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破弾: 刑事・鳴沢了
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破弾: 刑事・鳴沢了の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全21件 1~20 1/2ページ
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この作者の主人公には事件関係者や同僚といった本来距離を置かないといけない若い女性と親密になるパターンが多いが、おっさんの願望みたいで気色悪い。特に主役二人ともあまりに自分を哀れんでいて、特に女性は感情的で情緒不安定、攻撃的で不快。回りくどく情報を小出しにする展開で警察小説としての面白みもなく、読み続けるのが苦痛のまま終わった。アナザーフェイスのように面白い作品もあるが、このシリーズは外れ。 | ||||
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刑事物のサスペンスが好きで沢山の小説を読んでいます。また新作を読んでみたいです。 | ||||
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特にありません。 | ||||
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鳴沢シリーズを全て読んだが、小野寺冴とのコンビを組んだこの巻が一番好きだ。他にも良い相棒はたくさんでてくるのだが、鳴沢と同じくある過去を抱えている冴が一番しっくりくる。 | ||||
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最高に面白かった。 | ||||
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鳴沢了って、鼻持ちならないヤツ。本当に付き合いにくい。でも、読んでしまいます。そう、少しずつ、成長していくからですね。この小説に、スーパーマンはいない。99%は無駄の積み重ね。ただ、あきらめないで続けることで、見えてくるものがある。読んでいると、こちらまで疲れてしまう。でも、面白い。 | ||||
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事件より鳴沢と冴子の会話に重点を置いてる感じ。冴子が気が強いという事が強調されすぎて鼻につく。 | ||||
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時系列で読んだ方がいい作品と、あまり気にしなくていいものとがありますが、 鳴沢了のものは、1作目から、順に読むと面白さが増すように思います。 彼の背負っているもの、そこから得たもの、そして、これからどんな成長をしていくのか、 楽しみにしながら、読めます。 | ||||
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堂場氏の文体が好きならば是非読んでください。お勧めです。まあまあ。 | ||||
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鳴沢了の第二作目。『雪虫』でも書いたが、本来作者は単発で終わらせるつもりで、シリーズにするつもりはなかったのかもしれない。今回から鳴沢は警視庁に再就職。しかも外国語枠で、採用されたなら、所轄ではなく、それなりの部署に配置されるはずなんだが。なんか無理矢理みたいなシチュエーションだった。 前回が一日で読み終えたのに、結局二週間以上かかってしまったのは、話が遅々として進まず、くどいほど冴との会話が長すぎる。もう少し、展開を早めることができたはずだ。それに、「沢」「沢峰」「沢口」と登場人物の名前が偏り過ぎている。話がこんがらがる。こういう『刑事・鳴沢了』はこんな作風なんだと感じた。 | ||||
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松浪 和夫さんの“非常線”を読んだ後での“破弾”だったので、比べてしまうんですが、実に緻密さに欠ける感が読んでる間ずっとありました。 冴とのしつこいくらいのやり取り。読む度に「またかぁ」とうんざりでした。 鳴沢の唐突なひらめき。「えっ?そのひらめきはどこから湧いて出てきたの?」と言うくらい荒唐無稽。 そして小説前半が恐ろしくつまらない。 読む価値は無しだと思います。 | ||||
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今回は、本来は鳴沢の復活話になるはずだった。しかし、恋人「冴」の登場で、なんだかぬるま湯みたいになっている。 「自分は刑事として生まれた。刑事にしかなれない」だから、鳴沢はまた刑事に戻って来た。しかし、前回の事件の傷はまだ癒えていない。 本来はこの部分を深掘りし、鳴沢が孤独の中で自分と向き合い、葛藤する様を書くべきだったと思う。しかし、この部分の深掘りが甘く、なんだか冴との交流がメインになっている感さえある。 だから、最後になんで彼が復活したのかよく分からない。鳴沢が自分と向き合った末に復活したのなら分かるんだけど、それも今回はしていないしな。 ラストシーンはけっこう衝撃的なのだが、そこに鳴沢の宿命を、その救われない人生を感じさせるような作り方ができたはずだ。 たいへん惜しい作品だと思った。 | ||||
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このシリーズを初めて読みましたが、作中で登場人物から言われるように主人公に面白みがないですね。話自体はまあまあ楽しめました。機会があればほかの作品も読んでみたいです。 | ||||
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他の方もコメントしておられるが、前作と比べて楽しく読ませていただいた。この作品から主人公がどんどん人間臭くなり始め、同僚との恋の行方も思わず応援してしまいたくなった。前作に引き続いて読んだので、前作の印象が強く当初は同僚の女性刑事でたぶん恋愛感情に発展するであろうと分かっていたものの、どうも小生意気な態度が気に食わなかったが、物語が進むにつれて、こちらの気持ちも変化してきた。最後は作者らしいのか?ちょっぴり悲しい結末で、まだまだ主人公の鳴沢さんは落ち着けないだろうと思う。次作も読むのが楽しみになってきた。 | ||||
