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プラチナデータ
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プラチナデータの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全137件 81~100 5/7ページ
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「どの世の中でも格差は存在しうる」 本の帯には、 〜合理性を追求した捜査員が、その手法で自らを断定せざるを得ない時に、どうするかを追求した〜 とあるが、どちらかといえばテーマとしては、冒頭に私が述べた文言の方が印象的だ。 ただ、実際には、例えプラチナデータやこの操作手法がなくとも、 システムを操る側に、有利な仕組みに成りがちなのは、 作り手が一方であれば必然であって、 どれだけ”第三者”が入り込む余地があるか、適切に監査がされるか、 を加味したシステム構築ができるか、が問題であるように感じられる。 しかしながら、それが”格差”によって、有利、不利が生まれる過程は、 これまでの多くの物語、ドラマ、映画で語られてきた範疇を超えていない。 (踊る大○査線などなど) 本書では、それを乗り越える形が、”組織と対峙しない”という形で示されているが、 私自身、その答えを探す必要性を読了後に感じさせられた。 そういった意味で、再度数年後に読み返したい1冊である。 | ||||
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実は著者の本はほとんど読んでないのですが 江戸川乱歩賞受賞作「再会」の横に本作が平積みされておりまして 双方同時に購入した次第です。 失礼ながら「再会」の帯に謳われていた文句や粗筋に 「ちょっと求めるものと違うかな?」と臆したのもあり 予防線といえば語弊があるかもしれませんが 筆力に定評のある著者の作品も入手しておこうと思ったのが購入の切欠です。 たしかに定評通り、質実剛健な筆致で息もつかせず読ませます。 読後感としては、こりゃちょっとした近未来SFかもなあ、というところ。 引用が正しいかどうかわかりませんが、ややもすると「ブレードランナー」的な匂いも感じました。 推理的な面では、賢明なる推理マニア諸氏の目にかかれば 真犯人は誰か?スズランの正体は何か?は 中盤あたりに察することが可能だったのではないでしょうか。 (犯人の動機はともかくとしても) なぜそれが可能かと言うと、それは著者が非常に丁寧に、というか フェアにというか、理路整然と道具をきちんと揃えて置いてくれていたからかなと。 読書量の多い推理マニア読者にはやや物足りなく、バックに寝そべるテーマも ちょい古めかしく感じたかもしれませんが、個人的には満足できた一冊です。 | ||||
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さすが東野圭吾氏の作品。 読んでいて飽きさせることも無くテンポ良く物語が進んでいきスッと終わるさまはまるで砂時計のようです。 物語も非常に近い近未来的で良かった。 ただ、登場人物が全員一途な性格なせいで良くも悪くも展開が読みやすすぎだわ。 | ||||
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通勤時間にぴったりの極上のエンタ科学サスペンスです。 こまかい描写が上手くて丁寧なので、映像化が楽しみですね。 また、個人情報管理社会、DNA捜査、二重(三重)人格など、 興味深いプロットが満載されていて、お勉強にもなります。 映像キャストは二宮和也、豊川悦司とのこと。 脱力してやれば丁度いい感じになりそう。。。 | ||||
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面白かった、他のレビューを見ると評価が低すぎるのではないかと思う。 もしかしたら、東野圭吾を読みなれた人には、もの足りないかもしれないが、初めて読む人には、間違いなく面白いと思う。 | ||||
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DNA管理によって犯罪防止を狙う。将来的にはあってもおかしくない話で理にもかなっている。非常に面白い発想です。でも当然反発する人も多いし、プラシバシーをどう考えるのかという問題に突き当たる。この点の「解」はちょっと弱いなと思います。 ただそこは置いといて、「人は卑しい。権力を持った特殊な人間たちは自分たちだけを枠外において逃れようとする。どんな状況があっても人間はそんな本質を持っており、嫌気がさした彼は、人里離れたところでろくろを回す。」、こんな社会の仕組み、人の本質みたいなものを現出させたテーマがすごく重く感じられました。 様々な社会における改良、改革が、特権階級をさらに特権化し、実は歪みを増していく構造になっている。そしてそれは人の本質によるもの。まさにそれが持って生まれた人間の遺伝子なのかもしれないと考えてしまいました。 | ||||
