絆回廊 新宿鮫Ⅹ

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評判

絆回廊 新宿鮫Ⅹの評価:

4.14/5点 レビュー 78件。 A ランク

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平均点4.14pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全154件 81〜100 5/8ページ
No.74
(5pt)

私は泣きました。

他の皆さん同様、1作目からのファンです。私の感じでは「灰夜」あたりがかなりダレていた感じで、そろそろ新宿鮫もなまったかな、と思っておりました。しかし「狼花」で再び虜となり、「風化水脈」「鮫島の貌」と読み進め、10作目の本作、私は初めて泣きました。皆さんはなかなか厳しい意見が多いようですが、私は本作は「毒猿」に匹敵する最高の一作、と言っても差し支えないと思います。

まず「風化水脈」以降の各作品は、全て、「中国」を中心とする外国勢力が大きく影響しています。これはいまの世情を着実に反映していて納得感が大きい。今回もその流れを踏襲しつつ、残留孤児に焦点を当て、それと過去のしがらみを絡めたのは誠にもって炯眼と言ってよいと思います。過去の真壁、間野に相当する軸となる悪役や女性がおらず、そこの物足りなさはありますが、今回の悪役はあくまで過去のしがらみの象徴として、また一連の事態の引き金として登場しているので、違和感はありませんでした。

何よりも、これまでの支えであった桃井、晶との絆が危機にさらされる中、鮫島がたった一人となっても警察官としての職務を全うしようとする姿勢には心打たれるものがあります。桃井や晶とのやり取りは、一見淡泊にも見えますが、その前後の鮫島のたたずまいから、彼の心の葛藤は行間から溢れていると感じました。そして、その心の葛藤から感傷的になった鮫島にあの香田が言います、「昔のお前なら、それが誰であろうと、警官の命を守るためなら、つっぱったのじゃないか」、皮肉にも生涯の敵ともいうべき香田からの言葉で鮫島は自分を取り戻すのです。

ここから最後まで畳み掛ける流れは見事というしかありません。桃井は最後まで、人知れず、しかし最も勇敢な一人の警察官であり続けます。それを必死に守ろうとする鮫島。その行動がついに新宿署の上部をも衝き動かす。最高に感動的な場面を作ってくれたと思います。

再び孤独を極めた鮫島がどうなっていくのか、次回作も大いに期待したいと思います。
絆回廊 新宿鮫Ⅹ Amazon書評・レビュー: 絆回廊 新宿鮫Ⅹより
4334927580
No.73
(3pt)

そろそろ一息か?

新宿鮫シリーズの初期作品に感じれた緊迫感は、シリーズ続編が出版される
毎に薄れていると感じる。本作では、それが一段と強く感じられた。

そろそろこのシリーズも、一息つける時期では?やはり、”大沢在昌”そして
”新宿鮫”へのイメージと期待は、他者を追随させないものであって欲しいのだ。
絆回廊 新宿鮫X (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 絆回廊 新宿鮫X (カッパ・ノベルス)より
4334077188
No.72
(3pt)

そろそろ一息か?

新宿鮫シリーズの初期作品に感じれた緊迫感は、シリーズ続編が出版される
毎に薄れていると感じる。本作では、それが一段と強く感じられた。

そろそろこのシリーズも、一息つける時期では?やはり、”大沢在昌”そして
”新宿鮫”へのイメージと期待は、他者を追随させないものであって欲しいのだ。
絆回廊 新宿鮫Ⅹ Amazon書評・レビュー: 絆回廊 新宿鮫Ⅹより
4334927580
No.71
(5pt)

人が生きる。それこそがこのシリーズのテーマ。

新宿鮫シリーズ1作目が出版され、それを読んだのは25歳のときだった。
あれから21年。46歳になった。

このシリーズはどの作品も素晴らしい。
登場する人々の人生を描くことによって、それに関わる人々の人生もくっきりと描く。
これはなかなか出来ることではない。
大沢在昌の圧倒的な筆力を感じる。
このシリーズは警察小説であることは当たり前なのだが、
事件や犯罪の謎解きや犯人探しを楽しむ作品ではない。
関わる人々の人生を味わう作品なのだ。

文頭に戻って、年を重ねてきてやっと解った。
生きることの尊さ、重さ、悲しみ、切なさ。
大切な人や誇りを守るための勇気と強さを持ち続ける難しさ。
それらすべてがこの作品に凝縮されている。

