■スポンサードリンク
下町ロケット
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
下町ロケットの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.52pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全545件 341~360 18/28ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
久々に、ぐいぐい引き込まれる小説に出会えた。「半沢直樹シリーズ」の作者で、図書館で直ぐ貸し出しOKだったから借りただけだったのに、期待以上の小説で読みふけってしまいましたよ。 内容は、夢に破れた研究者。今は中小の経営者。その会社の渾身の技術が訴えられて、買収されそうになったりと現代の中小企業(特に技術で保ってる会社)は本当こんな感じなんだろうなぁ。リンゴと韓国の骨肉の争いもきっとこんな感じなんだろうなぁ〜。なんて、思ったりしながら読んだら、全く関係ないと思ってた世界のニュースも面白くなってきました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
印象的なポイントが3つありました。 1・大企業の支配力 対 中小企業の人の力 これは池井戸さんの作品でよく見られる構図かと思います。大きな勢力と戦うには、「人材とチームワーク」、「戦略」、「スピードや小回り」、「差別化された技術や知見」等で対抗する必要がありますが、人を描くに長けた池井戸さんの作品らしく、「人材とチームワーク」で勝負を挑む様が魅力的に描かれています。 2・組織の一体感が形成される過程 上記と関連しますが、何も最初から組織に一体感があった訳ではなく、冒頭のぎくしゃくした社内の人間関係に始まり、一部の強い反発を経て、次第に一体感が形成されて行くのですが、その過程に胸が熱くなります。この過程をシンボリックに表現しているのが銀行から出向している経理部長の殿村です。以下、殿村と佃(社長であり主人公)や、殿村と他の社員達との関係性を描いた台詞や描写を、時系列に紹介すると、以下のように徐々に関係性が密になって行くことがわかります。 ・「あの人(殿村)ウチのこと真剣に考えてるのかなあ。心配しているのはカネのことばかりのような気がするんですよね。どこまで行っても銀行員というか」との営業部長(津野)の非難に、「佃は同感だったが黙っていた。」 ・「『ありがとな、殿村さん』・・・佃はつぶやいた(殿村には聞こえていない)。」 ・「『ありがとうな、殿村さん』じんときた。それだけいうのが精一杯だ。」 ・「(佃は)殿村の背中をぽんと叩いて・・・」 ・「佃の差し出した右手を殿村は遠慮がちに握った。『ありがとうな、トノ』 ・「顔をくしゃくしゃにした殿村が立ち上がり、津野や唐木田、そして山崎と握手をしはじめた。」 3・中小企業はベンチャー 資源価格の高騰やデフレによるコストダウン圧力の中、最も苦しい思いをしているのは中小企業であると書かれた経済記事を以前読みました。他にも中小企業に関する話題は比較的逆風のものが多い気がします。でも一方で中小企業はベンチャーでもありますよね。佃の会社がその後、ホンダやソニーのようになるのかは描かれていませんが、今までにないモノづくりをしてやろうという精神や、風通しの良い社内など、そして上記の組織の一体感も含め、中小ゆえの魅力が存分に描かれています。優秀な人材が中小にも向かう、この作品がその一助になればいいなと、ちょっと思ったりもします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
傑作。ラストの数ページ、感動が身体を貫いた。あやうく泣くところでした。年商100億円程の部品メーカー佃製作所が大口得意先から一方的に取引を中止され、巨大メーカーの訴訟戦略の罠にハマり、倒産も免れない窮状の中で会社を救ったのは、他ならぬ彼等の技術力とプライドだった。 本書には、一人の男とその社員達の夢と情熱が満タンに詰まっている。そしてその夢が、勇気というガソリンで点火され遥か彼方に上昇して行く。種子島でのロケット打ち上げを描くラスト数ページは、自分も佃製作所の社員の様な気持ちで、「とにかく成功してくれ!」と祈りながらロケットの打ち上げを見守りました。この読後の感動と爽快な気分はぜひ多くの方に味わって頂きたいな。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
池井戸潤さんの著作。 読み始めてすぐに作品の世界に引き込まれて行くのを実感した。 面白い作品はページをめくるのが速い。3日で読み終えた。 続きが気になって仕方ないのだ。 惰性で読み進める読書とは意味が違う。 145回直木賞を受賞したというのもうなずける。 佃社長の奮闘ぶりも良かった。 個人的には白水銀行出向者の経理部長殿方がもう一人の主人公のように感じた。 とくに帝国重工のテストでのツッコミ部分。 特許訴訟の前半。後半の帝国重工との交渉。 銀行との取引を止めてしまう下りはスカッとする。しかし現実にはそれはないだろうと 思えた・・・。ただ銀行が雨が降ったら傘を取り上げる存在であること。 科学技術を評価するだけの知識も見識も持ってないのは理解できる。 弁護士もしかり。 文系出身者に細部まで理解してもらうのは難しいのだろう。 また本書では特許の使用料ではなく部品供給にこだわる佃社長とその葛藤が後半に書かれ なぜ働くのかを考えさせられた。 働く理由を突き詰めるというのも本書の隠れたテーマだったのかもしれない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
