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聖母



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【この小説が収録されている参考書籍】
聖母(ホストマザー)
聖母―ホスト・マザー (徳間文庫)

聖母の評価: 4.00/5点 レビュー 10件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(3pt)

肝心なテーマが霞んでしまった

代理出産の是非とか、生命倫理の話かと思って読みましたが

↓ネタバレあり↓

不倫ドクターズの話が、重要な部分に絡んできたせいで
肝心なテーマが霞んでしまったように思います。
聖母―ホスト・マザー (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:聖母―ホスト・マザー (徳間文庫)より
4198932727
No.2:
(3pt)

著者が女性であることを最近になって知りました!

ミステリとしての意外性や面白さは、もうひとつのような気もしますが、「代理母」という
簡単に白黒つけられないデリケートな題材に深く切り込んでおり、いろいろ考えさせられました。
東野氏の作品にもありましたが、「親子」とは「血のつながり」とはいったい何なのか
みたいな質問を突きつけられた気がします。
 「代理母」はこれからますます増えるのでしょうが、倫理的な課題は今よりもっと深く検討される
べきなのだろうなと思わずにいられませんでした。
 仙川氏の作品はこれからもどんどん読んでみます。
聖母(ホストマザー)Amazon書評・レビュー:聖母(ホストマザー)より
4198625778
No.1:
(3pt)

インドの部分がリアル

文庫を読みました。
代理出産に至るまでの家族それぞれの気持ちを描いているのですが
心理描写がキャラクターみんな同じような気がする…。
章と章の間に急に時間が経っていたりする部分は
展開が早いと言うこともできるけど
単純に、セリフとセリフの間の地の文(心理描写)が
だらだらと長いと思いました。
どうせなんかクダ巻いてるだけだしと思って(それがどのキャラも
同じ感じで)セリフとセリフの間の三行ぐらいある心理描写は
全部すっ飛ばして読んでました。
でも、代理出産の場として登場するインドはすごくリアルで
作者は本当にインドに行って取材したんだろうなあと
その部分はとても面白いと思います。
でもやっぱり、最後、女医さんが取る行動はどう説明されても私には納得いかない。
普通に妊娠できる人は、わざわざこんなことしないと思う。
後、遺伝上の親だから自分が出産していなくても子供を愛せるのか
血がつながっていなくてもわが子と思えるか、っていう命題は
人それぞれな気がして、テーマになりづらい気が。
結局、最後は、うやむやにされてしまって、血がつながっているんだか
なんだかわからなかった。

また、マイナス点は、主人公がいい加減な印象がすること。普通に弱い人っぽいので
自分の子どもではない、だから子育て放棄とか
自分の子供だけど、生んだ実感ないから子育て放棄、みたいな
エンディングだったら考えさせられたかも。
ちなみにこの主人公夫婦、お金も払ってないし、子供子供って騒いでるけど
代理出産であんまり苦労してるように見えない。
苦労してるのは周りって感じで
もしかすると、そこは凄くリアルなのかもしれない。
もうちょっと主題をすっきり整理して書いてもらったら
良かったかなあと思います。
聖母―ホスト・マザー (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:聖母―ホスト・マザー (徳間文庫)より
4198932727

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