(短編集)

貸しボート十三号

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

貸しボート十三号の評価:

4.37/5点 レビュー 19件。 D ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.37pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全50件 21〜40 2/3ページ
No.30
(5pt)

読みごたえのある傑作集

『湖泥』は、『人面瘡』を表題作とした作品集にも収録されており、本書と重複している。岡山の農村を舞台に、二つの大家の対立を軸として、義眼、水車小屋、屍姦など、横溝作品らしいガジェットをちりばめて、愛憎からみあう事件の謎を、鮮やかに解きほぐしてゆく秀作である。また、プロローグとエピローグで、都会の犯罪と田舎の犯罪について磯川警部が自説をかたる部分や、閉鎖的で排外的な古い村社会の負の側面が生み出したような犯人像に、謎解きエンタメ作家としてだけでない、横溝の作家的資質があらわれているようで興味深い作品でもある。『本陣殺人事件』『獄門島』『八つ墓村』『悪魔の手毬唄』と、名作ぞろいの岡山ものだが、中短編では、本作が一,二の傑作ではないかと、筆者は思っている。

『貸しボート十三号』…『真珠郎』や『夜歩く』『犬神家の一族』など、首をチョン斬ってしまうのが大好きな横溝先生。そうしたものの新たなバリエーションを模索している過程で出来上がったのではないかと想像させる本作は、発端から強烈にショッキングな作品である。川に浮かぶボートに横たわる男女の死体は、両方とも首が途中まで斬られ、今にもちぎれそうな状態で、水面の揺曳とともにグラグラとおぞましい動きを見せている。切断されてしまった生首や首なし死体より、はるかに凄惨な光景をイメージさせずにはいられない。さらにインパクトが強いのは、ビジュアル的な異様なだけではない。40代ぐらいの女の死体は洋服にコートまで着ているのに、20代の男の死体はパンツだけの裸の状態。女の方は首を七分どおり斬られ、男の方は三分ぐらいまでである。男女とも首に絞められた痕と、心臓を刺された傷痕があるが、女は絞殺で男は刺殺という、真逆の検死結果がでる。共通点と相違点が不合理に混在する男女の凄惨な他殺体の状態に、何の意味があり秘密が隠されているのか。この奇っ怪で不可解極まりない謎の提示が、これまたミステリとして鮮烈に魅力的である。

筆者のような頭の悪い人間には???だらけの、こんな謎の大風呂敷を、一体どう合理的に折りたたんでくれるのか。期待した解決編は、期待を裏切らない手並みの鮮やかさを見せてくれる。極めて特殊な人間関係や特殊な動機からでなく、ありがちな男女関係とありがちな動機を端緒に、からんだ謎の糸が明快に解きほぐされ、意外な犯人と意外な真相を導きだす作者の筆先は、これぞ本格推理の醍醐味と、うならされずにはいられない見事さだ。大学のボート部を舞台とし、横溝作品には珍しい青春小説的な雰囲気が、酸鼻を極めた事件の様相に一服の清涼剤となってはいるが、本作が《隠れた名作》と言われることが少なくないという、その《隠れた》原因は、この横溝らしくない舞台設定にあったのではないか? 岡山の旧家を舞台に、深讐綿々たる血縁や因習の物語を絡めた内容にしていれば、もっと知名度の高い代表作になっていたのではないか? そんな余計なことまで考えてしまうほど、感じ入らされた傑作である。

『堕ちたる天女』は、石膏づめにされた女性の死体が次々に発見されるという、江戸川乱歩の『蜘蛛男』などの通俗スリラーを思わせる連続殺人から始まる。そして捜査が進むにつれ、そこから浮かびあがってくるのは、男と女、女と女、男と男…と、さまざまな性愛のかたちが複雑に入り乱れた愛欲の構図。しかし、猟奇・淫靡にドロドロと混濁した事件の裏に隠された、冷徹・巧緻にたくまれた犯罪計画をあばくのは、おなじみ金田一耕助の見事な名推理である。LGBTが重要な社会問題として考えられる現代では、いささか首をかしげる叙述があるのは、書かれた時代からして仕方がないだろうが、さまざまな性愛のかたちまで、作中の捜査陣や読者にまで仕掛けられた、ミステリとしての罠になっている徹底ぶりには、感嘆せずにいられない。そのうえ、金田一の相棒は前半等々力警部だけなのだが、後半にいたって、岡山で起こった過去の事件と関連があることが判明し、磯川警部まで登場するという、ファンにとっては嬉しすぎる趣向まで盛られた展開にもなっている。

