始祖鳥記

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評判

始祖鳥記の評価:

4.28/5点 レビュー 50件。 A ランク

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平均点4.28pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全82件 21〜40 2/5ページ
No.62
(4pt)

なかなか味わい深い

日本で初めて空を飛んだとされる浮田幸吉(備前屋幸吉)の生涯を描いた時代小説で舞台は江戸時代。 権力批判の物語と捉える向きもあるが、いつの時代でも権力は腐敗するものである。 むしろ、そのように理不尽な世の裏や表を見ながら、自分ではコントロールできない偶然あるいは運命に絡め取られつつ生きるちっぽけな人間の矜持の話ではないか。 それが現実感を失わない描写で味わい深かった。
始祖鳥記 (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 始祖鳥記 (小学館文庫)より
4094033114
No.61
(4pt)

なかなか味わい深い

日本で初めて空を飛んだとされる浮田幸吉(備前屋幸吉)の生涯を描いた時代小説で舞台は江戸時代。 権力批判の物語と捉える向きもあるが、いつの時代でも権力は腐敗するものである。 むしろ、そのように理不尽な世の裏や表を見ながら、自分ではコントロールできない偶然あるいは運命に絡め取られつつ生きるちっぽけな人間の矜持の話ではないか。 それが現実感を失わない描写で味わい深かった。
始祖鳥記 Amazon書評・レビュー: 始祖鳥記より
4093860459
No.60
(4pt)

父の日

父の日に55歳の父にプレゼントしました.面白かったと感想もらいました.
始祖鳥記 (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 始祖鳥記 (小学館文庫)より
4094033114
No.59
(4pt)

父の日

父の日に55歳の父にプレゼントしました.面白かったと感想もらいました.
始祖鳥記 Amazon書評・レビュー: 始祖鳥記より
4093860459
No.58
(4pt)

想像力だけで"鳥人"とその友情物語を描き、それを通じて権力批判を展開して見せた作者の筆力に改めて脱帽

「出星前夜」、「狗賓童子の島」(共に圧倒される傑作)に続いて、原点回帰の意味で本作を手に採った。私もトリビアとしては、江戸時代、あのライト兄弟に先駆けて"飛行"を試みた人物の存在を知ってはいたが、本作はその"鳥人"幸吉の夢と情熱の半生を背景として、上述の両作同様、幕藩(権力)体制(主な舞台は岡山藩)への強い批判を込めた力作。同時に、幸吉の幼馴染みで長じて船持船頭となった源太郎との友情物語でもある。

幸吉の飛翔に掛ける情熱(夢)と源太郎の大海原への航海(海路開拓)に掛ける情熱(夢)とが見事に呼応し、爽やかなハーモニーを奏でている。本作のモチーフが「イソップ物語」であるらしい事が作中で何度も示唆され、2人の情熱(夢)に関しては、この通り、それに応じたものになっている。これを、権力批判へと結び付ける辺り(本当は視点が逆なのだろうが)は、作者の真骨頂と言えるが、腐敗した権力への作者の徹底した嫌悪振りには流石に驚かされた。役人と商人との癒着が続く中、正義を貫こうとする下総の塩問屋の伊兵衛(実は、幸吉、源太郎と並ぶ重要人物)、源太郎の航海の助ける名楫取の杢平等、人物配置にも抜かりはないが、登場人物間の関係やエピソード順が余り整理されておらず、物語全体がやや散漫になっている感も否めなかった。

「始祖鳥記」というタイトルと、冒頭での鵺(怪鳥)騒動から、もっと"鳥人"幸吉に焦点を絞ったファンタジー色が濃厚な作品かと思ったら、やはり、作家の本質は出るものだと思った。史料に対する作者の事前調査の徹底振りは夙に有名だが、流石に幸吉に関する史料は殆どなかったと思う。想像力だけで"鳥人"とその友情物語を描き、それを通じて権力批判を展開して見せた作者の筆力を改めて評価したい。
始祖鳥記 (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 始祖鳥記 (小学館文庫)より
4094033114
No.57
(4pt)

想像力だけで"鳥人"とその友情物語を描き、それを通じて権力批判を展開して見せた作者の筆力に改めて脱帽

「出星前夜」、「狗賓童子の島」(共に圧倒される傑作)に続いて、原点回帰の意味で本作を手に採った。私もトリビアとしては、江戸時代、あのライト兄弟に先駆けて"飛行"を試みた人物の存在を知ってはいたが、本作はその"鳥人"幸吉の夢と情熱の半生を背景として、上述の両作同様、幕藩(権力)体制(主な舞台は岡山藩)への強い批判を込めた力作。同時に、幸吉の幼馴染みで長じて船持船頭となった源太郎との友情物語でもある。

