タイム・リープ あしたはきのう

【この小説が収録されている参考書籍】

評判

タイム・リープ あしたはきのうの評価:

4.53/5点 レビュー 114件。 S ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.53pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全175件 141〜160 8/9ページ
No.35
(5pt)

絶対、文庫で購入!

新刊平積みだったこの本を手に取ったのは、
装丁とタイトルが妙に目を惹いたからでした。(ちなみにハードカバーで購入)どちらかというと『積読』派の私は購入後、実に1年この本のページをめくりませんでした。
ある時、腹痛でトイレにこもる為(キタなくてスミマセン)
持ち込んだのが偶然この本でした。
そしてトイレからでたのは、読み終えてからでした。
あまりの面白さに、それこそ移動する時間を惜しんだのです(笑)。そして出てから、もう一度ゆっくりと、
時間のパズルを納得しつつ読みました。
同じ本を1日に2度も、それも最初から最後まで読んだことは、
今に至るまで、この本だけです。ネタばらしはミステリーにとって最悪な所行ですから触れませんが、
『時間のパズル』とりわけ、プロローグ、エピローグはとても好きなシーンです。映画化の際に文庫化しましたが、
これにはハードカバーには無かった挿し絵、そして未来のヒトコマが足されていました。
もちろん、買い直しましたよ!
私はこの未来話でさらに『若松くん』にメロメロにされました。
結婚したいとは思いませんけどね(笑)。とにかく読みやすい本なので、活字が苦手な方にもオススメですよ。
タイム・リープ―あしたはきのう〈上〉 (電撃文庫) Amazon書評・レビュー: タイム・リープ―あしたはきのう〈上〉 (電撃文庫)より
4073055801
No.34
(5pt)

絶対、文庫で購入!

新刊平積みだったこの本を手に取ったのは、
装丁とタイトルが妙に目を惹いたからでした。(ちなみにハードカバーで購入)どちらかというと『積読』派の私は購入後、実に1年この本のページをめくりませんでした。
ある時、腹痛でトイレにこもる為(キタなくてスミマセン)
持ち込んだのが偶然この本でした。
そしてトイレからでたのは、読み終えてからでした。
あまりの面白さに、それこそ移動する時間を惜しんだのです(笑)。そして出てから、もう一度ゆっくりと、
時間のパズルを納得しつつ読みました。
同じ本を1日に2度も、それも最初から最後まで読んだことは、
今に至るまで、この本だけです。ネタばらしはミステリーにとって最悪な所行ですから触れませんが、
『時間のパズル』とりわけ、プロローグ、エピローグはとても好きなシーンです。映画化の際に文庫化しましたが、
これにはハードカバーには無かった挿し絵、そして未来のヒトコマが足されていました。
もちろん、買い直しましたよ!
私はこの未来話でさらに『若松くん』にメロメロにされました。
結婚したいとは思いませんけどね(笑)。とにかく読みやすい本なので、活字が苦手な方にもオススメですよ。
タイム・リープ―あしたはきのう (上) (電撃文庫 (0146)) Amazon書評・レビュー: タイム・リープ―あしたはきのう (上) (電撃文庫 (0146))より
4840205582
No.33
(5pt)

映画化もした作品です。

「今まで読んできた小説の中で、最も感動した作品は?」「今まで読んできた小説の中で、最も笑った小説は?」その二つの質問に対して、僕はすぐに答えることは出来ないと思う。しかし、「今まで読んできた小説の中で、最もワクワクした小説は?」と尋ねられたら、僕は間違いなく速攻でこの作品の名前を口にする。それほどまでに、すごい衝撃を受けた作品です。ぜひ、御一読のほどをば!
タイム・リープ―あしたはきのう〈上〉 (電撃文庫) Amazon書評・レビュー: タイム・リープ―あしたはきのう〈上〉 (電撃文庫)より
4073055801
No.32
(5pt)

