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百万の手
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百万の手の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.73pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全26件 1~20 1/2ページ
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何年も前に読んだんですが、もう一度読みたくて注文しました。やはり面白い。 | ||||
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、「とっても不幸な幸運」もそうですが、不思議なのですが何となくリアルに感じさせる作品で、 この作家さんは、現代物も、「しゃばけ」シリーズ「アイスクリン強し」「若様組まいる」も、どの作品もキャラクターが魅力的で大好きです。 「若様組まいる」も続編が見たいですし、もっと現代物も出して欲しいです。 | ||||
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時代物が多い作者ですが現代物もなかなかです。しゃばけのようなくすぐりはないですが、これはこれでアリです。 | ||||
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想像した通りとてもよかった。また次の商品も購入したいと考えている。 | ||||
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しゃばけのような時代劇は当然だけど現代ものも面白い。 文章がうまいんだね。寝不足にさせる。 | ||||
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登場人物(特に大人)の性格付けも言動もめちゃくちゃで、読むに耐えません。 死んだ友が携帯電話で話しかけてくる、メールもしてくるという設定は苦笑ものです。 全体的には、宮部みゆきの現代小説の劣化版、という感じです。 | ||||
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百万の手とは人の強欲さの象徴 クローン人間を題材としたミステリー クローンとオリジナルの関係 クローンのアイデンティティー クローン技術の未熟さ 等の問題が描かれる なかなか重いテーマを扱っているが 死んだ友人が携帯から語りかけてくるという ファンタジー的設定がとられており 読みやすかった ラストは「しゃばけ」と同様に 火事によってチャラにするといった処理で 少し雑だった気もするが 難しい題材にチャレンジされているので 多少はしょうがないのかな | ||||
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「しゃばけ」シリーズでおなじみの「畠中恵」の小説です。 プロローグは火の気のない所からの突然の発火。 まるで生きているかのような炎。そして火事で死んだはずの親友が携帯画面に現われたりと、ファンタスティックなミステリーという雰囲気で始まりますが、謎を追ううちに予想外な事実が明らかになってゆきます。 非現実的なようで近い将来起こりそうな。そうなった時、世界の人たちの反応は…自分はどうするだろうか…と深く考えさせられます。 主人公夏貴や夏貴を取り巻く登場人物達は、それぞれ味があり魅力的です。 読後感はとてもおだやかでさわやかな気持ちになりました。 | ||||
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ストーリーはそこそこ面白いが、ありえない設定を二つ重ねたことでリアリティを損ね、「あるかもしれない」という説得力を欠いてしまった。 作者がそれに気づいたのか、或いは不必要だと思い直したのか途中で軌道修正。携帯電話に乗り移った友人の幽霊は消えてしまった。 登場人物の出し方が中途半端。人間関係も半端。 「しゃばけ」シリーズ以外の作品では、割と面白いネタだっただけに残念。 | ||||
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親友の死からはじまり 疑問疑惑 最後まで引き込まれるストーリー 続編が読みたいと感じさせられる作品です | ||||
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主人公の親友一家が何故狙われたかの説明が最後までなされていない。また、人物描写が希薄である。 解説には続編を期待とあったが、続編ではなく、この作品内で完結すべき事柄が完結されていない。 従って、私にとっては、満足な読後感が得られない作品でした。 | ||||
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途中畠中さんの作品という事を忘れられる程、現代物です。 携帯の中の亡くなった親友と真相究明という事だったので、途中あっけなく 焼失してしまった時はあれっと思いました。 仲間になるのかと思った女の子もすぐに盤上から去り、またあれあれ。 結局途中出て来た義父がパートナーになったのは、ちょっと意外でしたが、 結構このキャラ好きです。 ただ、どうせ親友を途中で消してしまうのならば、最初からこちらをパートナーに据えて、 親子問題を軸に据えた方がよかった気がしました。 でなければ、前半紙面分が勿体ないような。 ただ、夏貴という少年が、当たり前の欠点はあれども凄くいい子なので、 読んでいて気持ちがよいお話でした。 | ||||
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定石どおり「しゃばけ」から入ったので、大分長いこと躊躇した。 ご本人もそうだったのか、初めは中学生同士の会話にぎこちなさが残り、やはり外れかと思った。だが、話が進むにつれて、その違和感のある書き方は解消されていった。テーマが思っていた以上に重く、かえってそちらの方に戸惑った。どうやって子孫を残していくかというのは個人的に興味のある分野なので(「ジーンワルツ」だの「エンブリオ」だの)結局は楽しく読んでしまったが、うーん、読者層の設定はどのあたりなのだろう。 放火の話など疑問も多々残る作品だが、読後感は悪くないので、星四つ。 | ||||
