隻眼の少女

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評判

隻眼の少女の評価:

2.96/5点 レビュー 166件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点2.96pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全123件 81〜100 5/7ページ
No.43
(4pt)

表紙モデルは、高根美里さん

“隻眼の少と女”といえば、そりゃあ映画で橋本愛さんが演じられた、
『アナザー』の見崎鳴でっしょ!!
 駅中書店で平積みにされている本作を見かけ、もう表紙買い。
 表紙はどうせCG合成でしょ、と思ったのですが、きちんと高根美里さん
というモデルがいらっしゃるのだとか。
(検索してみると、最近は芸能活動休止中?、ザンネン・・・)

 普段はあまり推理小説というジャンルを読まない私が、“萌え”心
の一心で拝読したわけですが。

 “殺人”なんて、そんな簡単に出来るもんじゃねえだろ〜!!!
    とツッコみつつ、

  “萌え”心を打ち砕かれるドンデン返しに、
        やっぱり率直に感心してみせるべきなんでしょうか?
                  ドウナノデショウ。

隻眼の少女 Amazon書評・レビュー: 隻眼の少女より
416783846X
No.42
(4pt)

表紙モデルは、高根美里さん

“隻眼の少と女”といえば、そりゃあ映画で橋本愛さんが演じられた、
『アナザー』の見崎鳴でっしょ!!
 駅中書店で平積みにされている本作を見かけ、もう表紙買い。
 表紙はどうせCG合成でしょ、と思ったのですが、きちんと高根美里さん
というモデルがいらっしゃるのだとか。
(検索してみると、最近は芸能活動休止中?、ザンネン・・・)

 普段はあまり推理小説というジャンルを読まない私が、“萌え”心
の一心で拝読したわけですが。

 “殺人”なんて、そんな簡単に出来るもんじゃねえだろ〜!!!
    とツッコみつつ、

  “萌え”心を打ち砕かれるドンデン返しに、
        やっぱり率直に感心してみせるべきなんでしょうか?
                  ドウナノデショウ。

隻眼の少女 Amazon書評・レビュー: 隻眼の少女より
416329600X
No.41
(5pt)

怪作にしてかなりの良作。

浮世離れした衣装を身にまとうツンデレ美少女探偵と冴えない青年が助手役というある意味王道的な配役は、たとえば西尾維新作品のようなライトノベル風ミステリテイスト作品(やや語弊があるかもしれないが)に多く触れている読者には、むしろ受け入れやすいだろう。

 内容については、ミステリ界のとある命題がこれでもかと挑戦的なまでに仄めかしてあり、二重三重に罠が仕掛けられている構造こそがテーマとなる。本作はその悪意に充ち満ちた構造・手腕に圧巻し驚嘆すべきものであり、真犯人や結末だけにスポットライトをあててしまうと、おもしろさは半減してしまうのだ。

(↓ややネタバレ注意)

「探偵に示される手がかりの絶対性については一切の保証がない」という命題に対し、本作では事件中にちりばめられた手がかりに加え、作中探偵ではなく助手が偶然見つけた手がかりすら「絶対」とは言えないんじゃない?と嘲笑うかのような仕掛けが幾つも存在する。無数の「非絶対」の手がかりを探偵が「取捨選択」し「推理(創造)」するという構図は、異常なまでにミステリ的であると同時にアンチミステリ的でもある。その二つを見事に織り交ぜたところがこの怪作の最大の魅力である。

 結末に関して、およそ現実性を欠いた自白・動機についていけないと評した方もいるようだが、では「その絶対性は保証されいるのか?」ということを今一度考えてみて欲しい。探偵が代替わりを経ていくつもの手がかりの中から真と偽を振り分けて(取捨選択)至った結末とはいえ、「この犯人」は「こんな動機」だったという図式はそれまでに二度、三度と裏切られている。また作中、探偵の誤推理によって濡れ衣を着せられた人物たちは揃って「嘘の自白」をしていることも、この結末に揺さぶりをかける伏線となっている。犯人あるいは動機について納得がいかないという人は最初から納得いかせる風に書いていない、あらゆるすべてにおいて「絶対性はない」ことを散々強調してきた作者の手腕に見事に絡め取られているのだ。

 ただ読む分にはそこまで邪推せずともいいかもしれないが、そもそも主人公登場の冒頭部分からして非現実的だと認識していれば、非現実的な結末をおかしいと指摘することすら滑稽である。与えられた結末に納得できない(信じられない)のであれば自分で考えろ、とも言い換えることができる悪意に満ちた構造に拍手。
隻眼の少女 Amazon書評・レビュー: 隻眼の少女より
416783846X
No.40
(5pt)

