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万能鑑定士Qの事件簿XI
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万能鑑定士Qの事件簿XIの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.24pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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内容は他のシリーズ同様ですが、今回オヤ?と思ったのは、 兄弟子と凛子がやっていることが大して変わらないということ。 ま、枝葉なのでネタバレしても大丈夫だと思うが、 兄弟子は参拝者を騙して賽銭・販売収益を上げる 凛子は古びたアパートの悪い所を目立たないように隠して、さもいいアパートのように装って貸し出すお手伝いをする。 リフォームしたわけではなく、あたかも腐ったリンゴに赤いペンキで塗って「美味しいリンゴです」って売っているようなもの。 特に滑稽なのが防犯カメラを設置するにあたり、ダミーをインターネットで購入し取り付けたこと。 今時の空き巣はどれが本物でどれが偽物かはきちんと調べ上げている。 素人がネットで検索して出てくるようなお粗末なダミーなんて、空き巣もきちんと調べている。 付けるだけ無駄。 それより問題は入居予定者にそのことをきちんと告知しているかどうか。 賃貸契約書を交わす前に。必ず重要事項説明書を交付し、説明しなければならない。 だとすると、その際に「防犯カメラはダミーである」旨は重要事項に該当するため告知しなければならない。 もし、しなければ詐欺となる。 すると、空き巣の下見に来たものが、入居希望者の振りしてきたら、あっさりダミーとわかることになる。 (ま、見ればわかる代物だけど) こんな贋作もどきのことを「正義」だと思ってやっている。 凛子は正義面して兄弟子を叩こうとする。自分は完全に正義だと 第三者から見たらやっていることは50歩100歩。 さすが、瀬戸内店長直伝の兄妹弟子。 店長含めて皆立派な詐欺師である。 松岡さんも小笠原と凛子を近づけるためにいろいろ考えたのだろうけど、 今回ばかりは松岡さんのこの分野での知識の浅さを露呈させてしまった作品と言えよう。 と、これまでは凛子が完全に善の立場でいたのが、今作だけは大悪と小悪という構図になっている。 ま、これはほんの枝葉の話で、大筋はいつもの凛子が走り回って解決するというパターン。 読んでいて安心感があるが、買うほどではない。 | ||||
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