜひ挿絵が綺麗なホワイトハート文庫で!

その挿絵がちょっと、という場合はふつうの文庫で。
月の影 影の海(上) 十二国記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 月の影 影の海(上) 十二国記 (新潮文庫)より
4101240523
No.214
(5pt)

自分は自分。人は人。

この本は、NHKアニメにもなった「十二国記」の原作であり、本シリーズの一作目でもあります。

これは単なる冒険ファンタジーではないと私は思います。

舞台こそ古代中国に似た異世界であるものの、主人公の心の成長記に他なりません。

自分の在りように悩み苦しみ、信じ裏切られ、信じられ裏切り、期待し絶望し。

この本は、どんな本を読んでも、カウンセリングをしても、

私の心にはピンとこなかったことを教えてくれました。

 「おいらは陽子に信じてもらいたかった。

  だから信じてもらえりゃ嬉しいし、信じてもらえなかったら寂しい。

  それはおいらの問題。

  おいらを信じるのも信じないのも陽子の勝手だ。

  おいらを信じて陽子は得をするかもしれねえし、損をするかもしれねえ。

  けどそれは陽子の問題だな」

どうしても分からなかった、一見単純な「自分の問題。相手の問題。」ということが、

すうっと私の心に入ってきました。

もしあなたも、「頭では分かるけど、理屈は分かるけど、理解できない!」

と思って苦しんでいたら、ぜひこの本を読んでみてください。

もしあなたの知っている誰かが悩んだり苦しんでいたりしたら、

ぜひこの本をプレゼントしてあげてください。

この本をプレゼントするなら、ぜひ挿絵が綺麗なホワイトハート文庫で!

その挿絵がちょっと、という場合はふつうの文庫で。
月の影 影の海(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 月の影 影の海(上) (講談社文庫)より
4062647737
No.213
(4pt)

楽しめます 学べます 心に刻まれます

私はあまりファンタジー系の小説はあまり読まないのですが、友達に進められて読んだらもうこの十二国記の世界に引き込まれてしまいました。講談社からも出版されているのですが、この本のほうが山田章博さんの絵も楽しめていいと思います。
 さてこの物語は、どこでもありがちな異世界における大事件に巻き込まれた主人公(中嶋陽子)の旅のお話。しかも現在と共通する点が多いのですぐにその世界に浸ることができます。そしてその異世界もなんだか異世界という感じがしません。まるで自分も物語の世界にいるのではないかという錯覚がします。ちなみに十二国記というだけあってシリーズ化いるのでどこから読めばいいかわからないのならこの本から読むといいと思います。NHKアニメ版もこの章から始まっています。余分ですがアニメ版とは登場人物が少ない分、若干展開が異なります。個人的にはこのシリーズを読んでからアニメをみると、よりいっそう楽しめると思います。
 私はこの本で(十二国記シリーズを通して)いろんなことを学びました。そしていい言葉も発見しました。
 何回読み返しても楽しめます(この本だけでなく全シリーズです)。貴方の心の中に十二国記の世界を広げてみてはいかがですか。きっと心の海に魅力的な国が浮かびますよ。
月の影 影の海〈上〉 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート) Amazon書評・レビュー: 月の影 影の海〈上〉 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)より
4062550717
No.212
(4pt)

楽しめます 学べます 心に刻まれます

私はあまりファンタジー系の小説はあまり読まないのですが、友達に進められて読んだらもうこの十二国記の世界に引き込まれてしまいました。講談社からも出版されているのですが、この本のほうが山田章博さんの絵も楽しめていいと思います。
 さてこの物語は、どこでもありがちな異世界における大事件に巻き込まれた主人公(中嶋陽子)の旅のお話。しかも現在と共通する点が多いのですぐにその世界に浸ることができます。そしてその異世界もなんだか異世界という感じがしません。まるで自分も物語の世界にいるのではないかという錯覚がします。ちなみに十二国記というだけあってシリーズ化いるのでどこから読めばいいかわからないのならこの本から読むといいと思います。NHKアニメ版もこの章から始まっています。余分ですがアニメ版とは登場人物が少ない分、若干展開が異なります。個人的にはこのシリーズを読んでからアニメをみると、よりいっそう楽しめると思います。
 私はこの本で(十二国記シリーズを通して)いろんなことを学びました。そしていい言葉も発見しました。
 何回読み返しても楽しめます(この本だけでなく全シリーズです)。貴方の心の中に十二国記の世界を広げてみてはいかがですか。きっと心の海に魅力的な国が浮かびますよ。
月の影 影の海(上) 十二国記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 月の影 影の海(上) 十二国記 (新潮文庫)より
4101240523
No.211
(4pt)

