貸しボート十三号
評判
貸しボート十三号の評価:
4.37/5点 レビュー 19件。 D ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全50件 21〜40 2/3ページ
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
貸しボート十三号の評価:
4.37/5点 レビュー 19件。 D ランク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
|---|---|---|---|---|
| | ||||
| ||||
|
小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
『貸しボート十三号』…『真珠郎』や『夜歩く』『犬神家の一族』など、首をチョン斬ってしまうのが大好きな横溝先生。そうしたものの新たなバリエーションを模索している過程で出来上がったのではないかと想像させる本作は、発端から強烈にショッキングな作品である。川に浮かぶボートに横たわる男女の死体は、両方とも首が途中まで斬られ、今にもちぎれそうな状態で、水面の揺曳とともにグラグラとおぞましい動きを見せている。切断されてしまった生首や首なし死体より、はるかに凄惨な光景をイメージさせずにはいられない。さらにインパクトが強いのは、ビジュアル的な異様なだけではない。40代ぐらいの女の死体は洋服にコートまで着ているのに、20代の男の死体はパンツだけの裸の状態。女の方は首を七分どおり斬られ、男の方は三分ぐらいまでである。男女とも首に絞められた痕と、心臓を刺された傷痕があるが、女は絞殺で男は刺殺という、真逆の検死結果がでる。共通点と相違点が不合理に混在する男女の凄惨な他殺体の状態に、何の意味があり秘密が隠されているのか。この奇っ怪で不可解極まりない謎の提示が、これまたミステリとして鮮烈に魅力的である。
筆者のような頭の悪い人間には???だらけの、こんな謎の大風呂敷を、一体どう合理的に折りたたんでくれるのか。期待した解決編は、期待を裏切らない手並みの鮮やかさを見せてくれる。極めて特殊な人間関係や特殊な動機からでなく、ありがちな男女関係とありがちな動機を端緒に、からんだ謎の糸が明快に解きほぐされ、意外な犯人と意外な真相を導きだす作者の筆先は、これぞ本格推理の醍醐味と、うならされずにはいられない見事さだ。大学のボート部を舞台とし、横溝作品には珍しい青春小説的な雰囲気が、酸鼻を極めた事件の様相に一服の清涼剤となってはいるが、本作が《隠れた名作》と言われることが少なくないという、その《隠れた》原因は、この横溝らしくない舞台設定にあったのではないか? 岡山の旧家を舞台に、深讐綿々たる血縁や因習の物語を絡めた内容にしていれば、もっと知名度の高い代表作になっていたのではないか? そんな余計なことまで考えてしまうほど、感じ入らされた傑作である。
『堕ちたる天女』は、石膏づめにされた女性の死体が次々に発見されるという、江戸川乱歩の『蜘蛛男』などの通俗スリラーを思わせる連続殺人から始まる。そして捜査が進むにつれ、そこから浮かびあがってくるのは、男と女、女と女、男と男…と、さまざまな性愛のかたちが複雑に入り乱れた愛欲の構図。しかし、猟奇・淫靡にドロドロと混濁した事件の裏に隠された、冷徹・巧緻にたくまれた犯罪計画をあばくのは、おなじみ金田一耕助の見事な名推理である。LGBTが重要な社会問題として考えられる現代では、いささか首をかしげる叙述があるのは、書かれた時代からして仕方がないだろうが、さまざまな性愛のかたちまで、作中の捜査陣や読者にまで仕掛けられた、ミステリとしての罠になっている徹底ぶりには、感嘆せずにいられない。そのうえ、金田一の相棒は前半等々力警部だけなのだが、後半にいたって、岡山で起こった過去の事件と関連があることが判明し、磯川警部まで登場するという、ファンにとっては嬉しすぎる趣向まで盛られた展開にもなっている。
三作とも巨匠の面目躍如たる秀作であるうえに、『湖泥』では磯川警部、『貸しボート十三号』では等々力警部、そして『堕ちたる天女』では磯川・等々力両警部の共演と、ラインナップでもファンサービスに満ちた、読みごたえ充分な作品集になっている。