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終わらせ人
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終わらせ人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.11pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全18件 1~18 1/1ページ
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「終わらせ人」は、松村比呂美による最新作であり、独自の視点から現代社会の問題を鋭く描き出す作品。 本書は、日常の中で忘れ去られがちな「終わり」をテーマにしている。 主人公は、自らを「終わらせ人」と名乗り、他人の人生の「終わり」を手助けするという特殊な職業に就いている。 この設定自体が非常に斬新であり、読者を物語に引き込む力がある。 物語は、主人公が様々な依頼を受け、依頼者たちが抱える問題や葛藤に向き合いながら進んでいく。 松村は、登場人物たちの心情や背景を丁寧に描写することで、読者に深い共感を呼び起こす。 特に、終わりを迎える瞬間の描写は非常にリアルで、読者に生命の儚さや美しさを感じさせる。 さらに、本作は社会問題や現代人が抱える悩みも取り上げており、単なるエンターテインメントにとどまらず、読者に考えさせられる要素が豊富。 例えば、高齢化社会における孤独死や、自殺問題など、現代日本が直面する深刻な課題にも触れている。 これにより、物語は単なるフィクションではなく、現実の延長線上にあるようなリアリティを持っている。 文章は読みやすく、松村独特の緻密な描写とリズミカルな文体が融合し、一気に読み進めることができる。 また、適度なユーモアも織り交ぜられており、重いテーマを扱いながらも読後感は決して暗くない。 「終わらせ人」は、松村比呂美の卓越したストーリーテリングと社会洞察力が光る作品。 人間の「終わり」という普遍的なテーマを通じて、読者に深い感動と考察を提供してくれる一冊。 現代社会に生きる全ての人にお勧めしたい。 | ||||
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ホラーがちょっぴり効いたファンタジーな勧善懲悪ものです。そんなに怖くありません。 最後の終わり方は、家族小説的でいい感じです。 | ||||
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抑えた印象の文章で、ほぼ文の過不足なくストーリーが展開する、読んで気持ちの良い小説でした。 | ||||
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『女達の殺意』を読んだことがあって、こちらもミステリだと思ったら、なんとオカルトでした。この世で可能なトリックを使って終わらせている筈だと信じていたので、超自然的な物語ならそうと要約に書いて欲しいですね。 | ||||
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普段、ホラーや霊的な本はあまり興味が無いので読まないのだが、Kindle unlimitedにあり、レビューもホラーとは一味違うとあったのでダウンロードしてみた。しょっぱなから、いやな人間に罰が下る溜飲の下がる展開。特殊な能力が自分にあると知った主人公が、さまざまな理由で追い詰められている人達を救う。読みやすい文章で、一気に読んだ。やったね!とスッキリしたり、心動かされて涙したり。とてもおもしろく読んだ。Kindle Unlimitedでなければ読むことはなかったかもしれない。ラッキーな発見であった。著者の他の作品も読みたい。 | ||||
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角川ホラー文庫からよりの発売なのでホラージャンルにいれたが、良い意味で全くホラーではない。 ヒロインは自分を捨てた母親が無くなったことを機に豪華な洋館を相続。そこで自分が母と同じ”終わらせ人”であることを知る。 平たく言えば人を呪い殺せる、ということになるが、むしろ相手の持っている”業”を払い安らかに死へ誘う、という感じで、この能力を使うことによって不幸に直面している様々な家庭を救う、という短編集となっている。 それぞれは一話完結ながら、徐々に自己の力や運命に目覚めていくヒロインの成長が背景として描かれている。 全体的に読み易いが、各話が少し淡白で物足りないのが残念だし、能力の出どころ等、回収が曖昧なエピソードもあるので続編を出してほしい | ||||
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これは大好きな小説の一つになりました。 背景が目に浮かぶようでワクワクして読ませて頂きました。こう言う館があればふと想像してしまいそうです。 | ||||
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主人公の祈子が終わらせ人として、様々な出会いを通して 成長していく様を読んでみたいです。続編をお願いします。 | ||||
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終わらせることによって、愛情を再び取り戻す家族たち。 生き地獄を続けるより、ずっと幸せなのかも?と思いました。 冒頭の性悪美魔女読者モデルへの制裁は、終わらせ人番外編、という感じで、これはこれで面白かったです。 | ||||