楽しめます 学べます 心に刻まれます

私はあまりファンタジー系の小説はあまり読まないのですが、友達に進められて読んだらもうこの十二国記の世界に引き込まれてしまいました。講談社からも出版されているのですが、この本のほうが山田章博さんの絵も楽しめていいと思います。
 さてこの物語は、どこでもありがちな異世界における大事件に巻き込まれた主人公(中嶋陽子)の旅のお話。しかも現在と共通する点が多いのですぐにその世界に浸ることができます。そしてその異世界もなんだか異世界という感じがしません。まるで自分も物語の世界にいるのではないかという錯覚がします。ちなみに十二国記というだけあってシリーズ化いるのでどこから読めばいいかわからないのならこの本から読むといいと思います。NHKアニメ版もこの章から始まっています。余分ですがアニメ版とは登場人物が少ない分、若干展開が異なります。個人的にはこのシリーズを読んでからアニメをみると、よりいっそう楽しめると思います。
 私はこの本で(十二国記シリーズを通して)いろんなことを学びました。そしていい言葉も発見しました。
 何回読み返しても楽しめます(この本だけでなく全シリーズです)。貴方の心の中に十二国記の世界を広げてみてはいかがですか。きっと心の海に魅力的な国が浮かびますよ。
月の影 影の海(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 月の影 影の海(上) (講談社文庫)より
4062647737
No.210
(5pt)

ファンタジーの傑作!

家人が借りてきたビデオを一緒に見て、すっかり惹きつけられてしまい、
原作も一挙に読んでしまった。(これは下巻も含めてのレビューです)。

事なかれ主義の優等生の女子高生が、こんなにも変わりうるものかという
不自然さを許容すると(逆に、だから彼女にはその資質があったと言える
のかもしれないが)、そこから最近トンと聞かない昔懐かしい“文学青
年”にはおなじみの、魂の成長を描く“教養小説(ビルディングス・ロマ
ン)”がファンタジーの形を取って展開される。

かつてよく読まれた(今もそうかも知れないが)若くして夭折した中島敦
を思わせるやや硬質だがきわめて描写力豊かな文体が魅力的である。非常
に倫理性の高い点でも中島敦を思い出す。(ご存じない人は「山月記」と
いう短編の名作があるので、興味ある人はご一読を。)怪我をしたと思わ
れる楽俊のもとに戻ろうとする際の蒼猿との対話(自問自答というべきで
あろうが)は感動的である。

ということで、ジュブナイル小説の粋を超えたファンタジー小説の傑作だ
と思います。どこかで「エロバイオレンス小説の好きな父親も興味を持っ
て読んだ」と女子学生の人が書いていましたが、中年のおっさんである私
にとっても、とても面白いと思いました。

ちなみに、ここで書くことではないかも知れませんが、アニメもTVアニメ
の最高傑作の一つではないでしょうか。すぐれた原作のある映像化はいつ
も難しいのですが、原作の思想を良く反映し、しかも独自性のあるもので
あると思います。
月の影 影の海〈上〉 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート) Amazon書評・レビュー: 月の影 影の海〈上〉 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)より
4062550717
No.209
(5pt)

ファンタジーの傑作!

家人が借りてきたビデオを一緒に見て、すっかり惹きつけられてしまい、
原作も一挙に読んでしまった。(これは下巻も含めてのレビューです)。

事なかれ主義の優等生の女子高生が、こんなにも変わりうるものかという
不自然さを許容すると(逆に、だから彼女にはその資質があったと言える
のかもしれないが)、そこから最近トンと聞かない昔懐かしい“文学青
年”にはおなじみの、魂の成長を描く“教養小説(ビルディングス・ロマ
ン)”がファンタジーの形を取って展開される。

かつてよく読まれた(今もそうかも知れないが)若くして夭折した中島敦
を思わせるやや硬質だがきわめて描写力豊かな文体が魅力的である。非常
に倫理性の高い点でも中島敦を思い出す。(ご存じない人は「山月記」と
いう短編の名作があるので、興味ある人はご一読を。)怪我をしたと思わ
れる楽俊のもとに戻ろうとする際の蒼猿との対話(自問自答というべきで
あろうが)は感動的である。

ということで、ジュブナイル小説の粋を超えたファンタジー小説の傑作だ
と思います。どこかで「エロバイオレンス小説の好きな父親も興味を持っ
て読んだ」と女子学生の人が書いていましたが、中年のおっさんである私
にとっても、とても面白いと思いました。

ちなみに、ここで書くことではないかも知れませんが、アニメもTVアニメ
の最高傑作の一つではないでしょうか。すぐれた原作のある映像化はいつ
も難しいのですが、原作の思想を良く反映し、しかも独自性のあるもので
あると思います。
月の影 影の海(上) 十二国記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 月の影 影の海(上) 十二国記 (新潮文庫)より
4101240523
No.208
(5pt)

ファンタジーの傑作!