怪作にしてかなりの良作。

浮世離れした衣装を身にまとうツンデレ美少女探偵と冴えない青年が助手役というある意味王道的な配役は、たとえば西尾維新作品のようなライトノベル風ミステリテイスト作品(やや語弊があるかもしれないが)に多く触れている読者には、むしろ受け入れやすいだろう。

 内容については、ミステリ界のとある命題がこれでもかと挑戦的なまでに仄めかしてあり、二重三重に罠が仕掛けられている構造こそがテーマとなる。本作はその悪意に充ち満ちた構造・手腕に圧巻し驚嘆すべきものであり、真犯人や結末だけにスポットライトをあててしまうと、おもしろさは半減してしまうのだ。

(↓ややネタバレ注意)

「探偵に示される手がかりの絶対性については一切の保証がない」という命題に対し、本作では事件中にちりばめられた手がかりに加え、作中探偵ではなく助手が偶然見つけた手がかりすら「絶対」とは言えないんじゃない?と嘲笑うかのような仕掛けが幾つも存在する。無数の「非絶対」の手がかりを探偵が「取捨選択」し「推理(創造)」するという構図は、異常なまでにミステリ的であると同時にアンチミステリ的でもある。その二つを見事に織り交ぜたところがこの怪作の最大の魅力である。

 結末に関して、およそ現実性を欠いた自白・動機についていけないと評した方もいるようだが、では「その絶対性は保証されいるのか?」ということを今一度考えてみて欲しい。探偵が代替わりを経ていくつもの手がかりの中から真と偽を振り分けて(取捨選択)至った結末とはいえ、「この犯人」は「こんな動機」だったという図式はそれまでに二度、三度と裏切られている。また作中、探偵の誤推理によって濡れ衣を着せられた人物たちは揃って「嘘の自白」をしていることも、この結末に揺さぶりをかける伏線となっている。犯人あるいは動機について納得がいかないという人は最初から納得いかせる風に書いていない、あらゆるすべてにおいて「絶対性はない」ことを散々強調してきた作者の手腕に見事に絡め取られているのだ。

 ただ読む分にはそこまで邪推せずともいいかもしれないが、そもそも主人公登場の冒頭部分からして非現実的だと認識していれば、非現実的な結末をおかしいと指摘することすら滑稽である。与えられた結末に納得できない(信じられない)のであれば自分で考えろ、とも言い換えることができる悪意に満ちた構造に拍手。
隻眼の少女 Amazon書評・レビュー: 隻眼の少女より
416329600X
No.39
(5pt)

カバー写真が可愛い・・・

真面目に考えながら読んでいた僕はなんだったんだ・・・なーんて思ったり。
カバー写真見て、デレデレしているとあっさり騙されます(笑)
読む前と、読んだ後でカバー写真の印象が変わります。
隻眼の少女 Amazon書評・レビュー: 隻眼の少女より
416783846X
No.38
(5pt)

カバー写真が可愛い・・・

真面目に考えながら読んでいた僕はなんだったんだ・・・なーんて思ったり。
カバー写真見て、デレデレしているとあっさり騙されます(笑)
読む前と、読んだ後でカバー写真の印象が変わります。
隻眼の少女 Amazon書評・レビュー: 隻眼の少女より
416329600X
No.37
(4pt)

面白さは感じられました

ツンデレ美少女名探偵とヘタレ助手見習いが挑む最初の事件。
純粋なミステリファンが読んだら、
恐らく呆れるかくだらないって思うかもしれない作品。
本当に中盤まではそんな感じです。
こんな動機ありかよ、こんな犯人像ありかよ、
そう思った時点で作者の思惑に
見事に嵌められてるような気がします。
この作者の思惑を受け付けることができるかどうかが
評価の分かれ目でしょう。
エピローグは微笑ましかったけど、納得いかない結末でした。
それでも面白かったと思います。
隻眼の少女 Amazon書評・レビュー: 隻眼の少女より
416783846X
No.36
(4pt)