薄っぺらいという意見があったが、視点を誤っているだけではないだろうか?
そのようなコメントをした方々も年を重ね、いろんな体験を経ることで、
この作品の素晴らしさが解るときが来ると思う。
次回作も期待していますよ、大沢さん。
絆回廊 新宿鮫X (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 絆回廊 新宿鮫X (カッパ・ノベルス)より
4334077188
No.70
(5pt)

人が生きる。それこそがこのシリーズのテーマ。

新宿鮫シリーズ1作目が出版され、それを読んだのは25歳のときだった。
あれから21年。46歳になった。

このシリーズはどの作品も素晴らしい。
登場する人々の人生を描くことによって、それに関わる人々の人生もくっきりと描く。
これはなかなか出来ることではない。
大沢在昌の圧倒的な筆力を感じる。
このシリーズは警察小説であることは当たり前なのだが、
事件や犯罪の謎解きや犯人探しを楽しむ作品ではない。
関わる人々の人生を味わう作品なのだ。

文頭に戻って、年を重ねてきてやっと解った。
生きることの尊さ、重さ、悲しみ、切なさ。
大切な人や誇りを守るための勇気と強さを持ち続ける難しさ。
それらすべてがこの作品に凝縮されている。

薄っぺらいという意見があったが、視点を誤っているだけではないだろうか?
そのようなコメントをした方々も年を重ね、いろんな体験を経ることで、
この作品の素晴らしさが解るときが来ると思う。
次回作も期待していますよ、大沢さん。
絆回廊 新宿鮫Ⅹ Amazon書評・レビュー: 絆回廊 新宿鮫Ⅹより
4334927580
No.69
(5pt)

歳を重ねることの切なさ

犯罪は、この数年間で、現実の方が小説の設定を追い越してしまっている。
というか、幾重にもウォールが張り巡らされ、高度に複雑になった犯罪を、人物の心模様を描きながら核心に迫っていく小説は、もはや追い切れなくなっているのではないか。
今回も、あれ以上、登場人物を増やしたら、筋を追うのが麻生幾の小説並みに難しくなってしまう。
「犯人が薄っぺらい」的な、この小説のレビューの数々を見て私が感じたのはそんなことだ。

新宿鮫はあくまで鮫島が主人公。
今回は、月日が経ち、人間が歳を重ねることの切なさ、残酷さがテーマだったのだろう。
「絆」と言われるつながりの中で、あらゆる舞台の状況が変わり、主役が交代している。
刑務所から出てきた犯人と、その息子。暴力団の親分と、当時の下っ端…。

自分は人生の主人公でいても、いつまでも社会の主役ではいられない。
歳を重ねた鮫島は、相手の気持ちや立場を思んばかるだけの経験を蓄積する一方で、刑事としての注意力が鈍り、桃井を失う。
そして晶は、スターダムにのし上がった故に狙われ、鮫島の元を去らざるを得なくなる。
理不尽としか言いようがないが、これも個人ではどうしようもないことだ。
大切なものを様々な形でもぎ取られていく、鮫島の切なさ。
この喪失感は、何かを失った者でないと共感できないだろうと思う。

そんな中で、ずっと社会からはみ出した存在として生きてきたトシミは、思いを遂げて幸福感に包まれる。
これを救いと言ってよいのかどうか。
あまりに小さな幸せなだけに、分からない。もっと人生経験が必要なのだろうか…。
絆回廊 新宿鮫X (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 絆回廊 新宿鮫X (カッパ・ノベルス)より
4334077188
No.68
(5pt)

歳を重ねることの切なさ

犯罪は、この数年間で、現実の方が小説の設定を追い越してしまっている。
というか、幾重にもウォールが張り巡らされ、高度に複雑になった犯罪を、人物の心模様を描きながら核心に迫っていく小説は、もはや追い切れなくなっているのではないか。
今回も、あれ以上、登場人物を増やしたら、筋を追うのが麻生幾の小説並みに難しくなってしまう。
「犯人が薄っぺらい」的な、この小説のレビューの数々を見て私が感じたのはそんなことだ。

新宿鮫はあくまで鮫島が主人公。
今回は、月日が経ち、人間が歳を重ねることの切なさ、残酷さがテーマだったのだろう。
「絆」と言われるつながりの中で、あらゆる舞台の状況が変わり、主役が交代している。
刑務所から出てきた犯人と、その息子。暴力団の親分と、当時の下っ端…。

