隻眼の少女
評判
隻眼の少女の評価:
2.96/5点 レビュー 166件。 B ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全114件 61〜80 4/6ページ
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隻眼の少女の評価:
2.96/5点 レビュー 166件。 B ランク
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金田一シリーズの「犬神家の一族」を踏襲した作品だという印象です。
↓話の核心について触れるんで注意!
前半のヒロインが実は生きていた!というトリックですが、
犬神家の一族でも同じトリックが使われてます。
よって、私はトリックが意外というよりも、「これ犬神家じゃないの?」という疑念を感じました。
ただし、犬神家では状況証拠から、読者たちが件の人物が生存していることを推理できるように構成されてますが、
隻眼の少女の場合は、ヒロインが生存しているということの推察は不可能です。
警察が調べて死亡と断定してますし、実は生存しているというヒントが一切ないのですから。
「推理小説として読まなければ」という意見もありますが、「それなら推理小説として出すな」と言いたいです。
もう一つ、賛否両論の犯人の動機ですが、私は納得がいかない派です。
犯人の動機というものは、トリックの暴露と同じくらい大切な要素だと思います。
その大切な要素が、適当というか、心理描写が無理矢理なため、読み終わった後に残念な気分になりました。
動機については犬神家を基にせず、作者が完全オリジナルで考えてますが、
作者のオリジナルな部分だけが稚拙で、他に比べて浮いてしまっています。
日本推理作家協会賞、本格ミステリ大賞ダブル受賞とのことですが、
審査員はもっと他の推理小説を読んで勉強するべきです。
少なくとも、超有名な「犬神家の一族」の二次作品であることくらいは気付くべきでしょうに。
良い要素は犬神家からのオマージュ、悪い要素は作者のオリジナルということに気付いていたのなら、
賞を与えることはしなかったはずです。
最近の審査員の質の低下も浮き彫りになる作品です。