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麒麟の翼
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麒麟の翼の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.90pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全171件 21~40 2/9ページ
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正しい行いをすることの『難しさと尊さ』を描いた素晴らしい傑作だと思います。 テンポの良いストーリー展開 練られた謎解き 人物像や日本橋付近の風景描写 読書の胸に熱く響くメッセージ性 …等、どれをとっても面白く、特に善と悪、正しい行いをすることの難しさと尊さ、そして、子を想う父母の深い愛情…等、読み応え満点! 読んでいて胸に熱く切なく響き、読後は熱い余韻に浸れる傑作だと思います。 | ||||
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いつもながらの加賀恭一郎シリーズの真骨頂だ。登場人物の丁寧な人間描写。 さすが!である。推理小説の域を超えた人間描写が特徴の加賀シリーズだが、 本作でもそうしたところが余すところなく表出している。加賀恭一郎が、殺 人事件を単に犯人を捕まえることが仕事なのではなく、殺人事件という特異 な状況に置かれて、心の傷を持った人々の傷をも解決しなければ、事件の解 決につながらないという強い気持ちを持つからこそ、こうした人間描写を可 能としているのだろう。『新参者』でも、こうした加賀の姿勢に助けられ、 「あなたの警察での役職は?警部補??警部にしてもらった方がいい」「あ なたはいったい何者?」といった感嘆の声を挙げるわけであるが、加賀恭一 郎という登場人物がいればこそ、単なる推理小説の枠を超え、映画にするに 十二分な人間描写が可能なのだろう。 | ||||
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日本橋にある麒麟像。翼がある姿を見慣れていたのだが、改めていろいろな絵をネットで探してみて、他の麒麟に翼がないことを確認した。そもそも他の麒麟とは全体のビジュアルも異なっており、かなり龍寄りだ。って、どちらも実物など見たことがないので、何とも言えないけれどね。Wikipediaによると、日本橋の麒麟の作者は渡辺長男氏。獅子像も彼の作品だそうだ。 日本橋をうろうろと歩いてみたが、どれがトンネルなのか、いまいち分からず。方向音痴はこういう時に困る。浜町公園から日本橋は、結構距離があることだけが分かった。本に出てくる場所を実際に歩くのは、私にとってかなり珍しい。ハリーポッターに出てくる秘密のホームを探して、ロンドンを歩いた時以来だ。どちらも本を手に持っての話ではないので、うろ覚えの状態で。 自分の場合はダメだが、きっと方向感覚の優れた人なら、本の描写でだいたいの方向性が分かるのではないか。日本橋も、裏通りにいろいろな店のある楽しい場所なので、休みの日、本を片手に歩いてみるのはおススメだ。 | ||||
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文章のリズムや場面の展開、練られたストーリーなどどれをとっても傑作と呼ぶにふさわしい作品。映画を見て阿部寛が加賀恭一郎役に実にはまっていて、本書を読みながらも阿部の声をイメージしながら読んでしまった。親子の絆を考えさせられると同時に、物語の後の登場人物たちの将来についても思いを馳せた。繰り返す、まさに傑作だ! | ||||
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東野圭吾の文庫本をここまで12冊読んだのを機会にレビューを書いてみることにした。 東野圭吾の本を読み始めるきっかけは中野信子の「サイコパス」に紹介された「プラチナデータ」だった。ストーリ展開が複雑でありながら、読むことを途中で止められなかった。シナリオが良く練られているのと、文章表現のリズム感(村上春樹がよく使う表現)が私に合っていたからである。 今まで読んだ文庫は「プラチナデータ」「秘密」「容疑者Xの献身」「夢幻花」「虚ろな十字架」「使命と魂のリミット」「流星の絆」「麒麟の翼」「祈りの幕が下りる時」「ナミヤ雑貨店の奇跡」ときて、かなり長編の「白夜行」そして今回の「幻夜」であるが、どの作品も感動と戦慄、衝撃、刺激が新鮮で素晴らしかった。 「幻夜」の解説を直木賞作家の黒川博行が書いているが、彼の直木賞作品「破門」には、私は1ページ目でシナリオと文章のリズム感に違和感を感じ、10ページ弱で放棄した。読む方の個人差であるが、作者によってこれほど違うのである。 | ||||
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「私たち、お父さんのこと何も知らない」。胸を刺された男性が日本橋の上で息絶えた。瀕死の状態でそこまで移動した理由を探る加賀恭一郎は、被害者が「七福神巡り」をしていたことを突き止める。家族はその目的に心当たりがない。だが刑事の一言で、ある人物の心に変化が生まれる。父の命懸けの決意とは。 | ||||
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東野・加賀作品いいですよね。 新参者が最もお気に入りですが、これも甲乙付け難いいい作品です。 物語の中ではチョイ役ですが、金森登紀子の描き方や吉永くんの母親の描き方はさすが東野圭吾と言わざるを得ない、深いものを感じます。 金森の「死を間近に迎えた人が発するメッセージを受け止めるのは生きているものの義務」という言葉は胸に響きました。 キリン・・のいいところは、映画の出来も素晴らしいということでしょうか。東野圭吾作品は数多く映画、テレビで映像化されていますが、だいたい小説は良くても映像は今ひとつというものが多いです。これは、どっちも二重丸だと思います。 オススメです。親のことをバカにしているような高校生の子供たちに読ませたいです。 | ||||
