(短編集)

前巷説百物語

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評判

前巷説百物語の評価:

4.58/5点 レビュー 33件。 A ランク

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平均点4.58pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全99件 21〜40 2/5ページ
No.79
(5pt)

満足です。

商品も状態良く、早くてよかったです。
また、利用したいと思います。
前巷説百物語 (怪BOOKS) Amazon書評・レビュー: 前巷説百物語 (怪BOOKS)より
4048737694
No.78
(5pt)

一番好きな又市さん。

「粋」です。巷説シリーズは西以外みな読んだけれど、これが一番好き。妖怪仕掛けは雑だし、「うっそーそれでいいのう?」とツッコミたくなるけど又市さんと損料屋の一味(?)がいい味出してる。又さんはやたらと青臭いと言われているが、私はこの又さんが大好きだ。なんだかんだで彼はこの若い頃の「青臭さ」を信念として貫いている気がするし。だから魅力的なんだ、又さんは。後半で恐ろしいあの黒幕が忍び寄り、物語はクライマックスに。そして「小股潜りの御行の又市」が生まれるわけですが。切ない...。しかし、考えてみるとわりとあっけなくこの黒幕ってあれされたよなあなんて。まあこれはまた別のお話!いやあ、江戸時代って素敵ですねぃ。時代小説はどちらかといえば嫌いですが、巷説は読みやすい。士農工商から外れた人たちが生き生き描かれているのも好きです。京極作品が好きならぜひお試しあれ。
前巷説百物語 (C・NOVELS BIBLIOTHEQUE) Amazon書評・レビュー: 前巷説百物語 (C・NOVELS BIBLIOTHEQUE)より
4125010706
No.77
(5pt)

一番好きな又市さん。

「粋」です。巷説シリーズは西以外みな読んだけれど、これが一番好き。妖怪仕掛けは雑だし、「うっそーそれでいいのう?」とツッコミたくなるけど又市さんと損料屋の一味(?)がいい味出してる。又さんはやたらと青臭いと言われているが、私はこの又さんが大好きだ。なんだかんだで彼はこの若い頃の「青臭さ」を信念として貫いている気がするし。だから魅力的なんだ、又さんは。後半で恐ろしいあの黒幕が忍び寄り、物語はクライマックスに。そして「小股潜りの御行の又市」が生まれるわけですが。切ない...。しかし、考えてみるとわりとあっけなくこの黒幕ってあれされたよなあなんて。まあこれはまた別のお話!いやあ、江戸時代って素敵ですねぃ。時代小説はどちらかといえば嫌いですが、巷説は読みやすい。士農工商から外れた人たちが生き生き描かれているのも好きです。京極作品が好きならぜひお試しあれ。
前巷説百物語 (怪BOOKS) Amazon書評・レビュー: 前巷説百物語 (怪BOOKS)より
4048737694
No.76
(5pt)

一番好きな又市さん。

「粋」です。巷説シリーズは西以外みな読んだけれど、これが一番好き。妖怪仕掛けは雑だし、「うっそーそれでいいのう?」とツッコミたくなるけど又市さんと損料屋の一味(?)がいい味出してる。又さんはやたらと青臭いと言われているが、私はこの又さんが大好きだ。なんだかんだで彼はこの若い頃の「青臭さ」を信念として貫いている気がするし。だから魅力的なんだ、又さんは。後半で恐ろしいあの黒幕が忍び寄り、物語はクライマックスに。そして「小股潜りの御行の又市」が生まれるわけですが。切ない...。しかし、考えてみるとわりとあっけなくこの黒幕ってあれされたよなあなんて。まあこれはまた別のお話!いやあ、江戸時代って素敵ですねぃ。時代小説はどちらかといえば嫌いですが、巷説は読みやすい。士農工商から外れた人たちが生き生き描かれているのも好きです。京極作品が好きならぜひお試しあれ。
前巷説百物語 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 前巷説百物語 (角川文庫)より
4043620071
No.75
(5pt)