面白さは感じられました

ツンデレ美少女名探偵とヘタレ助手見習いが挑む最初の事件。
純粋なミステリファンが読んだら、
恐らく呆れるかくだらないって思うかもしれない作品。
本当に中盤まではそんな感じです。
こんな動機ありかよ、こんな犯人像ありかよ、
そう思った時点で作者の思惑に
見事に嵌められてるような気がします。
この作者の思惑を受け付けることができるかどうかが
評価の分かれ目でしょう。
エピローグは微笑ましかったけど、納得いかない結末でした。
それでも面白かったと思います。
隻眼の少女 Amazon書評・レビュー: 隻眼の少女より
416329600X
No.35
(4pt)

ラストシーンと表紙の女の子

まず、ラストシーンは皆さんが書かれているように「エ〜」というものです。どこにそんなヒントが書かれていたの?という感じですが、個人的には嫌いではありません。ここまでくるとびっくりを通り越してよくこんな結末を考え出すなと感心してしまいました。次に表紙の女の子。この表紙が無ければこのミステリーははっきり言って面白さが半減すると感じました。表紙の女の子のイメージがあるので主人公の探偵さんの描写が目に見えるようです。この娘は誰なんでしょうか?文中の探偵さんとぴったりです。
隻眼の少女 Amazon書評・レビュー: 隻眼の少女より
416783846X
No.34
(4pt)

ラストシーンと表紙の女の子

まず、ラストシーンは皆さんが書かれているように「エ〜」というものです。どこにそんなヒントが書かれていたの?という感じですが、個人的には嫌いではありません。ここまでくるとびっくりを通り越してよくこんな結末を考え出すなと感心してしまいました。次に表紙の女の子。この表紙が無ければこのミステリーははっきり言って面白さが半減すると感じました。表紙の女の子のイメージがあるので主人公の探偵さんの描写が目に見えるようです。この娘は誰なんでしょうか?文中の探偵さんとぴったりです。
隻眼の少女 Amazon書評・レビュー: 隻眼の少女より
416329600X
No.33
(4pt)

私はこの結末を支持する

とんでもない小説に出会ってしまった……。

【あらすじ】
主人公、種田静馬は『ある目的』を持ってスガル伝説と呼ばれる特殊な民間信仰を持つ寒村を訪れたのだが、そこで自らを探偵修行中の身と称する水干姿の少女、御陵みかげとその父親の一行と出会う。その後、静馬は殺人事件に巻き込まれ警察に殺人犯の嫌疑を掛けられるのだが、みかげは静馬は犯人でないと庇い、同じく探偵であった亡き母の遺志を継ぎ、この事件を解決すると言い出すのだが……。

【感想】
麻耶雄嵩氏の本を全てを読破している分けでは無いが、私の知る限り本書は氏の作品の中では(表面的な文章表現のという意味では)非常に『読みやすい』作品であると思う。正直に言って、氏の他作品の多くは外連味と衒学趣味たっぷりの文章で、且つ常用外漢字を多用したありえない人名や固有名詞を多用するため、はっきり言って読みにくい。初期の作品群は特にそれが顕著である。

しかしながら、そのことによって著者側から『同好の有志(バカミス・アンチミステリ好き)はカモン、素人の一見さんはお断り』の意思表示が暗に示され、読者層が完全に分断され好きな人は評価に関わらず好んで読むが、興味のない人や知らない人はそもそも読まないし、例え書店で気になってパラパラめくってもその文章によって興味がわく可能性は低いため、良い感じに固定ファンによる安定的な評価を受けていたのだろうとふと思った。
身も蓋もない言い方をしてしまえば「マニア受け」だ。

ただ、本書はそう言った表面的な読みにくさは鳴りを潜め、文章は非常に簡潔になり読みやすくなっており、あまつさえ2011年(2010年)度の本格ミステリベスト10の第一位に輝いてしまった為、多くの人の目に触れることになってしまった。更には、内容的にも前半は、助手役のやさぐれた男性主人公と魅惑的な女性名探偵兼ヒロインとの、それはそれはもう手垢のついた位のありきたりな『ボーイ・ミーツ・ガール』モノとして描かれており、初心者にも非常に窓口が広い作りになっている。

しかし残念ながら内容に関して本書は窓口(入口)は広いが出口が狭い。寧ろ、狭いというよりは普通の読み物をとして読んだ場合は出口の手前に硫酸の溜まった落とし穴が仕掛けられているとでも言ったところか?
簡潔化された文章とは裏腹に、恐らく歴戦の著者のファンでも驚くぐらいの『歪み』を内包した作品であり、本書は氏のファンの上級者が読むべき本である。

