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マンチュリアン・リポート
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マンチュリアン・リポートの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.90pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全53件 1~20 1/3ページ
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「蒼穹の昴」繋がりで購入。面白く読みました。色々な事件があっていますね、時代の裏には。 | ||||
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先に天子蒙塵を読んでしまったのですが、後から読んでも十分に楽しめます。面白い! | ||||
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読む前は題名が硬いのでノンフィクションの歴史本かと思いました。でも大好きな蒼穹の昴シリーズなので何が何でも読もう!短いし…。と、手に取りましたが、簡潔な文章と面白いストーリー仕立てで一気読みしました。面白い!歴史の教科書で一行で終わっていた張作霖の列車爆破事件でこんなにもストーリーが広がるなんて、さすが浅田先生。 | ||||
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最初の設定が意外だったので、どう展開されるのか興味津々でしたが事件については定説通りだったのではないでしょうか。 蒼天の昴の登場人物も出て来て面白懐かしかったです。 | ||||
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2日で読了しました。報告書形式の物語進行に慣れるのにやや時間を要したが、平行して描かれたのがまさかの機関車目線で、新しくも変わらず臨場感溢れる描写だった。 肝心の張作霖視点での事件の捉え方/語りを期待した。しかし敢えてそこには踏み込まず、第三者の証言や回想で張作霖本人の最期の1日の心の動きや運命への向き合い方を描いたことが、読者の想像や読了後の余韻を更に引き立てることに繋がっているように感じる。 | ||||
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満洲を独立させるのは、「五族協和を目指す」という夢だったとの事だが、今のロシアと同じ事を日本もやっていた訳だ。資源も無く、国民を養うだけの農地すら足りない国が、追い詰められて戦争へ進んでいく姿がよく分かる。資源もあり、広大な国土を持つロシアでも、戦争に駆り立てない戦略が必要。 | ||||
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どんどん読みました | ||||
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是非、「赤い夕陽の満州野が原に」相良俊輔著(光人社NF文庫)を読まれたし。 河本大作の生涯が描かれている。 鉄道爆破に至る経緯、当時の大陸事情などなど。興味は尽きない。 | ||||
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満州難民の小生にとって、浅田先生の「蒼穹の昴」と共に自分の出生の秘密を彷彿させるバイブルです。 | ||||
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流石です!張作霖爆殺の真相に迫る本作品、昭和天皇の密命を受けた若き陸軍中尉、もう此の時点で食指が動く。「面白い作品」の予感。 作者の一連の支那近代史の作品全部読んでいました。ボリュームありすぎて、消化不良も多々ありなん、ですが好きです。 | ||||
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「満州は日本の生命線」という当時の大勢は、「わが国益のために他国を侵略する」と世界に公言するに等しく、この愚かさに気が付かないとは、日本人のレベルの低さが分かる。意外だったのは満州は、関内の河北省よりずっと土地が肥沃だという指摘だ。(166頁)満州開拓団と聞くと、無主の土地を開拓することを想像するが、実際は、既に、人が住み開墾された土地を日本人が盗んだようだ。酷い話だ。 | ||||
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あっという間に読んでしまいました。 蒼穹の昴からのシリーズは、非常に面白い。 | ||||
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張作霖爆殺事件の調査に向かった志津邦陽の報告書と、張を乗せた機関車のモノローグの2本立てにより構成。『珍妃の井戸』とともに中国侵略の実相に迫るスピンオフが効果的。巻末に澁谷由里の解説。 | ||||
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今までも購入したものが全てが期待していたものでしたので満足です。 | ||||