自分は人生の主人公でいても、いつまでも社会の主役ではいられない。
歳を重ねた鮫島は、相手の気持ちや立場を思んばかるだけの経験を蓄積する一方で、刑事としての注意力が鈍り、桃井を失う。
そして晶は、スターダムにのし上がった故に狙われ、鮫島の元を去らざるを得なくなる。
理不尽としか言いようがないが、これも個人ではどうしようもないことだ。
大切なものを様々な形でもぎ取られていく、鮫島の切なさ。
この喪失感は、何かを失った者でないと共感できないだろうと思う。

そんな中で、ずっと社会からはみ出した存在として生きてきたトシミは、思いを遂げて幸福感に包まれる。
これを救いと言ってよいのかどうか。
あまりに小さな幸せなだけに、分からない。もっと人生経験が必要なのだろうか…。
絆回廊 新宿鮫Ⅹ Amazon書評・レビュー: 絆回廊 新宿鮫Ⅹより
4334927580
No.67
(4pt)

シリーズ転換点ではあるが

新宿鮫シリーズでは、ノンストップで疾走する『毒猿』と、丹念に登場人物の心情を描き込んだ
『風化水脈』が好きだ。対極にある両作品だが、徹底しているところが私を惹き付けた要因だと
思っている。
シリーズである以上、どうしても大好きな両作品と比較してしまうので、「絆回廊」はそれより
落ちる位置づけになってしまう。10作目ということで、かつてない大きな転換となるエピソード
が織り込まれているものの、内容全体としては中途半端な感は否めない。

しかしながら、次回作ではどうなるのだろう?という含みをこれほど持たせたものは今まで無い。
まさかこのまま二人の関係がフェードアウトということも無いだろうから、次回作にはその辺り
を、きっちりと描き込んだものを期待したい。
絆回廊 新宿鮫X (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 絆回廊 新宿鮫X (カッパ・ノベルス)より
4334077188
No.66
(4pt)

シリーズ転換点ではあるが

新宿鮫シリーズでは、ノンストップで疾走する『毒猿』と、丹念に登場人物の心情を描き込んだ
『風化水脈』が好きだ。対極にある両作品だが、徹底しているところが私を惹き付けた要因だと
思っている。
シリーズである以上、どうしても大好きな両作品と比較してしまうので、「絆回廊」はそれより
落ちる位置づけになってしまう。10作目ということで、かつてない大きな転換となるエピソード
が織り込まれているものの、内容全体としては中途半端な感は否めない。

しかしながら、次回作ではどうなるのだろう?という含みをこれほど持たせたものは今まで無い。
まさかこのまま二人の関係がフェードアウトということも無いだろうから、次回作にはその辺り
を、きっちりと描き込んだものを期待したい。
絆回廊 新宿鮫Ⅹ Amazon書評・レビュー: 絆回廊 新宿鮫Ⅹより
4334927580
No.65
(3pt)

鮫島も年をとったな

ネタバレあり。

今回鮫島が追う主人公の造形は、自分がどんなに泥を被っても自分に頼ってくる弱い「女」は守る,というスタンス。シリーズ最高傑作『毒猿』の主人公にも通じる、作者の好きなキャラクター。しかし、重要なことを誤解して大恩人を仇と勘違いしたり、徒らに暴れて刑期を長くするなど、あまり利口とは思えないので同情する気になれない。

鮫島が晶とついに別れたり、唯一の庇護者桃井を失ったりするシリーズの中でも重要な作品なのだからもう少し説得力あるエピソードにしてほしかった。
絆回廊 新宿鮫X (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 絆回廊 新宿鮫X (カッパ・ノベルス)より
4334077188
No.64
(3pt)

鮫島も年をとったな

ネタバレあり。

今回鮫島が追う主人公の造形は、自分がどんなに泥を被っても自分に頼ってくる弱い「女」は守る,というスタンス。シリーズ最高傑作『毒猿』の主人公にも通じる、作者の好きなキャラクター。しかし、重要なことを誤解して大恩人を仇と勘違いしたり、徒らに暴れて刑期を長くするなど、あまり利口とは思えないので同情する気になれない。

鮫島が晶とついに別れたり、唯一の庇護者桃井を失ったりするシリーズの中でも重要な作品なのだからもう少し説得力あるエピソードにしてほしかった。
絆回廊 新宿鮫Ⅹ Amazon書評・レビュー: 絆回廊 新宿鮫Ⅹより
4334927580
No.63
(5pt)