このamazonでの他の方のレビューを見ても、氏の小説を初めて読んだと思われる方と、氏の小説のファンであると思われる方での評価の乖離具合を見てそのように感じた。

普通の読み物として読んだ場合「登場人物の心理描写が描けていない」「シナリオが破綻している」といった評価は極めて正鵠である。加えて普通の本格ミステリとして見た場合でも、トリックや犯人当てはアンフェアとまでは言わなくとも荒唐無稽だと言われても仕方ないだろう。
しかしながら、本書は物語やミステリのお約束や定石を知らない人間が安易なウケ狙いに走った結果では決して無く、本格ミステリ作家として意外性を希求し続け、本格ミステリの在り方(名探偵の在り方)を追求した著者の想像力の限界に挑んだ帰結であり、そこに安易さは存在しない。

普通の小説家としてではなく、ある一面に尖ったエンターテイナーとしての求道的作品(例えるなら、一流のマジシャンがどうやったら自分のショーを見飽きるぐらいに見てくれた観客に対して、さらに驚いてもらうか考えた末のマジックのようなもの)と考えれば読み手の期待に応えた十分優れた内容であり、高い評価を受けても良い作品だと思った。
隻眼の少女 Amazon書評・レビュー: 隻眼の少女より
416783846X
No.32
(4pt)

私はこの結末を支持する

とんでもない小説に出会ってしまった……。

【あらすじ】
主人公、種田静馬は『ある目的』を持ってスガル伝説と呼ばれる特殊な民間信仰を持つ寒村を訪れのだが、そこで自らを探偵修行中の身と称する水干姿の少女、御陵みかげとその父親の一行と出会う。その後、静馬は殺人事件に巻き込まれ警察に殺人犯の嫌疑を掛けられるのだが、みかげは静馬は犯人でないと庇い、同じく探偵である亡き母の意志を継ぎ、この事件を解決すると言い出すのだが……。

【感想】
麻耶雄嵩氏の本を全てを読破している分けでは無いが、私の知る限り本書は氏の作品の中では(表面的な文章表現のという意味では)非常に『読みやすい作品』であると思う。正直に言って、氏の他作品の多くは外連味と衒学趣味たっぷりの文章で、且つ常用外漢字を多用したありえない人名や固有名詞を多用するため、はっきり言って読みにくい。初期の作品群は特にそれが顕著である。
然しながら、そのことによって著者側から『同好の有志(バカミス・アンチミステリ好き)はカモン、素人の一見さんはお断り』の意思表示が暗に示され、読者層が完全に分断され好きな人は評価に関わらず好んで読むが、興味のない人や知らない人はそもそも読まないし、例え書店で気になってパラパラめくってもその文章によって興味がわく可能性は低いため、良い感じ固定ファンによる安定的な評価を受けていたのだろうとふと思った。
身も蓋もない言い方をしてしまえば「マニア受け」だ。

ただ、本書はそう言った表面的な読みにくさは鳴りを潜め、文章は非常に簡潔になり読みやすくなっており、あまつさえ2010年度の本格ミステリベスト10の第一位に輝いてしまった為、多くの人の目に触れることになってしまった。更には、内容的にも前半は、それはそれはもう助手役のやさぐれた男性主人公と魅惑的な女性名探偵兼ヒロインとの手垢のついた位のありきたりな『ボーイ・ミーツ・ガール』モノとして描かれており、初心者にも非常に窓口が広い作りになっている。

しかし残念ながら本書は窓口(入口)は広いが出口が狭い。寧ろ、狭いというよりは普通の読み物をとして読んだ場合は出口の手前に硫酸の溜まった落とし穴が仕掛けられているとでも言ったところか?
簡潔化された文章とは裏腹に、恐らく歴戦の著者のファンでも驚くぐらいの『歪み』を内包した作品であり、本書は氏のファンの上級者が読むべき本である。

このamazonでの他の方のレビューを見ても、氏の小説を初めて読んだと思われる方と、氏の小説のファンであると思われる方での評価の乖離具合を見てそのように感じた。

普通の読み物として読んだ場合「登場人物の心理描写が描けていない」「シナリオが破綻している」といった評価は極めて正鵠である。加えて本格ミステリとして見た場合でも、トリックや犯人当てはアンフェアとまでは言わなくとも荒唐無稽だと言われても仕方ないだろう。
しかしながら、本書は物語やミステリのお約束や定石を知らない人間が安易なウケ狙いに走った結果では決して無く、本格ミステリ作家として意外性を希求し続け、本格ミステリの在り方(名探偵の在り方)を追求した著者の想像力の限界に挑んだ帰結であり、そこに安易さは存在しない。

