生徒会探偵キリカ
評判
生徒会探偵キリカの評価:
3.93/5点 レビュー 28件。 D ランク
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1〜4 1/1ページ
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生徒会探偵キリカの評価:
3.93/5点 レビュー 28件。 D ランク
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なにせタイトルが生徒会探偵なので、多くの方がそういう印象を抱かれるのではないかと推察致します。
でもふたを開けてみるとまったくそうではなく、
いわゆる学園系キャラ物ラノベにミステリーっぽいものがちょっとある、程度のもので、
解決時のキリカの行動も推理するというよりはあらかじめ答えを知っている上で証拠を洗っていく(しかも結構穴だらけ)ようなものなので、
いわゆる推理物を期待している方にはほぼ確実に地雷作品です。
一方でキャラ物としてはどうかを考えると…弱い、と思います。
いわゆる一人称作品で各キャラのボケも主人公のつっこみもこってこてな感じはするもののなかなか。
パロネタ頼りといった部分もなく、後記しますが文章も読みやすい。
でも登場するキャラのスペックがすべて後付けというか設定気味で、すごさの指標が
天下無敵の会長は「8000人もいる全生徒のプロフィールを完全に覚えている」、マドンナらしい副会長は「ハーフの金髪美女でスタイル抜群」、
凄腕会計のキリカは「お金を動かすのが好きで八億円をきちんと管理している。時々探偵っぽいことをする」というのが書かれている程度で、
実際になにかそれらに相応しい説得力のある行動をしているかと言われると微妙です。ただイラストがとても可愛らしいのと、
なにやら百合っぽい行動が多いので、そういうのが好きな方には良いのかもしれません。
ストーリーについては、こちらもあってないようなものです。
というか、あるにはあるんですが、設定や辻褄合わせみたいな部分では限りなくフィクションです。
まず8000人もいる超大規模マンモス校、それも普通の学校並の大きさの学生寮が6つとか、
普通科や音楽科の校舎、16000人が収容できるアリーナなどがすべて敷地内にある学校が
駅前の一等地に建っているっていうのがまずちょっと。
キリカの父親が超絶金持ちで娘のために自ら学校を作りつつ、超大規模マンモス校の理事もしていて、
学校内の組織や予算編成を自由自在に操れるほどの権限を持っているというのもちょっと…。
あと上記のタイトル詐欺と言えなくもないかもしれないミステリーもどきと、
話の落ちについても無茶というか、かなり運がらみな部分を作者という神様の手によって
為しえさせていたりするのもなんとも言えません。
主人公が活躍っぽいことをする部分もありますが、普通科の冴えない系主人公が
そんな企てできない気もします。
ただそういった社会的な部分についての破綻具合はともかく、
生徒会の活動内容などはなかなかリアルです。
なんでも作者さんが生徒会に所属していた経験があるとのことで、そういった部分の描写については
目新しいと思う方は目新しいのではないかなと思います。
また、杉井光さんの作品は今回初めて読みましたが、
文章がとても安定していて、文体に少し癖はあるものの読みやすいなと感じました。
個人差がある話だとは思いますが、体調不良で熱で浮かされている時に読んでもそう感じたくらいなので、
読みやすいと思われる方は多いのでは無いかと思います。
上記の点を踏まえて考えると、評価は★3つくらいでしょうか。
面白くないわけではありませんが、ふと醒めそうになる点も多いです。