もう一度、何も知らない状態から。

余りにも余りにも良い出来だったので、読み終えた後に「ああ! もう一度この作品について一切知識の無い状態で読み直したい! そしてこの感動をもう一度!」と強く願った。
本当に、今まで読んできた本の中で一番『ワクワクした』
作品。なお、巻末に収録されている《あとがきがわりに》は、高畑京一郎先生のデビュー作である《クリス・クロス》を読んでいないとちんぷんかんぷん(死語か?)だと思う。
こちらも名作なので、この作品に触れて、あるいはこのレビューを読んで少しでも興味の沸いた方は、ぜひ。ぜひ。
タイム・リープ―あしたはきのう (下) (電撃文庫 (0147)) Amazon書評・レビュー: タイム・リープ―あしたはきのう (下) (電撃文庫 (0147))より
4073055968
No.31
(5pt)

もう一度、何も知らない状態から。

余りにも余りにも良い出来だったので、読み終えた後に「ああ! もう一度この作品について一切知識の無い状態で読み直したい! そしてこの感動をもう一度!」と強く願った。
本当に、今まで読んできた本の中で一番『ワクワクした』
作品。なお、巻末に収録されている《あとがきがわりに》は、高畑京一郎先生のデビュー作である《クリス・クロス》を読んでいないとちんぷんかんぷん(死語か?)だと思う。
こちらも名作なので、この作品に触れて、あるいはこのレビューを読んで少しでも興味の沸いた方は、ぜひ。ぜひ。
タイム・リープ―あしたはきのう (下) (電撃文庫 (0147)) Amazon書評・レビュー: タイム・リープ―あしたはきのう (下) (電撃文庫 (0147))より
4840205590
No.30
(5pt)

映画化もした作品です。

「今まで読んできた小説の中で、最も感動した作品は?」「今まで読んできた小説の中で、最も笑った小説は?」その二つの質問に対して、僕はすぐに答えることは出来ないと思う。しかし、「今まで読んできた小説の中で、最もワクワクした小説は?」と尋ねられたら、僕は間違いなく速攻でこの作品の名前を口にする。それほどまでに、すごい衝撃を受けた作品です。ぜひ、御一読のほどをば!
タイム・リープ―あしたはきのう (上) (電撃文庫 (0146)) Amazon書評・レビュー: タイム・リープ―あしたはきのう (上) (電撃文庫 (0146))より
4840205582
No.29
(4pt)

主人公・サブキャラ両方の視点で楽しめます

体が移動しない「タイム・リープ」というのが面白かったです。主人公・サブキャラ両方の視点で読むと格別です。
 リープの原因がよくある出来事なので唯一その点を残念に思いました。
タイム・リープ―あしたはきのう (下) (電撃文庫 (0147)) Amazon書評・レビュー: タイム・リープ―あしたはきのう (下) (電撃文庫 (0147))より
4073055968
No.28
(4pt)

主人公・サブキャラ両方の視点で楽しめます

体が移動しない「タイム・リープ」というのが面白かったです。主人公・サブキャラ両方の視点で読むと格別です。
 リープの原因がよくある出来事なので唯一その点を残念に思いました。
タイム・リープ―あしたはきのう (下) (電撃文庫 (0147)) Amazon書評・レビュー: タイム・リープ―あしたはきのう (下) (電撃文庫 (0147))より
4840205590
No.27
(4pt)

SF

SF的な素材「精神のみのタイムリープ」という設定の小説は僕が知っている中では小林泰三の『酔歩する男』(『玩具修理者』(角川ホラー文庫収録)があるが、『タイム・リープ』はその恐ろしい素材を明るく描いていて好感が持てた。
タイム・リープ―あしたはきのう〈上〉 (電撃文庫) Amazon書評・レビュー: タイム・リープ―あしたはきのう〈上〉 (電撃文庫)より
4073055801
No.26
(4pt)

SF

SF的な素材「精神のみのタイムリープ」という設定の小説は僕が知っている中では小林泰三の『酔歩する男』(『玩具修理者』(角川ホラー文庫収録)があるが、『タイム・リープ』はその恐ろしい素材を明るく描いていて好感が持てた。
タイム・リープ―あしたはきのう (上) (電撃文庫 (0146)) Amazon書評・レビュー: タイム・リープ―あしたはきのう (上) (電撃文庫 (0146))より
4840205582
No.25
(5pt)

