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愛と殺意の津軽三味線
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愛と殺意の津軽三味線の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.45pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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中公文庫は校閲してるのかといつも訝しく思う。今回も被害者の会社の株価は安定していると書かれた3ぺージ先では、株価は跳ね上がっている、と書かれている。大先生になると校閲もできないのか | ||||
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高い山の山荘に男たちが泊まった。お遊びのつもりで、山荘の親父の猟銃を外の雪に撃った。それが、思いもかけぬ雪崩を引き起こし、そのせいで山の下の方の道を車で通っていた若い女性が雪に呑まれて死んでしまった。その女性の恋人が男たちに復讐をする。東京都下でいくつも起こった殺人事件の犯人像はなかなかつかめない。犯人と津軽三味線の関係もわからない。それを十津川警部たちが、次第に明らかにしてゆく。 読んでいてスリルとどきどき感を味わう。 | ||||
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東京で連続して起きた殺人事件に、おなじみ十津川警部が挑む。犯行の前に津軽三味線の音色が響くという点から、同一犯人の線が濃くなるが、被害者の共通項=ミッシング・リンクが見つからない。その隠された動機=WHY?、犯人は誰か=WHO?探しが興味をそそり、終盤まで一気に読ませる。ただ、あえて言わせてもらうなら、この作品は独創性という観点では疑問符が付く。殺人の前に犯人が音楽を奏でる趣向は、横溝正史「悪魔が来たりて笛を吹く」によく似ているし、作品中に出てくるアメリカの小説(映画)が下敷きになっているからだ。更に言えば、西村氏の他作品(タイトルは伏せる)に同じような趣向のものがあった。というわけで☆は1つ減らしたが、出来映えは良い部類に入るものと思う。 | ||||
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連続する殺人。殺人現場での津軽三味線の音色。動機の謎。 中盤以降、舞台が東北にうつるあたりから盛り上がりを見せる。 ひょっとすると何も関係ない人が殺されていたのかも、、、と考えると怖い。 ビンの投げ捨て、タバコのポイ捨てが大きな禍根を生むかも。 気をつけよう。 | ||||
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津軽三味線をめぐる殺人事件。 BGMで津軽三味線を聞きながら読むとよい。 | ||||
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職業も性別も年齢も異なる連続殺人の被害者。唯一の共通点は殺害時に 津軽三味線の生演奏が聞こえてきた、という一点のみ。 これを突破口にある仮説を立て、それの裏付けを取る為、十津川&亀井 コンビは一路青森へ・・・ 津軽の厳しい自然の描写、そこに住む人の様子、そして犯人や話の核心に 関わる人の苦悩等が冴える推理と共に描かれます。 確かに何人もの人を殺めているのだから、それ相応の罪を償わなければ ならない(例えそれが「お話」であっても)。 しかし、ではその罰せられるべき人は真性の悪党なのか? 恐らく答えは−少なくとも十津川警部ものでは−少ないのでは無かろうか。 ちょっとした出来事が人の人生を左右する一大事になる。 そう、被害者と犯人の間にそれほどの差異は無い。そういう普通の人が 犯した悲しい事件を時には十津川サイドで、又、ある時には犯人サイドに 感情移入して読み進めた次第です。 次が気になる!という点も小説としては重要。 この点もしっかり満たしています。 | ||||
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職業も性別も年齢も異なる連続殺人の被害者。唯一の共通点は殺害時に 津軽三味線の生演奏が聞こえてきた、という一点のみ。 これを突破口にある仮説を立て、それの裏付けを取る為、十津川&亀井 コンビは一路青森へ・・・ 津軽の厳しい自然の描写、そこに住む人の様子、そして犯人や話の核心に 関わる人の苦悩等が冴える推理と共に描かれます。 確かに何人もの人を殺めているのだから、それ相応の罪を償わなければ ならない(例えそれが「お話」であっても)。 しかし、ではその罰せられるべき人は真性の悪党なのか? 恐らく答えは−少なくとも十津川警部ものでは−少ないのでは無かろうか。 ちょっとした出来事が人の人生を左右する一大事になる。 そう、被害者と犯人の間にそれほどの差異は無い。そういう普通の人が 犯した悲しい事件を時には十津川サイドで、又、ある時には犯人サイドに 感情移入して読み進めた次第です。 次が気になる!という点も小説としては重要。 この点もしっかり満たしています。 | ||||
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トラベルミステリーの魅力の一つは、居ながらにして旅気分が味わえることである。特に、本作品は、雪深き津軽の描写がリアルで、旅情がかき立てられる。 都内で殺人事件が連続して発生。そのいずれも、凶行の前に、津軽三味線の調べが聴かれている。不気味な様相を見せる事件をどう解明するのか。十津川警部の推理が冴えわたる。 | ||||
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トラベルミステリーの魅力の一つは、居ながらにして旅気分が味わえることである。特に、本作品は、雪深き津軽の描写がリアルで、旅情がかき立てられる。 都内で殺人事件が連続して発生。そのいずれも、凶行の前に、津軽三味線の調べが聴かれている。不気味な様相を見せる事件をどう解明するのか。十津川警部の推理が冴えわたる。 | ||||
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今巻は連続殺人犯の手がかりを求めて十津川警部らは津軽へと向かう。このあたりから犯人像がかなり絞られてくる。さらなる殺人事件の発生を防ぐためにも三上は逮捕状を用意せよと命令するが、十津川は自身の責任において、あえて犯人を泳がす。その事で事件は劇的なクライマックスを迎える。スリル満点の展開だ。謎解きには津軽三味線が大きく関与する。本来は三上の人命優先の姿勢の方が正しいと言えるかも知れないが、そこは推理小説だ。この展開の方が結末が劇的となり面白い。 今巻の旅情は津軽の厳しい自然と十津川の津軽に寄せる愛着だ。特に津軽の冬の厳しさは尋常ではない。その風土が津軽三味線を生み、津軽の人々は厳しい自然故に郷里を愛するのかも知れない。 文庫本表紙のイラストに津軽の冬の情景と猟銃があしらわれているが、このイラストが事件の概要を端的に表現している。 | ||||
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今巻は連続殺人犯の手がかりを求めて十津川警部らは津軽へと向かう。このあたりから犯人像がかなり絞られてくる。さらなる殺人事件の発生を防ぐためにも三上は逮捕状を用意せよと命令するが、十津川は自身の責任において、あえて犯人を泳がす。その事で事件は劇的なクライマックスを迎える。スリル満点の展開だ。謎解きには津軽三味線が大きく関与する。本来は三上の人命優先の姿勢の方が正しいと言えるかも知れないが、そこは推理小説だ。この展開の方が結末が劇的となり面白い。 今巻の旅情は津軽の厳しい自然と十津川の津軽に寄せる愛着だ。特に津軽の冬の厳しさは尋常ではない。その風土が津軽三味線を生み、津軽の人々は厳しい自然故に郷里を愛するのかも知れない。 文庫本表紙のイラストに津軽の冬の情景と猟銃があしらわれているが、このイラストが事件の概要を端的に表現している。 | ||||
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