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正義のミカタ I'm a loser
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正義のミカタ I'm a loserの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全40件 1~20 1/2ページ
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いじめられっコとして暗黒の高校時代を送った青年が、大学生デビューで一転、正義の味方になってしまうというお話。 ひょんなことから大学の”正義の味方研究部”に入ってしまった主人公。本作品は、出だしからポップな展開だ。いじめられっコの華麗な人生逆転ものだろうか。 先輩らと共に事件を解決したり、クラスのヒーローに祭り上げられたり、友情を育んだり、気になる女子が現れたりと、典型的な青春小説の様相を呈する。 しかし、クライマックスにかけては予想外の方向へと向かうのだった。この結末は、成長小説としてアリだろうね。 | ||||
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一ミリも面白くなかった。村上春樹に似ている作者と聞いて読んでみたが、似ても似つかない文体の軽さで、ストーリーも酷すぎる……。 クソみたいな妹とクソみたいな謎の正義感の主人公で感情移入など到底不可能。エンディングも最悪で読んで何も残らない。 「えっなんでこんな終わり方になった?」としか感想が出ない。 | ||||
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蓮見亮太は底辺の高校に通っていた高校時代、凄惨ないじめに遭い、あまりの凄惨さから 達観の域までたどり着いていたものの、このままでは一生搾取されるままだという 危機感を抱いて一念発起し、低位校ながらも何とか大学進学を果たす。ところが そこにいたのは高校時代自分のことをいじめ抜き、大学入学後も亮太を金蔓にしようと 目論んでいた畠田だった。一方、それを見ていた桐生友一(通称トモイチ)は自身の ボクシングインターハイを三連覇した経験から亮太が畠田から暴行を受ける際、 一切目を瞑ることなくなるべくダメージの少ないポイントや角度で殴られ、 蹴られているのを目の当たりにし、畠田を瞬殺した上で亮太を『スカウト』する。亮 太はわけの分からないままトモイチに連れていかれたのは、過去にボクシング部が 起こした輪姦事件をきっかけに発足し、『正義の味方』とは一体何なのかを考えながら、 学内のトラブルを解決する大学公認の部活動『正義の味方研究部』だった。亮太は 同級生のトモイチや個性の強い先輩たちとともに、学内で起きたトラブルを当事者が 納得する形で解決させるべく奔走することとなる――が序盤のあらすじ。 表向きは『正義の味方研究部』のトラブルシューティングを描いた物語だが、 中盤において亮太とトモイチが表向きは学園祭をはじめとしたイベントの企画や 運営を行う学内サークルであるスイート・キューカンバーズに潜入し、彼等がなぜか 単価の低いシャープペンシルを商材に使ったネズミ講に手を染めていることを知る あたりからトーンが変わりはじめ、トモイチが経済学部四年でネズミ講を取り仕切り、 大手証券会社に内定している橋爪と接触する一方、亮太はサークル内でも地味で、 気配を消している先輩・間良人に近付き、彼の人となりや考え方が明らかになるにつれ―― ・弱者はずっと搾取され続ける ・地獄の沙汰も金次第 ・親が金持ちかそうでないかで子どもの将来に大きな影響を与える ・貧乏人の多くは自分が貧乏人であることに気付いていない ・実は昔から日本は格差社会・階級社会である ・結局人は見た目でしか判断ができない といった、表向きには見えない現実を突き付けられ、亮太もまた、いじめられた経験や、 大家から貸家を買い取るにも銀行からの融資が下りないほど自分の家の世帯収入が 低いことから貧乏であることの気付き、貧乏ゆえに見えなかった選択肢、想像すること すらできない上の世界に少しだけ足を踏み入れることで、弱者イコール正義でもなければ 金持ちや強者イコール悪ではないという現実を知り、結局正義というものはかなり あやふやなものであることが描かれているのが分かる。 (名称が『正義の味方部』ではなく『正義の味方研究部』となっているのも、自分なりの 『正義』とは一体何なのかを研究しろという、作品設定上の先人による戒めなのかも知れない) また、箇条書きで書かれている部分というのはどういうわけか、たとえFランだとしても 大卒であれば多くの者がそれに気付き、高卒以下はまったく気付かないか、気付いたと しても社会に出て壁にぶつかった時になって初めて気付くことだったりするのだ。 | ||||
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とても面白い。終始、ワクワクが止まらなかったです。時間を忘れるぐらい熱中してしまいました。 | ||||
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現代ではすっかりうさんくさい言葉になってしまった「正義」。そんななかで、筋金入りのいじめられっ子・亮太は正義の味方となる。世界を本当に救えるのは彼なのかもしれない。 | ||||