納得

又市の優しさが好きで、このシリーズを読んでます。

人の複雑な、簡単な気持ちでは落ちない気持ちの
落としどころが面白いです。
人が人を裁くのに「死」を望まない又市
仕置き人のように明快ではないけど、こんな終わり方
が現代でもあったら…って思う作品です。
前巷説百物語 (C・NOVELS BIBLIOTHEQUE) Amazon書評・レビュー: 前巷説百物語 (C・NOVELS BIBLIOTHEQUE)より
4125010706
No.74
(5pt)

納得

又市の優しさが好きで、このシリーズを読んでます。

人の複雑な、簡単な気持ちでは落ちない気持ちの
落としどころが面白いです。
人が人を裁くのに「死」を望まない又市
仕置き人のように明快ではないけど、こんな終わり方
が現代でもあったら…って思う作品です。
前巷説百物語 (怪BOOKS) Amazon書評・レビュー: 前巷説百物語 (怪BOOKS)より
4048737694
No.73
(5pt)

納得

又市の優しさが好きで、このシリーズを読んでます。

人の複雑な、簡単な気持ちでは落ちない気持ちの
落としどころが面白いです。
人が人を裁くのに「死」を望まない又市
仕置き人のように明快ではないけど、こんな終わり方
が現代でもあったら…って思う作品です。
前巷説百物語 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 前巷説百物語 (角川文庫)より
4043620071
No.72
(4pt)

ちょっと読みやすさは劣ります。

この作品は巷説シリーズとしては重要な位置を占めていますが
残念なことに、ちょっと他のシリーズとは毛色が違いますので
読みやすさ、と言う観点では他の作品よりは
劣ってしまうのでご注意ください。

しかしながら一方で、
この作品はある人物のまだ「青い」時代を
堪能できる貴重な作品です。
他のシリーズでは落ち着いた感じを受ける
「あの人」の激しさの面を見られるのです。
きっと想像できないでしょう。
本当にべらんめえ口調炸裂なのですから。

作品としてはすべてが重要としてもいいでしょう。
だけれども、彼の大切な人を奪われてしまう
最後の作品はまさに重要な作品。
それがある人が「ある人」であるゆえんとなってのですから。

違和感のある感じは否めませんでしたが
巷説シリーズのファンは必読の1冊となるでしょう。
前巷説百物語 (C・NOVELS BIBLIOTHEQUE) Amazon書評・レビュー: 前巷説百物語 (C・NOVELS BIBLIOTHEQUE)より
4125010706
No.71
(4pt)

ちょっと読みやすさは劣ります。

この作品は巷説シリーズとしては重要な位置を占めていますが
残念なことに、ちょっと他のシリーズとは毛色が違いますので
読みやすさ、と言う観点では他の作品よりは
劣ってしまうのでご注意ください。

しかしながら一方で、
この作品はある人物のまだ「青い」時代を
堪能できる貴重な作品です。
他のシリーズでは落ち着いた感じを受ける
「あの人」の激しさの面を見られるのです。
きっと想像できないでしょう。
本当にべらんめえ口調炸裂なのですから。

作品としてはすべてが重要としてもいいでしょう。
だけれども、彼の大切な人を奪われてしまう
最後の作品はまさに重要な作品。
それがある人が「ある人」であるゆえんとなってのですから。

違和感のある感じは否めませんでしたが
巷説シリーズのファンは必読の1冊となるでしょう。
前巷説百物語 (怪BOOKS) Amazon書評・レビュー: 前巷説百物語 (怪BOOKS)より
4048737694
No.70
(4pt)

ちょっと読みやすさは劣ります。

この作品は巷説シリーズとしては重要な位置を占めていますが
残念なことに、ちょっと他のシリーズとは毛色が違いますので
読みやすさ、と言う観点では他の作品よりは
劣ってしまうのでご注意ください。

しかしながら一方で、
この作品はある人物のまだ「青い」時代を
堪能できる貴重な作品です。
他のシリーズでは落ち着いた感じを受ける
「あの人」の激しさの面を見られるのです。
きっと想像できないでしょう。
本当にべらんめえ口調炸裂なのですから。

作品としてはすべてが重要としてもいいでしょう。
だけれども、彼の大切な人を奪われてしまう
最後の作品はまさに重要な作品。
それがある人が「ある人」であるゆえんとなってのですから。

違和感のある感じは否めませんでしたが
巷説シリーズのファンは必読の1冊となるでしょう。
前巷説百物語 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 前巷説百物語 (角川文庫)より
4043620071
No.69
(5pt)

又市 カッコいい!