普通の小説家としてではなく、ある一面に尖ったエンターテイナーとしての求道的作品(例えるなら、一流のマジシャンがどうやったら自分のショーを見飽きるぐらいに見てくれた観客に対して、さらに驚いてもらうか考えた末のマジックのようなもの)と考えれば読み手の期待に応えた十分優れた内容であり、高い評価を受けても良い作品だと思った。
隻眼の少女 Amazon書評・レビュー: 隻眼の少女より
416329600X
No.31
(4pt)

私は支持するぞこの結末

とんでもない小説に出会ってしまった……。

【あらすじ】
主人公、種田静馬は『ある目的』を持ってスガル伝説と呼ばれる特殊な民間信仰を持つ寒村を訪れのだが、そこで自らを探偵修行中の身と称する水干姿の少女、御陵みかげとその父親の一行と出会う。その後、静馬は殺人事件に巻き込まれ警察に殺人犯の嫌疑を掛けられるのだが、みかげは静馬は犯人でないと庇い、同じく探偵である亡き母の意志を継ぎ、この事件を解決すると言い出すのだが……。

【感想】
麻耶雄嵩氏の本を全てを読破している分けでは無いが、私の知る限り本書は氏の作品の中では(表面的な文章表現のという意味では)非常に『読みやすい作品』であると思う。正直に言って、氏の他作品の多くは外連味と衒学趣味たっぷりの文章で、且つ常用外漢字を多用したありえない人名や固有名詞を多用するため、はっきり言って読みにくい。初期の作品群は特にそれが顕著である。
然しながら、そのことによって著者側から『同好の有志(バカミス・アンチミステリ好き)はカモン、素人の一軒さんはお断り』の意思表示が暗に示され、読者層が完全に分断され好きな人は評価に関わらず好んで読むが、興味のない人や知らない人はそもそも読まないし、例え書店で気になってパラパラめくってもその文章によって興味がわく可能性は低いため、良い感じ固定ファンによる安定的な評価を受けていたのだろうとふと思った。
身も蓋もない言い方をしてしまえば「マニア受け」だ。

ただ、本書はそう言った表面的な読みにくさは鳴りを潜め、文章は非常に簡潔になり読みやすくなっており、あまつさえ2010年度の本格ミステリベスト10の第一位に輝いてしまった為、多くの人の目に触れることになってしまった。更には、内容的にも前半は、それはもう助手役のやさぐれた男性主人公と魅惑的な女性名探偵兼ヒロインとの手垢のついた位のありきたりな『ボーイ・ミーツ・ガール』モノとして描かれており、初心者にも非常に窓口が広い作りになっている。

しかし、残念ながら本書は窓口は広いが出口が狭い。寧ろ、狭いというよりは普通の読み物をとして読んだ場合は出口の手前に硫酸の溜まった落とし穴が仕掛けられているとでも言ったところか?
簡潔化された文章とは裏腹に、恐らく歴戦の著者のファンでも驚くぐらいの『歪み』を内包した作品であり、本書は氏のファンの上級者が読むべき本である。

このamazonでの他の方のレビューを見ても、氏の小説を初めて読んだと思われる方と、氏の小説のファンであると思われる方での評価の乖離具合を見てそのように感じた。

普通の読み物として読んだ場合「登場人物の心理描写が描けていない」「シナリオが破綻している」といった評価は極めて正鵠である。加えて本格ミステリとして見た場合でも、トリックや犯人当てはアンフェアとまでは言わなくとも荒唐無稽だと言われても仕方ないだろう。
しかしながら、本書は物語のお約束や定石を知らない人間が安易なウケ狙いに走った結果では決して無く、本格ミステリ作家として意外性を希求し続け、本格ミステリの在り方(名探偵の在り方)を追求した著者の想像力の限界に挑んだ帰結であり、そこに安易さは存在しない。

普通の小説家としてではなく、ある一面に尖ったエンターテイナーとしての求道的作品(例えるなら、一流のマジシャンがどうやったら自分のショーを見飽きるぐらいに見てくれた観客に対して、さらに驚いてもらうか考えた末のマジックのようなもの)と考えれば読み手の期待に応えた十分優れた内容であり、高い評価を受けても良い作品だと思った。
隻眼の少女 Amazon書評・レビュー: 隻眼の少女より
416329600X
No.30
(4pt)

