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万能鑑定士Qの推理劇II
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万能鑑定士Qの推理劇IIの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.24pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全33件 21~33 2/2ページ
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早いもので13件目の事件ですが、今回はすごく良いです。 シリーズベスト5に入ると思います。 莉子のもとに流れ着いた2冊の古書をきっかけに、故郷、波照間島も絡んで、感情の籠った莉子が暴走します。 お店も閉めてしまいました。 小笠原くんも出番が少ないながらも奮闘しています。 事件の結末はとても悲しいものでした。ハッピーエンドとはいかないものですね。 | ||||
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このシリ−ズはこうだと勝手に決めつけている人ほど今回の作品を受け入れられなかったという態度を示す。 莉子が個人的な思い入れで先走る、その理由は後で明かされるのに、謎を持たされて読まされるということに慣れてなさすぎ。 あと古書ヲタが絵画と違い3倍の値がつくから古書のオークションは成り立たないなどと言っているが本当にちゃんと読んだのか。ここで書かれているのはオークション会社の特集の一つに過ぎず古書店なんか入札者として相手にしてない。超珍しい原稿が手に入ったからその特集を組んだとある。古本市と一緒にしないでもらいたい。 | ||||
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暫く前からだが、初期の頃に比べ登場人物が皆疲れてきているように感じられる。特に今回は一巻通して莉子の言動に精彩を欠き、痛々しさすら付き纏う。いかに過去絡みの思い入れがあろうと、明らかに行き過ぎた献身ぶりは違和感満点で、性格の破綻さえ疑わせる。深い人間ドラマと言ってしまえばそれまでだが、シリーズの魅力であるところの、彼女ならではの切り口から事件解決へグイグイ迫っていく爽快感は実に乏しい。結果的に真相は解明され元の日常へ戻るのだが、どうにもすっきりしない後味であった。彼女があれ程までして救いたかった少年も、結局本当の意味では救われなかった訳だし。 朝倉絢奈の登場も影響しているだろう。別シリーズのヒロイン同士を絡めるのはサービス的演出で、確かに楽しみではあるが、互いの思考法の特性上絢奈の方が動きが早く、印象として莉子はワトソン的立場に甘んじがちになる。すると本来そのポジションであった筈の小笠原らの居場所が無くなるのは道理。今回彼は、無理矢理顔出しさせられるような扱いであった。 作品の方向性をはっきりさせるべきと思う。読者が求めるものはそれぞれだが、いずれの路線へ進むにしろ、凜田莉子というキャラクターならではの魅力無くしてこのシリーズは有り得ない。 (追記)小笠原よ。最後のあれ、普通お前の役だろ・・・! | ||||
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今回はやはり、主人公である凜田莉子の魅力が際立っていましたね。 誰かを助けたいと心から願う彼女の優しさが、文章からにじみ出るようで、読んでいて切なくなったし、とても温かい気持ちになりました。 莉子以外にも、最近めっきり男らしくなった小笠原さんの、体を張った活躍っぷりなど、事件簿シリーズからのファンにとっては大変嬉しい内容となっていました。 それにしても、莉子の男性遍歴というか、彼女が過去に抱いた恋心とかはちょくちょく描かれていますが、小笠原さんの過去の恋愛とかは語られないのでしょうか?前々から常々思っていたのですが、小笠原さん、イケメンでスポーツ万能で優しくて、かなりいい男ですよね。そんな彼の過去の恋愛なんか知りたいなーとか、そんな元カノの話に対する莉子の反応が見てみたいなーとか、本編と関係のない所にまで期待してしまうのがこのシリーズの魅力ですね(笑) 何にせよ、硬派なミステリー要素ともどかしい恋愛要素のハイブリッドこそが、この「Qシリーズ」の醍醐味だと思うので、今後もこの路線で突き進んでいってほしいと思います。 | ||||
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ある二冊の本がきっかけとなって巻き起こる一大騒動が最大の見所。 なんといってもミステリーらしく謎が謎を呼ぶ展開となっています。 果たしてその本は真贋いかに、推理をしながら読んでみてください。 | ||||
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非常に良い作品だったと思います!! 万能鑑定士Qシリーズの中でも、何度も読み返したく成る作品だったと思います。 映画化ですが、偽札事件が可能性として高いと思いますが、時間の制約も有るので、 ]巻の過去編を映像化して欲しいと思います!!(変に妥協して欲しくないので…) その後、テレビシリーズで T巻から全編映像化でお願いしたいものです! | ||||
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今回も相変わらずの高クオリティでした。その中でも莉子の人間性が強く描かれていたように思います。あんなに感情的になる莉子は久々かも…少しヒヤヒヤさせられる場面もありましたが(笑) また映画化決定ということで、個人的にはアニメでやってほしいですね。その方が"Qの世界観"をよりリアルに表現できると思います。それにしても今から楽しみです! | ||||