巷説・続巷説・後巷説と読んで、4冊目の巷説シリーズ。

又市が御行姿になるまでのいきさつがわかります。
全3冊までは、又市の仕掛けのすごさだとか、又市本人の
世間の色々なことを超越して達観している感じがすごく
格好良かったですが、前巷説の中の又市は20過ぎくらいの
若者なんで、まだまだ駆け出しです。

周りの大人たちに「青臭い」「餓鬼」「ひよっこ」と言われ、
又市自身も初めて迎える局面に悩み、考え、怖れ、わめき、
そして結局自分の未熟さを痛感して終わるのです。
でも6話の中でだんだん彼が成長していくのがよくわかります。
なんといっても威勢が良い又さんが、本当に格好いいし、
ある意味瑞々しくて可愛らしいです。

これまでの3冊は百介さんが見たり感じたりしたことという
形式で書かれていたので、客観的に「又市がこうした」
「又市がこう思っているように見えた」みたいに、
又市の本当に気持ちは語られることのなかったですが、
これはダイレクトに気持ちが書かれていて、感情移入しやすいです。

そして、ラストが本当に素晴らしい。
御行姿になった又市、カッコ良すぎ!
前巷説百物語 (C・NOVELS BIBLIOTHEQUE) Amazon書評・レビュー: 前巷説百物語 (C・NOVELS BIBLIOTHEQUE)より
4125010706
No.68
(5pt)

又市 カッコいい!

巷説・続巷説・後巷説と読んで、4冊目の巷説シリーズ。

又市が御行姿になるまでのいきさつがわかります。
全3冊までは、又市の仕掛けのすごさだとか、又市本人の
世間の色々なことを超越して達観している感じがすごく
格好良かったですが、前巷説の中の又市は20過ぎくらいの
若者なんで、まだまだ駆け出しです。

周りの大人たちに「青臭い」「餓鬼」「ひよっこ」と言われ、
又市自身も初めて迎える局面に悩み、考え、怖れ、わめき、
そして結局自分の未熟さを痛感して終わるのです。
でも6話の中でだんだん彼が成長していくのがよくわかります。
なんといっても威勢が良い又さんが、本当に格好いいし、
ある意味瑞々しくて可愛らしいです。

これまでの3冊は百介さんが見たり感じたりしたことという
形式で書かれていたので、客観的に「又市がこうした」
「又市がこう思っているように見えた」みたいに、
又市の本当に気持ちは語られることのなかったですが、
これはダイレクトに気持ちが書かれていて、感情移入しやすいです。

そして、ラストが本当に素晴らしい。
御行姿になった又市、カッコ良すぎ!
前巷説百物語 (怪BOOKS) Amazon書評・レビュー: 前巷説百物語 (怪BOOKS)より
4048737694
No.67
(5pt)

又市 カッコいい!

巷説・続巷説・後巷説と読んで、4冊目の巷説シリーズ。

又市が御行姿になるまでのいきさつがわかります。
全3冊までは、又市の仕掛けのすごさだとか、又市本人の
世間の色々なことを超越して達観している感じがすごく
格好良かったですが、前巷説の中の又市は20過ぎくらいの
若者なんで、まだまだ駆け出しです。

周りの大人たちに「青臭い」「餓鬼」「ひよっこ」と言われ、
又市自身も初めて迎える局面に悩み、考え、怖れ、わめき、
そして結局自分の未熟さを痛感して終わるのです。
でも6話の中でだんだん彼が成長していくのがよくわかります。
なんといっても威勢が良い又さんが、本当に格好いいし、
ある意味瑞々しくて可愛らしいです。

これまでの3冊は百介さんが見たり感じたりしたことという
形式で書かれていたので、客観的に「又市がこうした」
「又市がこう思っているように見えた」みたいに、
又市の本当に気持ちは語られることのなかったですが、
これはダイレクトに気持ちが書かれていて、感情移入しやすいです。