KNOCK PLEASE

高校2年生の平凡な少女、鹿島翔香。ある日、学校に着いた彼女は、昨日の記憶を丸ごと失っている事に気づく。帰宅後開いてみた彼女の日記には、確かに自分の筆跡で書かれた全く見覚えの無い文章があった。「あなたは今、混乱している。若松くんに相談なさい…。」校内でもトップクラスの秀才の若松和彦は、半信半疑ながらも翔香に何が起こっているのか調べ始める。その結果導き出された事実は、翔香を震撼させた。
高畑京一郎氏が組み上げる時間のパズル。この作品ほど夢中になって読み進んだ本は無いかも知れません。終わりが近づくにしたがって、何か勿体無い気持ちになったのは、この作品が始めてでした。それしても彼の構成力には舌を巻きます。
タイム・リープ―あしたはきのう〈上〉 (電撃文庫) Amazon書評・レビュー: タイム・リープ―あしたはきのう〈上〉 (電撃文庫)より
4073055801
No.24
(5pt)

KNOCK PLEASE

高校2年生の平凡な少女、鹿島翔香。ある日、学校に着いた彼女は、昨日の記憶を丸ごと失っている事に気づく。帰宅後開いてみた彼女の日記には、確かに自分の筆跡で書かれた全く見覚えの無い文章があった。「あなたは今、混乱している。若松くんに相談なさい…。」校内でもトップクラスの秀才の若松和彦は、半信半疑ながらも翔香に何が起こっているのか調べ始める。その結果導き出された事実は、翔香を震撼させた。
高畑京一郎氏が組み上げる時間のパズル。この作品ほど夢中になって読み進んだ本は無いかも知れません。終わりが近づくにしたがって、何か勿体無い気持ちになったのは、この作品が始めてでした。それしても彼の構成力には舌を巻きます。
タイム・リープ―あしたはきのう (上) (電撃文庫 (0146)) Amazon書評・レビュー: タイム・リープ―あしたはきのう (上) (電撃文庫 (0146))より
4840205582
No.23
(5pt)

懐かしいさえ感じるSFの恋愛小説

高校時代好きだった「時をかける少女」を読んだ時の興奮をまた感じました。それに和彦君、かっこいいなぁ。主人公もかわいいし、出てくる登場人物もみんなよかったです。高校時代の青春時代に大好きだった恋愛小説をまた読みたくなりました。
著者の等身大の書き方も好感が持てるし、読みやすく何度も読んでしまいました。
タイム・リープ―あしたはきのう〈上〉 (電撃文庫) Amazon書評・レビュー: タイム・リープ―あしたはきのう〈上〉 (電撃文庫)より
4073055801
No.22
(5pt)

懐かしいさえ感じるSFの恋愛小説

高校時代好きだった「時をかける少女」を読んだ時の興奮をまた感じました。それに和彦君、かっこいいなぁ。主人公もかわいいし、出てくる登場人物もみんなよかったです。高校時代の青春時代に大好きだった恋愛小説をまた読みたくなりました。
著者の等身大の書き方も好感が持てるし、読みやすく何度も読んでしまいました。
タイム・リープ―あしたはきのう (上) (電撃文庫 (0146)) Amazon書評・レビュー: タイム・リープ―あしたはきのう (上) (電撃文庫 (0146))より
4840205582
No.21
(5pt)

パズル

すべてが緻密に計算されたストーリー設計。
辻褄、伏線等見事すぎる展開。上下巻、あっという間に読み終えてしまい、
そのままメモ帳片手に2週目。
図を描きつつ3週目。恐ろしく完成度の高い小説です。いや~、お見事。わけの分からない出だしの文章。
それが、読み終わるころには 「なるほど!!」 と納得。すべてにおいて、「あれっ」 「あ~、なるほどぉ」 の連続。
スバラシすぎます。この本。何回読んでも飽きが来ない。何度でも読み返したくなる作品です。
タイム・リープ―あしたはきのう〈上〉 (電撃文庫) Amazon書評・レビュー: タイム・リープ―あしたはきのう〈上〉 (電撃文庫)より
4073055801
No.20
(5pt)

