人間以上

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

人間以上の評価:

4.29/5点 レビュー 28件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.29pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全36件 21〜36 2/2ページ
No.16
(5pt)

文学的な気品溢れる《名作》です。

《人類進化テーマSF》を代表する、傑作中の傑作。ラストでチラッと垣間見える《人類全体が、巨大な集合生命体になる》という、壮大な《ヴィジョン》が、非常に感動的です。あと、《所属したい》という願望と、《所属するのが怖い》という恐怖との、矛盾した感情の葛藤が、作品全体を貫く《もう一つのテーマ》になっている所が、いかにも《スタージョンらしさ》を感じさせます。文学的な気品溢れる作品なので、今読むと《純文学》としても、高く評価できると思います。
人間以上 (1963年) (ハヤカワ・SF・シリーズ) Amazon書評・レビュー: 人間以上 (1963年) (ハヤカワ・SF・シリーズ)より
B000JAIUKI
No.15
(5pt)

文学的な気品溢れる《名作》です。

《人類進化テーマSF》を代表する、傑作中の傑作。ラストでチラッと垣間見える《人類全体が、巨大な集合生命体になる》という、壮大な《ヴィジョン》が、非常に感動的です。あと、《所属したい》という願望と、《所属するのが怖い》という恐怖との、矛盾した感情の葛藤が、作品全体を貫く《もう一つのテーマ》になっている所が、いかにも《スタージョンらしさ》を感じさせます。文学的な気品溢れる作品なので、今読むと《純文学》としても、高く評価できると思います。
人間以上 (ハヤカワ文庫 SF 317) Amazon書評・レビュー: 人間以上 (ハヤカワ文庫 SF 317)より
4150103178
No.14
(4pt)

この作品を評価するSFというジャンルの成熟に感心した

超能力者をテーマにした作品で、非常に有名で評価も高いのだが、これほど地味に淡々と進む話だとは思わなかった。
 超能力を備えた人間達がどういう人間であって、その能力をどのように使うかという考察が生みだした作品として高く評価されると思うが、そういう評価を与えることができるSFというジャンルに文学としての成熟というものも感じて、そこに感心してしまった。
 大友克洋「童夢」は、年代的にはこの作品の直後に当たるのだが、超能力者のキャラクター設定として、何か本作に着想を得たところがあったのではないか、と聞いてみたい気持ちになった。
人間以上 (1963年) (ハヤカワ・SF・シリーズ) Amazon書評・レビュー: 人間以上 (1963年) (ハヤカワ・SF・シリーズ)より
B000JAIUKI
No.13
(4pt)

この作品を評価するSFというジャンルの成熟に感心した

超能力者をテーマにした作品で、非常に有名で評価も高いのだが、これほど地味に淡々と進む話だとは思わなかった。
 超能力を備えた人間達がどういう人間であって、その能力をどのように使うかという考察が生みだした作品として高く評価されると思うが、そういう評価を与えることができるSFというジャンルに文学としての成熟というものも感じて、そこに感心してしまった。
 大友克洋「童夢」は、年代的にはこの作品の直後に当たるのだが、超能力者のキャラクター設定として、何か本作に着想を得たところがあったのではないか、と聞いてみたい気持ちになった。

人間以上 (ハヤカワ文庫 SF 317) Amazon書評・レビュー: 人間以上 (ハヤカワ文庫 SF 317)より
4150103178
No.12
(5pt)

スタージョン的な、あまりにもスタージョン的な

「社会から疎外された、どこかが"欠けた"孤独な者たち。彼らは、出会い、結びつくことでひとつの新しい、強大な種−−集団人(ホモ・ゲシュタルト)となる!」
こんなプロットだけでも、自分自身の心に"欠けたモノ"を持つ人にとっては魅力的な物語に感じられるでしょう。
そして、この作品はその期待を決して裏切りません。
スタージョンの描く孤独と触れあい、そして理想−−−
スタージョン以外誰も考えつかない独創性−−−
本作品は、この二つのエッセンスが素晴らしくブレンドされているのです。
中篇「赤ん坊は三つ」に「とほうもない白痴」「道徳」を前後編としてつけ加えて成立されたとは思えぬ完成度の物語。
特に白痴の青年ローンが不幸な少女エヴァリン・キューと感応して目覚める場面や、少年ジェリーと催眠療法医スターンの掛け合いは必読です。
読んでおくべき、また読んで満足できる一冊としてお薦めできます。

