紙の月

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評判

紙の月の評価:

3.79/5点 レビュー 162件。 B ランク

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平均点3.79pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全205件 101〜120 6/11ページ
No.105
(4pt)

主婦の金銭感覚

主婦の金銭に対する心理に迫っています。
主婦には、夫に完全に依存することを極めるタイプと、経済的自立に対する渇望を本源的に捨てきれないタイプがあり、後者が夫の発言の端々に何を感じているのかが描かれています。その描写も、最初は説明ができない違和感という形で女性の頭に浮かぶように描かれています。すごくリアルな感じがします。
紙の月 (ハルキ文庫 か 8-2) Amazon書評・レビュー: 紙の月 (ハルキ文庫 か 8-2)より
4758438455
No.104
(4pt)

主婦の金銭感覚

主婦の金銭に対する心理に迫っています。
主婦には、夫に完全に依存することを極めるタイプと、経済的自立に対する渇望を本源的に捨てきれないタイプがあり、後者が夫の発言の端々に何を感じているのかが描かれています。その描写も、最初は説明ができない違和感という形で女性の頭に浮かぶように描かれています。すごくリアルな感じがします。
紙の月 Amazon書評・レビュー: 紙の月より
4758411905
No.103
(4pt)

タイトルに象徴される儚さと危うさ…

どこにでも居るような普通の女性が堕ちていく姿をリアルに描いた非常に怖い小説。

二十五歳で結婚し、専業主婦となった梅澤梨花が銀行でパートとして働き始める。真面目な働きぶりが認められ、契約社員になった梨花は顧客の預金を着服し、そこから抜け出せない泥沼にはまっていく…

悪女として描かれる梅澤梨花だが、彼女の知人や友人も一歩間違えば、彼女と同じ悪の道へと堕ちていきそうな危うい状況にあり、それがこの小説のリアルさにつながっているようだ。

そんな儚さと危うさが、『紙の月』というタイトルに象徴されている。
紙の月 Amazon書評・レビュー: 紙の月より
4758411905
No.102
(4pt)

タイトルに象徴される儚さと危うさ…

どこにでも居るような普通の女性が堕ちていく姿をリアルに描いた非常に怖い小説。

二十五歳で結婚し、専業主婦となった梅澤梨花が銀行でパートとして働き始める。真面目な働きぶりが認められ、契約社員になった梨花は顧客の預金を着服し、そこから抜け出せない泥沼にはまっていく…

悪女として描かれる梅澤梨花だが、彼女の知人や友人も一歩間違えば、彼女と同じ悪の道へと堕ちていきそうな危うい状況にあり、それがこの小説のリアルさにつながっているようだ。

そんな儚さと危うさが、『紙の月』というタイトルに象徴されている。
紙の月 (ハルキ文庫 か 8-2) Amazon書評・レビュー: 紙の月 (ハルキ文庫 か 8-2)より
4758438455
No.101
(5pt)

さすが

さすが角田先生!映画を観る前に原作を読んでから!そう思って取り寄せました。ドキドキしながらページをめくり、あっという間に読み終えました。次は映画をDVD借りてきてみようと思ってます。
紙の月 (ハルキ文庫 か 8-2) Amazon書評・レビュー: 紙の月 (ハルキ文庫 か 8-2)より
4758438455
No.100
(5pt)

さすが

さすが角田先生!映画を観る前に原作を読んでから!そう思って取り寄せました。ドキドキしながらページをめくり、あっという間に読み終えました。次は映画をDVD借りてきてみようと思ってます。
紙の月 Amazon書評・レビュー: 紙の月より
4758411905
No.99
(5pt)

良かったです

映画を観に行けなかったので、良かったです。ぐっと入り込みました
紙の月 (ハルキ文庫 か 8-2) Amazon書評・レビュー: 紙の月 (ハルキ文庫 か 8-2)より
4758438455
No.98
(5pt)

良かったです

映画を観に行けなかったので、良かったです。ぐっと入り込みました
紙の月 Amazon書評・レビュー: 紙の月より
4758411905
No.97
(5pt)

誰もが梨花になりうる

以前、職場の先輩に勧められて読んだ角田先生の『八日目の蝉』の重苦しい雰囲気が良かったので、昨年映画館に足を運びました。
ですがなんだか予想外に感情移入できなくて結局文庫を読むことに。やっぱりぜんぜん違いました。繊細な気持ちの動きや風景の描写から受ける世界観は小説の中でこそ活きるように思いました。