パズル

すべてが緻密に計算されたストーリー設計。
辻褄、伏線等見事すぎる展開。上下巻、あっという間に読み終えてしまい、
そのままメモ帳片手に2週目。
図を描きつつ3週目。恐ろしく完成度の高い小説です。いや~、お見事。わけの分からない出だしの文章。
それが、読み終わるころには 「なるほど!!」 と納得。すべてにおいて、「あれっ」 「あ~、なるほどぉ」 の連続。
スバラシすぎます。この本。何回読んでも飽きが来ない。何度でも読み返したくなる作品です。
タイム・リープ―あしたはきのう (上) (電撃文庫 (0146)) Amazon書評・レビュー: タイム・リープ―あしたはきのう (上) (電撃文庫 (0146))より
4840205582
No.19
(5pt)

爽やかな読了感が印象的。

高校を舞台にしたSF&学園&恋愛、全部綺麗に収まった読み心地の良い小説です。
独特な設定での時間跳躍を見事に矛盾無く描ききった著者の力量が伝わってくる良作だと思います。とはいっても、そんな堅苦しいこと考えずに気分転換にさらっと読むほうがいいかもしれません。活字嫌い、活字大好きな中高生、そして読み終えたあとの充実感が欲しい全ての人々に読んで欲しい作品です。時間跳躍という世界観も手伝って、伏線がとても張りやすい。そして伏線に気付きにくい。いたるところに『読み進めていくと「え!?」と驚いてしまい、しかし驚くと同時に納得して、さらに続きが読みたくなる。』そんな仕掛けが沢山ちりばめられていることに気付くでしょうか。もう一つ上手いと思うのは、SFの設定と恋愛の物語が綺麗に融合しているところです。SFの設定はSFの設定として、恋愛の物語は恋愛の物語として、お互いに独立させてみても十分に完成しています。しかし、それが見事に融合し、お互いがお互いを引き立てている。見事なのは下巻のラスト。思わず舌を巻く見事な決着のつけ方。ここまで読者を魅了する最終章は滅多に見られないでしょう。
詳しくは話せませんが、SFとしての終幕と恋愛としての決着が完璧にお互いを引き立てあい、この作品で無ければ味わえない、素晴らしい読了感に身をゆだねることが出来ます。『後書き代わりに』にも楽しませてもらえますよ(笑)ライトノベルであることには違いはないのですが、ぜひ色んな人に読んでもらいたい一冊です。後悔はしないと思います。
それでは、長文失礼しました。
タイム・リープ―あしたはきのう〈上〉 (電撃文庫) Amazon書評・レビュー: タイム・リープ―あしたはきのう〈上〉 (電撃文庫)より
4073055801
No.18
(5pt)

爽やかな読了感が印象的。

高校を舞台にしたSF&学園&恋愛、全部綺麗に収まった読み心地の良い小説です。
独特な設定での時間跳躍を見事に矛盾無く描ききった著者の力量が伝わってくる良作だと思います。とはいっても、そんな堅苦しいこと考えずに気分転換にさらっと読むほうがいいかもしれません。活字嫌い、活字大好きな中高生、そして読み終えたあとの充実感が欲しい全ての人々に読んで欲しい作品です。時間跳躍という世界観も手伝って、伏線がとても張りやすい。そして伏線に気付きにくい。いたるところに『読み進めていくと「え!?」と驚いてしまい、しかし驚くと同時に納得して、さらに続きが読みたくなる。』そんな仕掛けが沢山ちりばめられていることに気付くでしょうか。もう一つ上手いと思うのは、SFの設定と恋愛の物語が綺麗に融合しているところです。SFの設定はSFの設定として、恋愛の物語は恋愛の物語として、お互いに独立させてみても十分に完成しています。しかし、それが見事に融合し、お互いがお互いを引き立てている。見事なのは下巻のラスト。思わず舌を巻く見事な決着のつけ方。ここまで読者を魅了する最終章は滅多に見られないでしょう。
詳しくは話せませんが、SFとしての終幕と恋愛としての決着が完璧にお互いを引き立てあい、この作品で無ければ味わえない、素晴らしい読了感に身をゆだねることが出来ます。『後書き代わりに』にも楽しませてもらえますよ(笑)ライトノベルであることには違いはないのですが、ぜひ色んな人に読んでもらいたい一冊です。後悔はしないと思います。
それでは、長文失礼しました。
タイム・リープ―あしたはきのう (上) (電撃文庫 (0146)) Amazon書評・レビュー: タイム・リープ―あしたはきのう (上) (電撃文庫 (0146))より
4840205582
No.17
(4pt)

