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万能鑑定士Qの事件簿VIII
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万能鑑定士Qの事件簿VIIIの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全34件 21~34 2/2ページ
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シリーズの中でもこの作品は5巻の珍道中を拡大させて、かつての同級生と波照間島から台湾へ渡る話で、 途中のキャピキャピ具合を楽しむ作品になってます。 シリーズに変化を色々つけている中の一つなので楽しみながら読むのがポイントです。 比重を友達関係に置いてますが実はトリックはちゃんと伏線があって説明もなされてます。 最後の無双状態のスピーディーな知恵の逆襲でスカっとさせる話とも言えます。 次の9巻が非常に出来のいいシリアス編なので、これも対比としていいと思います。 | ||||
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フランスに続いて今回は2度目の海外、台湾を舞台に莉子が活躍します。 おもしろんですが、前巻までと比べると今一歩な感じを受けました。 莉子の故郷、波照間島が事の発端となるのですが、無理に海外に広げず、故郷を舞台に展開しても良かったかもしれません。 それに、真相が適当というか雑というか。 ちょっと、残念な巻ですね。 | ||||
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今回は凛田莉子として上京してきた一番の理由。 波照間島の渇水問題に絡んだお話。 いつもの様な鋭い観察眼を発揮して着々と進んでいくと言う感じではなく、 故郷の危機だったり時間の無さでかなりの焦りを見せ、 感情を爆発させる場面もあったりで、とても新鮮ですね。 ただし振り回される時間が多すぎて、 最後の謎の解決に向かう過程はちょっとだけ置いていかれた感じがありました。 「あれ?何で今のでコレが分かったの?」という感じ。 | ||||
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舞台は台湾。 いんちき浄水器をめぐって、莉子と幼馴染が大活躍! タイミングよく、日本語ぺらぺらの台湾人が行動をともにしてくれたり、 市議会がすこしも裏をとらずに何億円もの支出を決めたり ご都合主義的な展開は、ちょっと鼻につきますが 劣等性だったはずの莉子に親を助けられて、複雑な思いを抱く幼馴染の葛藤はよく出てたなあ、と思いました。 誰も死なず、損もせず。ハッピーエンドの小説ですので、安心して読んでください。 台湾の旅ガイドとしても有効かも。。。だって行きたくなってきたもの。 | ||||
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シリーズというものは新作登場時には「今後この方針でいくことに 賛成か反対か?」の投票になります。その意味では異色作の場合は 常に新作発表時には理解されにくかったりしますが、後で評価が変 わったりします。 これもそんな一篇だと思います。前後の作品に比べて莉子の幼さが 強調されている事もあって謎解きよりも、友達とハシャぐ莉子の可 愛さを楽しむ方向になってますが、「あんぱんまーん」のギャグに よるシメにしても、12巻揃った現在となってはこれはこれで独立 した面白さがあると思います。 1年半で12作も書き下ろされた万能鑑定士シリーズはバリエーション に富んでいて、これもその中の一篇でしょう。あまり目立ちませんが トラックの荷台の野菜から日本人と見破るところ、免許証から無職と 見破るところなど推理とアイディアも見事だと思います。 | ||||
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物語の展開はまずまずだがメインのトリックはちょっとどうかと。 まあ、たまたま騙されてしまった人々の話と割り切って 受け取るべきなのかも知れない。 犯人の『稚拙な』トラップに気が緩んだのか、 ヒロインもお付き合いしてしまったような箇所があるのもちょっと残念。 以下に挙げた点は重箱の隅をつつくような些細な話で、一般の小説なら 看過されるべき話だが、万能鑑定士の看板を掲げる本書の宿命として 細部にも気を配って期待に応えて欲しい。 〜以下ネタバレあり〜 ★メイントリック ちょっと中国語を勉強すれば初歩の段階で出て来るし、 味覚だけでなく嗅覚も働かせれば、場所がばれてしまうように思う。 ★『スピーカーのウーハーが。すべて破れている』という表現 ウーハー(もしくはウーファー)というからには、 2wayもしくはそれ以上のスピーカーシステムにおいて 低音部を受け持つスピーカーのことだと誰しも考えるが、 それなら『スピーカーのウーハーがすべて破れて』いても 高音のトウィーターや中音のスコーカーは破れて いないわけで忠実度を厭わなければ音を確認するのに 何ら支障がないことになる。 ★スピーカーコードにたくあんをつないで発光させていること 2つの意味でちょっと変 たくあんに交流の100V前後の電圧を掛けると発光するのは アーク放電による発熱で炎色反応と同様にナトリウムが590nm付近の 黄色のスペクトルを発するためであって、 決して『塩化ナトリウムと電子の化学反応』が生じているためではない 第二に、カラオケ装置が仮に100Wクラスの超大音量で鳴っていて スピーカーが8Ω系だとしても、発生する電圧はせいぜい実効値30V 以下。よって前述のアーク放電に至るかはなはだ疑問 ★結局は補助スピーカー端子にマイクを差し込んでいること ひとまず前述の方法でスピーカー出力を確認できたとして、 スピーカーを駆動する回路と補助出力の回路は、根元は同じでも 途中で分岐しているわけで、スピーカー側の回路が生きていることが 補助出力側も生きていることの証明にはならない。 さらに、重箱の隅のそのまたゴミだが『スピーカーとマイクが同じ構造』 だというのはムービングコイル型のダイナミックマイクについて 言えることであって、コンデンサマイクやクリスタルマイクには 当てはまらない。またコンデンサマイクでは音の再生も適わない。 などなど | ||||
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筆のエンターテイナー・松岡圭祐が描くQシリーズ第8弾。 波照間島からある日、莉子に一通の手紙が届く。そこには「ある技術によって水不足が解消された」との内容が書いてあった。それに対し、不審に思った莉子は独自に調査を進め、それが詐欺事件であることを突き詰める。だが、村長らは莉子の言うことを信じず、浮かれているばかり。莉子は証拠を見つけるべく、同級生の結愛とともに技術の発明者のいる台湾へ渡るのだが……。 やっぱりこの人の魅力は、大きな風呂敷を広げてそれを一気に畳むという点なのだな、と改めて思いました。 最初の作品を除くと、ここまでどうも小粒で、いまいち楽しめなかったこのシリーズですが、今回はほどほどに楽しめました。 とはいえ、難がないと言えば嘘になります。 まず、犯人の動機付けがいまひとつ。これで納得するような人はいないのではないでしょうか。 そして、もうひとつ。莉子と結愛とのやり取りがとても茶番っぽいところ。これは、もう少し踏み込んで描いてくれたほうが面白かったと思います。 千里眼のシリーズに比べて、なんか乗り切れないシリーズですが、ストーリーも設定もこなれてきて、ようやく面白くはなってきました。次の作品に、期待したいと思います。 ※ほか、ちょっと。 ・何度も言いますが、表紙はどうにかならないのでしょうか。買う時にいつも恥ずかしい思いをします。 ・これも何度も言いますが、やっぱり千里眼シリーズを復活して欲しいです。 | ||||
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水不足に悩む波照間島。 それがいきなり解決!? 台湾を舞台とした、トラベルミステリーです。 私は、この話、好きじゃないかも…すいません。 ずっと行ってみたいと思っている国(←あえて「国」)、台湾。 西村京太郎さんの津川警部シリーズや、内田康夫さんの浅見光彦シリーズは、 行ったことないけど、旅行している気分になれるので大好きです。 前回の旅行は、まぁまぁ行ってみたかったフランス・パリ(本命はイタリアです:個人的感想)。 この作者さんは、トラベルミステリー作家ではないので、 正直、いまいちでした。 海水を淡水、しかも即座に飲み水に変える怪しげな技術の解明をするのですが、 メインが移動ばかりで、楽しくなかったのがホントのところです。 映像化されると、すごくおもしろそうですね。 そして好きになった外国籍の人が遠くに行ってしまうとき、こう叫びましょう! 「あんぱんまーん」 …ツボりました。 | ||||