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これはホラー? 角川ホラー文庫からの出版なのでホラーなのですね。 淡々かつ誠実な筆勢はこの作者の長所だと思う。 ホラーで泣いたのは初めてです(犬好きだからかも知れない)。普通の小説では、作者が泣かせようという作為が分かっていて涙するのですが、この作品では作者はそれを全く意図していないであろうにもかからわず、で・・「不覚」です。なので、4.5点だけれど、5点をつけました。 ホラーの恐怖を感じる脳は「辺縁系」で、情を感じる脳は「新皮質」であり、それらは相容れないというのが持論です。つまり、ホラー小説で泣くことはない。とすると、この作品はホラー小説とは言えないのではないかと思う。実際、怖くない。 色々な脇道を織り込み、状況をより詳述し1.8倍くらいのボリュームにして読み応えのあるものにすればベターでした。 | ||||
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とてもオリジナリティに溢れてておもしろいと思ったのですが 後半はホラー要素がかなり欠けていてがっかりでした。 3つ星にしようと思ったのですが読みやすかったので 4つ星にしました。 ホラーが苦手な読者でも楽しめる作品です。 | ||||
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女性の書いたホラー小説でしたので、期待しないで読んでみたら、どんどん引き込まれてしまいました。 私は本来推理小説しか読まないのですが、この本はお勧めします。 | ||||
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この作品は、ホラーという枠では括れない魅力があります。 読み始めたらなかなか止めることが出来ない、続きが読みたい!と思わせる作品です。 そして、読み終わった後、心が暖かくなります。 予想を上回る素敵な本に出会えました。 | ||||
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ホントにさくっと読めます。 面白かったけど、伏線とおぼしき事件や、アイテムの謎など尻切れトンボに感じられたのが残念。 | ||||
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主人公の女性の感情が良く伝わり、物語が面白く感じました。非日常の話でも、なんだかありえるかもと、思わせるような臨場感があり、続編がでたらいいのになと、思います。 | ||||
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主人公の能力がちょっと変わっててそこが良い。 都合が良すぎず悪すぎず。 なんか最後のほうでちょっとホロリとしちゃいました。 | ||||
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とても今風というか、一昔前では考えられないママのパソコンサイト「終わらせ人」が発端になっているというモダンホラーです。前レビュアーの方も言われている通り、著者の村松先生はドメスティックホラーの先駆者新津きよみ先生を崇拝なさっているので、人間を描く、女性が生きる社会を描く、に至っては無敵艦隊なのである。であるが、前半は息も尽かせね展開で話に入っていけたのだが、中盤で そんな理由で?ネタバレになるので割愛させてもらいますが、いやいや他に解決法あるでしょうが!ってのがありましたよね。最後は綺麗に終わって読後感も心地よいのですが、中だるみがあったことは事実。が、しかし以後の作品には期待がもてる新鋭作家さんですし、とってもとってもとってもとっても大好きよ。マジで恋する5秒前な作家さんです。 | ||||
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私はホラー(小説・映画どちらも)大好き人間です。(本当はホラーというよりオカルトが好きなのですが) ただし、怖がらせたいという意図が見え見えの薄っぺらいものは評価しません。 「ホラーといえども人間を描け!!」と言いたいのです。人間の性(さが)や喜怒哀楽、深層心理の中にゾッとするような怖さを感じる作品が好きです。 更に究極の言い方をすると、「ホラーといえども“愛”を描け!!」というのが私の評価基準です。たとえば名作『シックス・センス』を例にとると、この作品は驚きの結末ばかりが強調され評価されていますが、それ以上に“愛”をテーマにした映画であることを観てほしいと思うのです。 長々と書いてきた今までの文章は前置きです。 つまりはそういう判断基準を持つ私のストライクゾーンにズバリ決まった作品がこの『終わらせ人』です。 ☆を5つつけたのですが、本音は☆4です。では何故☆5つを付けたのか、、、、、それは著者に続編を書いてほしいからです。 主人公「祈子」をもっと活躍させてほしい!!必ずもっといい作品になると思ったからなのです。 著者の松村比呂美さんにメールで「続編書いて!」ってお願いしたところ、「読者の皆さんの評判次第です」との答えが返ってきました。 多くの人に読んでもらいたい、そしてぜひぜひ続編を書いてもらいたい、、、、皆さんも読んでレビューをドンドン書いてください。 | ||||
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