警視庁草紙

評判

警視庁草紙の評価:

4.70/5点 レビュー 40件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.70pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全44件 41〜44 3/3ページ
No.4
(5pt)

伝奇物語の雄が明治時代に挑戦

明治時代がこんなに面白い時代だったのか!と教えてくれる小説だ。
おなじみの名前の面々がぞろぞろと登場する。
「士族の乱」とは何か?なぜ起こったのか?
そして、誰が乱を起こしたのか?誰が乱を収めたのか?
知りたい人は、この本を手に取ってみよ。
警視庁草紙〈上〉 (河出文庫―山田風太郎コレクション) Amazon書評・レビュー: 警視庁草紙〈上〉 (河出文庫―山田風太郎コレクション)より
4309404111
No.3
(5pt)

これより面白い本はそうあるまい

生まれてから読んだ本の中で本当に一番、面白かった。おまけに日本史の勉強になった。西郷隆盛から夏目漱石まで盛りだくさんに歴史上の人物が出てくるとはいえ、史実とはかけ離れたストーリーのどこが勉強になると言うのか、とおっしゃる人は無粋の極み。明治という時代の雰囲気がこうも伝わるものは他にあるまいに。
警視庁草紙〈上〉 (河出文庫―山田風太郎コレクション) Amazon書評・レビュー: 警視庁草紙〈上〉 (河出文庫―山田風太郎コレクション)より
4309404111
No.2
(5pt)

警視庁草紙

明治がまだ、江戸時代の雰囲気を残している東京。「文明開化」で変わりつつある日本、そして東京の行く末を自分の目で確かめる元江戸町奉行駒井相模守。見るだけでなく元同心千羽兵四郎、元岡引かん八とともに、薩摩藩出身の警視庁大警視川治利路を相手にちょっかいを出してしまう。 時代は変わるが、変わらないものがある。これがこの作品のテーマとみました。
 この作品は、江戸からの明治への時代が変わるさまを第2次世界大戦後の敗戦日本の変化と合わせて書かれたそうですが、第2次世界大戦後のやり方が否定されつつある今の時代とも重なるのではないでしょうか。 原作者がお亡くなりになったのが残念です。ご存命ならば、今の状況を見て、続編を書いてほしいと思う作品です。
警視庁草紙〈上〉 (河出文庫―山田風太郎コレクション) Amazon書評・レビュー: 警視庁草紙〈上〉 (河出文庫―山田風太郎コレクション)より
4309404111
No.1
(5pt)

あわれの世界

山田風太郎の「明治物」の存在は知っていたが、今まで食わず嫌いだった。しかしこれが食べて(読んで)みると結構いける。忍法帖のように奇想天外な忍法が出て来る訳ではないのだが、「意外性」があるのだ。「発見」がある、といってもいい。円朝の名作「怪談牡丹灯篭」誕生の秘密を扱った冒頭作に始まり、桜田門外の変で井伊大老を暗殺した水戸浪士の生き残りが警視庁巡査になっており、新撰組副長斎藤一も巡査になっている。それは多分史実であろうが、一方虚構として、「物語」が始まる。それが織りなすもの哀しさ。この物語「あわれ」という言葉が最もぴったりくる
警視庁草紙〈上〉―山田風太郎明治小説全集〈1〉 (ちくま文庫) Amazon書評・レビュー: 警視庁草紙〈上〉―山田風太郎明治小説全集〈1〉 (ちくま文庫)より
4480033416