三作とも巨匠の面目躍如たる秀作であるうえに、『湖泥』では磯川警部、『貸しボート十三号』では等々力警部、そして『堕ちたる天女』では磯川・等々力両警部の共演と、ラインナップでもファンサービスに満ちた、読みごたえ充分な作品集になっている。
貸しボート十三号 (1962年) Amazon書評・レビュー: 貸しボート十三号 (1962年)より
B000JAK87Q
No.29
(5pt)

金田一耕助はまさに天才!

横溝正史先生の独特の忌まわしいストーリーは、推理小説と呼ぶには不足を感じます。また、金田一耕助や警部たちの温かい人柄にも胸を打たれました。
貸しボート十三号 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 貸しボート十三号 (角川文庫)より
4041123534
No.28
(5pt)

金田一耕助はまさに天才!

横溝正史先生の独特の忌まわしいストーリーは、推理小説と呼ぶには不足を感じます。また、金田一耕助や警部たちの温かい人柄にも胸を打たれました。
貸しボート十三号 (角川文庫 緑 304-30) Amazon書評・レビュー: 貸しボート十三号 (角川文庫 緑 304-30)より
404130430X
No.27
(5pt)

金田一耕助はまさに天才!

横溝正史先生の独特の忌まわしいストーリーは、推理小説と呼ぶには不足を感じます。また、金田一耕助や警部たちの温かい人柄にも胸を打たれました。
貸しボート十三号 (1962年) Amazon書評・レビュー: 貸しボート十三号 (1962年)より
B000JAK87Q
No.26
(5pt)

good

good
貸しボート十三号 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 貸しボート十三号 (角川文庫)より
4041123534
No.25
(5pt)

good

good
貸しボート十三号 (1962年) Amazon書評・レビュー: 貸しボート十三号 (1962年)より
B000JAK87Q
No.24
(5pt)

good

good
貸しボート十三号 (角川文庫 緑 304-30) Amazon書評・レビュー: 貸しボート十三号 (角川文庫 緑 304-30)より
404130430X
No.23
(4pt)

横溝ファンには必読。(ネタバレありません)

「湖泥」「貸しボート十三号」「堕ちたる天女」所収。

表題作の「貸しボート十三号」は凄惨で奇怪な書き出しで始まるが、
終結部は、人間味豊かな解決で幕を閉じる。
これは、なかなかの佳作ではないだろうか?
横溝ファンにとっては必読だろう。

何故、この作品が改版の際に選に漏れたのか、理解に苦しむ。
『悪魔の百唇譜』よりも、この「貸しボート十三号」の方が良い出来だと思うのですが、、、、
貸しボート十三号 (角川文庫 緑 304-30) Amazon書評・レビュー: 貸しボート十三号 (角川文庫 緑 304-30)より
404130430X
No.22
(5pt)

最高傑作(!?)な一冊

「貸しボート十三号」は金田一の都会物であり、学園物に属する最高傑作だと思います。
なぜ?を追求できる妙竹林で凄惨な殺人事件。想像するだに恐ろしい猟奇的死体発見状況。
金田一シリーズの見所の一つは死体をオブジェとしてセンセーショナルに飾ってしまうところにあると思います。その極北といっていいと思います。しかし、陰惨な事件の割りには読後が爽やかというのは学園物の面が強いからでしょう。「死仮面」に通じます。

「湖泥」は岡山物のエッセンスが凝縮された一遍。金田一はやっぱり岡山物が一番しっくり来る気がします。本作は珍しく金田一が犯人と対決して論破する(?)場面があります。本格推理小説の部分と猟奇的殺人の部分をしっかりと押さえており、短編ながらも長編と拮抗する面白さを備えています。

