(短編集)

前巷説百物語

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評判

前巷説百物語の評価:

4.58/5点 レビュー 33件。 A ランク

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平均点4.58pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全99件 81〜99 5/5ページ
No.19
(5pt)

稻荷坂の祇右衛門との闘い

最近流行のビギニングものですが、この本は楽しいです。

又市の若かりし頃が扱われています。二十歳前後で、青臭いと言われながら、お甲の「ゑんま屋」の下働きとして、「小股潜り」の別称で口先三寸で活躍をします。

中でも、稻荷坂の祇右衛門との闘いになる「かみなり」「山地乳」「旧鼠」が、緊迫感があり、それでいて人情味もあって素晴らしいです。

それぞれに挿入されている南町同心志方兵吾の視点への変化が、効果的に使われています。

ちょっと理屈ぽくなる久瀬棠庵と又市のやり取りも面白いと思います。

「御行奉為」。表稼業から裏稼業の世界へ。
前巷説百物語 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 前巷説百物語 (角川文庫)より
4043620071
No.18
(4pt)

オトコマエ又一

双六売りの又一が「御行の又一」になるまでの成長譚(全6話)。

最初の2〜3話を読むうちは、

本シリーズファンなら分かるであろう独特の洒落た語り口と、

人の好い奉行所同心&十手の万三が

道化役としてオチに絡んでいくお得意の構図に満足はするものの、

事件も仕掛けも小さすぎて

内心“これはもしかして失敗したかな?”と。

でも、それは早計にすぎました。

まだまだ青臭い若造だった又一が、

例の“祗右衛門”の悲劇的なからくりに足を突っ込み、

様々な知恵者、業師らとの出会い、そして別れを通して

ご政道と闇社会の狭間にある自らの立ち位置を徐々に見極め、

ついに腹を括って

「御行奉為―おんぎょうしたてまつる―」

と言い放つ瞬間は、万感せまるものがあります。

後半になるに従いドラマチックな展開になりますので、

期待を失わず読み進めましょう。

ただし、前のシリーズ3作は読んでおかれた方が良いでしょう。

星は気持ちとしては5つなのですが

同氏の他の作品と比較した場合においての、4つです。

ん?「嗤う伊右衛門」はこの後の話になると思いますが…

その割りに又一さんは、まだまだ甘いなあ。
前巷説百物語 (C・NOVELS BIBLIOTHEQUE) Amazon書評・レビュー: 前巷説百物語 (C・NOVELS BIBLIOTHEQUE)より
4125010706
No.17
(4pt)

オトコマエ又一

双六売りの又一が「御行の又一」になるまでの成長譚(全6話)。

最初の2〜3話を読むうちは、

本シリーズファンなら分かるであろう独特の洒落た語り口と、

人の好い奉行所同心&十手の万三が

道化役としてオチに絡んでいくお得意の構図に満足はするものの、

事件も仕掛けも小さすぎて

内心“これはもしかして失敗したかな?”と。

でも、それは早計にすぎました。

まだまだ青臭い若造だった又一が、

例の“祗右衛門”の悲劇的なからくりに足を突っ込み、

様々な知恵者、業師らとの出会い、そして別れを通して

ご政道と闇社会の狭間にある自らの立ち位置を徐々に見極め、

ついに腹を括って

「御行奉為―おんぎょうしたてまつる―」

と言い放つ瞬間は、万感せまるものがあります。

後半になるに従いドラマチックな展開になりますので、

期待を失わず読み進めましょう。

ただし、前のシリーズ3作は読んでおかれた方が良いでしょう。

星は気持ちとしては5つなのですが

同氏の他の作品と比較した場合においての、4つです。

ん?「嗤う伊右衛門」はこの後の話になると思いますが…

その割りに又一さんは、まだまだ甘いなあ。
前巷説百物語 (怪BOOKS) Amazon書評・レビュー: 前巷説百物語 (怪BOOKS)より
4048737694
No.16
(4pt)

