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訃報は午後二時に届く



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訃報は午後二時に届くの評価: 4.00/5点 レビュー 3件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(3pt)

不必要に長い

作品が書かれたのは1980年代の前半。書かれた当時は斬新なトリックで話題になったものの、流石に今読むとちと辛い。無駄なシーンや繰り返しの文章が多いんだな、これが。550頁もあるけれど、詰めれば100頁でもすみそう。

 おまけに論理の破綻も少なくない。何故に「彼女」が公衆電話でメモまで残すのよ。犯罪の証拠になるじゃない。筆跡鑑定されりゃ一発でしょ。加えて、その同じ彼女がどうして約束通りスナック「絵里」に行くのよ。必要ないじゃん。「彼」に出会ったらどうするのよ。

 本作で見事なのは、補聴器と小指のトリックのみ。特に小指の方は最後まで謎が明かされないので、わかった時は「ほう」と唸ること間違いなし。でもなー。やっぱり長すぎる・・。
訃報は午後二時に届く (文春文庫)Amazon書評・レビュー:訃報は午後二時に届く (文春文庫)より
4167184109
No.2:
(4pt)

夏樹氏の社会派の一面

週刊文春1983年 国内7位

ゴルフ場経営者 那須野が撲殺された。容疑者は、那須野と金銭トラブルがあった大北。大北には、かかってきた間違い電話の対応で、アリバイがなかったのだ。警察の追及の逃れるように行方をくらます大北だったが、その後、妻のもとに死後切断された小指が送られてくる。 ・・・

夏樹氏の社会派の一面とでもいおうか、ゴルフ場経営にかかわる利権の裏側が面白い。真犯人は、分かり易いので、見所は、大北のアリバイをなくすよう仕組まれた間違い電話と、小指の謎ということになるだろうか。登場人物たちが、それぞれ自分勝手な理屈で行動しているんで、主人公の大北を含め共感しづらくはある(実社会では、ありがちなんだろうけど)。

TVドラマ化されているが、こちらは未見。
訃報は午後二時に届く (文春文庫)Amazon書評・レビュー:訃報は午後二時に届く (文春文庫)より
4167184109
No.1:
(5pt)

巧妙なトリック

ゴルフ場経営者が殺害された。
殺害事件の容疑者は、ゴルフ場の工事を請負った、造園会社の社長。
自宅から血のついたクラブと軍手が発見され、容疑は深まるが、失踪後自殺を偽装して、そのまま逃亡してしまう。
それから数日後、留守宅に死後に切断されたと思われる彼の小指が速達小包で届く。
その意味する所とは…。ゴルフ場経営の利権がからんだ殺人事件、巧妙なトリックが使われていて、長編ですが一気に読めます。
訃報は午後二時に届く (文春文庫)Amazon書評・レビュー:訃報は午後二時に届く (文春文庫)より
4167184109

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