中小零細企業でもこだわりを持っていると、国家規模プロジェクトに参加出来るという設定が見事です。 読み終わった後の爽快感がとてもうれしいです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
技術が売り物の中小メーカーが大手からの理不尽な訴訟や圧力にも負けずに 自らの技術をロケット打ち上げに貢献させたサクセスストーリー 著者は銀行家出身らしく中小企業の資金繰りには「あるある」とうなずくような描写もみられ そういった経験が本書にもいかせてるいるのだとうとおも思われる・・・ 物語は読んでいて水戸黄門や遠山の金さんを見ているようで勧善懲悪で気分がスッキリした たまにはこんな物語もいいじゃないか!! そして思うは やっぱり日本はものつくり大国 それを維持するためにもっと頑張る必要があるのでは??? そんなことを感じて勇気ももらった本でした | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
作品名の通り、下町の中小企業がロケット開発に挑戦するストーリーです。夢とか挑戦とか団結力とか、泣ける要素いっぱいです!! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
さすがに、直木賞受賞作です。おもしろく、完成度も高いです。 この時の直木賞の候補が発表になった時、ジェノサイドだけ読んでいました。そして、ジェノサイドが非常におもしろかったので、受賞は間違いないと思っていました。ところが本作の、下町ロケットが選ばれてびっくりしました。ジェノサイドよりおもしろい作品があるのかと。 そして、やっとその作品を読んでみたわけです。確かにこの作品もおもしろいですが、どちらかと言うとジェノサイドの方がおもしろかったと思います。 おそらく、ジェノサイドには日本人が行なった虐殺の事が触れられているので、それを審査員が嫌ったのではないでしょうか。 また、本作に出てくる中学生の娘の感じはよくわかります。ひょっとして、著者の経験なのでしょうか。なぜ、あんなにも父親をさけるのでしょうか。困ったものです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
大人気の本作をようやく読みました。 ロケットがきれいに飛んで行く姿が心に浮かびます。 夢を持ち、頑張ることができれば、何事も実現できるような気がしました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
直木賞を受賞し、WOWOWでもドラマ化された作品。 面白いと聞いていましたが、想像以上でした。 登場人物の関係性もストーリーも無理がなく説得力がありました。 特にものづくりに関わる方にとっては大きな共感を得るのではと思います。 こういう小説が注目を浴びるのはいいことですね。 実際にそうなのだろうと思わされる資金繰りの苦労や銀行との交渉。 特許の仕組みや企業買収の仕掛け方などは専門的な知識なくして書けないと思っていたら、 池井戸潤は元銀行員でコンサルティング業を経て作家デビューをしたそうです。 この佃製作所のモデルとなった企業がどこかにあるのかと思いましたが、 なんとモデルは存在しないとのこと。それでここまで書けるのかと驚きでした。 著者は作品の中で、 「どんな会社でも設立当初から大会社であるはずはない。 土壇場で資金繰りにあえいだことさえある中小企業が、 誰もが認める一流企業にのしあがったのには理由がある。 会社は小さくても一流の技術があり、それを支える人間達の情熱がある。」 と書いています。 また、仕事を二階建ての家に例え、 一階部分は生活していくために働くこと。しかしそれだけでは窮屈になってしまう。 だから仕事には夢がなくてはならない。それが二階部分だ。と。 夢だけ追っかけても飯は食っていけないし、飯だけ食えても夢がなきゃつまらない。 甘い考えかもしれませんが、直接問いかけてくれたこの作品は清々しかったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
これぞ人間ドラマと云った作品。 下町であくせく働くおじさん達の、失敗と成功を繰り返す 紆余曲折の展開は、一度読み始めたら止まらない。 悪役だった人が味方になり、重役の人が転落していく。 誰もが楽しめる作品でしょう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
中学生の子どもが読みました。 途中「今、こうなってる」と話してくれ、読みすすめるのが楽しみなようでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