あっと驚く、ちゃぶ台返しのようなどんでん返し

第1部では、みかげと静馬のラブコメミステリーかと思っていた。ところが、このイメージは、第2部で、がらがらと崩されてしまう。第1部で解決したかのような事件が、第2部ですがすがしいまでにひっくり返されてしまうのである。考えてみれば、訳ありで栖苅村にやってきた静馬がラブコメの主人公になれる訳がない。この第2部では、物語が探偵ものから、一気におどろおどろしいサイコものに転じていく。最後には思いもよらなかった犯人が明らかになるのだが、その犯行動機は余りにも異常なのだ。この第1部と第2部との落差に、読者は驚くことだろう。
隻眼の少女 Amazon書評・レビュー: 隻眼の少女より
416783846X
No.29
(4pt)

あっと驚く、ちゃぶ台返しのようなどんでん返し

第1部では、みかげと静馬のラブコメミステリーかと思っていた。ところが、このイメージは、第2部で、がらがらと崩されてしまう。第1部で解決したかのような事件が、第2部ですがすがしいまでにひっくり返されてしまうのである。考えてみれば、訳ありで栖苅村にやってきた静馬がラブコメの主人公になれる訳がない。この第2部では、物語が探偵ものから、一気におどろおどろしいサイコものに転じていく。最後には思いもよらなかった犯人が明らかになるのだが、その犯行動機は余りにも異常なのだ。この第1部と第2部との落差に、読者は驚くことだろう。

隻眼の少女 Amazon書評・レビュー: 隻眼の少女より
416329600X
No.28
(4pt)

読みやすい本格美少女探偵もの

あまり「本格派」と言われるミステリーに触れて来なかった私ですが、
本作は読みやすく本格入門にはちょうどいい気がします。
また、探偵役のみかげがなかなかツボを付く萌キャラなのが、ライトノベル
をメインに読んいる自分にはありがたかったです。トリックもいいけど、キャラ
も良くないとあかん、って人にはぜひお勧めです。
最後のネタバラシには正直「エッ?」という部分もありましたが、そこに
至るまでの推理・人間模様など、個人的にはそちらが楽しくて読み進めてい
たの帳消しですね。
美少女探偵・田舎の旧家・伝承・この辺のキーワードにピンと来たら、買っても損はしませんよ!
隻眼の少女 Amazon書評・レビュー: 隻眼の少女より
416783846X
No.27
(4pt)

読みやすい本格美少女探偵もの

あまり「本格派」と言われるミステリーに触れて来なかった私ですが、
本作は読みやすく本格入門にはちょうどいい気がします。
また、探偵役のみかげがなかなかツボを付く萌キャラなのが、ライトノベル
をメインに読んいる自分にはありがたかったです。トリックもいいけど、キャラ
も良くないとあかん、って人にはぜひお勧めです。
最後のネタバラシには正直「エッ?」という部分もありましたが、そこに
至るまでの推理・人間模様など、個人的にはそちらが楽しくて読み進めてい
たの帳消しですね。
美少女探偵・田舎の旧家・伝承・この辺のキーワードにピンと来たら、買っても損はしませんよ!
隻眼の少女 Amazon書評・レビュー: 隻眼の少女より
416329600X
No.26
(5pt)

典型的な本格ミステリ

これは地方の村で起きた連続殺人事件に探偵が挑むという
お話。
奇怪で謎めいた事件の真相には驚かされました。
麻耶さんは探偵物を面白く読ませてくれる人ですね。
買って良かったです。



隻眼の少女 Amazon書評・レビュー: 隻眼の少女より
416329600X
No.25
(5pt)

読み終わったときの

読み終わったとき,何ともいえない感じでした。細かなトリックというかロジックというかには,正直よく分からないところもありました。まぁ,さほど重視していないのでよいのですが。でも,話の筋というのでしょうか,すごいなと。人間の情念の暗い部分を否応にも感じさせられました。個人的には,『貴族探偵』よりこちらの方がかなりの割合で心に残りました。
隻眼の少女 Amazon書評・レビュー: 隻眼の少女より
416783846X
No.24
(5pt)

読み終わったときの

読み終わったとき,何ともいえない感じでした。細かなトリックというかロジックというかには,正直よく分からないところもありました。まぁ,さほど重視していないのでよいのですが。でも,話の筋というのでしょうか,すごいなと。人間の情念の暗い部分を否応にも感じさせられました。個人的には,『貴族探偵』よりこちらの方がかなりの割合で心に残りました。
隻眼の少女 Amazon書評・レビュー: 隻眼の少女より
416329600X