ボクの町

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ボクの町の評価:

3.95/5点 レビュー 22件。 B ランク

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平均点3.95pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全32件 21〜32 2/2ページ
No.12
(5pt)

楽しい小説です

ほとんどが主人公の日常やお巡りさんの仕事についてなんですけど、
癖になります。
いつも関心しますが乃南さんの書く人物はいいですねぇ。
なんてことない説明なのにその人物が浮かんで来るかんじで。
是非音道刑事のようなシリーズとして書いて欲しい。
続きを読みたいです。
個人的に乃南さんの作品で一番好きかもしれないです。
ボクの町 Amazon書評・レビュー: ボクの町より
4620105929
No.11
(5pt)

楽しい小説です

ほとんどが主人公の日常やお巡りさんの仕事についてなんですけど、
癖になります。
いつも関心しますが乃南さんの書く人物はいいですねぇ。
なんてことない説明なのにその人物が浮かんで来るかんじで。
是非音道刑事のようなシリーズとして書いて欲しい。
続きを読みたいです。
個人的に乃南さんの作品で一番好きかもしれないです。
ボクの町 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ボクの町 (新潮文庫)より
4101425221
No.10
(4pt)

ボクの町

先日、続編の「駈け込交番」が出版されたので、もう一度読み直した。

私が本書を読んで一番気になったのは、この題名であった。

耳にはピアス、警察手帳にはプリクラ…、という警察官しては型破りな高木聖大。外見同様、彼はなりたくて警察官になったわけではない。

その彼が自分の配属された町を「ボクの町」と言えるようになるまでの成長の様子がユーモラスに書かれている。

この「ボクの町」という題名には、「この町が好き」とか「警察官になりたい」なんて、(本当は言いたいけど)素直に口にできない聖大の気持ちが込められているんじゃないかと思うのである。

そして、この題名にはもう一つ意味があるように思う。

本書の題名はマクベインの「わが街」のパロディなのではないだろうか?主人公・聖大もいわゆる現代風の「軽い」青年であり、警察官を天職と考え、事件に取り組んでいく「わが街」の彼らとは違っている(もちろん、聖大は変わっていくのだが)。

あの警察小説の傑作の題名をあえて軽やかに使い、聖大という青年を主人公にしたところに「現代」を感じるのである。

作品自体もまた、軽やかで、読み終えた後のすがすがしさ、爽やかさを感じる、佳作であると思う。
ボクの町 Amazon書評・レビュー: ボクの町より
4620105929
No.9
(4pt)

ボクの町

先日、続編の「駈け込交番」が出版されたので、もう一度読み直した。

私が本書を読んで一番気になったのは、この題名であった。

耳にはピアス、警察手帳にはプリクラ…、という警察官しては型破りな高木聖大。外見同様、彼はなりたくて警察官になったわけではない。

その彼が自分の配属された町を「ボクの町」と言えるようになるまでの成長の様子がユーモラスに書かれている。

この「ボクの町」という題名には、「この町が好き」とか「警察官になりたい」なんて、(本当は言いたいけど)素直に口にできない聖大の気持ちが込められているんじゃないかと思うのである。

そして、この題名にはもう一つ意味があるように思う。

本書の題名はマクベインの「わが街」のパロディなのではないだろうか?主人公・聖大もいわゆる現代風の「軽い」青年であり、警察官を天職と考え、事件に取り組んでいく「わが街」の彼らとは違っている(もちろん、聖大は変わっていくのだが)。

あの警察小説の傑作の題名をあえて軽やかに使い、聖大という青年を主人公にしたところに「現代」を感じるのである。

作品自体もまた、軽やかで、読み終えた後のすがすがしさ、爽やかさを感じる、佳作であると思う。
ボクの町 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ボクの町 (新潮文庫)より
4101425221
No.8
(5pt)