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分厚い本なので ゆっくり読むつもりでしたが、続きがどう展開するのかと気になり、どんどん読み進んでいました。 まだ読んでいない作者の本を読むつもりです。 | ||||
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おもしろい!おもしろい! 大好き一気読みです! 映画より断然原作。ただ先に映画見てしまったので、主人公、浮かぶのは阿部寛の顔です。笑 | ||||
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加賀恭一郎シリーズは、どの作品も泣けるのです。 人間の絆の深部をえぐり出したものばかりですし、表面的にしか見ない人に奥深さを解説する加賀恭一郎の懐の深さが悲しく、主人公の身内もまた根っこの深さを分かってあげられない罪深さをどの作品にも感じます。 この本は、父親と息子が主題です。 何故か全員不幸なのです。 | ||||
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人は誰でも過ちを犯す。 それに対してどう向き合うか? 逃げたり、目をそらしたりでは、同じ間違いをする。 勇気を出せ。 真実から逃げるな。 自分の信じたことをやれ。 範たれるべき大人が、率先して事実を隠蔽することが、青少年の輝ける未来を奪う羽目に。 謝ったからそれで終いとはいかないが、真実を闇に葬るよりは良い。 たとえ、自己満足に終わったとしても。 あま~い未来予測と希望的観測で、生涯にわたり十字架を背負えるのか? | ||||
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東野圭吾さんの小説で身近な場所が舞台となっているので気に入っています。 | ||||
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読み進めていくうちに、結末を予想してしまう。しかし予想とはまるで異なるラストに「そうきたか!」と唸ってしまいます。 | ||||
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映画と違います。 映画だとその表現じゃニュアンス違うだろ、とかストーリー省くなよ、そこ伝えないと。 映画だと原作の脱け殻です。 22ですが読んでるとまるで霊になって直接様子を見てるようです。 登場人物の自然な心境にも入っていきやすいです。 | ||||
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小説を読んで実際に麒麟の像をみると感慨深いものがありました。 | ||||
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映画を観て原作を読みたくなったのですが、とても楽しく読む事が出来ました。 | ||||
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とても読みやすい作品でした。内容も良いものでした。ただ、一つ気になった点があります。それはこの作品のメインの人物である被害者青柳武明が労災隠しの罪を犯していた主犯なのではないかという疑惑が浮上しますが、その点については結局未解決に終わってしまいます。また青柳武明は息子の青柳悠人犯がした罪をとても重く捉えており本人は正統な罰をうけるべきだ、というような意味の言葉が本文にありました。これはつまり武明は真面目で誠実な人物であり労災隠しは行なっていない、という意味なのでしょうか。それとも息子には自分と同じような人間になって欲しくないという願いからなのか、という点が疑問として残りました。そこを考えるのが読者の楽しみでもあるのでしょうね。 | ||||
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赤い指、新参者の次に読んだ作品です。 面白かったが、やはり評判の良すぎる2作と比較すると、敵わないかな。 次はどれにしようか・・・ | ||||
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青柳の行動の顛末がラストで一気に解説されるのには、ちょっとなんだかなあと思いましたが、伏線もしっかり張られており 謎解きとしては勿論のこと、人間ドラマとしても十分楽しめる内容でした。 私の好きな「エア・キャスティング」ですが、加賀刑事は香川照之だったのですが、加賀ものの別作の映画では 阿部寛になっているみたいですね。そう言われると、そっちのほうがよく思えてきました・・・。 | ||||
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『容疑者Xの献身』がエドガー賞の候補になったことは記憶に新しいが、この作品も外国語に翻訳して欲しいと思う。『容疑者Xの献身』のような奇抜なトリックも海外で評価されるが、本作のような、登場人物の心の中と、日常に潜む嘘や秘密から事件が起こるという作品も違った観点から評価されると思う。 それほどの悪意でないことが偶然と結びついて悲劇を生み、それを隠すことで次の悲劇が生まれる。秘密の怖さと、しかし秘密を白昼にさらさねばならないという正義も果たして正義なのか。優れたストーリーを味わいながら、いろんなことを考えた。 日本文化を海外に輸出することを政府は熱心なようだが、日本の文学は純文学だけでなく、ミステリーも一流であるから、予算をつけて翻訳者を捜して欲しい。ファンが多くなれば元はとれるし、日本文化の愛好者が増えることは間違いない。 | ||||
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