それから最後に一言。
SF小説の副題に「道徳」なんてつけるセンスの持ち主、スタージョン以外考えられない!!
人間以上 (1963年) (ハヤカワ・SF・シリーズ) Amazon書評・レビュー: 人間以上 (1963年) (ハヤカワ・SF・シリーズ)より
B000JAIUKI
No.11
(5pt)

スタージョン的な、あまりにもスタージョン的な

「社会から疎外された、どこかが"欠けた"孤独な者たち。彼らは、出会い、結びつくことでひとつの新しい、強大な種−−集団人(ホモ・ゲシュタルト)となる!」
こんなプロットだけでも、自分自身の心に"欠けたモノ"を持つ人にとっては魅力的な物語に感じられるでしょう。
そして、この作品はその期待を決して裏切りません。
スタージョンの描く孤独と触れあい、そして理想−−−
スタージョン以外誰も考えつかない独創性−−−
本作品は、この二つのエッセンスが素晴らしくブレンドされているのです。
中篇「赤ん坊は三つ」に「とほうもない白痴」「道徳」を前後編としてつけ加えて成立されたとは思えぬ完成度の物語。
特に白痴の青年ローンが不幸な少女エヴァリン・キューと感応して目覚める場面や、少年ジェリーと催眠療法医スターンの掛け合いは必読です。
読んでおくべき、また読んで満足できる一冊としてお薦めできます。

それから最後に一言。
SF小説の副題に「道徳」なんてつけるセンスの持ち主、スタージョン以外考えられない!!
人間以上 (ハヤカワ文庫 SF 317) Amazon書評・レビュー: 人間以上 (ハヤカワ文庫 SF 317)より
4150103178
No.10
(5pt)

サイボーグ009の元ネタ

この小説はサイボーグ009の元ネタです。それでは原作は009とどう違うか?

まずキャラクターは009と同じです。違いは空想科学としての設定です。

例えば反重力など空想科学だとしてもそれなりの仮説を設定して、それを

検証しようとする。これが日本のSFには欠けています、欧米のSFは真面目に

考える。

そしてたとえ小説の中の政治経済でもきちんと大きなテンプレートを

予め構築してから小説を書き始める。だから読み応えがある。

次にスタージョンの小説は非常に解かりにくい前衛小説として有名です。

ここで読むコツを少し伝授。

スタージョンの小説は起承転結のプロット或いはスクリプトに何処か

1つブラックボックスを入れます。だから途中で急にわけのわからない

小説に思える。だからその落とし穴が何処か探す事。途中で読み返しても

良いです。

それから小説の中の重要な手がかりも故意に抜き取っている事もあります。

ここでまたわからなくする。意識してスタージョンはそうします。

この二点を気をつけてください。
人間以上 (1963年) (ハヤカワ・SF・シリーズ) Amazon書評・レビュー: 人間以上 (1963年) (ハヤカワ・SF・シリーズ)より
B000JAIUKI
No.9
(5pt)

サイボーグ009の元ネタ

この小説はサイボーグ009の元ネタです。それでは原作は009とどう違うか?
まずキャラクターは009と同じです。違いは空想科学としての設定です。
例えば反重力など空想科学だとしてもそれなりの仮説を設定して、それを
検証しようとする。これが日本のSFには欠けています、欧米のSFは真面目に
考える。
そしてたとえ小説の中の政治経済でもきちんと大きなテンプレートを
予め構築してから小説を書き始める。だから読み応えがある。