家人が借りてきたビデオを一緒に見て、すっかり惹きつけられてしまい、
原作も一挙に読んでしまった。(これは下巻も含めてのレビューです)。

事なかれ主義の優等生の女子高生が、こんなにも変わりうるものかという
不自然さを許容すると(逆に、だから彼女にはその資質があったと言える
のかもしれないが)、そこから最近トンと聞かない昔懐かしい“文学青
年”にはおなじみの、魂の成長を描く“教養小説(ビルディングス・ロマ
ン)”がファンタジーの形を取って展開される。

かつてよく読まれた(今もそうかも知れないが)若くして夭折した中島敦
を思わせるやや硬質だがきわめて描写力豊かな文体が魅力的である。非常
に倫理性の高い点でも中島敦を思い出す。(ご存じない人は「山月記」と
いう短編の名作があるので、興味ある人はご一読を。)怪我をしたと思わ
れる楽俊のもとに戻ろうとする際の蒼猿との対話(自問自答というべきで
あろうが)は感動的である。

ということで、ジュブナイル小説の粋を超えたファンタジー小説の傑作だ
と思います。どこかで「エロバイオレンス小説の好きな父親も興味を持っ
て読んだ」と女子学生の人が書いていましたが、中年のおっさんである私
にとっても、とても面白いと思いました。

ちなみに、ここで書くことではないかも知れませんが、アニメもTVアニメ
の最高傑作の一つではないでしょうか。すぐれた原作のある映像化はいつ
も難しいのですが、原作の思想を良く反映し、しかも独自性のあるもので
あると思います。
月の影 影の海(上) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 月の影 影の海(上) (講談社文庫)より
4062647737
No.207
(5pt)

濃密な世界観

落ちに落ちてどうしようもなくなってようやくこの下巻で救われます。

ようやく読者もほっと一安心です。

裏切られに裏切られて他者を信じられなくなった主人公が楽俊に会って、他者に裏切られてもいいんだ、と悟りの境地に達する、というストーリーも極上です。

が。

この作品の優れているところは息を呑むほど緻密な世界観の構築にあります。

天帝という、まあ神様が”実在"して世の中のルールを決めているのです。そしてそのことを十二国の世界の住人は誰でも知っており、当たり前のように考えている。

実際に”神様”が”いる”、そして”神様”の役割は決まっているので、そういう事実が住人の考え方にダイレクトに影響してくる。

十二国の住人は試験に受かるように神に祈ったりしない。神様は試験の際に自分を助けてなんてはくれないことを知っているからです。

十二国記を読むことはほとんど、異文化に接すること、です。もうカルチャーショック受けまくりです。
月の影 影の海(下) (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 月の影 影の海(下) (講談社文庫)より
4062647745
No.206
(5pt)

濃密な世界観

落ちに落ちてどうしようもなくなってようやくこの下巻で救われます。

ようやく読者もほっと一安心です。

裏切られに裏切られて他者を信じられなくなった主人公が楽俊に会って、他者に裏切られてもいいんだ、と悟りの境地に達する、というストーリーも極上です。

が。

この作品の優れているところは息を呑むほど緻密な世界観の構築にあります。

天帝という、まあ神様が”実在"して世の中のルールを決めているのです。そしてそのことを十二国の世界の住人は誰でも知っており、当たり前のように考えている。

実際に”神様”が”いる”、そして”神様”の役割は決まっているので、そういう事実が住人の考え方にダイレクトに影響してくる。

十二国の住人は試験に受かるように神に祈ったりしない。神様は試験の際に自分を助けてなんてはくれないことを知っているからです。

十二国記を読むことはほとんど、異文化に接すること、です。もうカルチャーショック受けまくりです。
月の影 影の海〈下〉 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート) Amazon書評・レビュー: 月の影 影の海〈下〉 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)より
4062550725
No.205
(5pt)

濃密な世界観

落ちに落ちてどうしようもなくなってようやくこの下巻で救われます。

ようやく読者もほっと一安心です。

裏切られに裏切られて他者を信じられなくなった主人公が楽俊に会って、他者に裏切られてもいいんだ、と悟りの境地に達する、というストーリーも極上です。

が。

この作品の優れているところは息を呑むほど緻密な世界観の構築にあります。

天帝という、まあ神様が”実在"して世の中のルールを決めているのです。そしてそのことを十二国の世界の住人は誰でも知っており、当たり前のように考えている。

実際に”神様”が”いる”、そして”神様”の役割は決まっているので、そういう事実が住人の考え方にダイレクトに影響してくる。

十二国の住人は試験に受かるように神に祈ったりしない。神様は試験の際に自分を助けてなんてはくれないことを知っているからです。

十二国記を読むことはほとんど、異文化に接すること、です。もうカルチャーショック受けまくりです。
月の影 影の海(下) 十二国記 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 月の影 影の海(下) 十二国記 (新潮文庫)より
4101240531