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前作の新潟から、舞台を東京、多摩に移しての新展開。話の中心に、かつて1860年代から70年代の学生紛争があるが、これは私はそれほど重要なファクターではないと思っている。正直その時代に生きたものとして、若干の書き込みに不満がないわけではない。しかし、先に述べたようにそれ自体は大きな要素ではない。では、要素は何なんだろう。本作品は、警察小説。犯罪の謎解きの側面を持っている。しかし、謎解きそのものより、事件も、それを解いていく警察も、やはり人間が主人公なんだなぁ。人間こそ、当たり前だけど、その中心なんだと思います。だから、ドラマがある。若い主人公と、今回登場した魅力的な女性警官。ともに不器用で、ともに一本気で、ともに弱い。人間的な魅力たっぷりな二人が、いがみ合い、親しみ、また別れとまさにドラマを演じている。何ともせつなく、哀しいドラマの中で、二人は成長し、また思いものを背負っていく。いったい主人公は、この後、どれだけの重荷を背負っていかないといけないのか。どうか、一脈の光明を、次作では与えてやって欲しいと祈る。 | ||||
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故郷を捨てて警視庁に採用された鳴沢了は、多摩署で現場復帰し、小野寺冴と共にホームレス傷害事件の捜査を任される事になった。前回同様に悲しい結末をむかえることになった。犯人と銃撃戦をやらざるを得ない状況に心を痛めることになる。鳴沢了と小野寺冴はお互い不器用なんだろうが、お互い苦悩というものがあるように思える。本書の中でもそういうものが垣間見れる。鳴沢了は、相変わらずカッとなるところもあるみたいで、熱いところがある。鳴沢了は、自分を自制してまでも刑事であろうとしている。前回作の『雪虫』よりも、話の掛け合いが面白く感じました。 | ||||
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今回は多摩地区が舞台になっていて、イメージがより描きやすい状況でした。前作に比べるとこなれてきているのですが、堂場さんは男女の機微の描写がどうしてもうまいとは思えません。ストーリーの展開も前作と同じように前半は非常にスピードが鈍く、最終章で急速に物語が終息します。突然色々なことが繋がりだして唐突な感じが否めません。新左翼、ホームレス、教師と様々な職種の人が出てきますが個々の掘り下げ方がどうかなと思います。女性刑事が粗暴なのも私の性に合いませんでした。最終的な結末も非常に暗く前作と同じような読後感になっています。3作以降に光が見えてくるのでしょうか? | ||||
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前作は、やや中途半端で、鳴沢に感情移入できなかったが、今回の作品は筆もこなれてきているし、非常にいい。冴との会話のやり取りで、鳴沢の恋愛感情もきちんとかけているし、導入部分の「抜け殻となった鳴沢」が刑事としての気持ちを取り戻すところまでも、きちんと書き込まれている。なにより、この作品の持つ雰囲気が好きだ。そのことは、「雪虫」でも感じていたのだが、恋愛部分がいまひとつ訴えてくるものがなかったために、作品の暗部ばかりが目に付いた。今回は、冴とのやりとりが多い分、恋愛小説の趣が全編にわたってあふれており、それが、私好みの作品の雰囲気につながったのだろう。ただ、この作品を読む前に「雪虫」を読んでおく事をお勧めする。文庫としては、900円と高いが、決して損はさせない出来である。そして、この作者はもっと評価されてしかるべき作家だと思う。それゆえ、出版社の売り方に疑問を覚える。このシリーズは、確かに警察を舞台とした小説として、警察小説といえるが、鳴沢という個人のビルドゥングスロマンとして売り出すべきだろう。警察小説としては、横山秀夫の作品が高いレベルで、世に認知されている。だから、警察小説と銘打たれてしまえば、横山の作品と較べてしまう。そうなると、警察内部の人間関係の書き込み具合や作品の持つ濃密な緊張感など、横山の作品に劣るのは否めない。だから、鳴沢という個人のビルドゥングスロマンを前面に押し出すべきではないか。鳴沢がこのシリーズでどう成長していくのか楽しみである。 | ||||
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前作『雪虫』のラストで、自分の祖父・父親から逃げるように新潟を出て、東京にやってきた刑事鳴沢了がぶち当たった新たな事件です。今作は前作と驚くほどの共通点があります。鳴沢の心の支えとなる相談役、ちょっと変わった相棒、大切な女性、嫌な上司、それに捜査の対象となる特異な社会(今回はホームレス集団と極左組織)などは前作を読んだ方なら自然と重ね合わせてしまうのではないでしょうか?そう、今回の事件は前作で鳴沢が背負ってしまった彼の「傷」をさらに深く大きくする事件となってしまうのです。相手の怒りを逆なでするような言動をいつもこらえ、時には相手につかみかかる鳴沢の相変わらずの不器用っぷりや、捜査に支障が出るからと酒や煙草をやらない真面目さを見ていると、やっぱ彼は刑事向きだと思わずにはいられませんでした。しかし、前作で彼へと父親が言い放った言葉、「お前は刑事に向いてない」という言葉は本作のラストに行くにつれてこれでもかと重くのしかかってきます…貫井徳郎さんの『修羅の終わり』や『殺人症候群』にも匹敵するテーマの重さ、救いようのなさ、やはり素晴らしい作品だと思います。続編にも期待します! | ||||
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刑事・鳴沢了シリーズの第2弾。1巻から続く、なんとなくの暗さや重さは相変わらずなのですが、お話の筋がとても楽しめました。途中でなんとなく最後はこうなるかなぁーってのは読める部分もあるんですが、私はこの人の文章の書き方や表現の仕方、持ってる雰囲気が好きです。トリックとかではなく地道に情報を集めコツコツとやっていくストーリーとキャラも良いですし、このお話は3弾、4弾と面白くなっていくので是非読んで欲しいなぁと思います。 | ||||
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