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Qシリーズも早8作目。最初はこんなヒロインで大丈夫か?と心配したものの、巻を追うごとに魅力が増していき、すっかり莉子ファンになっている自分がいます。スーパーぶりと人間らしさの両面を持つヒロイン像は松岡圭祐氏の真骨頂です。 さて、今回の舞台は、台湾。背景は莉子の故郷波照間島の水不足解消にからむ大規模詐欺事件です。相変わらず雑学満載となっているのですが、今回は舞台が外国ということで、あまり「へー」とはなりませんでした。知らなくて当たり前ですからね。この辺は、フランスを舞台にした5作目と同じ感触です。 結局、最終的にはこの「外国」であるところがストーリーの鍵になってしまっていて、釈然としない終わり方でした。後、いつも以上にご都合主義的展開が多かったのも残念でした。 まあ、文庫で、この値段で、それなりに楽しめるという点では毎回評価できるのですよね、このシリーズは。ライトエンターテインメントです。 | ||||
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振り込め詐欺を何故身内が止められないかを含んだストーリーです。 あんぱんまーんに爆笑しました。ある意味一番おもしろかったです。 千里眼の読者だった? だから何?って感じです。 古参の人はやたらといいますよね。千里眼を昔から読んでたって。 それがどうしたって感じです。 世の中にはQは好きだけど千里眼は好きじゃないって人もいます。 戦闘機に乗る女が主人公の疑似科学小説を読んでたのがそんなに偉いですか? 今回もQを楽しんでいる人はその人より下と言いたいんですか? ありえませんね。このシリーズのほうが面白いです。 震災後に必要性が高まっている海水淡水化技術を読んで眠くなるのは勝手ですが 序盤の説明が読めないようなら小説読まなきゃいいでしょう。 なんでも自分の趣味通りにいかないとすぐ文句言いたがるのが古参の、やたら 千里眼ファンだと言いたがる人の子供っぽい特徴だと思います。 あと、こんなとこで猛省を促すとか喚いても見てないと思うので 版元にでも手紙送ったらどうですか。 千里眼シリーズはそういう人のせいで書かれなくなったと思いますけど。 | ||||
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松岡圭祐の本は全て読んでいますが、初めてがっかりした作品でしたね。千里眼シリーズをはじめ、Qシリーズもこれ以外なら全てお奨めです。今までのファンが望んでいる展開と随分違います。 新しい読者はこれでいいのかもしれませんが、テンポの遅さ、テーマのスケール感の無さ、知的好奇心もまったくおきません。眠たくなってくるようなろ過システムの理屈などあまりにも面白くなかったので筆者に猛省を促すため敢えて辛口のコメントをします。 売り上げベースで本を発行しないでください。じっくりと待っていますから。 | ||||
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トリック自体に無理が有る。 ネタバレになるので詳しくは書かないが、今の時代初めての国に行くのに事前に調べなしで行く人間は居ない。 | ||||
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莉子は広範な知識を武器に推理するのが常ですが、 今回はそれが出来ない予習していない台湾、それも 言葉すら通じない所でどうやって真実を探すかというのが ハラハラさせるポイントになってます。 同級生二人や台湾で友達になる美玲などキャラも魅力的だし、 前巻とはまた全然違うプロットで楽しめました。 場面転換と叙述トリック(降車、下車)を巧みに駆使したり 東大教授が改札を抜けられない場面で土地勘の無さを描写したり さりげない中にちゃんと伏線が構築してあるのがこのシリーズです。 帰郷したせいもあるでしょうが、 都会っぽさと大人っぽさを強調した前巻の莉子からちょっと前のキャラに 戻った感じでそれも非常に魅力的に感じました。 これだけの密度を2カ月に一冊ペースで出すのは純粋に凄いです。 | ||||
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毎回趣向が異なる物語と登場人物で、こんなに早く 次々と作品を送り出してくれることに感激です。 次回作でようやく1周年だそうです。 今回は里帰りと旅情編なので、 第1巻、2巻、5巻を好きな人に特におすすめです。 現地の様子はかなり忠実に描かれてて、 台湾特に台中に旅行したことがある人には事前に 推理できる手がかりがあったりしてそこも面白いです。 人が死なないという縛りを維持し、ユーモラスな笑いもありながら 意外性と適度な緊迫感を与えてくれる作風は今回も健在。 複雑な事を明瞭に簡潔に説明する読みやすい文体で 一気読みでした。 | ||||
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