「堕ちたる天女」は金田一の二大パートナーがついにご対面を果たす中篇です。
貸しボート十三号 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 貸しボート十三号 (角川文庫)より
4041123534
No.21
(5pt)

最高傑作(!?)な一冊

「貸しボート十三号」は金田一の都会物であり、学園物に属する最高傑作だと思います。
なぜ?を追求できる妙竹林で凄惨な殺人事件。想像するだに恐ろしい猟奇的死体発見状況。
金田一シリーズの見所の一つは死体をオブジェとしてセンセーショナルに飾ってしまうところにあると思います。その極北といっていいと思います。しかし、陰惨な事件の割りには読後が爽やかというのは学園物の面が強いからでしょう。「死仮面」に通じます。

「湖泥」は岡山物のエッセンスが凝縮された一遍。金田一はやっぱり岡山物が一番しっくり来る気がします。本作は珍しく金田一が犯人と対決して論破する(?)場面があります。本格推理小説の部分と猟奇的殺人の部分をしっかりと押さえており、短編ながらも長編と拮抗する面白さを備えています。

「堕ちたる天女」は金田一の二大パートナーがついにご対面を果たす中篇です。
貸しボート十三号 (1962年) Amazon書評・レビュー: 貸しボート十三号 (1962年)より
B000JAK87Q
No.20
(5pt)

最高傑作(!?)な一冊

「貸しボート十三号」は金田一の都会物であり、学園物に属する最高傑作だと思います。
なぜ?を追求できる妙竹林で凄惨な殺人事件。想像するだに恐ろしい猟奇的死体発見状況。
金田一シリーズの見所の一つは死体をオブジェとしてセンセーショナルに飾ってしまうところにあると思います。その極北といっていいと思います。しかし、陰惨な事件の割りには読後が爽やかというのは学園物の面が強いからでしょう。「死仮面」に通じます。

「湖泥」は岡山物のエッセンスが凝縮された一遍。金田一はやっぱり岡山物が一番しっくり来る気がします。本作は珍しく金田一が犯人と対決して論破する(?)場面があります。本格推理小説の部分と猟奇的殺人の部分をしっかりと抑えており、短編ながらも長編と拮抗する面白さを備えています。

「堕ちたる天女」は金田一の二大パートナーがついにご対面を果たす中篇です。
貸しボート十三号 (角川文庫 緑 304-30) Amazon書評・レビュー: 貸しボート十三号 (角川文庫 緑 304-30)より
404130430X
No.19
(5pt)

最高傑作(!?)な一冊

「貸しボート十三号」は金田一の都会物であり、学園物に属する最高傑作だと思います。
なぜ?を追求できる妙竹林で凄惨な殺人事件。
想像するだに恐ろしい猟奇的死体発見状況。
金田一シリーズの見所の一つは死体をオブジェとしてセンセーショナルに飾ってしまうところにあると思います。その極北といっていいと思います。
乱歩のよく使う手は「堕ちたる天女」にもでてきますが、「貸しボート十三号」ではその禍々しいタイトルとともに印象に残る形でディスプレイされます。
真相解明のシーンが金田一の一方的な説明になる場合が多いので、願わくばラストに真犯人VS探偵の論理合戦を見せてほしかった。
しかし、陰惨な事件の割りには読後が爽やかというのは学園物の面が強いからでしょう。「死仮面」に通じます。

「湖泥」は岡山物のエッセンスが凝縮された一遍。金田一はやっぱり岡山物が一番しっくり来る気がします。本作は珍しく金田一が犯人と対決して論破する(?)場面があります。本格推理小説の部分と猟奇的殺人の部分をしっかりと抑えており、短編ながらも長編と拮抗する面白さを備えています。
貸しボート十三号 (角川文庫 緑 304-30) Amazon書評・レビュー: 貸しボート十三号 (角川文庫 緑 304-30)より
404130430X
No.18
(4pt)

久々に

小学生の時に、なぜかタイトルに惹かれ図書館で借りた本書です。途中で気味が悪くなり返却した記憶がありました。しばらく横溝正史は、苦手になりました。
大人になり、他の横溝正史の作品を読み、その流れで久々に読んでみようと。
内容の面白さに惹かれて一気に読みました。

