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指名手配 特別捜査官七倉愛子



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【この小説が収録されている参考書籍】
指名手配 特別捜査官七倉愛子 (ハルキ文庫)

指名手配 特別捜査官七倉愛子の評価: 3.20/5点 レビュー 5件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.20pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

藤森という名の男

主人公七倉愛子は外国帰りのバツイチ主婦(三十代)。そんな彼女が語学力を生かし中途採用で警視庁に採用され、配属されたのが捜査共助課の見当たり捜査班。見当たり捜査班とは、数百人の指名手配犯の顔写真と情報を頭に叩き込み、ひたすら街中を歩き犯人探しをする部署。

なんだか設定にリアリティがないしてっきり架空の部署だと思ったら、本当にあるんですね。知らなかった。刑事には見えない風体で街に溶け込み目を光らせているそうです。しかもこんな雲をつかむような方法で、検挙率けっこう高いんだって。ググればいくつか記事が出ています。

というわけで最高におもしろくなりそうな題材なんだけど、おーい、こんな中途半端な小説に仕立てるなよー。もったいないっす。

新津作品はじめて読んだけど、こなれない素人っぽい印象。ハードボイルド風だったり、人情ものっぽかったり、社会派めいた感じもあるし、恋愛要素も入ってくるし、ちぐはぐ。しかもリアルさを出すためか、無関係の複数の事件が並行して起こるんだけど、焦点が絞れず読みにくいだけ。

決してつまらなくはないんだけど、もったいねー。ぜったいリアル路線でいくべきだったと思うけどなー。皆さんはそう思わん?愛子じゃなく見当たり捜査班に焦点を当ててほしかった。愛子はじめ登場人物がみなTVドラマっぽく中学生くらいの方が楽しめるかも(じっさいTV化したらおもしろくなりそう)。

トリビア。長野県諏訪で起きた事件の容疑者の名前が藤森。これ、実際に諏訪地方に多い名字。
さすがプロ、きちんと調べてるんだなーと感心してウィキで見たら、なんのことはない、新津さんは県内大町出身だって。そりゃ知っててもおかしくないわな。がんばれ信州人。
指名手配 特別捜査官七倉愛子 (ハルキ文庫)Amazon書評・レビュー:指名手配 特別捜査官七倉愛子 (ハルキ文庫)より
4758436924
No.1:
(3pt)

イマイチ入り込めなかったです。

新津きよみさんの作品は大好きで全作品読んでいますが
この作品に関して言えば正直つまらなかったです。
この手の小説と言えば、やはり宮部みゆきさん、乃南アサさんが素晴らしすぎて
どうしても比較してしまいました。
主人公の女性に共通する部分がないせいか、共感も出来ず、脳内映像も浮かばず
いつもの鋭い女性心理も少なく物足りなさが残りました。

新しい分野も楽しみですが、やはり新津さんには、新津さんにしか描けない
日常の中に潜むサスペンス、深い女性心理の小説を書いて頂きたいです。
日常の中にこそ、ドラマは数多くあると思うので、どんどんそこを掘り下げて行って頂きたいと思います。
指名手配 特別捜査官七倉愛子 (ハルキ文庫)Amazon書評・レビュー:指名手配 特別捜査官七倉愛子 (ハルキ文庫)より
4758436924

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