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合いませんでした(涙) 主人公の心理描写、親友の必要性、母と義父との関係など全てがあやふやで 物語のつながりを感じることができず 誰にも感情移入することなく読み終えてしまいました。 倫理問題や、自己肯定といった非常にナイーブなテーマを取り扱っているはずなのだけれども ページ数の割には纏めきれず、とても軽く中途半端なイメージを受けました。 一気に長編ではなく、話の軸を一点に据えて短編でじっくり読みたかったです。 | ||||
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しゃばけ風のミステリかと思ったら違った.荒唐無稽ではあるが,メッセージははっきりしている.主人公夏貴の目の前で幼い時からの親友正哉が放火の犠牲となる.しかし正哉は携帯の中に今度は夏貴の家が放火で焼けるまで幽霊として生き続け,二人で犯人探しを始める.この辺はしゃばけ風だが,次第に事態は険悪化して,凄絶な終幕を迎える.正哉のあとは,義父予定者が肩代わりして立派に務める.道具立てが恐ろしく豪華で,主たる舞台が不妊治療を得意とする病院なので,人間関係は錯綜を極めるし,犯人の目的も捕らえ難い.その中で,男の子の造形は鮮やかで,どうして女性にここまで判るのか不思議な気もするが,気持悪くはない.作者の言いたいことは,自分にどんな不具合があっても,男の子に生まれた以上はただひたすらに生きるのが義務と考えなさい,と言う極めてまともなもの.久しぶりに感銘を受けた. | ||||
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2004年に出た単行本の文庫化。 残念ながら、ミステリとしては完全な失敗作と思う。流行りのものを狙ったらしい題材は消化不良を起こしているし、ストーリー展開にも無理がありすぎる。なにより、メインとなるはずのモチーフ「親友の死と再生」にまつわる物語の処理が粗すぎて納得いかない。 トリックや犯人も、語るだけの価値がない。 以前から思っていたのだが、この人には長編を書くだけの構成力がないように思う。むしろ魅力的なのは、登場人物の優しさとか、ディテールの面白さ。「しゃばけ」シリーズで2作目以降が短編集になったのは、本当に正しかったと思う。 | ||||
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私は妖怪シリーズ(?)の「しゃばげ」や「ぬしさまへ」で畠中さんの本にハマりました。この本はそちらのシリーズと違ってミステリー系です。一部「亡くなった親友とケータイで話す」というファンタジーも含まれていますが、物語はあくまで現実的です。親友の家が火事になり、その炎で正哉を亡くしてしまった夏貴は、本当にただの火事なのか?放火なのではないかと疑いを持ちます。しかし話は思わぬ方向へと次から次に転がっていきます。 結構長い話だと思うんですが一気に読んでしまいました。「ぬしまへ」などとは雰囲気が違いますが、魅かれました。(ストーリーに)最初は夏貴の母親が息子に対してあまりにも過剰な態度をとるので「どんな話!?」と思ったのですが…(^_^;)息子に近付く女の子に対し嫉妬し、お風呂に一緒に入ろうと誘うなど…。でもそんな危ないお母さんを持つ息子の話じゃなかったです(よかった) ミステリーなので(?)途中で人が死んだりするのが辛かったけど、中々興味をそそられる展開で楽しめました。東の「誰かの頭を自分の脳みそ代わりにしては駄目だ!」のセリフが胸に残りました。ただ一つだけ何故親友とケータイで話ができたのか?そこだけは謎です。正哉途中で会話できなくなって可哀想に…。和美ちゃんと夏貴はもう連絡は取らないのかが気になります。 | ||||
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しゃばけシリーズにはまりこの作者の本を片っ端から読みましたが、 しゃばけとはまったく別物で、また違った面白さがありました。 最後まで犯人が分からない小説は近頃では珍しい。。 一度読み始めたら引き込まれてしまい最後までご飯も食べずに読みきってしまいました。 読んだ後の爽快感がたまりません! 絶対にお勧めの一冊です。 | ||||
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母親との関係に悩み、過呼吸発作の持病を抱えている夏貴は、突然の火事で親友の正哉を亡くしてしまう。 手に残ったのは、家族を助けようと家に飛び込んだ正哉を引きとめようとしたときにむしり取る形になった携帯電話だけ。 だがその携帯電話に、正哉から電話がかかってきた。 「どう考えてもおかしいんだよ」 火事の真相を暴いて欲しいと親友に頼まれ、夏貴は正哉を失いたくない一心でそれに応じるが…… おもしろかったです。 あらすじを読んだときの予想と読後感がかなりずれているのがいいのか悪いのかはわかりませんが、一つわかったと思ったら次の謎が提示され、「続きはどうなるの!?」と気になって仕方がなかった。 夏貴自身の問題についても、私は好きでした。 この話題を出されて「またか……」と興ざめしなかったのは久しぶりです。 それに伴う夏貴の自身の存在に関しての葛藤も、ありがちなものであるはずなのに不思議とうんざりしませんでした。 ただ話題が飛びまくったせいか、ものすごく長い間読んでいたかのような気分にさせられてしまいもしました。 前半と後半で書いていることが完全に別物になっていて、それはちょっとどうだろうと。 携帯電話で死んだはずの友人が話しかけてくる、といった設定が中心かと思いきや、そのパートナーさえ途中で交代。 その後正哉の出番がなかったのも、リアリティーがあると言えばそうかなとも思うんですが、あれあれ? といった感じでした。 そもそもどうして正哉の家が真っ先に放火されたんだろう……? 突き詰めて考えるとちょっと疑問もあるんですが、読んでいるときはとにかく楽しかったです。 前半では夏貴と正哉の切ないファンタジーにうるうるしたし、後半では派手なアクションやスリルに手に汗握りました。 娯楽としてはかなり気に入りました。 | ||||
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ハヤカワのミステリフロンティアシリーズは侮れません。 火事で亡くなった親友。火事の謎、執拗な母親、出生の秘密を探る彼らに危機が訪れます。 出世作「しゃばけ」の影はありません。 「謎」には残酷な答えが用意されていましたが絶望ではなく未来を手繰り寄せようという姿が美しい。 | ||||
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