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誰がための刃 レゾンデートル
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誰がための刃 レゾンデートルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全59件 1~20 1/3ページ
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登場人物みんな孤独、だけどキャラクターがみんな違う。 ジャックと岬みたいに「無敵な人」になってしまうパターンもあれば、沙耶ちゃんみたいに立て直すパターンもあって。 沙耶ちゃんは本当にえらい、、暗いテーマの中でさやちゃんの明るさがあってキャッチーなテンポで読める。 本当に大好きな作品。 | ||||
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「レゾンデータル」() 警察小説に多い女性嫌いの雰囲気がないことに、まず好感を持つ。 ストーリーの展開は、巧妙だ。犯行後、「クラブのジャックが、無表情に横たわっていた」、「ジャックが一瞬、醜悪な笑みを浮かべたような気がした」などと、心理描写を間接的に行なっている。この手法は、いろいろな場面で効果的に用いられている。 真犯人の正体は、途中で明かされたも同然だが、この小説の主題にはあまり関係ない。レゾンデートルが素朴な田舎娘に対する単純な無償の「愛」というのは、医療小説という性格と関係があるのだろうか? | ||||
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ガン患者の体の変化、それに伴う心の変化。出会う人と共に変わる心の在り方。医者自身だから分かる自分の現状。 細かい描写が事件と絡み合い引き込まれました。 良い作品をありがとうございました。 | ||||
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まるで映画を観ているような感覚で最後まで没入して読み進めることが出来た。 | ||||
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オーディブルで聴きましたがナレーションの間がひどいです。たぶんオーディブル初期というせいもあったからと思いますが。間の取りすぎで聴く時間が長くなったと思います。 話が3つくらい同時進行するけど、主人公と犯人とヤクザとヒロインとが運命を感じません。 思い返してみても主人公とヒロインは物語の都合で出会っています。それから主人公とヒロインに愛が生まれますが、どうしてそんなに好きなのかよくわかりません。 なれ合う会話をもうちょっと増やしたらよかったのではないかと思いました。デートに行くとかそういう描写が必要です。 途中で犯人の職業はそれしかないと思っていたけど、やっぱりその通り。がっかりでした。 最後は犯人が一人逃してるよな? 一人忘れてるよな? やっぱり逃してた! ガバガバじゃんって思いました。 あとナイフの柄の長さがよくわからない。ナイフさばきに剣道を応用するなら両手持ちならないといけない気がするけど、片手? 剣道のルールで竹刀を短くした二刀流があるけど、犯人がそれの達人で全国優勝したというならすごさと説得力がわかる。犯人の技がナイフ二刀流だったらこれはヤバい! 誰も勝てないと思いました。 それでいて剣道で全国に行くのがどれだけ難しいのか、そういう説明を細かくやっていればもうちょっと面白かったと思う。 ちなみに僕は剣道有段者にフルボッコでやられて特に突きがめっちゃ痛かったです。喉を何回も突かれました。息ができなくなりました。こっちは初めての素人でした。 それとナイフの構えってどうなのかなと思いました。剣道だったら上段、中段? 漫画のシグルイのいらこせいげんは下段でした。 あともうちょっとまとめて書いたら話半分ぐらいで収まったと思います。 | ||||
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おもしろい!無関係に思えた登場人物たちが物語が進むにつれて近づいていく様がよき。岬の身体の状態の説明もしっかりしつつ、物語もサクサク進むから、ストレスフリーで読めた。だけど、医療用語とか無知なので岬が自分の身体を試行錯誤する場面はよくわからなかった。終盤の戦闘場面も想像しにくいところがあった。 | ||||
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生きる理由を失っている人に響く話、どう死ぬことができるかが大事なのかを考えさせられる | ||||
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最後まで退屈せずに読めるけど、使い回され過ぎた展開やキャラクターそして台詞。 ストーリーも予想通りです。 昨今のアニメは凄く練り込んだ設定やストーリーなんで、アニメ化は無理。 映画化すれば、ある程度受けるでしょう。 医療現場と格闘シーンの描写はなかなか見事でした。 | ||||
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少し人を殺す時の描写は怖いけど、それより人の心に巣食う孤独や闇が怖い。 でもその文面があるので人の優しさが際立つ。 | ||||
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笑って死ねる、このことは人生においてとても、もしかしたらいちばん大切なことかもしれないと思いました。 | ||||
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末期癌の医師と連続殺人鬼の奇妙な関係を描くハードボイルドな作品です。 生きる意味や存在価値を問いかけるテーマに引き込まれます。 登場人物の心理描写や医療シーンがリアルで迫力があり、医学の知識がある著者ならではの描写は秀逸。 ラストは狂気と感動で鳥肌もの。 | ||||
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ガラスの塔の殺人を読んでから知念さんのデビュー作を読んでみたら、個人的にはこちらの作品の方がおもしろかった。 複雑に絡まり合った伏線が最後に回収される様は、とても気持ちよかったです。 | ||||