そして、ラストが本当に素晴らしい。
御行姿になった又市、カッコ良すぎ!
前巷説百物語 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 前巷説百物語 (角川文庫)より
4043620071
No.66
(5pt)

心ときめく

わたしが、巷説百物語に出会ったのは、お恥ずかしながらマンガからでした。買ったその店以外、置いている本屋を見たことがないので、もはや運命ではないかと思います(笑)。 全4巻を読み、すっかり又市さんに惚れ込んでしまいました。 本屋でこの本を見つけ、彼の昔話とわかって真っ直ぐレジへ。 一気に読んでしまいました。 内容は皆様がお書きのとおり、又市さんの少し若い頃のエピソード集です。 巻末に向かって、次第に追い詰められていく様子に、ハラハラしました。 マンガの1シーンに、治平が又市と出会った時の話をしているのですが、あれはいつ頃の話かと考えてしまいました。 又市さんはあの時代に、人が死ぬのを嫌いますが、京極堂シリーズを読んで、京極堂が全く同じことを言っていて、巷説から入ったわたしには、京極堂と又市さんが被って見えました。 京極堂シリーズファンの方にも、せひ読んで戴きたいです。
前巷説百物語 (C・NOVELS BIBLIOTHEQUE) Amazon書評・レビュー: 前巷説百物語 (C・NOVELS BIBLIOTHEQUE)より
4125010706
No.65
(5pt)

心ときめく

わたしが、巷説百物語に出会ったのは、お恥ずかしながらマンガからでした。買ったその店以外、置いている本屋を見たことがないので、もはや運命ではないかと思います(笑)。 全4巻を読み、すっかり又市さんに惚れ込んでしまいました。 本屋でこの本を見つけ、彼の昔話とわかって真っ直ぐレジへ。 一気に読んでしまいました。 内容は皆様がお書きのとおり、又市さんの少し若い頃のエピソード集です。 巻末に向かって、次第に追い詰められていく様子に、ハラハラしました。 マンガの1シーンに、治平が又市と出会った時の話をしているのですが、あれはいつ頃の話かと考えてしまいました。 又市さんはあの時代に、人が死ぬのを嫌いますが、京極堂シリーズを読んで、京極堂が全く同じことを言っていて、巷説から入ったわたしには、京極堂と又市さんが被って見えました。 京極堂シリーズファンの方にも、せひ読んで戴きたいです。
前巷説百物語 (怪BOOKS) Amazon書評・レビュー: 前巷説百物語 (怪BOOKS)より
4048737694
No.64
(5pt)

心ときめく

わたしが、巷説百物語に出会ったのは、お恥ずかしながらマンガからでした。買ったその店以外、置いている本屋を見たことがないので、もはや運命ではないかと思います(笑)。 全4巻を読み、すっかり又市さんに惚れ込んでしまいました。 本屋でこの本を見つけ、彼の昔話とわかって真っ直ぐレジへ。 一気に読んでしまいました。 内容は皆様がお書きのとおり、又市さんの少し若い頃のエピソード集です。 巻末に向かって、次第に追い詰められていく様子に、ハラハラしました。 マンガの1シーンに、治平が又市と出会った時の話をしているのですが、あれはいつ頃の話かと考えてしまいました。 又市さんはあの時代に、人が死ぬのを嫌いますが、京極堂シリーズを読んで、京極堂が全く同じことを言っていて、巷説から入ったわたしには、京極堂と又市さんが被って見えました。 京極堂シリーズファンの方にも、せひ読んで戴きたいです。
前巷説百物語 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 前巷説百物語 (角川文庫)より
4043620071
No.63
(5pt)

又市の活躍と苦悩の御行誕生物語

本書には、又一とおぎんの過去がある。
もっとも、おぎんの登場は「旧鼠」だけではあるが、又一との出会いがある。
そして、又市と小右衛門との出会いがある。

出会いがあれば、別れもある。
本書でも、又市とさまざまな仲間との別れがある。
特に、「旧鼠」での山崎との別れは、哀しい。
実に哀しいものだ。
この別れは、又市が御行となるために必要だったのだろう。
しかし、あまりにも唐突だった。