次にスタージョンの小説は非常に解かりにくい前衛小説として有名です。
ここで読むコツを少し伝授。
スタージョンの小説は起承転結のプロット或いはスクリプトに何処か
1つブラックボックスを入れます。だから途中で急にわけのわからない
小説に思える。だからその落とし穴が何処か探す事。途中で読み返しても
良いです。
それから小説の中の重要な手がかりも故意に抜き取っている事もあります。
ここでまたわからなくする。意識してスタージョンはそうします。
この二点を気をつけてください。
人間以上 (ハヤカワ文庫 SF 317) Amazon書評・レビュー: 人間以上 (ハヤカワ文庫 SF 317)より
4150103178
No.8
(4pt)

きっとまた読むのでしょう

中学生の頃初めて読みました。残念ながら全く理解不能でした。
でも、何故かその後、何度か読み返してきました。もう4,5回かな?「後半だけ」とか「部分読み」を合わせると10回以上は手にしたかも。
そのたびに違った感触がある不思議な作品です。時には理解あるいは拒絶、否定。
決して読みやすい本ではないのです。だけど再読している。自分でも本当に理由が分かりません。
好きか?といわれると断言はできません。
でも、あれから20年、きっとまた読むのでしょう。そして、それでもまた新たな読後感があるはずです。
是非、未読の方、一読を。そして「あなたの「人間以上」」を見つけてください。
人間以上 (1963年) (ハヤカワ・SF・シリーズ) Amazon書評・レビュー: 人間以上 (1963年) (ハヤカワ・SF・シリーズ)より
B000JAIUKI
No.7
(4pt)

きっとまた読むのでしょう

中学生の頃初めて読みました。残念ながら全く理解不能でした。でも、何故かその後、何度か読み返してきました。もう4,5回かな?「後半だけ」とか「部分読み」を合わせると10回以上は手にしたかも。
そのたびに違った感触がある不思議な作品です。時には理解あるいは拒絶、否定。決して読みやすい本ではないのです。だけど再読している。自分でも本当に理由が分かりません。好きか?といわれると断言はできません。
でも、あれから20年、きっとまた読むのでしょう。そして、それでもまた新たな読後感があるはずです。是非、未読の方、一読を。そして「あなたの「人間以上」」を見つけてください。
人間以上 (ハヤカワ文庫 SF 317) Amazon書評・レビュー: 人間以上 (ハヤカワ文庫 SF 317)より
4150103178
No.6
(5pt)

至福の作品

シオドア・スタージョンの『人間以上』は、なかなか良い。あるいは、それ程でもない。では無く、良く分からない。あるいは、好き。かに、その評価が分かれる作品のような気がします。そして、好きな人にとってのその評価はほとんど最大級となり得る大きな可能性を秘めているような気がします。10人に1人の確立なのか、100人に1人なのか、それは分かりませんが、好きになった人にとって、『人間以上』は、確実に、ずぅーと探していたものがようやく見つかったかのような喜びを与えてくれるでしょうし、同時に、その人にとっての、無人島に持って行くべき本を確実に一冊増やしてくれる。そういう作品だと思います。そして、それは、そのまま、シオドア・スタージョンのもうひとつの傑作『夢みる宝石』にも当て嵌ります。未読の方は、この両作品、試されてみる価値は十二分にあるのではないでしょうか。
人間以上 (1963年) (ハヤカワ・SF・シリーズ) Amazon書評・レビュー: 人間以上 (1963年) (ハヤカワ・SF・シリーズ)より
B000JAIUKI
No.5
(5pt)

至福の作品

シオドア・スタージョンの『人間以上』は、なかなか良い。あるいは、それ程でもない。では無く、良く分からない。あるいは、好き。かに、その評価が分かれる作品のような気がします。そして、好きな人にとってのその評価はほとんど最大級となり得る大きな可能性を秘めているような気がします。10人に1人の確立なのか、100人に1人なのか、それは分かりませんが、好きになった人にとって、『人間以上』は、確実に、ずぅーと探していたものがようやく見つかったかのような喜びを与えてくれるでしょうし、同時に、その人にとっての、無人島に持って行くべき本を確実に一冊増やしてくれる。そういう作品だと思います。そして、それは、そのまま、シオドア・スタージョンのもうひとつの傑作『夢みる宝石』にも当て嵌ります。未読の方は、この両作品、試されてみる価値は十二分にあるのではないでしょうか。
人間以上 (ハヤカワ文庫 SF 317) Amazon書評・レビュー: 人間以上 (ハヤカワ文庫 SF 317)より
4150103178
No.4
(4pt)

