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星月夜
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星月夜の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.19pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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伊集院静の世界観(それはそれで味があるけれど)を受容れることが前提なので、そこには推理小説の醍醐味である、筆者と読者のかけ引きは存在しない。推理小説として成立しているかどうかも微妙だ。 | ||||
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「星月夜」というタイトルは、ゴッホの絵のタイトルからとったときいて、作中にこの絵がでてきて、何らかの謎解きに使われるのかと思っていたらでてきませんでした。 なぜ、このタイトルなのでしょう? 小説の出来はさすがといった感じなのですが、推理小説としてみれば陳腐さや物足りなさを感じます。 捜査する側の登場人物が多すぎて、誰が主人公なのかよくわかりません。よくある名探偵、名刑事が謎を解き明かすといった感じではありません。 最後にわかる犯人やその動機も、途中まで面白いと思って読み進めたからこそ、残念に思います。 | ||||
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出来具合については他のレビュアーの方のを見ても判るとおり、日経のレビューとは大きな食い違いがあるらしい。 理由についてはさまざまに考えられるが、要は一部の批評家大先生や大作家先生には面白く、 一般読者にはさほどでもないような出来具合だからだろう。 つまりこの本は『大先生専用』と言うことかもしれない。 そう心得て買った方が良いと思われる。 | ||||
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過去の話、西や東の各所に飛んで、それらが最後に繋がると、なるほどと思える まぁ、普通にミステリ小説だなと よく調べてるなというのも解ったし、最初の時点での謎も、話を追っていくうちに解ってきて面白かったんだけど 何か物足りなさも感じた ミステリではあるけど、推理してる風にはなく、この人はいるのかなって思えるくらい人が多すぎて解り難い 登場人物への思いいればほとんど中途半端に終わってしまって、それが物足りなさを出しているのかもしれない | ||||
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個人の力ではどうすることも出来ない矛盾や巨大な悪との対決といった「社会派」の必然性はなく、犯人探しの面白さ、あっと驚くトリックという「推理小説」の要素も皆無。さらに「警察小説」として組織の抱える諸問題を提起する、という面もなし。 硬質で感情を交えず、事実を積み重ねるという決まりごとを根底から覆すことでは、作者の「挑戦」は成功かもしれないし、古くからの愛読者離れも防いでいるかもしれない。 けれども、いくらなんでも現場の刑事が鍛冶場の情景を裏付けるためにベラスケスの絵を観にいかないだろうし、銅鐸の新規鋳造は新進気鋭の考古学者の新学説発表と結びつかないと、読者に情報をすべて与えたように見せかける「推理小説」のルールからは乖離してしまう。 「推理小説」とさえ自称しなければ、相変わらず巧みな心理と情景の描写には◎なのに、敢えて帯でアオる出版社の姿勢に激しく疑問を抱かざるを得ない。 | ||||
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帯に「砂の器」「飢餓海峡」と並ぶ社会派推理小悦のように書いていますが… それは、言・い・す・ぎだろう 事件発生から被害者や関係者の過去など道具立てとしてはとても良いのですが、 警察ものとして書いているわりには、警察小説特有の熱さがない感じ。 若い女性と老人が一緒に殺されている、となれば(実際の捜査はともかく)警察小説的には 2人の接点を中心に捜査するが見つからない、やがて現われた意外な接点から事態は急展開する、 2人の背景を描くのであれば、それぞれの悲しい数奇な運命を描いて事件の切なさを強調する、 というのを期待しますが、多少はあるもののメリハリがない感じ。 もっとねちっこく書けば重厚な推理小説になりそうなところを、わりとさらっと書いて いるのが伊集院さんのダンディズムなのかしらん。 伊集院静に東野圭吾のようなミステリや、今野敏のような警察小説を求めて読む人は いないと思いますが、(でも帯を見たら松本清張のようなのを期待するか)、そういった 観点で読んだらすかされた気分になるでしょう。 | ||||
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