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影法師
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影法師の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.39pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全25件 21~25 2/2ページ
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この本を読んで感動しました。 しかし、物足りなさを感じまたのも事実です。 低めの評価が少ないので、あえて厳しめに評価しました。 無二の親友勘一と彦四郎、共に将来藩を背負って立つような才能を持ちながら、ある日を境に勘一は名声を得、彦四郎は落ちぶれていった。 僅かでも嫉妬や憎しみの感情を抱くのが普通だろうが、それどころか、彦四郎は親友の事を第一に、自分の人生を捨ててまで勘一に尽くしまった。 一言で言うと話が綺麗すぎる。 作り話感が強い(そこまでの友情は存在しないと感じてしまう。) 彦四郎が不憫でならない。 勘一の視点でのみに話が進んでいくので、彦四郎からの視点で、どのように感じ、どのように考え、どのような決断をし、どのように行動したのかを描いてほしかった。 袋とじだけでは合点がいきません。 | ||||
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武士の間に上・中・下の階級社会が存在した小さな藩。ある下士が息子と娘をかばうために果敢に応戦し、命を落とす。 「まことの武士の子が泣くな!」 上士の無礼討ちによって父を失ったばかりの勘一にそう檄を飛ばしたのは中士の次男坊・彦四郎。二人は数年後に偶然再会し、竹馬の友となる。幼い少年剣士であったふたりは百姓一揆を目の当たりにし、ある誓いを立てる。 数十年の時を経て勘一は「藩にかかすことのできない男」になった。そんな彼のもとに忘れることのできなかった生涯の友の訃報が飛び込んでくる。 「磯貝彦四郎殿はなくなっておられました――・・・」 青年時代、周りのだれよりも学問・剣術ともに秀でた才能を持ち、将来を嘱望されていた男。 誰もが理解できないような行いをした挙句蓄電した卑怯傷を持つ男。 そして、なぜか故郷に舞い戻り、誰にも知られず名も知れない飯炊き女にみとられ死んだ男。 そんな男の親友である勘一。この物語は彼の回想で進んでいく。百田さんの作品は伏線の張り巡らし方が巧妙だ。単行本にはもう一つの最後が収められているが、彦四郎の「ある人」への秘めた思いがあふれている。永遠のゼロを読んで、百田さんの作品をもっと読みたいと思い本作を手に取った。涙は流れなかったが、心が締め付けられた。ああ、この彦四郎という人物は本当に凛とした生き方をした人で、本物の武士。そして、誰よりも自分自身の立ち位置にがんじがらめにされた人だったのだなと思った。正直言うと、この袋とじの最後は読んでよかった。けれど、読みたくなかったような気もする。彼の苦悩は最後の最後まで秘め事にされるべきだったような気もするから。なので星の数は三つ。 なぜ彼が蓄電、そして孤独に死んでいったのか?ぜひ、手にとって確かめてほしい。 | ||||
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氏の“永遠の0”を以前詠んでその構成に感銘をうけたが、おなじ氏が時代劇もお書きになることを知って購入した。勘一は 父千兵衛と妹の千江と三人、鯉を釣った帰り道上士が中間を連れて歩いてくるのに出会った。下士である千兵衛は上士とすれ違えば 土下座しなければならない。その日、貧しい中で母親が自分の古着で作ってくれた晴れ着を着ていた千江はぬかるんだ道に座るのをためらった。それに怒った上士は刀を抜いた。千兵衛も刀を振るい上士の腕を切ったが中間に腹を槍で突かれた。勘一と千江は磯貝喜衛門の屋敷に保護された。それが勘一と磯貝彦四郎の出会いだった。 | ||||
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百田百樹さんの「永遠の0」と、「海賊とよばれた男」を読んだ後に、これを読みました。前2作は読んで行くいうちにどんどん作品に引き込まれていったのですが、これは、最初の導入部分から、あれこれは藤沢周平さんの「風の果て」か、と思いました。読み進むうちに、貧乏な武士が、藩の家老にまでたどり着くストーリー、そのきっかけが、大坊潟の干拓にあること、これは「風の果て」の桑山又左衛門の大蔵が原開拓のストーリーと同じ設定かなという思いがしました。違いは最後のハイライトが、親友との決闘で終わるか、親友の助けを最後で知るかな、とういことで、少しがっかりしました。 | ||||
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武士の時代、厳格な身分制度、少年期からの友情、面白かったです。 長く離れていた故郷へ戻った男へ過去からの贈り物。 けど、最後の袋とじは読みたくなかった。 袋とじの内容は想像できたけど、実際言葉にされると今まで信じていた友情が壊れてしまう。 結局男同士の友情より、男女の情なのか?って一気にさめてしまった気分です。 そう思ったのは私だけかもしれませんが。 「永遠のゼロ」や「風の中のマリア」と同じような香りがして、新しさにはちょっと、、、。 すみません。 百田さんの作品は一番最初に読んだ「永遠のゼロ」が一番です。 | ||||
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