湖泥は、長編にしても十分楽しめた。もっと、ゆったり読みたかった。
貸しボート十三号もなぜ遺体のクビを切らなきゃならなかったのか?と始めに読者に提示している。最後になるほど!と思う名作。
堕ちたる天女には、金田一物の名脇役2人が揃って登場。

今では、再編成して出版している本書が、Kindleで読むことができ、とても嬉しい。なにより安いしね。

やっぱり小学生の自分には無理な話だなぁ。
貸しボート十三号 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 貸しボート十三号 (角川文庫)より
4041123534
No.17
(4pt)

久々に

小学生の時に、なぜかタイトルに惹かれ図書館で借りた本書です。途中で気味が悪くなり返却した記憶がありました。しばらく横溝正史は、苦手になりました。
大人になり、他の横溝正史の作品を読み、その流れで久々に読んでみようと。
内容の面白さに惹かれて一気に読みました。

湖泥は、長編にしても十分楽しめた。もっと、ゆったり読みたかった。
貸しボート十三号もなぜ遺体のクビを切らなきゃならなかったのか?と始めに読者に提示している。最後になるほど!と思う名作。
堕ちたる天女には、金田一物の名脇役2人が揃って登場。

今では、再編成して出版している本書が、Kindleで読むことができ、とても嬉しい。なにより安いしね。

やっぱり小学生の自分には無理な話だなぁ。
貸しボート十三号 (1962年) Amazon書評・レビュー: 貸しボート十三号 (1962年)より
B000JAK87Q
No.16
(4pt)

久々に

小学生の時に、なぜかタイトルに惹かれ図書館で借りた本書です。途中で気味が悪くなり返却した記憶がありました。しばらく横溝正史は、苦手になりました。
大人になり、他の横溝正史の作品を読み、その流れで久々に読んでみようと。
内容の面白さに惹かれて一気に読みました。

湖泥は、長編にしても十分楽しめた。もっと、ゆったり読みたかった。
貸しボート十三号もなぜ遺体のクビを切らなきゃならなかったのか?と始めに読者に提示している。最後になるほど!と思う名作。
堕ちたる天女には、金田一物の名脇役2人が揃って登場。

今では、再編成して出版している本書が、Kindleで読むことができ、とても嬉しい。なにより安いしね。

やっぱり小学生の自分には無理な話だなぁ。
貸しボート十三号 (角川文庫 緑 304-30) Amazon書評・レビュー: 貸しボート十三号 (角川文庫 緑 304-30)より
404130430X
No.15
(5pt)

横溝の筆が冴えわたる本格推理三編

金田一耕助の本格推理中編を三編収録。『湖泥』は昭和28年に『オール読物』に発表。
横溝らしい作品で、金田一が偶然に訪問した田舎村での家の対立と、根深い因習を
背景にした殺人事件を描く。なんでも本作は雑誌企画で、八章の終わり辺りで読者に
挑戦しているとのこと。推理に自信のある読者には見事犯人を突き止めていただこう。
ひと通りの手がかりは揃っており、村を舞台にした複雑な人間関係を紐解き、凄惨な
連続殺人のストーリーを組み立ててみせる金田一の名推理が冴えわたる傑作である。

表題作『貸しボート十三号』は昭和32年『週刊朝日別冊』に発表したものをもとにして
いる。隅田川河口に浮かぶ貸しボートから男女の死体が発見される。それは、それ
ぞれの首がほぼ半分が斬り裂かれ、胸を一突きにされ、さらに絞殺されているという、
陰惨なものだった。しかも女の方は絞殺後に心臓を刺されているのに対し、男の方は
その逆という、不可解な殺害のされかたをしている。この死体に解決のヒントがあった。

『堕ちたる天女』は昭和29年に『面白倶楽部』に発表。コンクリート片にトラックが乗り
上げ、荷台から寝棺のような荷物が落ちてしまう。後からきたトラックがそれを引いて
しまうと、実はそれは石膏像で、しかもその下から出てきたものとは・・・。同性愛を描き、
エログロな味つけが施されている一作。金田一が明かす驚くべき真相に仰天である。
貸しボート十三号 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 貸しボート十三号 (角川文庫)より
4041123534
No.14
(5pt)