いい成長小説

この人の作品は昨年『涙』を読んだ記憶がありますが、大して面白くなかったと思います。本作は梗概を効いた時から面白そうだと。で、面白かったです。交番勤務を細かく描いた作品を読んだ事が無かったので新鮮でした。主人公は「ドラマに出てきそうな人物造型(感情の振幅が極端な感じ)」をしていて、前読んだ作品同様、大丈夫かなと思わせるものでした。
「熱血な指導警官」「やる気に燃える同期の青年」「昼行灯な先輩警官」「やる気があまり見られないけど、無神経で図太いと周囲から評価される主人公」というどっかで見たような図式で、しかも物語りがある程度先まで見通せます(それは決して悪いわけではないけど)。これが面白いんだからちょっと分らない。
どちらかといえば軽い物語ですけれど、主人公が悩み成長していく姿に何故かほだされてしまいました(この成長はもっと若いときに済まして置けという部分も少なくないんですが、物語の中ではまぁ機能していました)。
これは多分、主人公を含め他の人物もなにかしら弱点があり、相互でそれを埋めあったり補っていきながら悩み成長していくという部分が上手く描けていたからかもしれません。ラスト近くには山本周五郎を思わせるような部分があって、ここが凄かったです。なんだかんだいってとっても楽しめました。結局作者の思う壺かい。続編希望。ただ、続編だと主人公のボンクラなキャラクター造型を薄めざるを得ないから、別の部分で面白くしないといけないと思われるけど。
あとドラマ化希望。主人公は塚本直史かな。
ボクの町 Amazon書評・レビュー: ボクの町より
4620105929
No.7
(5pt)

いい成長小説

この人の作品は昨年『涙』を読んだ記憶がありますが、大して面白くなかったと思います。本作は梗概を効いた時から面白そうだと。で、面白かったです。交番勤務を細かく描いた作品を読んだ事が無かったので新鮮でした。主人公は「ドラマに出てきそうな人物造型(感情の振幅が極端な感じ)」をしていて、前読んだ作品同様、大丈夫かなと思わせるものでした。
「熱血な指導警官」「やる気に燃える同期の青年」「昼行灯な先輩警官」「やる気があまり見られないけど、無神経で図太いと周囲から評価される主人公」というどっかで見たような図式で、しかも物語りがある程度先まで見通せます(それは決して悪いわけではないけど)。これが面白いんだからちょっと分らない。
どちらかといえば軽い物語ですけれど、主人公が悩み成長していく姿に何故かほだされてしまいました(この成長はもっと若いときに済まして置けという部分も少なくないんですが、物語の中ではまぁ機能していました)。
これは多分、主人公を含め他の人物もなにかしら弱点があり、相互でそれを埋めあったり補っていきながら悩み成長していくという部分が上手く描けていたからかもしれません。ラスト近くには山本周五郎を思わせるような部分があって、ここが凄かったです。なんだかんだいってとっても楽しめました。結局作者の思う壺かい。続編希望。ただ、続編だと主人公のボンクラなキャラクター造型を薄めざるを得ないから、別の部分で面白くしないといけないと思われるけど。
あとドラマ化希望。主人公は塚本直史かな。
ボクの町 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ボクの町 (新潮文庫)より
4101425221
No.6
(5pt)

目からウロコ

よくネット上で「警察官の彼氏と上手く付き合っていけない」という悩みを目にしますが、そんな悩みを持つ女性は読んでみる価値アリだと思います。
きっと、読み終わったその日から、広い心で彼を見守ってあげることができるでしょう。高木や三浦と同年代であれば、この本を読んで警察官に惹かれてしまう女性も少なくないのでは…?
ボクの町 Amazon書評・レビュー: ボクの町より
4620105929
No.5
(5pt)

目からウロコ

よくネット上で「警察官の彼氏と上手く付き合っていけない」という悩みを目にしますが、そんな悩みを持つ女性は読んでみる価値アリだと思います。
きっと、読み終わったその日から、広い心で彼を見守ってあげることができるでしょう。高木や三浦と同年代であれば、この本を読んで警察官に惹かれてしまう女性も少なくないのでは…?
ボクの町 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ボクの町 (新潮文庫)より
4101425221
No.4
(4pt)