良い

桃井さんが亡くなったけど新宿署の人達が鮫島を独りではないとゆうことや、認めていると伝えてくれたことが嬉しかった。他の方はイマイチだったようですが、私はとても良い作品だと思いました。
絆回廊 新宿鮫X (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 絆回廊 新宿鮫X (カッパ・ノベルス)より
4334077188
No.62
(5pt)

良い

桃井さんが亡くなったけど新宿署の人達が鮫島を独りではないとゆうことや、認めていると伝えてくれたことが嬉しかった。他の方はイマイチだったようですが、私はとても良い作品だと思いました。
絆回廊 新宿鮫Ⅹ Amazon書評・レビュー: 絆回廊 新宿鮫Ⅹより
4334927580
No.61
(4pt)

僕は、名作だと思う。

満点を付けないのは、あくまでもこのシリーズにはこの上があるはずだと思うし、過去にもあったから。
 でも、十分に楽しんだ。
 読みながらほろりと来たなんてことは何年振りだろう。これこそがシリーズものの醍醐味だと思う。

 泣けるサスペンス。
 今作では、僕は泣きました。

 展開がやけにすいすい進むので、重厚感は少し無いけれども、それでも、これは確かに「鮫」だった。
 僕の好きな「鮫」の物語だった。

 でも、もし、新宿鮫のこれまでをあまり読んでないのだったら、もったいないからこの作品は後に取っておいた方がいい。
 ずっと読んで来てここに至った時、泣けるんです。

 たとえば、副署長のあの言葉などに。どんな言葉かって?
 是非、読んで共感して下さい。是非。
絆回廊 新宿鮫X (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 絆回廊 新宿鮫X (カッパ・ノベルス)より
4334077188
No.60
(4pt)

僕は、名作だと思う。

満点を付けないのは、あくまでもこのシリーズにはこの上があるはずだと思うし、過去にもあったから。
 でも、十分に楽しんだ。
 読みながらほろりと来たなんてことは何年振りだろう。これこそがシリーズものの醍醐味だと思う。

 泣けるサスペンス。
 今作では、僕は泣きました。

 展開がやけにすいすい進むので、重厚感は少し無いけれども、それでも、これは確かに「鮫」だった。
 僕の好きな「鮫」の物語だった。

 でも、もし、新宿鮫のこれまでをあまり読んでないのだったら、もったいないからこの作品は後に取っておいた方がいい。
 ずっと読んで来てここに至った時、泣けるんです。

 たとえば、副署長のあの言葉などに。どんな言葉かって?
 是非、読んで共感して下さい。是非。
絆回廊 新宿鮫Ⅹ Amazon書評・レビュー: 絆回廊 新宿鮫Ⅹより
4334927580
No.59
(4pt)

ターニングポイント

新宿鮫シリーズ10作目となった「絆回廊」は、良くも悪くもシリーズのターニングポイントとなる作品になったと思う。
これまで鮫島を支えてきた二本柱を取っ払ってしまうという作者の判断には、寂しさと不満を感じる読者も多いのではないだろうか。
ただ、鮫島が33歳で新宿署に着任した当時、退官までまだ10年あると言われていた桃井警部の退官がいよいよ間近に迫ったと言うことは、それだけ鮫島自身も年齢を重ねたということに他ならない。
晶の年齢についてははっきりと書かれていた記憶がないが、二人が出逢った頃、20代前半だったとすれば、彼女も充分すぎるほど大人の女の年齢になった計算になる。
シリーズ初期の頃の関係のまま、これ以上話を進めるには無理があると判断し、作者はこの作品で鮫島を取り巻く環境に思い切ってリセットをかける道を選んだのだろう。
前作の「狼花」が少々生煮え感の残るできだったのに較べ、今回の「絆回廊」は話の厚みも緊迫感もたっぷりでとても面白かった。
だが、犯人の樫原が二十年以上も抱えていた「恨み」については、少々こじつけの感が否めなかったのが残念だった。
ここがきっちり納得できないと、話の展開に不満が残ることとなってしまうので、もう少し詰めて書き込んで欲しかったと思う。
少々尻切れトンボ気味のラストともども、今後の展開に期待して続編を待ちたいと思う。
絆回廊 新宿鮫X (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 絆回廊 新宿鮫X (カッパ・ノベルス)より
4334077188
No.58
(4pt)