又市のまわりには、いつも良い人物たちが集まる。
そして、テンポの良い、切れのある会話が飛び交う。
これが、非常に心地よい。
だから、本書は著者の京極堂シリーズと比べて、とても良いリズムで読み進めることができる。
その分、残りのページが減っていくのが、つらく寂しい。
こういう思いをする作品は、そう多くはない。

ただし、本書を読む前に、「巷説〜」、「続巷説〜」、「後巷説〜」は、ぜひ読んでおいて欲しい。
特に「続巷説〜」とは、かなり密な繋がりがある。
前巷説百物語 (C・NOVELS BIBLIOTHEQUE) Amazon書評・レビュー: 前巷説百物語 (C・NOVELS BIBLIOTHEQUE)より
4125010706
No.62
(5pt)

又市の活躍と苦悩の御行誕生物語

本書には、又一とおぎんの過去がある。
もっとも、おぎんの登場は「旧鼠」だけではあるが、又一との出会いがある。
そして、又市と小右衛門との出会いがある。

出会いがあれば、別れもある。
本書でも、又市とさまざまな仲間との別れがある。
特に、「旧鼠」での山崎との別れは、哀しい。
実に哀しいものだ。
この別れは、又市が御行となるために必要だったのだろう。
しかし、あまりにも唐突だった。

又市のまわりには、いつも良い人物たちが集まる。
そして、テンポの良い、切れのある会話が飛び交う。
これが、非常に心地よい。
だから、本書は著者の京極堂シリーズと比べて、とても良いリズムで読み進めることができる。
その分、残りのページが減っていくのが、つらく寂しい。
こういう思いをする作品は、そう多くはない。

ただし、本書を読む前に、「巷説〜」、「続巷説〜」、「後巷説〜」は、ぜひ読んでおいて欲しい。
特に「続巷説〜」とは、かなり密な繋がりがある。
前巷説百物語 (怪BOOKS) Amazon書評・レビュー: 前巷説百物語 (怪BOOKS)より
4048737694
No.61
(5pt)

又市の活躍と苦悩の御行誕生物語

本書には、又一とおぎんの過去がある。
もっとも、おぎんの登場は「旧鼠」だけではあるが、又一との出会いがある。
そして、又市と小右衛門との出会いがある。

出会いがあれば、別れもある。
本書でも、又市とさまざまな仲間との別れがある。
特に、「旧鼠」での山崎との別れは、哀しい。
実に哀しいものだ。
この別れは、又市が御行となるために必要だったのだろう。
しかし、あまりにも唐突だった。

又市のまわりには、いつも良い人物たちが集まる。
そして、テンポの良い、切れのある会話が飛び交う。
これが、非常に心地よい。
だから、本書は著者の京極堂シリーズと比べて、とても良いリズムで読み進めることができる。
その分、残りのページが減っていくのが、つらく寂しい。
こういう思いをする作品は、そう多くはない。

ただし、本書を読む前に、「巷説〜」、「続巷説〜」、「後巷説〜」は、ぜひ読んでおいて欲しい。
特に「続巷説〜」とは、かなり密な繋がりがある。
前巷説百物語 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 前巷説百物語 (角川文庫)より
4043620071
No.60
(5pt)

泣けました

「巷説百物語」のシリーズ第4弾だそうで。
タイトルに「前」ってついてたんで、シリーズ第1弾かと勝手に勘違いして読み始めました^^;
その前に「巷説百物語」を読んでいたので、「まあ、巷説百物語とあんまり変わらないのかな〜」位な印象だったのですが、読み進めるほどに引き込まれ、最後は涙を堪えるのが大変でした。
又市のルーツ、御行になる前の話でしたが、あまりに切なく心が痛くなりました。

登場するキャラクターもとても魅力的。私もこの仲間に加わりたいと思ってしまうほど、のめり込みました。続編がとても楽しみになる一冊だと思います。
前巷説百物語 (C・NOVELS BIBLIOTHEQUE) Amazon書評・レビュー: 前巷説百物語 (C・NOVELS BIBLIOTHEQUE)より
4125010706