リアリティ、実現性や現実とのギャップはとりあえずおいといて、読み物としてのクオリティは非常に高い。 テンポのよい文体と回りくどさの無いとんとん拍子のストーリー構成。厚さや見た目に反して、早ければ3時間程度で十分読了可能である。 登場人物も「中小企業サイド」「悪の大手企業」「強い巨大企業」「家族」「銀行」と非常にすっきり分かれており、キャラも立っているのですっと話が入ってくる。「あれ、これ誰だっけ?」などと言いながらパラパラ戻って探すことはおそらくないだろう。 星をひとつ減らした理由としては、ストーリーにひねりが少ない点である。これは人によっては読み物として致命的欠陥たり得るかもしれない。 よく言えばすっきりしているのでスラスラ読めるが、割と序盤で話が読めてしまうかもしれない。あっと驚くとんでもないどんでん返しがあるわけではない。 ただこの作品の主題は知的財産権の争奪ではない。中小企業や下請け企業の悲哀と、日本の誇ってきたものづくりの精神、仕事の意義、そしてビジネスにおいて勝者とともに必ず発生する敗者の心境・・・・・それらを鮮やかに描き出し、自ら考え直すことではないかと私は考える。 ゆえにストーリーのひねりはその目的を達成するにあたってはさして重要でないと考えたため、星をひとつ減じるに留めた。 さすが直木賞、と言わしめる作品だった。 ぜひ一度読んでみることをお勧めします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
中小企業の心意気が読者にモチベーションを与える。アクションを引き起こさせてくれた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
世の中には多種多様な娯楽がある。 漫画、アニメ、音楽、TVゲーム、ドラマや映画、そして、小説など・・・。 どれをチョイスするかは、その人次第だが、ジャンル問わず本当に心の底から、「面白い」と言える作品には、そうやすやすとお目にかかれるものではない。 僕にとってこの「下町ロケット」は、本当に面白い小説だった。 正直、この面白さは、早々味わえないと思っている。 一口に小説と言っても色々だ。 有名な作品だからと言って、紋切り型に自分も好きになるとは限らない。 自分の場合、寧ろ失望する事の方が多かった気がする。 「〜賞を取ったから」とか、「TVドラマ化」などの謳い文句は、作品の価値とは必ずしも一致しない物だ。 だが、この「下町ロケット」は、直木賞と言う看板を預けても、なんら遜色ない。 もう正しく、受賞が大納得の快作だった。 僕は、思う。 純文学とか、抽象的な世界を表現している作品よりも(勿論、良い物もありますよ!)、「下町ロケット」みたいに、ガッツリと「面白い!!」と思える作品の方が僕は、好きなんだと・・・。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
母が興味を示し買わせていただきました♪ しみじみと、日本の未来について語ってくれる本です♪ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
キャラクターで、印象的なのはやはり殿村。作者が銀行員だったから、作者の成りたい姿が反映してる。 特許紛争は物足りないがマニアックでは普通な読者は退屈だろうし。 特許の中間処理やってたので優先権主張当たりの経緯をより詳しく知りたい。 展開に期待させ、一息で読めてしまい勿体ない感じ。 社長の趣味で20億円要素開発されたら、そりゃ怒りだす冷飯開発者もいるよね。その辺のリアリティーをツッコムと、議論あるだろけど、これは小説ですから、ワザワザ詰まらない本を読みたいと、思わないし怒りは良く分かります。開発のマネージャーなら読みながら泣く場面です。 特許弁護士外伝とか、特許紛争の二次創作とか無いのかな? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ロケットエンジンの研究者として、一度はあきらめたロケット開発 で、形は違えど自らが経営する会社の技術で、その夢を実現しようと する、熱いドラマです。 小説なので、都合のいいように話が進みすぎる部分があったり、 運転資金の確保でのくだりでの、銀行の貸し渋りぶりが 最終的に優良企業であるとのことで、大企業の監査担当との 結論と合致しないであったり、と細かい部分は荒削りですが なんといっても、ストーリーが面白くてあっという間に ページが進んでいきます。 きっと、デフォルメしているだろうけど、大企業と技術が ある中小企業の関係であったり、社長の苦労であったり、 サラリーマンをしていれば、一度は「そうそう」と頷いて しまうような内容もいっぱいあって、本当に楽しめた。 サラリーマンの方が共感が得られそうな内容ですが ドラマ性があって楽しい小説を探している人には ほんとにおすすめできます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この話に出てくる会社や組織は、財閥メーカー、中小企業、外資系投資会社、国の研究所などであり、 それらの関係性が実際に財閥メーカーなどで働いている友人等に聞き及んでいるものと同じであり、 非常にリアルなストーリーだった。 社会の構図を知るという点でいくと、就活前の学生の方々に読んでほしい一本。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
期待通りでした。 子供の学校での朝読書にも読ませています(高校生) | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!