誰にも、旦那さんにさえ必要とされないと感じる寂しい主婦が、ふとしたことから一億を横領をして愛人に貢ぐ。
結婚に夢を抱いている者からすればひどく衝撃的な展開でしょう。
重罪を犯した主人公の梨花ですが、横領された側の老人からも罪を知ってなお慕われるような優しい人で、その彼女がどうしてこんなことになったのかを考えました。
ちょっとした気持ちの弱さとか、ほんの少しの隙だとか、ふとした歯車がわずかに狂っただけで、こんなことになるんだなと思うと怖くもあり、誰かに必要とされたいとささいに願う精神的にもろい面のある梨花に共感してしまう面も多々ありました。
なによりも、普通の主婦が転落していく様を間近でかいま見たようで少し怖いです。

読む前は、私のようなまだ人生の未熟者である年齢の者が読んでも理解できないかもしれないかなと思っていましたが、年相応に考えさせられることが多かったので、若い人にも読んでもらいたい作品だと思います。
なんだか普通の毎日を送れることを喜び、いろんなことに感謝しつつがんばろうと思いました。
紙の月 (ハルキ文庫 か 8-2) Amazon書評・レビュー: 紙の月 (ハルキ文庫 か 8-2)より
4758438455
No.96
(5pt)

誰もが梨花になりうる

以前、職場の先輩に勧められて読んだ角田先生の『八日目の蝉』の重苦しい雰囲気が良かったので、昨年映画館に足を運びました。
ですがなんだか予想外に感情移入できなくて結局文庫を読むことに。やっぱりぜんぜん違いました。繊細な気持ちの動きや風景の描写から受ける世界観は小説の中でこそ活きるように思いました。

誰にも、旦那さんにさえ必要とされないと感じる寂しい主婦が、ふとしたことから一億を横領をして愛人に貢ぐ。
結婚に夢を抱いている者からすればひどく衝撃的な展開でしょう。
重罪を犯した主人公の梨花ですが、横領された側の老人からも罪を知ってなお慕われるような優しい人で、その彼女がどうしてこんなことになったのかを考えました。
ちょっとした気持ちの弱さとか、ほんの少しの隙だとか、ふとした歯車がわずかに狂っただけで、こんなことになるんだなと思うと怖くもあり、誰かに必要とされたいとささいに願う精神的にもろい面のある梨花に共感してしまう面も多々ありました。
なによりも、普通の主婦が転落していく様を間近でかいま見たようで少し怖いです。

読む前は、私のようなまだ人生の未熟者である年齢の者が読んでも理解できないかもしれないかなと思っていましたが、年相応に考えさせられることが多かったので、若い人にも読んでもらいたい作品だと思います。
なんだか普通の毎日を送れることを喜び、いろんなことに感謝しつつがんばろうと思いました。
紙の月 Amazon書評・レビュー: 紙の月より
4758411905
No.95
(4pt)

冬華目のセミかなぁ

雪が解け始めたよ。解けたら、何になるのかなぁ。
雪が解けたら 春になるのだよねぇ。
紙の月 (ハルキ文庫 か 8-2) Amazon書評・レビュー: 紙の月 (ハルキ文庫 か 8-2)より
4758438455
No.94
(4pt)

冬華目のセミかなぁ

雪が解け始めたよ。解けたら、何になるのかなぁ。
雪が解けたら 春になるのだよねぇ。
紙の月 Amazon書評・レビュー: 紙の月より
4758411905
No.93
(5pt)

実際にあった三和銀行女子社員による巨額横領事件を思い起こさせる

本書に興味を持ったのは新聞広告で
「わかば銀行から契約社員梅沢梨花が1億円を横領した 正義感の強い彼女がなぜ?」なる惹き句を見てからだ。
私が思い出したのは昭和56年(1981年)に実際にあった、三和銀行の伊藤素子(32)の1億3千万搾取の事件だ。

この事件は当時新聞テレビで大々的に報道されたが、犯人の伊藤素子が美人であった上に、現金5000万円、小切手8000万円の合計1億3000万円を引き出したて都内で全て愛人に渡し、引き出し損なった1冊の通帳と、現金500万円を持ち、そのまま羽田空港よりマニラへ逃亡したものであある。

著者の角田光代さんには、自らも旅行好きらしく、NHKの山岳紀行番組でイタリアの岩山トレッキングに挑戦しているのを見て以来関心を持っていたが、その著書を読んだのは今回が初めでである。

学生時代から美人ではあったが、自らを美人と認識したこともなく、正義感が強い梅沢梨花が結婚してから送っていた平凡な新婚生活。
しかし夫婦の間には子供が出来ず、将来子供を持ちたいとの意見では一致していたので、ある晩梨花は自分の排卵日を夫に告げ性交渉に誘う。しかし、この即物的な言動が夫の気持ちを急激に萎えさせ、それ以来夫は梨花の体に触れようとしなくなった。
この辺りの描写は男性の心や体のデリケートな感じ方を著者は熟知しているのではないかと思わせるリアリティがある。