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これが新人で、われわれ東野FANの眼が肥えていなければ文句なく 手放しでべた褒めになるところだが、他のコメントにあるように 東野圭吾に対する期待感の高さからハードルが確かに高くなってしまっている。 近未来小説ということで新境地であり、社会正義を読者に問うところは これまでの作品から一貫しており、ぜひとも読んでおくべきだと思う。 映画にも期待したい。 | ||||
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旅行の時に空港で買いました。一押し文庫本として並んでいたし、東野圭吾だったし。 伊坂幸太郎に慣れているのか、ややギミック的要素や、繋がりといったところは物足りないものの、 内容はそれなりに面白いので、ページはすらすら進んでいきました。 ニノとトヨエツで映画化決定と帯にあったので、それを思い浮かべながら読んでしまいました。 浮かびます! やや突っ込みどころあるとしても、面白かったですよ。 | ||||
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孤高(ではないが)の天才、最先端の科学、そしてセンチメンタリズム、著者のほかの作品にもあるような題材で構成されています。脳科学やDNAをテーマにしていますが、掘り下げ方が甘く、全体的に緊張感がなく残念です(著者の故意かもしれませんが)。個人的にはもっと人間の原罪に迫るようなものにしてほしかったです。 | ||||
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プラチナデータ。 もし自分がプラチナデータに登録される側 になったときに、どうするのだろうか。 はっきりと「自分は不要」といえるか。 自分のことだけならまだしも、 DNAでつながっている人の影響で 急に立場が危なくなってしまうかもしれない。 そして、登録される側になったとして、 バレナケレバ悪いことをしていいのか・・・ そんな人間としての葛藤を もう少し掘り下げて展開してもらえれば 犯人像ももう少し変わったのかもしれない。 | ||||
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近年の科学の進歩は凄まじい。 かつては「夢」と言われていた宇宙旅行だってあと100年もしたら現実のものになっているかもしれない。 パソコンだって電話回線なんて繋がなくたって、いつでも、どんな場所でもできる時代になりつつある。 しかし、それは良いことばかりなのか、何か大切なものを失っているのではないか、そんなことを本書を読んで感じた。 それは物語全体から感じたが、特にそう思ったのは、神楽のもう一つの人格『リュウ』や、逃走中に知り合った、チクシやサソリなどの言葉から。 人々の生活が便利になっていくのは良いことだ。 だが、それに伴って失われていくものがある、そう作者は感じているのだろう。 そして、それに警鐘を鳴らしているのが本作なのだと思う。 これから読む人にはそれを感じ取ってほしい。 | ||||
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DNA解析という現代技術の課題に挑戦するお話。 電トリという電気刺激の話題もある。 プラチナデータという検索に回答しないデータと、そのデータを探すソフト,モーグル。 21世紀らしい精密な小説になっている。 二重人格という主人公が抱える古典的な状況。 ソフトウェアを開発した女性と主人公の間の感情が、生み出した世界。 納得感がないことが何点かある。 主人公を支えた2人の女性が死に,主人公だけ生き残るところが違和感がある。 ロボットによる芸術の製作の話題が最初にあった。 最後は手による芸術製作に専念する主人公がある。 ロボットによる芸術製作の長期的評価が今一歩よくわからないような気がした。 プラチナデータは常に改編の危機にあり、貴族的特権にはならないと思う。長期的システムの保守の視点が分からなかった。 21世紀の課題を精緻にかつ推理小説仕立てで表現しようとしたことはすごいと思う。 ps. 某図書館で予約して、半年待って読みました。 東野圭吾の作品は、予約件数が1000件を超えるという事態です。 昨年は、予約件数上位100件のうち、半分が東野圭吾でした。 | ||||
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東野圭吾の本は、おもしろい! | ||||
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面白い。 どちらかと言えば、ゆうき西園、 ゆきえの心理や関係に重点を起き、 わだかまりがとけるまでを丁寧に 書いている印象を受けた。 嫌な人間や汚い人間もほとんどおらず、 あえていうなら課長と島原、菅沼ぐらい。 望の純粋な健気さには感服。 終盤の手術の場面ではかなり引き込まれました。 ラストのゆうきのセリフには、 全ての疑念が解消された爽快さと、 決意と使命感の強さを感じたぐらいです。 | ||||
