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国境の女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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エリート商社マンの夫が駐在中のアメリカ、サンディエゴで刺殺されたと聞いて愕然とする妻、奈緒子。夫の上司や部下の助けを借りて渡米、現地警察で説明を聞くうちにだんだんと事情がわかってきます。夫はもしかして、国境を越えたメキシコの町で女性を囲っていたかもしれない・・そしてその女性も殺されていました。奈緒子はサンディエゴの日系人社会をたどって事件の真相に近づこうとしますが・・。 一連の事件には、人間のエゴや妬み、嫉妬、そして愛憎が深く関わっていました。恋愛を中心に据えた話で、200ページにも満たず長編というには短いです。日本の四万温泉も舞台になっていて、テレビの2時間ドラマに向いていそうで、そういう意味では小粒な作品です。 また、昭和57年(1982年)作なので人物の考え方や行動にやや古さを感じます。奈緒子がお見合いをして、ぴんときたわけでもないのに漠然と結婚し、当たり前のように夫の両親と同居するあたりも時代を表しているかと思います。 奈緒子にせよ、親友の総子とその兄にせよ、いいようにいえば奥ゆかしく控えめで、悪く言えばなかなか行動に出ずじれったい。一連の事件も、奈緒子の不幸も、結局自分の意思をはっきりさせず、動くのが遅すぎたからではないのか?すべてはどうしょうもない運命でこのようになってしまった的なむなしさが感じられますが、ネタばれになるのであまり書けませんが、やり方によっては、そもそも最初からこんなことにならなかったのでは・・と思ってしまいました。 どの事件も計画的な犯行ではなかったため、最後まで犯人がわからずなかなか考えさせられました。大作ではありませんがミステリとしてもすぐれていると思います。後味は悲しいですが、一読の価値ある作品と思います。 | ||||
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