子供が出来ないことからパートとして銀行に働きに出た彼女は、ある日自らの買い物のために顧客から預かった5万円に手を付ける。
その後、重要得意先の老人の孫、若い光太と出会った彼女はふとしたことから彼と肉体関係を持ち、それからは坂道を転げ落ちるように横領を重ねて行く。
この辺りか物語のリアリティはちょっと怪しくなってくるが、実際には美人女子行員の巨額横領事件と言うのは三和銀行事件のほかにも何件か報道されてるので、実際の横領とはこんな風に行われたのかもしれないと思えてくる。
銀行の社内調査の結果横領がばれると観念した彼女はマニラならぬタイのバンコクからチェンマイに逃亡するが、結末は皆まで書かず読者の想像力に任されている。

本書の沢山のレビューの中には、物語や登場人物にリアリティがないとして酷評しているものもあるが、そんなことはない。
期待にたがわぬ第一級のエンタテインメントで読み出したらやめられる一気に読了してしまった。
私は、横領に手を染めてからのリアリティは別として、そこまで気持ちを追い込まれた主人公梅沢梨花の気持ちや、梨花の言葉には傷つく癖に夫婦関係を円満に継続しようと言う努力のない夫の鈍感さは丹念に書きこまれていると思う。
久々に小説の面白さを味あわせてくれた一冊で、角田光代の著作をもっと読んでみたい気持ちになった。
紙の月 (ハルキ文庫 か 8-2) Amazon書評・レビュー: 紙の月 (ハルキ文庫 か 8-2)より
4758438455
No.92
(5pt)

実際にあった三和銀行女子社員による巨額横領事件を思い起こさせる

本書に興味を持ったのは新聞広告で
「わかば銀行から契約社員梅沢梨花が1億円を横領した 正義感の強い彼女がなぜ?」なる惹き句を見てからだ。
私が思い出したのは昭和56年(1981年)に実際にあった、三和銀行の伊藤素子(32)の1億3千万搾取の事件だ。

この事件は当時新聞テレビで大々的に報道されたが、犯人の伊藤素子が美人であった上に、現金5000万円、小切手8000万円の合計1億3000万円を引き出したて都内で全て愛人に渡し、引き出し損なった1冊の通帳と、現金500万円を持ち、そのまま羽田空港よりマニラへ逃亡したものであある。

著者の角田光代さんには、自らも旅行好きらしく、NHKの山岳紀行番組でイタリアの岩山トレッキングに挑戦しているのを見て以来関心を持っていたが、その著書を読んだのは今回が初めでである。

学生時代から美人ではあったが、自らを美人と認識したこともなく、正義感が強い梅沢梨花が結婚してから送っていた平凡な新婚生活。
しかし夫婦の間には子供が出来ず、将来子供を持ちたいとの意見では一致していたので、ある晩梨花は自分の排卵日を夫に告げ性交渉に誘う。しかし、この即物的な言動が夫の気持ちを急激に萎えさせ、それ以来夫は梨花の体に触れようとしなくなった。
この辺りの描写は男性の心や体のデリケートな感じ方を著者は熟知しているのではないかと思わせるリアリティがある。

子供が出来ないことからパートとして銀行に働きに出た彼女は、ある日自らの買い物のために顧客から預かった5万円に手を付ける。
その後、重要得意先の老人の孫、若い光太と出会った彼女はふとしたことから彼と肉体関係を持ち、それからは坂道を転げ落ちるように横領を重ねて行く。
この辺りか物語のリアリティはちょっと怪しくなってくるが、実際には美人女子行員の巨額横領事件と言うのは三和銀行事件のほかにも何件か報道されてるので、実際の横領とはこんな風に行われたのかもしれないと思えてくる。
銀行の社内調査の結果横領がばれると観念した彼女はマニラならぬタイのバンコクからチェンマイに逃亡するが、結末は皆まで書かず読者の想像力に任されている。

本書の沢山のレビューの中には、物語や登場人物にリアリティがないとして酷評しているものもあるが、そんなことはない。
期待にたがわぬ第一級のエンタテインメントで読み出したらやめられる一気に読了してしまった。
私は、横領に手を染めてからのリアリティは別として、そこまで気持ちを追い込まれた主人公梅沢梨花の気持ちや、梨花の言葉には傷つく癖に夫婦関係を円満に継続しようと言う努力のない夫の鈍感さは丹念に書きこまれていると思う。
久々に小説の面白さを味あわせてくれた一冊で、角田光代の著作をもっと読んでみたい気持ちになった。
紙の月 Amazon書評・レビュー: 紙の月より
4758411905
No.91
(4pt)

