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(短編集)
放課後はミステリーとともに
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放課後はミステリーとともにの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.26pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全18件 1~18 1/1ページ
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どの話も面白い | ||||
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初っ端から推理小説ならではの手法を用いていますが、そうだったのかと軽く読み流せるのが本作のいいところ。 同作者のお嬢様刑事と三白眼執事の「謎解きはディナーのあとで」よりも、年齢を下げることで事件性を薄くして、青春を謳歌する若者たちによる遠慮のない本音トークも見所です。 動機を重要視しないテンポの良さが作者の持ち味ですが、今作は話の流れの中で事件の起こった要因を把握することが出来ます。 そしてカスヤナガトさんによる、装画の出来栄えが素晴らしい。 | ||||
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「放課後はミステリーとともに」シリーズの第一作。もともと『ジェイ・ノベル』に連載された8話分が収められている。 西東京の私立高校を舞台としたミステリーで、主人公は探偵部の副部長を務めているのだが、探偵部の話はまったく出てこない。そのあたりからして、いかにも東川作品だ。 ミステリーとしての完成度はかなり高い。いずれもちゃんとしたトリックが盛り込まれており、結末には納得と驚きがある。 そしてユーモアの部分もたっぷり。 部屋で一人で読むのがベスト。通勤電車は避けるべき。 | ||||
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作者のシリーズ色々試してみています。どれも面白いです。満足しています。 | ||||
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学園モノミステリーですが やはり東川 篤哉の作品だ!ってほどおやじギャグもフラグもきちんと盛り込まれてます TVドラマ化された本が好きな方はこちらも読んでみてはいかがでしょう きっと楽しめると思います ネタバレになるので内容は割愛します | ||||
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前の表紙だと野球部の話にしか見えなくて残念に思っていましたが、 表紙の絵変えて正解だと思います。 探偵部の女子高生の話ですしね。 | ||||
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<鯉ケ窪学園>という高校を舞台にした連作ミステリ短篇集。発表雑誌、舞台設定共に10代の読者を意識している様だが、大人(特にミステリ通)が読んでも楽しめる出来となっている。各事件のコアとなっているミステリ的アイデア・設定が古典を想わせるものがあるのだ。曰く、廊下における人間消失(「黄色い部屋の謎」)、事件現場の足跡の謎(カーの諸作品)、人間落下に織り込まれた謎(「長い墜落」)、等々。その上で、作者独自の解決を提示している点が好ましい。 何より、主人公(広島ファン)を初めとする登場人物達の際立ったキャラ設定、言葉のギャグを多用した親しみ易い文体で読者を自然と物語に惹き込む手腕が買える。我々の世代が乱歩「少年探偵団シリース」を読んでミステリの世界に入った様に、作者の作品を通してミステリの世界に入ったという若い方も多いのではないか。全8作なのだが、その発表時期には7年の隔たりがある。冒頭作では金本が引用され、最終作では栗原が引用されるのも感慨深い。主人公が途中で阪神嫌いになるという"さりげない"描写も念が行っている。 冒頭作と言えば、主人公が副部長を務める探偵部の顧問に"石崎"先生がなり、名探偵役を演じるという設定には驚いた。石崎幸二氏のシリーズと同一ではないか。きっと作者と石崎氏は仲良しなのだろう。この辺にも、作者の遊び心が感じられる。誰が読んでも安心して楽しめる短篇集としてお薦めしたい。 | ||||
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編集サイドに使嗾されたのか、大衆作家としての戦略なのか、俗にユーモアと賞されるチャラチャラした文体やギャグもどきが鼻につく点を我慢すれば、というよりも、それらを意識してスルーして読み込めば、本格ミステリーとしての結構は実によくできていると感心せざるを得ない。特に第1話の視点転換の技、第2話の二転三転の着地の技、いずれもみごと。こういう軽業を得意とする作家なのかと早とちりしたあなた、傑作『館島』をお読みあれ。どなたかのナントカ館なんて目じゃないスケールの大きい本格ミステリー(もちろんチャラチャラは一切なし)が堪能できます。 | ||||