幸吉の飛翔に掛ける情熱(夢)と源太郎の大海原への航海(海路開拓)に掛ける情熱(夢)とが見事に呼応し、爽やかなハーモニーを奏でている。本作のモチーフが「イソップ物語」であるらしい事が作中で何度も示唆され、2人の情熱(夢)に関しては、この通り、それに応じたものになっている。これを、権力批判へと結び付ける辺り(本当は視点が逆なのだろうが)は、作者の真骨頂と言えるが、腐敗した権力への作者の徹底した嫌悪振りには流石に驚かされた。役人と商人との癒着が続く中、正義を貫こうとする下総の塩問屋の伊兵衛(実は、幸吉、源太郎と並ぶ重要人物)、源太郎の航海の助ける名楫取の杢平等、人物配置にも抜かりはないが、登場人物間の関係やエピソード順が余り整理されておらず、物語全体がやや散漫になっている感も否めなかった。

「始祖鳥記」というタイトルと、冒頭での鵺(怪鳥)騒動から、もっと"鳥人"幸吉に焦点を絞ったファンタジー色が濃厚な作品かと思ったら、やはり、作家の本質は出るものだと思った。史料に対する作者の事前調査の徹底振りは夙に有名だが、流石に幸吉に関する史料は殆どなかったと思う。想像力だけで"鳥人"とその友情物語を描き、それを通じて権力批判を展開して見せた作者の筆力を改めて評価したい。
始祖鳥記 Amazon書評・レビュー: 始祖鳥記より
4093860459
No.56
(5pt)

空を飛ぶと云ううこと。

空を飛ぼうなんて思うことは日本人にはなかったと思っていましたので、とても新鮮で面白かったです。
もう一度ゆっくり読み返します。
始祖鳥記 (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 始祖鳥記 (小学館文庫)より
4094033114
No.55
(5pt)

空を飛ぶと云ううこと。

空を飛ぼうなんて思うことは日本人にはなかったと思っていましたので、とても新鮮で面白かったです。
もう一度ゆっくり読み返します。
始祖鳥記 Amazon書評・レビュー: 始祖鳥記より
4093860459
No.54
(4pt)

説明が間違えてます

マンザイブームの仕掛け人なんとか、という説明の文章を訂正して下さい。
始祖鳥記 (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 始祖鳥記 (小学館文庫)より
4094033114
No.53
(4pt)

説明が間違えてます

マンザイブームの仕掛け人なんとか、という説明の文章を訂正して下さい。
始祖鳥記 Amazon書評・レビュー: 始祖鳥記より
4093860459
No.52
(5pt)

最高だね

飯嶋和一の主人公の魅力は、“爽やかさ”と時代や権力におもねることがない点だろう。
本作もそうで、反骨精神を持ち、颯爽と空を飛ぶ。そして、自由である。

個人的には、『雷電本紀』から『神無き月十番目の夜』を経て、本作ぐらいまでが最も好みにあっている。ただし、それ以外の作品も、小説もどきを書き続けている多くの作家たちに比べると、群を抜いている。
といっても『出星前夜』で大佛次郎賞を受賞するほどの文章力ゆえ、未成熟な読者が多い状況では、理解されにくいようだ。それでも、本作は刊行されてからすでに13年。今も読者を獲得し続けていることを考えると、掛け値なしの名作と言える。
始祖鳥記 (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 始祖鳥記 (小学館文庫)より
4094033114
No.51
(5pt)

最高だね

飯嶋和一の主人公の魅力は、“爽やかさ”と時代や権力におもねることがない点だろう。
本作もそうで、反骨精神を持ち、颯爽と空を飛ぶ。そして、自由である。

個人的には、『雷電本紀』から『神無き月十番目の夜』を経て、本作ぐらいまでが最も好みにあっている。ただし、それ以外の作品も、小説もどきを書き続けている多くの作家たちに比べると、群を抜いている。
といっても『出星前夜』で大佛次郎賞を受賞するほどの文章力ゆえ、未成熟な読者が多い状況では、理解されにくいようだ。それでも、本作は刊行されてからすでに13年。今も読者を獲得し続けていることを考えると、掛け値なしの名作と言える。
始祖鳥記 Amazon書評・レビュー: 始祖鳥記より
4093860459
No.50
(5pt)

胸の奥を熱くさせる傑作

胸の奥を熱くさせる傑作だ。

時代劇でありながら、今の世情も思い起こさせるストーリーテリングを巧みに展開しつつ、
人が奥底に抱く「己自身を生き抜きたい」という、容易に消えることのない、炭火のような心根を描ききっている。
そして、己を生きぬくということは、本来、ただ己のみのためになるのではない。
広く世のためにもなるはずだーーー。
そんな作者の狙いが透けて見える気がする。

一つ一つのシーンも際立っている。武士の視点ではなく、船乗りや商人、
職人といった、庶民の生き様を中心に、丁寧に描写し、粒ぞろいの登場人物が
生き生きと物語の中を闊歩している。

時代劇ファンでも、知らない風俗も多く、そういった面でも、飽きさせない。

粗筋を知らずに読んだ方が、絶対面白い、読んで損のない逸品だ。
始祖鳥記 (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 始祖鳥記 (小学館文庫)より
4094033114
No.49
(5pt)

