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幽霊博物館



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【この小説が収録されている参考書籍】
幽霊博物館
幽霊博物館 (文春文庫)

幽霊博物館の評価: 4.00/5点 レビュー 3件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

幽霊話

五篇の短編集。
表題作の「幽霊博物館」は怖いというフレコミの装丁となっている。
しかし、この作品はあまり怖くはなく、幽霊話で貫かれていて、結末自体も曖昧。
物語の推理性は、それなりのものだが、結末は「何だこれ?」という印象だ。

「火葬場の煙はななめに上がる」は、想定そのものが傑作だ。
何しろ、火葬場で今焼かれているはずの人物が、こちらに向かって、手を合わせているのだから。
それなら、今焼かれているのは、誰の死体なのか?
非常に面白い展開を見せる。

著者は時々、軽妙な文体で、非常に残酷な内容の作品を著わす。
むしろ、そのアンバランスさに、怖さを感じる。

ただ、本書の表題作は、あまり怖くなかったので、星3つとした。

幽霊博物館Amazon書評・レビュー:幽霊博物館より
4163228500

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