オトコマエ又一

双六売りの又一が「御行の又一」になるまでの成長譚(全6話)。

最初の2〜3話を読むうちは、

本シリーズファンなら分かるであろう独特の洒落た語り口と、

人の好い奉行所同心&十手の万三が

道化役としてオチに絡んでいくお得意の構図に満足はするものの、

事件も仕掛けも小さすぎて

内心“これはもしかして失敗したかな?”と。

でも、それは早計にすぎました。

まだまだ青臭い若造だった又一が、

例の“祗右衛門”の悲劇的なからくりに足を突っ込み、

様々な知恵者、業師らとの出会い、そして別れを通して

ご政道と闇社会の狭間にある自らの立ち位置を徐々に見極め、

ついに腹を括って

「御行奉為―おんぎょうしたてまつる―」

と言い放つ瞬間は、万感せまるものがあります。

後半になるに従いドラマチックな展開になりますので、

期待を失わず読み進めましょう。

ただし、前のシリーズ3作は読んでおかれた方が良いでしょう。

星は気持ちとしては5つなのですが

同氏の他の作品と比較した場合においての、4つです。

ん?「嗤う伊右衛門」はこの後の話になると思いますが…

その割りに又一さんは、まだまだ甘いなあ。
前巷説百物語 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 前巷説百物語 (角川文庫)より
4043620071
No.15
(5pt)

巷説のはじまり

前3作を読んで結構たつので、ちょっとはいりにくかったのですが、やっぱり面白かった!「前巷説百物語」という事で、登場人物は知らない人がほとんどでした。しかし、読み進むうちに、引き込まれ、こうやって御行の又市になったのかとわかる作品でした。流石、京極先生、面白かったです。読了後、また前の作品を読み反したくなる事間違い無し!
前巷説百物語 (C・NOVELS BIBLIOTHEQUE) Amazon書評・レビュー: 前巷説百物語 (C・NOVELS BIBLIOTHEQUE)より
4125010706
No.14
(5pt)

巷説のはじまり

前3作を読んで結構たつので、ちょっとはいりにくかったのですが、やっぱり面白かった!「前巷説百物語」という事で、登場人物は知らない人がほとんどでした。しかし、読み進むうちに、引き込まれ、こうやって御行の又市になったのかとわかる作品でした。流石、京極先生、面白かったです。読了後、また前の作品を読み反したくなる事間違い無し!
前巷説百物語 (怪BOOKS) Amazon書評・レビュー: 前巷説百物語 (怪BOOKS)より
4048737694
No.13
(5pt)

巷説のはじまり

前3作を読んで結構たつので、ちょっとはいりにくかったのですが、やっぱり面白かった!「前巷説百物語」という事で、登場人物は知らない人がほとんどでした。しかし、読み進むうちに、引き込まれ、こうやって御行の又市になったのかとわかる作品でした。流石、京極先生、面白かったです。読了後、また前の作品を読み反したくなる事間違い無し!
前巷説百物語 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 前巷説百物語 (角川文庫)より
4043620071
No.12
(5pt)

若さゆえの荒々しさ

シリーズの中では、又市が若くてまだ表渡世にいたときの、

いわゆる「エピソード1」になるような作品。

仕掛けのメンバーも違っていて、それだけに仕掛けの内容も荒々しく荒唐無稽な感じもあり。

ただ、雰囲気は異なっても、「必殺仕事人」系のすきっとする感は変わらず。

とはいえ、最後の物語は又市の人生を変えることとなった出来事だけあって、

シリーズの中でもやはり圧巻な展開。

シリーズファンには欠かせない作品かと。
前巷説百物語 (C・NOVELS BIBLIOTHEQUE) Amazon書評・レビュー: 前巷説百物語 (C・NOVELS BIBLIOTHEQUE)より
4125010706
No.11
(5pt)

若さゆえの荒々しさ

シリーズの中では、又市が若くてまだ表渡世にいたときの、

いわゆる「エピソード1」になるような作品。

仕掛けのメンバーも違っていて、それだけに仕掛けの内容も荒々しく荒唐無稽な感じもあり。

ただ、雰囲気は異なっても、「必殺仕事人」系のすきっとする感は変わらず。

とはいえ、最後の物語は又市の人生を変えることとなった出来事だけあって、

シリーズの中でもやはり圧巻な展開。

シリーズファンには欠かせない作品かと。
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4048737694
No.10
(5pt)