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シャーロック・ホームズの正典を一度ならず網羅している身としては、 この「ユグノーの銀食器」なる作品が「ボヘミアの醜聞」の前後辺りに 書かれているという設定自体ハマります。たしかに正典では、 一般によく知られる「初歩的なことだよワトソン君」というセリフは 一度もなく(「なに初歩さ」など微妙に違います)、そういうセリフの あった秘蔵作品があるというのはロマンを掻き立てられます。 シャーロキアンとしては、後半に莉子が指摘したのと同じ所が、冒頭の 短編を読んだ時に引っかかるはずで(「バスカヴィル家の魔犬」もドイ ルの買い取った別人の小説がベースですから舞台も発想も以前になかった のです)、そこがとても面白かったです。 ホームズに並び称される、イギリス大衆文学界の後年のヒーローの文学も 関わってくるのですが、ポケミス世代には懐かしい限りで面白いです。 松岡作品のヒロインの命名パターン、すなわち苗字と名前の頭韻を踏む 凜田莉子、岬美由紀、浅倉絢奈という命名まで「人の死なないミステリ」 とともにパクったビブリアに、Qのファンとしては内心忸怩たるものが ありましたが、他の方も仰るように、古典文学や古書をテーマにしたおかげで 還って莉子の陽性のキャラが際立ち違いも明確になったと思います。 やっぱり隔月でこれを書くのはすごいですね。 今作は大人びた感じや内面の深さ、描写の美しさが堪能できて、 いつもより高級な作品だったと思います。 | ||||
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今回は古書に着目したお話で、古書に関する謎解き部分は非常に面白かった。 残念だったことは、依頼主が報われず、その後が描かれることがなかったところ。 全てがハッピーエンドになることを望んでいるわけではないが、読んだあとの後味は悪かった。 できるならば、彼が再び登場することを願う。 | ||||
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二ヶ月に一度の楽しみで今回も一気に読み終えてしまいました。 前半からの伏線や、敢えて古書を扱うストーリーなどこの作者ならではと思います。 ただ、個人的には今回のストーリーは莉子の思い出みたいな部分に重きを置かれているかわりに、この物語の基本となるロジカルシンキング、ラテラルシンキングの部分に物足りなさを感じました。推理内容としてはロジカルではあると思いますが莉子のロジカルさがいまひとつ感じられなかったり、絢奈に関してはラテラルというより感想?という印象であると同時に出てくる必要性についても??と感じました。 とは言え全体としては今回も楽しく読みました。2ヶ月後を楽しみに待っています。 | ||||
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添乗員αを含まないと4ヶ月ぶりのQシリーズ。 推理劇1がトリックや仕掛け等を盛りだくさん詰め込んだ作品だとすると、 今回は主人公である凜田莉子を魅力的に描いた作品という印象。 もちろんトリックが弱いとか、オチがバレバレとかそういう意味ではなく、 伏線はきっちりおさえ、中だるみなく一気に読破できる極上のミステリーなのは間違いないです。 ただ今回は今までの作品より、莉子の心の機微がきっちりと描かれていて、 感受性の高さ、他人の為に動ける積極性、行動力を改めて認識できた素晴らしい作品でした。 ちなみに浅倉絢奈も要所要所で登場するので、αシリーズも読んだほうがより楽しめると思います。 ※映画化するそうですが、実写、アニメなどの詳細は不明。 個人的にはアニメ映画からのノイタミナ枠でのTVアニメ化が最高です。 実写ならば、莉子はこの人がいいなと言うのは個人的にありますが、 安易に某国民的アイドルを使ったりしなければ文句はありません。 おまけに小笠原は、多分ジュノンボーイ出身者の誰かだろうなと勝手に予想しています。 | ||||
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今までとちょっと味わいが違います。何て言うか、真面目な作品です。 シリアス調とも言えると思います。 推理劇1とも添乗員とも異なりマジで感情をはっきりさせる莉子が読めます。 元々この著者はハードボイルドっぽい作風があったりするのですが、 Qシリーズになってからは一番その特色が表れている作品と思いました。 トリックの完成度も今回は高いと思います。 確かにビブリアとは全然趣が違いますね。別の面白さがあります。 古書とオークションを使ったプロットがぐいぐい読ませます。 映画化との事ですが、個人的にはアニメを望んでます。 | ||||
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1日早く売ってたので一気に読みました。それぐらい面白かったです。 今回のは、前の「推理劇第1巻」と色んな意味で対照的な作品です。 前はスピーディーでオモチャ箱をひっくり返した感じで、それも楽しかったのですが、今回は 何より莉子が魅力的に描かれています。それから人物と情景の描写が豊かで丁寧です。 展開も自然で物語に入りこませてくれます。笑える所と驚ける所と泣ける所が バランスよく配分されてて充実度が高く、シリーズの今までのどの作品よりも 小説らしい小説に仕上がっていると感じました。 よく「ビブリア古書堂の事件手帖」と比較されるQシリーズ(こちらの方が先輩ですが) たしかに「人の死なないミステリ」だし「若くて美人の女主人のいる店」だし 「奔放な知識で推理」するし「頼りない男が相談に来て惚れる」しで、そのあたりは ビブリアが真似たと思いますが、共通しているのはそれぐらいで、後は全然違います。 莉子は刑事事件に関わるし、行動的だし、明るいし、積極的です。今回、オークション ハウスと古書、ホームズの未発表原稿を扱った話で、その違いがむしろはっきりしていい と思いました。結末も感動的でした。 | ||||
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