ユニーク

乃南アサは短編ではいやな匂いのするものが多い。長編では人間ドラマを絡ませてきたりする事が多い。本書は長編だが、ミステリーではなくコメディである。先入観は微妙だったが、読めば面白い。なかなかユニークな作であるから乃南にしては珍しい。 高木聖大は警察官の地域実習で駅前の交番に数ヶ月勤務することに。初日は警察手帳に別れた彼女のプリクラを貼っていたのがばれるというドジな彼。その高木の警官としての孤軍奮闘記とでも言えばいいのか。それをずっと独白で綴っていく。 警察という縦社会に最初は彼はなじめない。この時代の青年というのをイメージして作家は彼の人間像を創り上げたのだと思うが、同期の三浦という男と対比して書いているのが面白いところでもある。三浦がいることで高木は徐々にやる気をだしていく。やる気は最初からあったのかもしれないが。 警官という仕事をしていてもしなくても色んな人がいるんだなあ、と。愚痴をしにくる老婆。用もないのに110番する青年や、7歳の息子の家出のきっかけを作った若い女。高木を通して様々な人が出てくることに笑ったりしてしまう。ある種様々な事情を抱えながら人は今を生きていると言うことを実感するし、死ぬということも実感する。何もが初めての高木に、自分もなるようなものだ。 終盤は三浦が放火犯を追いかけて途中事故に遭う。交通課の小桜まひるという1つ年上の巡査と捜査に当たるわけだが。三浦の意志を受け継いだ彼の力はすごい。それなりに、彼は頑張ったいるのだなと。 従来の乃南アサを本作で期待してはならない。こういうのも書けるのだと面白いけれど。息抜きとして読んでみるのも面白いだろうと思う。
ボクの町 Amazon書評・レビュー: ボクの町より
4620105929
No.3
(4pt)

ユニーク

乃南アサは短編ではいやな匂いのするものが多い。長編では人間ドラマを絡ませてきたりする事が多い。本書は長編だが、ミステリーではなくコメディである。先入観は微妙だったが、読めば面白い。なかなかユニークな作であるから乃南にしては珍しい。 高木聖大は警察官の地域実習で駅前の交番に数ヶ月勤務することに。初日は警察手帳に別れた彼女のプリクラを貼っていたのがばれるというドジな彼。その高木の警官としての孤軍奮闘記とでも言えばいいのか。それをずっと独白で綴っていく。 警察という縦社会に最初は彼はなじめない。この時代の青年というのをイメージして作家は彼の人間像を創り上げたのだと思うが、同期の三浦という男と対比して書いているのが面白いところでもある。三浦がいることで高木は徐々にやる気をだしていく。やる気は最初からあったのかもしれないが。 警官という仕事をしていてもしなくても色んな人がいるんだなあ、と。愚痴をしにくる老婆。用もないのに110番する青年や、7歳の息子の家出のきっかけを作った若い女。高木を通して様々な人が出てくることに笑ったりしてしまう。ある種様々な事情を抱えながら人は今を生きていると言うことを実感するし、死ぬということも実感する。何もが初めての高木に、自分もなるようなものだ。 終盤は三浦が放火犯を追いかけて途中事故に遭う。交通課の小桜まひるという1つ年上の巡査と捜査に当たるわけだが。三浦の意志を受け継いだ彼の力はすごい。それなりに、彼は頑張ったいるのだなと。 従来の乃南アサを本作で期待してはならない。こういうのも書けるのだと面白いけれど。息抜きとして読んでみるのも面白いだろうと思う。
ボクの町 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ボクの町 (新潮文庫)より
4101425221
No.2
(4pt)

すてきな新米のおまわりさん!

休日にはピアスを耳にはめ、昔はナンパでならした男の子が、いまはどうしたことか駅前交番の見習巡査(笑)。お年寄りに道を教えたり、放置自転車を片付けたり、「こんなこと俺のガラじゃねえ、やってられねえ」と思い、時々態度にも出、そしてしばしば上司に怒鳴られる(笑)。 そんな彼がいくつかのささやかな事件を通して、この小さな町の人々の生き方、平和と矛盾に満ちた町を愛し始めていることに気がつきはじめるのだった・・・・
 主人公の「男の子」の独白と悩みを面白おかしく書きながら、いつしか読み手を青春への共感に導いてくれるすてきな本です。
ボクの町 Amazon書評・レビュー: ボクの町より
4620105929
No.1
(4pt)

すてきな新米のおまわりさん!

休日にはピアスを耳にはめ、昔はナンパでならした男の子が、いまはどうしたことか駅前交番の見習巡査(笑)。お年寄りに道を教えたり、放置自転車を片付けたり、「こんなこと俺のガラじゃねえ、やってられねえ」と思い、時々態度にも出、そしてしばしば上司に怒鳴られる(笑)。 そんな彼がいくつかのささやかな事件を通して、この小さな町の人々の生き方、平和と矛盾に満ちた町を愛し始めていることに気がつきはじめるのだった・・・・
 主人公の「男の子」の独白と悩みを面白おかしく書きながら、いつしか読み手を青春への共感に導いてくれるすてきな本です。
ボクの町 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ボクの町 (新潮文庫)より
4101425221