若さゆえの荒々しさ

シリーズの中では、又市が若くてまだ表渡世にいたときの、

いわゆる「エピソード1」になるような作品。

仕掛けのメンバーも違っていて、それだけに仕掛けの内容も荒々しく荒唐無稽な感じもあり。

ただ、雰囲気は異なっても、「必殺仕事人」系のすきっとする感は変わらず。

とはいえ、最後の物語は又市の人生を変えることとなった出来事だけあって、

シリーズの中でもやはり圧巻な展開。

シリーズファンには欠かせない作品かと。
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4043620071
No.9
(4pt)

時間軸が前後して

又市さんの若き日のお話でした。
まだ後の狂言回しの役を振られる百介とは出会っていませんし、(わずかにすれ違う?)時間軸としては後になるのですが、これまでの作品に出てくる主要人物はほとんど活躍しません。相変わらず京極さんの作品らしい重厚な筆運びですが、又市さんが若いせいか、なんとなく「さわやか?」な読後感があります。話自体は結構悲惨だったりするのですが。
読む側にも、これで「お終い」でなく、ここから「始まり」という気持ちがあるからでしょうか。

本シリーズお好きな方は裏切られることはないと思います。
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4125010706
No.8
(4pt)

時間軸が前後して

又市さんの若き日のお話でした。
まだ後の狂言回しの役を振られる百介とは出会っていませんし、(わずかにすれ違う?)時間軸としては後になるのですが、これまでの作品に出てくる主要人物はほとんど活躍しません。相変わらず京極さんの作品らしい重厚な筆運びですが、又市さんが若いせいか、なんとなく「さわやか?」な読後感があります。話自体は結構悲惨だったりするのですが。
読む側にも、これで「お終い」でなく、ここから「始まり」という気持ちがあるからでしょうか。

本シリーズお好きな方は裏切られることはないと思います。
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4048737694
No.7
(4pt)

時間軸が前後して

又市さんの若き日のお話でした。
まだ後の狂言回しの役を振られる百介とは出会っていませんし、(わずかにすれ違う?)時間軸としては後になるのですが、これまでの作品に出てくる主要人物はほとんど活躍しません。相変わらず京極さんの作品らしい重厚な筆運びですが、又市さんが若いせいか、なんとなく「さわやか?」な読後感があります。話自体は結構悲惨だったりするのですが。
読む側にも、これで「お終い」でなく、ここから「始まり」という気持ちがあるからでしょうか。

本シリーズお好きな方は裏切られることはないと思います。
前巷説百物語 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 前巷説百物語 (角川文庫)より
4043620071
No.6
(4pt)

エピソード0

京極夏彦の【巷説百物語】シリーズ第4弾。取り上げる時代としては最も古い。主人公は又市で、彼が20歳くらいの時から物語は始まる。当時より「小股潜り」の二つ名で呼ばれた又市だったが、後と比べてまだまだ経験は浅く、言うことも青くさい。稼業は双六(すごろく)売りで、御行の扮装もしていない。小悪党の彼がいかにして闇の世界の住人となっていくか、その過程を追った作品である。

あくまで又市中心の話であり、後のシリーズ作品に登場する面々はちらっと顔を見せる程度。収められた6つの中編のうち、圧巻は「旧鼠」。運命を変える大事件に遭遇した又市が下す決断は、シリーズファンなら見届けておきたい。
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4125010706
No.5
(4pt)

エピソード0

京極夏彦の【巷説百物語】シリーズ第4弾。取り上げる時代としては最も古い。主人公は又市で、彼が20歳くらいの時から物語は始まる。当時より「小股潜り」の二つ名で呼ばれた又市だったが、後と比べてまだまだ経験は浅く、言うことも青くさい。稼業は双六(すごろく)売りで、御行の扮装もしていない。小悪党の彼がいかにして闇の世界の住人となっていくか、その過程を追った作品である。

あくまで又市中心の話であり、後のシリーズ作品に登場する面々はちらっと顔を見せる程度。収められた6つの中編のうち、圧巻は「旧鼠」。運命を変える大事件に遭遇した又市が下す決断は、シリーズファンなら見届けておきたい。
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4048737694
No.4
(4pt)