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他の方の評価を読んでなんかいまいちかなと購入を躊躇していたが、これは逸作だ。 まず壮大なテーマであるDNA鑑定とDNAプロファイリングは現実に起こっていることだし、東野さんはやや大げさに仮定を立ててDNA法案が通った世界を作ってこんな世界が来たら本作に書かれている様になるだろうとぞっとしました。さすがに東野さんの発想はすごい。 他の事の感想を書くとネタバレになりますので控えておきますが、コピー商品とオリジナル商品の違いについては東野さんが違法コピーについて反映しているのではないかと思いますが、その伝え方がとても巧妙でした。 自分だけ感じていることかもしれませんが、情報があふれるこの世界に我々は確かに頼りすぎているかもしれません。本書に出ている「チクシ」も実際アメリカにはそういう手段がいることを思い出して、東野さんはすごいと思いました。 | ||||
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確かにほかの方がおっしゃっている通り、様々な描写は いまいちかと・・・ ただ、そういう意図で書かれたのではないかと思います。 メインは、このような事態に今後世界はむかっていくの ではないか・・・という著者の思いなのではないかと。 初めての東野圭吾としてはおすすめできませんが、個人 的にはかなり好きでした。 | ||||
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東野圭吾の作品は大好きで、この半年東野圭吾の作品ばかり読んでいます(まぁそれだけ最近になって読み始めた"にわかファン"とも言えますが…) どの作品も、読後感がすっきりしていて、余韻の時間が長いところが共通してるんじゃないかと思っています。 ただこの作品に関しては共通しないのでは?と思いました。 東野圭吾氏が思った世間に対する不満や個人的な見解が随所に書かれています。的を射た皮肉というか、本来気づかなくてはならない不満です。もっとも、浅野いにお作品が大好きな僕としては大歓迎です(笑)ただちょっと入れすぎた感はありました。 また東野圭吾作品は節々で誰が犯人を匂わせたり、伏線が多いため、最後に答え合わせになってしまうことがあると思います。でもこの作品は完璧に裏を突かれて衝撃でした。久々のすごい衝撃でした。 ただ、読後感がすっきりしていないと思いました。良くないものを黙認しざるを得ないのは分かりますが、長いものには巻かれろって感じが個人的に嫌でした。 でもメッセージ性が強くて個人的には好きな作品です。モラトリアムの青年などに読んでもらいたいです。 | ||||
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東野圭吾の作品はたまにしか読まないが、人気作家だけあってはずれがない。 何といっても設定が面白い。髪の毛1本のDNA分析から、性別、年齢、血液型、身長、そしてかなり精緻な犯人の容貌までを特定することができる、画期的なプロファイリングシステムがリリースされた、というものだ。これにより犯罪者の捜査は格段に容易になるはずがプログラムに欠陥が発見され、更にはこのプログラムを開発した天才数学者が殺害される、というようにスピーディに展開していく。 それ以外にも犯人として追われる警察庁の研究所の研究員の神楽が二重人格者であったり、電気トリッパーという電気信号によりトリップできる機械が出てきたり、面白そうな素材をうまく組み合わせて物語を展開させるところはさすがである。 神楽の逃避行の過程が少し安易だったり、終盤になって粗さが目立つ部分もあったが、全体としては楽しめる作品であった。 | ||||
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東野圭吾のテンポよすぎるストーリ−展開で一気に読めた。後半で『プラチナデータ』が意味するところが明かされたとき、まさに身が凍りつく衝撃を受けたのを覚えている。手動式のろくろを回しながらお椀を成形している神楽の幸せそうな姿が脳裏に焼き付いて離れない。 屈折したラブストーリーでもある。 | ||||
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東野圭吾のテンポよすぎるストーリ−展開で一気に読めた。後半で『プラチナデータ』が意味するところが明かされたとき、まさに身が凍りつく衝撃を受けたのを覚えている。手動式のろくろを回しながらお椀を成形している神楽の幸せそうな姿が脳裏に焼き付いて離れない。 屈折したラブストーリーでもある。 | ||||
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