赤葡萄酒のかけら
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激動のロシア革命を虚実ないまぜに描いた歴史小説。主人公はアメリカにいたロシア系の人だったが、資本主義に懐疑をだき、故国ロシアに帰って革命に参加するが・・・というストーリー。 ここで描かれているロシア革命について事実に則して書いているのかは浅学にしてよく判らないけど、事実とすれば20世紀に共産主義の革命が起こったことが、必然だったのはよく判る。単なる理想主義ではなく現実に則した革命であり、資本主義よりも考え方として正しかったしうまくいけばこの方が素晴らしい社会の建設ができたであろうとも思わせます。ただ、結局失敗したことを考えればやはり何処かに欠陥があったのではないかとも思うので、今も共産主義、社会主義を信奉している人は主義の内容を改良してほうがよいと思いました。 そしてもう一つこの小説の中軸をなすと思われるユダヤ系民族の問題。なぜユダヤ系というだけで、これ程まで嫌われ、粛清されなければならないのか。自分たちの国、自分たちの居場所を執拗に求めるのかがよく判る。だからといって、イスラエルが何をやってもいいことにはなりませんが。 21世紀に入り、資本主義も共産主義も歪みがみられる昨今、新しい考え方が求められていると思うので、共産主義の何処を改良すればいいかを考える為のヒントが得られるかもしれないという風にも読めるので機会があったら、このロシアの歴史を扱った小説をよまれたらと思います。そういうことを抜きにしても雄大な歴史小説としても楽しめますよ。 | ||||
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