まあまあでした

この物語は,人間は意識と身体を完全に切り離すことができるという大胆な仮定のもとに創られている.それは良いと思う.
 さらにタイムリープというものを考え出し,それを物語の進行とともに厳密にしかも読者にわかりやすく定義していく著者は,すごいなと思う.
 しかし,それでは敢闘賞か技能賞どまりである. 私が納得出来なかったのは,本書に恋愛の要素を取り入れたことである.はっきり言うと,本書にこういったものは邪魔だと思う.本書からSF部分を取り除いて恋愛小説だと思うと,本書はC級作品になってしまうと思う.せっかく和彦のキャラは良かったのに・・・和彦と翔香が最後に普通に仲良くなるのも解せない(これは私の美学の問題だが). キスの直前がタイムリープの起点とするのも違和感がある.なぜ彼女はタイムリープするのかを考えると矛盾していると思える.今までは,タイムリープするのは彼女が突発的に一定の恐怖感を感じたときである.いわゆる心理学用語でいう防衛機制のうちの逃避である.そしてそれが危険でないと感じた時にその瞬間に戻れるようになるのである。しかし,キスは彼女自身が求めたものである.少なくとも防衛機制が発生するような情況ではない.緊張していたのかもしれないし,複雑な感情もあったのかもしれないが,これでは私は納得しない.なんか恋愛の要素を後から物語に無理矢理付け加えたために矛盾が起きたんじゃないかと勘ぐってしまう.  あと細かすぎるかもしれないが,植木鉢を落とすのはないだろうと思う.だって3階の美術室から植木鉢を落として,1階を歩く人間の頭に当てる時の命中率を考えてみてほしい.私なら当てる自信がない.まあ むちゃくちゃ細かいが・・・.
タイム・リープ―あしたはきのう〈上〉 (電撃文庫) Amazon書評・レビュー: タイム・リープ―あしたはきのう〈上〉 (電撃文庫)より
4073055801
No.16
(4pt)

まあまあでした

この物語は,人間は意識と身体を完全に切り離すことができるという大胆な仮定のもとに創られている.それは良いと思う.
 さらにタイムリープというものを考え出し,それを物語の進行とともに厳密にしかも読者にわかりやすく定義していく著者は,すごいなと思う.
 しかし,それでは敢闘賞か技能賞どまりである. 私が納得出来なかったのは,本書に恋愛の要素を取り入れたことである.はっきり言うと,本書にこういったものは邪魔だと思う.本書からSF部分を取り除いて恋愛小説だと思うと,本書はC級作品になってしまうと思う.せっかく和彦のキャラは良かったのに・・・和彦と翔香が最後に普通に仲良くなるのも解せない(これは私の美学の問題だが). キスの直前がタイムリープの起点とするのも違和感がある.なぜ彼女はタイムリープするのかを考えると矛盾していると思える.今までは,タイムリープするのは彼女が突発的に一定の恐怖感を感じたときである.いわゆる心理学用語でいう防衛機制のうちの逃避である.そしてそれが危険でないと感じた時にその瞬間に戻れるようになるのである。しかし,キスは彼女自身が求めたものである.少なくとも防衛機制が発生するような情況ではない.緊張していたのかもしれないし,複雑な感情もあったのかもしれないが,これでは私は納得しない.なんか恋愛の要素を後から物語に無理矢理付け加えたために矛盾が起きたんじゃないかと勘ぐってしまう.  あと細かすぎるかもしれないが,植木鉢を落とすのはないだろうと思う.だって3階の美術室から植木鉢を落として,1階を歩く人間の頭に当てる時の命中率を考えてみてほしい.私なら当てる自信がない.まあ むちゃくちゃ細かいが・・・.
タイム・リープ―あしたはきのう (上) (電撃文庫 (0146)) Amazon書評・レビュー: タイム・リープ―あしたはきのう (上) (電撃文庫 (0146))より
4840205582