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設定や出だしには惹き込まれるものがあり、文章も読みやすい。けれど謎のヤクザらしき男達が銃を持ち出した時点で半ば興醒め半笑い。 そして話が進み、それぞれの人物の生い立ちや不幸な境遇が明かされていくが、どうにも陳腐で人物像が却って薄っぺらに思えてしまった。 連続殺人鬼のジャックなんて、ソシオパスっぽく書きたかったんだろうけどただの頭おかしい変態快楽殺人犯。 とりわけ不快だったのはペンダントを狙うヤクザの若頭。ジャックの正体を追うだけではボリューム不足とみなして添えたのかと思しき、ヒロインが所有するブツを巡る謎に大きく絡んでくる人物だ。あまりに辛い現実から目を背けて希望を模索する…といえば聞こえは良いけど、立場と銃にものを言わせてわがまま放題に振る舞うタチの悪い駄々っ子にしか見えない。●●してるから出来ない、なら流●させてしまえという短絡的思考を超えた何かに絶句した。 ヤクザもジャックもひたすら幼稚で、ヒロインの映画映えはしそうなアグレッシブな行動にも呆れるばかり。なんだかなぁ…。 あと、個人的に気になったのがヒロインが歌を聴かせて主人公を慰める場面。どんな雰囲気でどんな内容の歌を歌ったのか知りたいのに、歌声への賞賛のみで済まされてしまったのがもやもやする。歌の内容よりも、ヒロインの歌声を通して感じられた心遣いが沁みた…という意味なのか?でも、わざわざシンガーソングライターを目指していると書くなら、やっぱりもう少し歌の描写に踏み込んで欲しかった。とても残念。 | ||||
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主人公が殺人をさせられるという設定は新しいと思った。長さを感じさせない展開だった。真琴の台詞回しや立場が少し漫画臭くて恥ずかしかった。 | ||||
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末期癌を宣告された外科医がひょんなことからDQNを殺してしまい、連続殺人鬼に見初められて外道共を殺していく。そんな時に何者かから狙われている少女を助けたことで外科医は彼女と同居する羽目になる。 というのがざっくりとした序盤のあらすじ。 作者が医者というだけあって医学のディテールは流石だった。 だがキャラクターが類型的で面白くない。例えば連続殺人鬼は大義を掲げてるけれども本質は快楽殺人者。事件を追う刑事は署内で厄介者扱いされているが、優秀な腕の持ち主。 とまあ何番煎じだと思わんばかりの登場人物のオンパレードで、作者独自の人物造形が残念ながら感じられなかった。読みやすい一方で物足りない。 30代の主人公の外科医と10代後半のヒロインが恋人同士になっていくというのも陳腐。 この二人の話も、ひとつの物語として密接に関わっているという訳ではなく別個の話になっているのは、単純に作者の力量不足と感じた。 結論としては暇つぶしには良いが、面白さを求めるなら他の書籍を読んだ方がいい。 | ||||
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末期癌を宣告された岬が存在理由を掛けて守っていたのは。 | ||||
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知念実希人さんの長編小説を初めて読みました。 これがデビュー作!? その後の作品大丈夫か?と思うくらいハードルが高い(おもしろい)!! なんと言っても、外科医であり末期癌を患っている主人公・岬雄貴の、強さ・優しさ・逞しさには同性ながら魅了されてしまいました。 残虐な連続殺人がある一方で、ラブストーリー要素もあり、こんなに時間を忘れて読み入る作品は初めてでした。 | ||||
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登場人物ごとに、個々の心情や行動が書かれていて頭の中で整理しやすかった。 人が沢山殺されるので、少し気分が落ちたけど、知念さんらしい現実離れのストーリー。 | ||||
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過去に読んできた小説のなかでも間違い無く指折りの上位に入る作品。 | ||||
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末期がんで、手術もできない状態。死を待つだけの外科医・岬雄貴。32歳。やりたいことはたくさんある。なぜ、オレが。病院を休職して、自宅で酒浸りの状況。コンビニに酒を買いに行ったら、赤髪と銀髪に、こっぴどく叩きのめされる。医学部の剣道部の主将だったのに、全く歯が立たなかったことに、奮起して、二人に復讐することを誓う。そして、身体を鍛え上げる。そして、ついに復讐を果たし、赤髪を殺してしまう。ところが、連続的な切り裂きジャックの殺人事件が起こっていた。ジャックは、そのことを見ることで、岬雄貴を探し出し、ジャックの共犯者にされる。 ジャックは、犯罪を冒したにもかかわらず、裁判で無罪放免される悪人を切り殺していた。その使命を岬雄貴に伝え、殺させる。いつの間にか、岬雄貴は悪を殺しめるのが正義だと思うようになる。 人殺しをしてきたオートバイに乗っていた通り道で、若い女性がヤクザ風の男たちに絡まれているのを見つけ、救助する。そして、家まで連れて行くことになる。その若い女性は、沙耶といい、田舎から逃げて東京にいて、歌手になろうとしていたのだった。 沙耶を匿うことで、必要な食事が作られ、安堵する岬雄貴。二人の関係は狭まっていく。沙耶の持っていたメノウのペンダントが理由で、沙耶が東京でできた友人が殺された。そのメノウのペンダントの中に、SDカードがあった。そのカードの中身がわかることで、事件は広がっていく。 岬雄貴は、悪人を殺すことは、果たして正義なのか?と4人殺した後に自問する。 そして、ジャックとは、誰なのか?を探し始める。それが、30年前にレイプされ、殺された女子高生の犯人が、時効を過ぎて、ジャックの手口と同じような殺されたことが判明した。女子高生は、処女ではなかったことから、淫らな女という噂がたつ。そして、女子高生の兄、女子高生の恋人など追いかけて行くうちに、ジャックは何者か?がわかるのである。 ふーむ。岬雄貴は、死に方を求めていたのだった。 | ||||
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