エピソード0

京極夏彦の【巷説百物語】シリーズ第4弾。取り上げる時代としては最も古い。主人公は又市で、彼が20歳くらいの時から物語は始まる。当時より「小股潜り」の二つ名で呼ばれた又市だったが、後と比べてまだまだ経験は浅く、言うことも青くさい。稼業は双六(すごろく)売りで、御行の扮装もしていない。小悪党の彼がいかにして闇の世界の住人となっていくか、その過程を追った作品である。

あくまで又市中心の話であり、後のシリーズ作品に登場する面々はちらっと顔を見せる程度。収められた6つの中編のうち、圧巻は「旧鼠」。運命を変える大事件に遭遇した又市が下す決断は、シリーズファンなら見届けておきたい。
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4043620071
No.3
(4pt)

御行の又市。

百介――と出逢う前の、若き又市の物語です。

という訳でお馴染みのメンバーは当初あまり出てきません。

まあ、人形のような顔をした少女や、うろうろしている妙な若旦那が居たりもします。

いつものように角川MOOK『怪』連載作品の単行本化でありまして、これまたいつもの如く単行本書下ろしの一編が加えられてます。

又市、若いだけに一層威勢が良いです。瑞々しいとでもいうか。

で、例えば百介視点のように狂言廻し的な視座はそれほど前面に出てきませんで、基本的に又市がメインとして動くというのが特徴的でしょうか。

それでその書き下ろしが、多分最大の読みどころ。『巷説』シリーズ中で度々語られてきた(筈)事件の顛末です。

実にアクティブというか、大破局〈カタストロフィ〉というか、シリーズ中でも屈指の暴威が中篇並の分量で。ちょっと暗め?

そしてこれから十年後(らしい)、百介は、山中の小屋で又市と出逢います。
前巷説百物語 (C・NOVELS BIBLIOTHEQUE) Amazon書評・レビュー: 前巷説百物語 (C・NOVELS BIBLIOTHEQUE)より
4125010706
No.2
(4pt)

御行の又市。

百介――と出逢う前の、若き又市の物語です。

という訳でお馴染みのメンバーは当初あまり出てきません。

まあ、人形のような顔をした少女や、うろうろしている妙な若旦那が居たりもします。

いつものように角川MOOK『怪』連載作品の単行本化でありまして、これまたいつもの如く単行本書下ろしの一編が加えられてます。

又市、若いだけに一層威勢が良いです。瑞々しいとでもいうか。

で、例えば百介視点のように狂言廻し的な視座はそれほど前面に出てきませんで、基本的に又市がメインとして動くというのが特徴的でしょうか。

それでその書き下ろしが、多分最大の読みどころ。『巷説』シリーズ中で度々語られてきた(筈)事件の顛末です。

実にアクティブというか、大破局〈カタストロフィ〉というか、シリーズ中でも屈指の暴威が中篇並の分量で。ちょっと暗め?

そしてこれから十年後(らしい)、百介は、山中の小屋で又市と出逢います。
前巷説百物語 (怪BOOKS) Amazon書評・レビュー: 前巷説百物語 (怪BOOKS)より
4048737694
No.1
(4pt)

御行の又市。

百介――と出逢う前の、若き又市の物語です。

という訳でお馴染みのメンバーは当初あまり出てきません。

まあ、人形のような顔をした少女や、うろうろしている妙な若旦那が居たりもします。

いつものように角川MOOK『怪』連載作品の単行本化でありまして、これまたいつもの如く単行本書下ろしの一編が加えられてます。

又市、若いだけに一層威勢が良いです。瑞々しいとでもいうか。

で、例えば百介視点のように狂言廻し的な視座はそれほど前面に出てきませんで、基本的に又市がメインとして動くというのが特徴的でしょうか。

それでその書き下ろしが、多分最大の読みどころ。『巷説』シリーズ中で度々語られてきた(筈)事件の顛末です。

実にアクティブというか、大破局〈カタストロフィ〉というか、シリーズ中でも屈指の暴威が中篇並の分量で。ちょっと暗め?

そしてこれから十年後(らしい)、百介は、山中の小屋で又市と出逢います。
前巷説百物語 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 前巷説百物語 (角川文庫)より
4043620071