横領に至るまでの過程が興味深い

主人公が横領に至るまでの過程が非常に興味深い。
すなわち、幼少時代の環境や旦那との関係、友達との付き合い方、若い男性との出会い等全てが横領をせざるを得ないような仕立てになっているような気がした。
横領を始めると、初めは何とかなると自分に言い聞かせ、そのうち、どうにでもなれという、(自分のしていることを)早くみつけてくれ、という心理的な変化の描き方もリアルで巧い。
終盤では発覚後のストーリーが無いのが唯一残念ではあるものの、映画化され話題の作品だけに、全体的に期待を裏切らない面白さがあった。

個人的には、横領に手を染める大きな要因は、夫とのコミュニケーションが希薄であることだったと思う。
既婚者である私自身もこの作品を読んで、自分の願望を相手(妻)に巧く伝えることや妻を思いやる言動を大事にしていきたいと思った次第。
今年読んだ多くの作品の中で、上位に位置する出来栄えであったと思う。
紙の月 Amazon書評・レビュー: 紙の月より
4758411905
No.90
(4pt)

横領に至るまでの過程が興味深い

主人公が横領に至るまでの過程が非常に興味深い。
すなわち、幼少時代の環境や旦那との関係、友達との付き合い方、若い男性との出会い等全てが横領をせざるを得ないような仕立てになっているような気がした。
横領を始めると、初めは何とかなると自分に言い聞かせ、そのうち、どうにでもなれという、(自分のしていることを)早くみつけてくれ、という心理的な変化の描き方もリアルで巧い。
終盤では発覚後のストーリーが無いのが唯一残念ではあるものの、映画化され話題の作品だけに、全体的に期待を裏切らない面白さがあった。

個人的には、横領に手を染める大きな要因は、夫とのコミュニケーションが希薄であることだったと思う。
既婚者である私自身もこの作品を読んで、自分の願望を相手(妻)に巧く伝えることや妻を思いやる言動を大事にしていきたいと思った次第。
今年読んだ多くの作品の中で、上位に位置する出来栄えであったと思う。
紙の月 (ハルキ文庫 か 8-2) Amazon書評・レビュー: 紙の月 (ハルキ文庫 か 8-2)より
4758438455
No.89
(4pt)

坂道を転がるように

落ちるときは坂道を転がるように一気に落ちていく。
平凡な人生、毎日が同じ事の繰り返し…だったはずなのに、どうしてこうなったのだろうか。
一つの嘘を隠すために嘘を重ねる主人公の落ちていく様が、読んでいて息苦しささえ覚えました。
主人公だけではない、もしかして自分の人生にもあり得るのかもしれない。
紙の月 (ハルキ文庫 か 8-2) Amazon書評・レビュー: 紙の月 (ハルキ文庫 か 8-2)より
4758438455
No.88
(4pt)

坂道を転がるように

落ちるときは坂道を転がるように一気に落ちていく。
平凡な人生、毎日が同じ事の繰り返し…だったはずなのに、どうしてこうなったのだろうか。
一つの嘘を隠すために嘘を重ねる主人公の落ちていく様が、読んでいて息苦しささえ覚えました。
主人公だけではない、もしかして自分の人生にもあり得るのかもしれない。
紙の月 Amazon書評・レビュー: 紙の月より
4758411905
No.87
(4pt)

誰しもが梅澤梨花になってしまう可能性はある

読み終えてまず感じたことは、自分もそして誰でも梅澤梨花になる可能性があり得るのだということ。
 このことは、本作を読み終えた人全員が感じなければいけないことだと思う。

 どんな人間にも「悪」という感情はある。

 この小説を、違う世界の話だと、フィクションではない。
 もしかしたら、自分のすぐ近くで、もしかしたら自分がしでかしてしまう可能性があるということを忘れてはいけない。

 大切なテーマを扱った作品なので、より多くの人に読んでもらいたい。
紙の月 (ハルキ文庫 か 8-2) Amazon書評・レビュー: 紙の月 (ハルキ文庫 か 8-2)より
4758438455
No.86
(4pt)

誰しもが梅澤梨花になってしまう可能性はある

読み終えてまず感じたことは、自分もそして誰でも梅澤梨花になる可能性があり得るのだということ。
 このことは、本作を読み終えた人全員が感じなければいけないことだと思う。

 どんな人間にも「悪」という感情はある。

 この小説を、違う世界の話だと、フィクションではない。
 もしかしたら、自分のすぐ近くで、もしかしたら自分がしでかしてしまう可能性があるということを忘れてはいけない。

 大切なテーマを扱った作品なので、より多くの人に読んでもらいたい。
紙の月 Amazon書評・レビュー: 紙の月より
4758411905