ターニングポイント

新宿鮫シリーズ10作目となった「絆回廊」は、良くも悪くもシリーズのターニングポイントとなる作品になったと思う。

これまで鮫島を支えてきた二本柱を取っ払ってしまうという作者の判断には、寂しさと不満を感じる読者も多いのではないだろうか。

ただ、鮫島が33歳で新宿署に着任した当時、退官までまだ10年あると言われていた桃井警部の退官がいよいよ間近に迫ったと言うことは、それだけ鮫島自身も年齢を重ねたということに他ならない。

晶の年齢についてははっきりと書かれていた記憶がないが、二人が出逢った頃、20代前半だったとすれば、彼女も充分すぎるほど大人の女の年齢になった計算になる。

シリーズ初期の頃の関係のまま、これ以上話を進めるには無理があると判断し、作者はこの作品で鮫島を取り巻く環境に思い切ってリセットをかける道を選んだのだろう。

前作の「狼花」が少々生煮え感の残るできだったのに較べ、今回の「絆回廊」は話の厚みも緊迫感もたっぷりでとても面白かった。

だが、犯人の樫原が二十年以上も抱えていた「恨み」については、少々こじつけの感が否めなかったのが残念だった。

ここがきっちり納得できないと、話の展開に不満が残ることとなってしまうので、もう少し詰めて書き込んで欲しかったと思う。

少々尻切れトンボ気味のラストともども、今後の展開に期待して続編を待ちたいと思う。
絆回廊 新宿鮫Ⅹ Amazon書評・レビュー: 絆回廊 新宿鮫Ⅹより
4334927580
No.57
(2pt)

これでいいのかな?

え?終わり?これで終わり?
「to be continue」だから、いいの?
シリーズだから、これでいいの?

馬鹿にしないでくださいませ、でございますです!
じゃなかったら、定価500円にしてくださいませでございます。

古本屋の105円コーナーで買えたら、買っても良いんじゃないでしょうか?
1日読み、読み捨て本としては、もちろん「水準」には達していますが、それにしても、なんなんですか?
日本人作家のこの、とくに構成に対する「推敲」や「工夫」のウスサさは?
マーケット?
人気作家で、人気シリーズで、ファンがついているから、作家の気が向いて年に2〜3冊の数をだせば、固定的に売れる?そのほうが、売り上げを読める?あまり1冊にこだわっている時間なんかない?
(引退してしまえ!編集者も!)
そりゃそうだろうけど、それでいいんですかね?
「新宿鮫」ですよ。「新宿鮫」なんですよ。
だったら、他の仕事して金を稼ぎながら、「新宿鮫」だけは、プライドかけて、何年待たせても伊達じゃあないなと思わせるまで、じっくり書いてください。
少なくとも私は、同時代のライバルだけでなく、オールタイムのライバル(チャンドラーとか、鬼平には遠く及ばないまでも…)と比較しても、「新宿鮫」はお気に入りのシリーズでした。まだまだ将来性はあると思っておりましたのでございます。

でもでも…。

大沢さん、ほんとうに、飽きたのなら、『鮫』もうやめてもいいですよ。
と、結果的に思いました。
(ああぁ、ま〜た腹が立ってきた。)
絆回廊 新宿鮫X (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 絆回廊 新宿鮫X (カッパ・ノベルス)より
4334077188
No.56
(2pt)

これでいいのかな?

え?終わり?これで終わり?
「to be continue」だから、いいの?
シリーズだから、これでいいの?

馬鹿にしないでくださいませ、でございますです!
じゃなかったら、定価500円にしてくださいませでございます。
絆回廊 新宿鮫Ⅹ Amazon書評・レビュー: 絆回廊 新宿鮫Ⅹより
4334927580
No.55
(4pt)

読み応えのあるハードメロドラマ

おもしろかったです。
いくつもの筋が絡み合い徐々に緊迫が高まってゆく見事な構成。蘊蓄とドラマ部分のバランスもよく(大沢作品はどっちかに偏ることがあり、そうなるとぜんぶ読むのがつらい)、新宿鮫シリーズぜんぶは読んでいませんが、完成度という点ではかなり高いのではないでしょうか。

ああ大沢在昌の雰囲気に浸りてーという気分の夜に手に取って間違いのない一冊。

それにしても今後どういう展開になるのか、、、。
絆回廊 新宿鮫X (カッパ・ノベルス) Amazon書評・レビュー: 絆回廊 新宿鮫X (カッパ・ノベルス)より
4334077188