横溝の筆が冴えわたる本格推理三編

金田一耕助の本格推理中編を三編収録。『湖泥』は昭和28年に『オール読物』に発表。
横溝らしい作品で、金田一が偶然に訪問した田舎村での家の対立と、根深い因習を
背景にした殺人事件を描く。なんでも本作は雑誌企画で、八章の終わり辺りで読者に
挑戦しているとのこと。推理に自信のある読者には見事犯人を突き止めていただこう。
ひと通りの手がかりは揃っており、村を舞台にした複雑な人間関係を紐解き、凄惨な
連続殺人のストーリーを組み立ててみせる金田一の名推理が冴えわたる傑作である。

表題作『貸しボート十三号』は昭和32年『週刊朝日別冊』に発表したものをもとにして
いる。隅田川河口に浮かぶ貸しボートから男女の死体が発見される。それは、それ
ぞれの首がほぼ半分が斬り裂かれ、胸を一突きにされ、さらに絞殺されているという、
陰惨なものだった。しかも女の方は絞殺後に心臓を刺されているのに対し、男の方は
その逆という、不可解な殺害のされかたをしている。この死体に解決のヒントがあった。

『堕ちたる天女』は昭和29年に『面白倶楽部』に発表。コンクリート片にトラックが乗り
上げ、荷台から寝棺のような荷物が落ちてしまう。後からきたトラックがそれを引いて
しまうと、実はそれは石膏像で、しかもその下から出てきたものとは・・・。同性愛を描き、
エログロな味つけが施されている一作。金田一が明かす驚くべき真相に仰天である。
貸しボート十三号 (1962年) Amazon書評・レビュー: 貸しボート十三号 (1962年)より
B000JAK87Q
No.13
(5pt)

横溝の筆が冴えわたる本格推理三編

金田一耕助の本格推理中編を三編収録。『湖泥』は昭和28年に『オール読物』に発表。
横溝らしい作品で、金田一が偶然に訪問した田舎村での家の対立と、根深い因習を
背景にした殺人事件を描く。なんでも本作は雑誌企画で、八章の終わり辺りで読者に
挑戦しているとのこと。推理に自信のある読者には見事犯人を突き止めていただこう。
ひと通りの手がかりは揃っており、村を舞台にした複雑な人間関係を紐解き、凄惨な
連続殺人のストーリーを組み立ててみせる金田一の名推理が冴えわたる傑作である。

表題作『貸しボート十三号』は昭和32年『週刊朝日別冊』に発表したものをもとにして
いる。隅田川河口に浮かぶ貸しボートから男女の死体が発見される。それは、それ
ぞれの首がほぼ半分が斬り裂かれ、胸を一突きにされ、さらに絞殺されているという、
陰惨なものだった。しかも女の方は絞殺後に心臓を刺されているのに対し、男の方は
その逆という、不可解な殺害のされかたをしている。この死体に解決のヒントがあった。

『堕ちたる天女』は昭和29年に『面白倶楽部』に発表。コンクリート片にトラックが乗り
上げ、荷台から寝棺のような荷物が落ちてしまう。後からきたトラックがそれを引いて
しまうと、実はそれは石膏像で、しかもその下から出てきたものとは・・・。同性愛を描き、
エログロな味つけが施されている一作。金田一が明かす驚くべき真相に仰天である。
貸しボート十三号 (角川文庫 緑 304-30) Amazon書評・レビュー: 貸しボート十三号 (角川文庫 緑 304-30)より
404130430X
No.12
(5pt)

これは凄い・・・

横溝作品を読んだ事が無かったけど、引き込まれた。

有名どころの、八つ墓村や犬神家の一族も読んでみたくなった
貸しボート十三号 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 貸しボート十三号 (角川文庫)より
4041123534
No.11
(5pt)

これは凄い・・・

横溝作品を読んだ事が無かったけど、引き込まれた。

有名どころの、八つ墓村や犬神家の一族も読んでみたくなった
貸しボート十三号 (1962年) Amazon書評・レビュー: 貸しボート十三号 (1962年)より
B000JAK87Q