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2007年の発売時に読みました その頃とは自分の正義の考え方が違うのでしょうか 読後もやもやして嫌いだった話が、今回は読後どちらかと言うとスカッしました 自分の可能性や社会に存在する不公平、理不尽なこと 人それぞれ折り合いをつけたり、折り合いがつかず悩んだりしますが その人それぞれの正義や自分の正義について、ちょっと考える機会になりました 本多さんの本は感情を揺すられることが多いです | ||||
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究極のいじめられっこたる蓮見亮太が、元ボクサーのトモイチと出会い心身ともに成長していくエンタメ小説だ。ユーモア溢れる妄想的独り語りも善し。んじゃ、「サクッと読んで気持ちよくなったろかいっ」との思いが覆される。 正義とは何か。主人公は悩む。真の正義とは…。 主人公なりの正義、その出した答えに異論はない。素晴らしい。簡単にデキル事ではない。 ただ、表紙からエンタメ期待だった私にはキツい内容でございました。 | ||||
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とある書店で、お値打ちに買えたのとは、まったく関係なく。 とても、よかったです。 以下、 ややネタバレ ですが・・・ ラストちかく、 メインキャラクター の 若者たち が、 それぞれ、 一対いち で、語り合う場面。 すごく、好きです。 ねんれい や、 せいべつ や、 しょくぎょう とか、 せんもん とか。 そんなもの を、 きにして はなしたくは、ない。 このほんよみおわってかんじました。 | ||||
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いいいレビューが多いのに驚いてます。 正直、つまらなかった。 終わりの方はとても、つまらなかった。 中学生が屁理屈言ってるみたい。 これで問題提起になると思うかね?作者。 それこそ、薄っぺらい。 それぞれのキャラクターも。ごちゃごちゃ飾りをつけるけど、生かさぬまま、殺しちゃってる。 本多孝好って、こんな作家でしたっけ?! | ||||
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主人公がどんどんと成長していく。周りにも助けられ、以前とは 全く違う生活を送れるようになる。 だけど、主人公の心に生まれる違和感。 「これは本当の自分なのか・・・?」 思春期に誰もが一度は考える疑問だろう。 そして、主人公は本当の自分を取り戻す為に、戦う。 後読感が非常に良い。 また文章が面白く、「正義とは」という重い主題を扱っているにも 関わらず、作品そのものに全く暗さを感じない。 かなりな良作。是非読んでみてもらいたい。 | ||||
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主人公は「正義の味方研究部」に入部したとき「答え」を見つけたと思っただろう。しかし「答え」は人それぞれ違うものであり、周りはそれを探す手助けしてくれるかもしれないがどこかで独立する必要がある。主人公は先輩とは全く違う正義を追求することになるだろうが、それも違う過去を背負う人間である以上本来当たり前のことなのだ。 | ||||
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正義って何なのでしょうね定められた定義なんて無いですし人それぞれの心の中に正義はあってそれは誰しも同じ正義というわけじゃないんですよね残り数ページでやられました本多さんにはいつも最後で泣かされてしまいます色々な想いが伝わってきましたとても読みやすくて、綺麗な文章ですもし暇があるならこの本を読んでみては如何でしょうきっと正義とは何なのか という答えを見つけれるはずです | ||||
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いじめられっ子が成長した姿が部長なら、最後の部長の行動は違和感を覚えた。いじめられ子は、人を殴ろうとすれば亮太のように『自分の痛み』と感じ、殴れないと思う。ボクシングの内藤選手は、リング以外では人を殴れないと思うのは私だけだろうか・・・ただ、正義を守ることの難しさは十分に考えさせられた。でも、きっと亮太は数年後、部長になっているだろうな(笑) | ||||
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高校時代に思いっきりいじめられていた亮太は、大学に入学したこの春をきっかけに生まれ変わろうとする・・・大学生になった亮太が、友人や先輩と関わる毎日の中で少しずつ、少しずつ、成長していく姿がとても素敵だった。友達が出来たり、恋をしたり、悩んだり、いろんなことが描かれているけれど、いつも「自分に正直でいる」亮太の姿が美しい。とても読みやすく、読んでいてとてもいい気持ちになれる。これは周りの人にオススメしたくなるお話です。 | ||||