アメリカ的

スタージョンが本書でつくり出したホモ・ゲシュタルトは、まさに「人間以上」の存在である。さまざまな超能力者から構成され、なおかつ緊密な一体性を保っている。集団でありながら一個の人間で、それが従来の人間(=現在の我々)とずれを生じ、また時には重ね合わされる。このあたりの手法が見事であった。予断を許さないストーリー展開となかなか明かされない謎。これらが相まって一気に読み進めてしまった。
 しかしスタージョンのホモ・ゲシュタルトは、良い意味でも悪い意味でもアメリカ的すぎる。従来の人間との対比は意外性を追求しているところがかえって単純すぎる。そして、あまりにも楽天的な結末は読者をがっかりさせる。実に惜しい作品だと思う。
人間以上 (1963年) (ハヤカワ・SF・シリーズ) Amazon書評・レビュー: 人間以上 (1963年) (ハヤカワ・SF・シリーズ)より
B000JAIUKI
No.3
(4pt)

アメリカ的

スタージョンが本書でつくり出したホモ・ゲシュタルトは、まさに「人間以上」の存在である。さまざまな超能力者から構成され、なおかつ緊密な一体性を保っている。集団でありながら一個の人間で、それが従来の人間(=現在の我々)とずれを生じ、また時には重ね合わされる。このあたりの手法が見事であった。予断を許さないストーリー展開となかなか明かされない謎。これらが相まって一気に読み進めてしまった。
 しかしスタージョンのホモ・ゲシュタルトは、良い意味でも悪い意味でもアメリカ的すぎる。従来の人間との対比は意外性を追求しているところがかえって単純すぎる。そして、あまりにも楽天的な結末は読者をがっかりさせる。実に惜しい作品だと思う。
人間以上 (ハヤカワ文庫 SF 317) Amazon書評・レビュー: 人間以上 (ハヤカワ文庫 SF 317)より
4150103178
No.2
(5pt)

驚くべき傑作SF

ある作品がSFであるための最も重要な要素の一つとして,センス・
オブ・ワンダー(「驚きの感覚」とでも訳すのでしょうか?)を挙げて
いた人がいました。この作品は,まさにそのセンス・オブ・ワンダーに
満ちた物語です。
 くわしい内容の説明はひかえておきますが,この作品で提唱される,
ホモ・ゲシュタルト(集団有機体としての人間)という概念は,後年
様々な科学者や,芸術家の作品に影響を与えました(たとえば,石森章
太郎氏の『サイボーグ009』)。
 アイデアもさることながら,作品全体を漂う不思議な雰囲気,巧妙な
ストーリー展開と,どれをとっても比類なき名作だと思います。
人間以上 (1963年) (ハヤカワ・SF・シリーズ) Amazon書評・レビュー: 人間以上 (1963年) (ハヤカワ・SF・シリーズ)より
B000JAIUKI
No.1
(5pt)

驚くべき傑作SF

ある作品がSFであるための最も重要な要素の一つとして,センス・
オブ・ワンダー(「驚きの感覚」とでも訳すのでしょうか?)を挙げて
いた人がいました。この作品は,まさにそのセンス・オブ・ワンダーに
満ちた物語です。 くわしい内容の説明はひかえておきますが,この作品で提唱される,ホモ・ゲシュタルト(集団有機体としての人間)という概念は,後年
様々な科学者や,芸術家の作品に影響を与えました(たとえば,石森章
太郎氏の『サイボーグ009』)。 アイデアもさることながら,作品全体を漂う不思議な雰囲気,巧妙な
ストーリー展開と,どれをとっても比類なき名作だと思います。
人間以上 (ハヤカワ文庫 SF 317) Amazon書評・レビュー: 人間以上 (ハヤカワ文庫 SF 317)より
4150103178