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スリーパーにシグナルを送れ



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【この小説が収録されている参考書籍】
スリーパーにシグナルを送れ (新潮文庫)

スリーパーにシグナルを送れの評価: 4.00/5点 レビュー 1件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(4pt)

エスピオナージはちょっとという方にもお薦め

このミス1988年 海外6位

CIAのキャロル(男)とフランシス(男)の通称シスターズは、ソ連の休眠状態のスパイ=スリーパに行動を促すため、スリーパの師 チューロフ確保に動きだす。シスターズの狙いは、ソ連の仕業と見せかけた大統領の暗殺だった ・・・

あの有名な暗殺事件(大統領の名前は出てこないんだが)の裏を描いた謀略小説。米ソの虚々実々の駆け引きが軸となっていて、ラストにちょっとひねりがある。冒頭を思い起こすと想像がついてしまうのだが。わかっていても面白い。乾いた笑いを誘うユーモアがあちこちに見られるし、曲者ぞろいの登場人物たち(全員)が、ストーリーを盛り上げてくれる。ベットでの痴態をガールフレンドに実況中継するスリーパーをはじめ、Aで始まる語をあつめるスリーパーの愛人、悪趣味な蝶ネクタイを身につけた嘘発見器を無効化するフランシス、口笛でどんな音でもまねることができる掃除人(スイーパー)などなどなど ・・・

ジョン・ル・カレとはちがった魅力のある作品。小難しい国際情勢は意識しなくていいんで、エスピオナージはちょっとという方にもお薦め。
スリーパーにシグナルを送れ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:スリーパーにシグナルを送れ (新潮文庫)より
4102201025

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