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最近めきめき人気上昇中の作者による短編集。 全編、探偵部の副部長というふれこみの、エアコンに似た名前の高校生が主人公になっている。 シングルヒット→盗塁→送りバント→犠牲フライで一点、といった感じの、パンチは無いが軽いギャグの入り方がとても面白い。 ただ、ミステリーとして読むと、これは明らかにガッカリもので、ミステリー風の高校学園ユーモア物語ぐらいがちょうどいい位置づけではないだろうか。そうやって捉えれば、満足出来る作品に違いないと思う。 | ||||
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鯉ヶ窪シリーズの短編で、探偵部副部長の霧ヶ峰涼が主人公です。 残念ながら部長達の活躍はありません。 主人公の涼が事件を軒並み解決していく名探偵!というわけではなく 主人公はごくごく一般的な高校生です(鈍い私からしてみれば鋭いな〜って思っちゃうけど) 作者の作品は長編でもかなり読みやすいですが、短編なのでさらにサクサク読めます。 ただ、同じ短編でも「謎解きは〜」よりも面白いと思いました。 ミステリー部分は、あまりミステリーに詳しくない私でも「えぇ!」と思うものもありますが 作者の作品はユーモアミステリで、ユーモアの比重がだいぶ大きいように思います。 ですが決してミステリーの部分をおろそかにしている、という意味ではありません。 もちろん、ミステリー好きな方からしてみれば物足りないのかもしれませんが、 ここで他の作家さんと比較し出してもキリがないというか、 もう各々の中では既に答えは出ているというか… あまり難しく考えすぎず、気楽に読めるミステリー、と考えれば楽しめます。 …あれ、これって褒めてるのでしょうか… 作者の作品は、1話(1冊?)完結のものでも面白いのですが、 シリーズもの(今の所「鯉ヶ窪」と「烏賊川市」)はなんだかじわじわ来る面白さです。 | ||||
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最初は完全に熱血漢かと思ってました 実はいわゆる『ぼくっ娘』が苦手だったのですが、彼女なら許せます(笑) コメディのような読みやすいミステリーでした。というか、コメディ7.5、ミステリー2.5みたいな感じでした。 ただ、台詞が改行されていないのでちょっと読みづらかったです | ||||
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全8篇の短編で構成されていて、話がサクサク進んで気持ちがいいです。 話自体は長くないのですが、情景が目に浮かび、読者も一緒に考えさせてくれます。 ただ、簡単に解決できるかといったら、そうでもありません。 なかなか意表をついてくれ、幅広い年代に楽しんでいただけると思います。 そして主人公の元気一杯でコミカルな動きが目に浮かび楽しくさせてくれました♪ http://koigakubu.jp/ | ||||
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タイトル通りです。 いろいろな要因で映像化不可能では無いかと、僕は思います。 中身は、読者の固定観念にぐいぐい迫ってくるミステリー要素が多いです。 解決した!と思ったら、実は……な展開も盛りだくさんです。 ただ、これは続編を出すのが「可能」なんでしょうか…… | ||||
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書店にて「あ、東川さんの新作だ」と本を手にとりパラパラとページをめくって、いきなり本書37ページのあのシーンを読んでしまった(涙)。なんたる痛恨のミス。出来ることなら記憶を消して最初から読みたい…。これから読まれる皆さん、私みたいなおバカな真似は絶対やめましょうね。 さて、ファンにとっては久々の鯉ヶ窪学園シリーズ。と言っても赤坂君も八ツ橋も多摩川部長も出てきませんが。その代わりに登場する探偵部副部長、霧ヶ峰涼君のエアコン効果のおかげでしょうか、とっても爽やかで楽しく面白い(笑)。一応時系列的には多摩川部長達と霧ヶ峰君は同時期に活躍していると思うんですが(本書第一話と「学ばない探偵たちの学園」の両事件で石崎先生が探偵部顧問に就任されてる記述が)、せめて桜井さんには登場して欲しかったな〜。 粒ぞろいの本書ですけど、特に好きなのが「霧ヶ峰涼の屈辱」と「霧ヶ峰涼の二度目の屈辱」。セットで読むと最高でありました。さて続編はいつになりますやら…。 | ||||
