■スポンサードリンク
ROMES06
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
ROMES06の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.57pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
すばらしい。 先が知りたくてわくわくし、でもこんなにも読み終わるのが残念だった本はそう、ない。 チームという符丁、それぞれの性別と正体、つながり。 対比されて描かれる、犬とシステムしか信じない、天才・成嶋と、 なんとか成嶋に認められたいとがむしゃらになる、自分ではどうしようもない傷を持つ砂村。 少しずつ明らかになる、巨大な防衛システム、ROMES。 飄々としながら自分の持ち場を徹底して守る成嶋の頭脳と、 自分を認められたい砂村の焦燥が重なり、離れる。 成嶋と砂村だけではない。 この小説の構成の妙は、シンメトリに位置する対比の妙にある。 静の成嶋、動の砂村。 成田と西空。 ルイとタカ。 AとB。 月と花火。 切ない祈りと乾いた狙い。 まるで美しい数式を見ているかのようだ。 それぞれのペアを組み合わせてゆき、最後にすべてがかみ合うとき、 そこに輝く朝日を読者は、砂村とともに確かに、目にするはずだ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
コンピュータの発達した現代。人はそれを頼り信じるようになっています。 コンピュータ(機械)は、与えられた仕事を忠実に実行します。 人は、自らの意思で自我の欲求を満たそうと行動します。 動物とりわけ犬は、本能と人からの愛情によって行動します。 「飛行場」。そこには、『人』『コンピュータ(機械)』『動物(警察犬など)』が数多くうごめく場所。 『ロメス』は、何をするのか?何ができるのか? 『人』は、何を信じるのか?何がしたいのか? “テロ”“移植”“あこがれ”“欲望”が、交叉する内容の物語でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
西の皿の玄関「西空」の最先端防衛システム「ROMES」とそれを愛してやまない男成島が、過去の執念が創り上げたテロ組織チームと頭脳戦を繰り広げるハードボイルドです。 古びれた復讐と愛故に作られた復讐が偶然一つに繋がったとき、事件はスタートした。 安全とはかくもコストのかかるものかと思うくらいに、空港内の警備は何事もなくて当たり前を基本とし、そのために莫大なシミュレーションを行い、可能な限りの監視の目を作り、データを分析しており、その網の目をくいかぐるチームの繋がりは暖かい。こうした事件を日常というベールに閉じこめて空港は今も運用されている。映像的なシーンが多かったので映画化に向いていると思うのですが、動いてないですかね。主役の成島さんは、松山ケンイチかなぁ。Lとかぶっちゃうな、それに若杉だ。江口くんでもいいかな。砂村は人気急上昇中のイクタトーマくんかなぁ。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!