胸の奥を熱くさせる傑作

胸の奥を熱くさせる傑作だ。

時代劇でありながら、今の世情も思い起こさせるストーリーテリングを巧みに展開しつつ、
人が奥底に抱く「己自身を生き抜きたい」という、容易に消えることのない、炭火のような心根を描ききっている。
そして、己を生きぬくということは、本来、ただ己のみのためになるのではない。
広く世のためにもなるはずだーーー。
そんな作者の狙いが透けて見える気がする。

一つ一つのシーンも際立っている。武士の視点ではなく、船乗りや商人、
職人といった、庶民の生き様を中心に、丁寧に描写し、粒ぞろいの登場人物が
生き生きと物語の中を闊歩している。

時代劇ファンでも、知らない風俗も多く、そういった面でも、飽きさせない。

粗筋を知らずに読んだ方が、絶対面白い、読んで損のない逸品だ。
始祖鳥記 Amazon書評・レビュー: 始祖鳥記より
4093860459
No.48
(5pt)

背筋の伸びる本

昔、婦人向け雑誌に紹介文が載っていて気にはなっていました。そのあとふと文庫本コーナーでこの本を見つけ、一気に読んでしまいました。自分の信念を貫く。人の意見に左右されない強さ。とても心を打たれました。思わず会社の図書コーナー的な本棚にも更に一冊買いました。他の方のコメントにある通り、時代考証も凄いと思います。とれもリアルで、読んでいる間、登場人物の姿がありありと浮かんできました。ラストシーンの大空最高です。
始祖鳥記 Amazon書評・レビュー: 始祖鳥記より
4093860459
No.47
(5pt)

背筋の伸びる本

昔、婦人向け雑誌に紹介文が載っていて気にはなっていました。そのあとふと文庫本コーナーでこの本を見つけ、一気に読んでしまいました。自分の信念を貫く。人の意見に左右されない強さ。とても心を打たれました。思わず会社の図書コーナー的な本棚にも更に一冊買いました。他の方のコメントにある通り、時代考証も凄いと思います。とれもリアルで、読んでいる間、登場人物の姿がありありと浮かんできました。ラストシーンの大空最高です。
始祖鳥記 (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 始祖鳥記 (小学館文庫)より
4094033114
No.46
(5pt)

飯嶋さん

現在のこの、一億なんとなく総右傾化世相、にあって、あくまで自分の主張を曲げないで作品化し続ける飯嶋さん。漫画家の新井英樹さんと、飯嶋さんがいなかったら、ぼくは日本国籍を捨てたくなりますよ!!もうホントに・・・。こういう姿勢で時代・歴史小説を書いて成功した人って、飯嶋さんだけじゃないのかな?ふつう、意気込みだけで娯楽小説になりませんもの、「糞侍」なんて言っちゃう姿勢。ただ面白くて、手に汗握りたい、という方にも読んでワクワクして、尚かつ自分が考えもしなかった発想や視点にも、触れてみたい、という方にもお薦めです!!飯嶋さんは日本の小説界の、希望の星だ!!読みましょう!!
始祖鳥記 Amazon書評・レビュー: 始祖鳥記より
4093860459
No.45
(5pt)

飯嶋さん

現在のこの、一億なんとなく総右傾化世相、にあって、あくまで自分の主張を曲げないで作品化し続ける飯嶋さん。漫画家の新井英樹さんと、飯嶋さんがいなかったら、ぼくは日本国籍を捨てたくなりますよ!!もうホントに・・・。こういう姿勢で時代・歴史小説を書いて成功した人って、飯嶋さんだけじゃないのかな?ふつう、意気込みだけで娯楽小説になりませんもの、「糞侍」なんて言っちゃう姿勢。ただ面白くて、手に汗握りたい、という方にも読んでワクワクして、尚かつ自分が考えもしなかった発想や視点にも、触れてみたい、という方にもお薦めです!!飯嶋さんは日本の小説界の、希望の星だ!!読みましょう!!
始祖鳥記 (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 始祖鳥記 (小学館文庫)より
4094033114
No.44
(5pt)

気持ちの良い小説

この作品に限らず、読後感の心地よさが、飯嶋和一氏の小説の特長だと思います。なかでも、主人公となる男たちには、五月の風のような爽快さがあります。私個人としては、最も好きなのは本作と『雷電本紀』で、『神無き月十番目の夜』にも強く引かれます。寡作なのは残念ですが、多作でも駄作が混じるよりは、現在のようなペースでも力作を発表し続けて欲しいです。
始祖鳥記 Amazon書評・レビュー: 始祖鳥記より
4093860459
No.43
(5pt)

気持ちの良い小説

この作品に限らず、読後感の心地よさが、飯嶋和一氏の小説の特長だと思います。なかでも、主人公となる男たちには、五月の風のような爽快さがあります。私個人としては、最も好きなのは本作と『雷電本紀』で、『神無き月十番目の夜』にも強く引かれます。寡作なのは残念ですが、多作でも駄作が混じるよりは、現在のようなペースでも力作を発表し続けて欲しいです。
始祖鳥記 (小学館文庫) Amazon書評・レビュー: 始祖鳥記 (小学館文庫)より
4094033114