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03-10年に渡り,月刊『ジェイ・ノベル』に掲載されていた8編をまとめた短編集です. タイトルやカバーイラストからもわかるように学園を中心に展開されるミステリで, 探偵兼語り部を務める主人公をはじめ,登場人物のほとんどが高校生となっています. そのせいか会話など全体の雰囲気は明るく,ドタバタと賑やかに物語は進んでいきます. とはいうものの,日常の謎のような軽いものからなんとも驚かされる大胆なものまで, そのバラエティに富んだ仕掛けや,はじまりから周到に織り込まれている伏線の数々を, コミカルなやり取りを交えつつ,理詰めで紐解いていく様子は読み応えがあり楽しめます. また,解決したと思ったら実は…が多く,物語としてのおもしろさもよく練られており, いささか使い古された感のある題材もあるのですが,最後まで飽きずに読み進められます. ただいきなり,そしてその後も続く野球絡みのネタなど,ユーモアのセンスについては, 著者の出世作『謎解きはディナーのあとで』とは,かなり毛色の違うものとなっています. むしろこちらが真の姿(?)のはずなのですが,最近この作家さんを知った方はご注意を…. 逆に気に入ったという方,実はこの作品はいわゆる『スピンオフ』的な扱いとなっていて, 本家は『鯉ヶ窪学園探偵部シリーズ』として,こちらとこちらの2作品が発表されています. (ただし,この作品の主人公は名前がチラリと出てくるだけで全く登場はしないのですが…) | ||||
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03-10年に渡り,月刊『ジェイ・ノベル』に掲載されていた8編をまとめた短編集です. タイトルやカバーイラストからもわかるように学園を中心に展開されるミステリで, 探偵兼語り部を務める主人公をはじめ,登場人物のほとんどが高校生となっています. そのせいか会話など全体の雰囲気は明るく,ドタバタと賑やかに物語は進んでいきます. とはいうものの,日常の謎のような軽いものからなんとも驚かされる大胆なものまで, そのバラエティに富んだ仕掛けや,はじまりから周到に織り込まれている伏線の数々を, コミカルなやり取りを交えつつ,理詰めで紐解いていく様子は読み応えがあり楽しめます. また,解決したと思ったら実は…が多く,物語としてのおもしろさもよく練られており, いささか使い古された感のある題材もあるのですが,最後まで飽きずに読み進められます. ただいきなり,そしてその後も続く野球絡みのネタなど,ユーモアのセンスについては, 著者の出世作『謎解きはディナーのあとで』とは,かなり毛色の違うものとなっています. むしろこちらが真の姿(?)のはずなのですが,最近この作家さんを知った方はご注意を…. 逆に気に入ったという方,実はこの作品はいわゆる『スピンオフ』的な扱いとなっていて, 本家は『鯉ヶ窪学園探偵部シリーズ』として,こちらとこちらの2作品が発表されています. (ただし,この作品の主人公は名前がチラリと出てくるだけで全く登場はしないのですが…) | ||||
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「謎解きはディナーのあとでで」で東川作品の魅力いに気づいた皆さん、気づくの遅すぎ!と帯の推薦文にありますが、その通りだと思います。 「謎解き〜」が執事とお嬢様刑事という、ライトノベル系のファンに受け入れやすいキャラ設定で女性読者に受けたるのに対し、本作品は東川篤哉がブレイク以前から愛読しいる東川ファンも納得の、本格トリック満載ユーモアミステリです。(しかも野球ネタ、オヤジ受けするネタが今回は満載!)。 恐らくこの本を「謎解き〜」の後で読んだ方は、こちらの方が数段ミステリーとしての完成度が高い事に気づかされるでしょう。 第一章からアッと思わせ、最後まで読み通して表紙を見ると、またこの作品の奥深さに出会えます。間違いなく傑作です。 | ||||
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「謎解きはディナーのあとでで」で東川作品の魅力いに気づいた皆さん、気づくの遅すぎ!と帯の推薦文にありますが、その通りだと思います。 「謎解き〜」が執事とお嬢様刑事という、ライトノベル系のファンに受け入れやすいキャラ設定で女性読者に受けたるのに対し、本作品は東川篤哉がブレイク以前から愛読しいる東川ファンも納得の、本格トリック満載ユーモアミステリです。(しかも野球ネタ、オヤジ受けするネタが今回は満載!)。 恐らくこの本を「謎解き〜」の後で読んだ方は、こちらの方が数段ミステリーとしての完成度が高い事に気づかされるでしょう。 第一章からアッと思わせ、最後まで読み通して表紙を見ると、またこの作品の奥深さに出会えます。間違いなく傑作です。 | ||||
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