奇術師の密室
評判
奇術師の密室の評価:
4.00/5点 レビュー 14件。 D ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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奇術師の密室の評価:
4.00/5点 レビュー 14件。 D ランク
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
巨匠リチャード・マシスンが69才の時に著した、奇想天外な通俗スリラーである。
物語の語り手は、さる脱出マジックの失敗から引退を余儀なくされ、今は植物人間の一歩手前という境遇におかれている老奇術師。登場人物は、2代目を名乗っている息子マックスと助手でもあるその後妻、マックスの使い走りである後妻の弟と、マックスのマネージャー、そして呼び出された所轄の保安官、と限られている。
彼らが、この身動きもできなければ、口もきけない、車椅子の老奇術師の眼前で、マジックルームと呼ばれる、奇術の小道具や摩訶不思議なものがあふれ返っている彼の書斎を舞台に、ケレン味たっぷりの騙し合いの奇術合戦を繰り広げる。
タイトルがまぎらわしいが、本書は密室ものの本格謎解きパズラーではない。
読者は、手を変え、品を変え展開される、どんでん返しにつぐどんでん返しのファンタスティックな、息つくひまのない殺人劇を、まるで舞台を鑑賞しているみたいに堪能して、一気に読みきってしまうこと請け合いだ。
「1980年7月17日の午後に、あの屋敷で起こったことについては、奇妙奇天烈といっておけば、まちがいない。では、話に入るとしよう。これからはじまるのは、欲と冷血、恐怖と略奪、サディズムと殺人―そしてアメリカ式の愛の物語だ。」