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筋金入りの「いじめられっこ」亮太は大学進学をきっかけに自分を変えようと「正義の味方研究部」に入部する。わかりやすい勧善懲悪なのかな〜だったら今ひとつ…しかもいつもと雰囲気が違うな…と色々思いながら読んでいたのですがやはり最後は本多先生らしいというか簡単にはおわらせないんだな…と思って本を置きました。読後爽やかで読みやすく、面白かったです。「正義」の定義とは「正義」の「ミカタ」とはいじめられっこだった亮太が必死に「自分の正義」を貫こうと決意する様は格好よかったです。 | ||||
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読見終えた直後の感想は、「タイトルとサブタイトルが逆では」。つまり負け組の物語であることがメインテーマなのでは、と。そして最後が、それまでの流れからすると登場人物の行動が唐突な感じがぬぐえません。うまく決まっていれば、星4つ5つあってもおかしくはない作品だったのですが。 | ||||
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本当の正義って何だろう。これって、難解な問題だ。なぜって、人それぞれに正義があるのだから。それでも歴史ってのは、また世の中は、勝ち抜いたものが正義である、と声高に叫んでいる。「正義は勝つ」ではなく、「勝てば官軍」な世の中って、ほんとにそれでいいのかなぁ。そんなことを考えさせられる、青春小説の良作。 飛鳥大学、通称「スカ大」に入学した蓮見亮太は、高校のときにいじめにあっていた。大学ではいじめられないように気をつけようとしていたところへ、かつてのいじめの主犯格である畠田に出会う。畠田も同じ大学であることを知り、殴られながら大学を辞めようと考えているところへ登場する正義のミカタ。助けてくれたトモイチから、「正義の味方研究部」に誘われる。そしてはじまる、「正義のミカタ」の視点での新しい生活。 前半は文句のない、再生の、青春の物語。なんというか「砂漠」のときと同じように、学生ってうらやましいなぁ。。と思った。後半は、正義ってのはなんなんだろう、正しいってのはなんなんだろう、と思った。「KY」なんて言葉が流行ったが、空気を読むことが一番大事なのだろうか。空気を読むことしかできない人々が、ヒトラーを生み、今の世の中を生んだのではないか。「勝ち組」になることばっかり考えたり、空気を読むことばっかり考えたり。それが本当に「正しくて」「正義」なの? それで本当に大事なものを見失っていない? 念のためいっとくが、おいらがよく「KY」っていわれるから、悔しいからってこんなこと書いてるわけじゃないぜっ!あくまでも念のため。 結局、「本当の正義」なんて、誰にもわからないんだろうなぁ。ある人の中での正義が、他の人から見たら悪になるだろうし、その逆もまた然りであるわけだ。おいらたちは自分の中の正義を信じて、その信念を貫き通すことしかできないのだろう。ただその正義を、主観だけではなく客観的に捉えないといけない。想像し、考えよう。その行為が本当に「正義」であるかってことを。 この「正義のミカタ」ってのは、きっと「正義の味方」ってわけではなく、「正義の見方」なのだろうなぁ、と思った冬の夜。 | ||||
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読み始めてすぐに「あれ?誰の本を読んでるんだっけ?」と思っちゃうほど、これまでの本田さんとは違う印象。軽くてコミカルなかんじにビックリ。いじめられっ子が正義の味方になっていく。でも、ある事件に遭遇し、「正義」とは何かを自分自身に問うていく。つまりタイトルの「正義のミカタ」の「ミカタ」とは、漢字にすると「味方」でもあり「見方」でもあるのです。うーん、うまいタイトル(^_^)「正義」とは何なのか?最後まで読んでも本の中に明確な答えはありません。その答えは読者自身が見つけなければならない。しかもそれは誰のものでもない“自分自身の正義”・・・。とてつもなく大きな宿題を与えてくれる作品です。 | ||||
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いつも独特の世界観がある本多さんで、今回はいつもと違う感じだなと思ってました。読んで行く途中で、『こうなったら嫌だな…』という思いを何回もいい感じで裏切ってくれるところは健在で、嬉しかった。終わり方が最終回の1回前という感じの終わり方が良かったです。 | ||||
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いじめられっ子だった亮太の心情がしっかりと描かれていてとてもリアリティがあった。正義の味方研究部という弱いものを助けるための部に入部した結果、いじめられっ子だった彼にも友人や先輩ができ、次々と事件を解決しながら成長していくという物語を予想していた。ところが、貧乏で、頭が悪くて、要領が悪くて、かっこよくない亮太はその行為が誰かを傷つける可能性を気にして、それが必ずしも正義ではないと考え、部を脱退するという決意には驚いた。正義の味方になることでいい気になって誰かを傷つけてしまうかもしれないというのは、本当のいじめられっ子だった亮太らしい発想で、結末も心地よかった。 | ||||
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