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『蒼穹の昴』から始まり『珍妃の井戸』『中原の虹』と続いた、清代の中国を舞台とした、浅田次郎さんの歴史小説の“最終章”。 友人が勧めてくれた『蒼穹の昴』も面白かったが、私は『中原の虹』の方が好きだ。というのも、その物語の中の張作霖がとてつもなく、格好良いからである。史実の彼が中原を超えてどうなったのかは、日本史の時間に習ったが、物語の中の彼がどうなったのかを知りたくてこの『マンチュリアン・リポート』を手にした。 調査にあたった軍人の「満洲報告書」と張作霖を乗せた列車のモノローグが交互に書かれているが、両方から張作霖の思いに少しずつ迫っていくのが面白かった。 史実の事件を追ったいわゆる真相とは違うかもれない。でも、爆破された張作霖の思いは、本当はこの物語に書かれていたものかもしれないと思わされた。 「龍玉」は今も中国にあるのだろうかと、想像をめぐらせるほどのめり込んだ1冊だ。 | ||||
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張作霖が大好きで中原の虹からのファンです。彼が何を考えていたなんて外国人の私にはわかりません、でも黄色五色旗にこだわったり宣統帝の保護の手を差し伸べるこのワイルドな任侠軍閥の将軍の不器用な愛国心が17年皇室様を心に戴いた自衛官だった私の心を揺さぶります。尊敬していた西太后の列車と共に吹き飛ばされた張作霖に彼の人間に惚れて随伴した日本軍軍事顧問達。もしもこの関東軍の仕業が本当なら酷い、悲しいとしか言えませんね。最後に片脚を奪われた張作霖軍事顧問の吉永中佐がサマンのばあちゃんのカウンセリングで癒されるエンディングはホロリときました! | ||||
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清朝末期からの激動の歴史の中では比較的地味な感のある張作霖爆殺事件(高校世界史の教科書は一行で終わり?)が主題。そのせいもあってか新鮮な気分で読めた。張作霖爆殺事件の真相究明のため若き昭和天皇の密使として遣わされた陸軍少尉の報告書(A Manchurian Report)と、張作霖が爆殺時に乗った蒸気機関車の独白(A Monologue of Iron)が二つ並行しながら展開してゆくというユニークな構成で面白い。が、読後感はあっさり。ちょっと物足りない感じ。理由としはやはり、事件の真相究明を目的とするA Manchurian Reportと、事件の背景、張作霖の人となりを語ったA Monologue of Ironの二本立てにしてしまったことにあったのではないか。読む方としてはなんだか別の物語を読まされているような気がしなくもないのである。事件の真相が「想定内」であったことで何となく期待を裏切られたような気分にもなった。もっと別の切り口があったんではないかな、と、期待値が高かった分だけそんな感想をもったわけであるが、まあ、そこそこは楽しく読めるし、爆殺事件の背景、利害関係などもよく整理させているので、歴史好きな人にもいいんじゃないかと思う。 | ||||
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東北・満州を掌中に収め、ついには河北・北京をわがものにした張作霖。あえて皇帝を名乗らず、自らを大元帥と称したのは何故か。勝利が確実視されていたにもかかわらず、蒋介石との決戦を回避し、北京を手放して東北へ引き上げたのは何故か。 で、事実上の国家元首である張作霖を爆殺した犯人は誰なのか。 事件の解明は、陸軍刑務所に収監されていた志津中尉に委ねられた。 夜間に突然、皇居に招集された志津の驚きと、その度胸が心地よい。 もう一人の主人公は"鋼鉄の公爵"だ。そのモノローグが物語にハマリ、実に良い味を醸し出している。 著者の立場は明快だ。品格も矜持も恥も捨て去った昭和日本の、他国へのあからさまな侵略行為を辛辣に批判している。 昭和時代初期からの中国進出。特に満州事変を中心に関東軍の暴走、と言うのが定説だが、その根は深い。幼年学校から予科を経て、士官学校で共通の価値観を身につけた「陸軍大家族」全体の問題であり、軍人が政権を担ったことが悲劇を招いたことが志津の内部批判として表明される。 中国を愛する著者のメッセージは様々に読み取れるが、西洋文明の功罪に対し、中華文明の真髄を説く西太后の言葉に想いが集約されているのだろう。 「……中華という呼び名は、世界の中心という意味じゃないのよ。この地球のまんなかに咲く、大きな華。それが中華の国。人殺しの機械を作る文明など信じずに、たゆみなく、ゆっくりと、詩文を作り花を賞で、お茶を淹れおいしい料理をこしらえ、歌い、舞い踊ることが文化だと信じて疑わぬ、中華の国よ」 最終章に登場するは蒼穹の昴の主人公、春児。こうでなくっちゃ! 愛新覚羅家の没落を目の当たりにしつつ、いつか皇帝になりたいと希望する幼い溥儀に"是"と答える姿には、希望が持てる。 帰国前日に、すべてを理解した志津。彼の苦渋の決断が、第6章と第7章の間隙にみえた。 「軍人は忠義であるよりも、正義でなければならぬ」 肝要なのは"日本人の誇り"を思い出せ、と言うことだな。 | ||||
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この本は、以前に単独で読んだことがあったのですが、蒼穹の昴、中原の虹を読み終えもう一度読みたくなったので購入しました。 | ||||
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裕仁皇太子は何故張作霖暗殺に怒ったのか、その点がいまひとつ曖昧だ。張作霖が日本の要請で国賓訪日させた東北のプリンス張学良とのキリスト教的な友誼が根底にあったと河信基著『二人のプリンスと中国共産党』にあるが、その友誼を関東軍が踏みにじったことが日中戦争に繋がっていった。皇太子裕仁は昭和天皇となり、敗戦で軍部の呪縛から解放されて米国人宣教師と頻繁に会い、キリスト教の洗礼を受けようとしたが、象徴となった立場を弁えて断念したという。それこそ昭和最大の謎であった。 | ||||
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