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龍の契り
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龍の契りの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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裏の裏をかきながら、壮大な歴史を振り返る本でした。読み終わったあとに爽快さがのこりました。 | ||||
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今話題の香港のこれまでの経緯をもとに、アングロサクソンの名主と中華思想の擁護者の葛藤を作者の調査結果をもとに描かれている面白い作品だと思いました。 | ||||
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文章が、硬くて読みつらかった。ストーリー展開はおもしろい。 香港の返還に関して、その歴史的背景を考える。 アヘン戦争から始まる、香港のイギリスの植民地化。 蒋介石、そして毛沢東による中国革命。その間でも、香港の返還は、中国側から要求されなかった。 その歴史を探ることからはじまる。 沢木喬、私立大学から、ジャーナリスト、そして外交官へ。 外務省のすべき仕事が、意外とはっきりとわかるテーマである。 イギリスの諜報部、アメリカのCIA、外務省、その力量、情報網、そして、ジャーナリスト。 劉日月 不思議な男である。ハッカーとしての能力を発揮しながら、シンジケートの若くしてのボス。 そして、ネットワークをうまく活用する。模倣し、時を読み、しなやかに添う。東洋の呼吸。 アディール オスカー賞を取るほどの女優。宗家の孫。 東洋人の血をひくことに対して、目覚めていく。 中国での映画産業を隆盛し、中国人に誇りを持たせたいと願う。 その考え方が、おもしろい。 ダナ・サマトーン フリーのルポライター。そして、美しい女性。 上海香港銀行のマネーロンダリングを暴こうとする。深く、密約にかかわっていく。 ハイパーソニック社長 西条。ライセンスをもち、行動的に動く。危険に対しても、動じない。 「中国は、東洋の頭脳であり、底知れぬ可能性を秘めた国だと、私は思う。 西洋的合理主義とは違う理があり、計があり、策がある。 東洋的な知恵の中から、常識を超えた製品が、いくつも生まれるでしょう。 -東洋にアイデンティティをもつもののひとりとして、私はそれを誇りたい。」 太極拳や、気功。 「風のような流れ、動物の仕草をまねた自然な動作、 地球の持つパワーと自分を一体化しようとする気持ち」 中国とどうかかわるのか?やはり、興味深いですね。その中で、中国をどう見るかです。 | ||||
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新人作家のデビュー作品としてはすべてにおいて秀でた作品であることは二言を待たない。英国による中国への香港 返還という歴史上の謎を上手く捉えて見事なエンターテインメントに仕上げている。かなりの長編であるにも拘らず、最後まで 筆力は衰えない。しかし、なぜかもうひとつ面白くない。どうしても所詮は007的な仕上がりになっていることは残念で あり、フリーマントルやルカレにここらへんの題材を元に書かせてやればもっと違う作品が出来ただろうと思うのは欲張りすぎ? | ||||
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ストーリーテラーでアメリカの翻訳ものを読んだ感じである。 女性の内面描写が詳しく特徴的であると思っていたが、まさか服部真澄が女性だったとは。 それにしても、履歴にはアメリカのニオイがしないが。 香港返還を題材にしてアングロサクソン、ユダヤ、中国の歴史が何となく解る。 しかし、最早日本の外務省にはここで描かれているような気概は失われているのではないだろうか。在って欲しいが、残念ながら。 テンポが非常に速く客観描写である。そのため、映画を見ているようだ。しかし、読むには長すぎる。 中国の長老とか、ユダヤ系財閥の長老、英米の諜報機関のボスとかの知恵、凄み、深みが十分描き切れていない。 そのため、面白いが読後余韻に浸れないきらいがある。残念なことである。 | ||||
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デビュー作ですね。 日本人主人公の国際諜報モノ。 UKから中国への香港返還にまつわる「密約」をテーマに、UK、中国、USA、日本とそれぞれの国の思惑が入り混じって。 丁寧に取材をしたことが窺えるプロットですし、そのなかで日本企業や日本人外交官の存在感も良く描き込まれていて、生粋のナショナリストではない私でも、気分良く読み進めていくことができました。 短い作品ではないですが、先が読みたいという思いが強く一気に読んだことを覚えていますし、長期休みなんかで暇があるときとか、引っ張り出して読むこともあります。 これまでで4回くらいは読みきったかな。 特に感銘を受けて生き方が変わったりする作品ではありませんが、時間に余裕があるときに楽しむには最良のエンタテインメント作品の一つだと思えます。 | ||||
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おもしろかったね雪が降るんだな・・ | ||||
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香港返還の謎。フィクションとわかっていても、本当はこういう事実があったのでは。と思わされる。歴史の謎は、コンピューター、外交員、メディア、によって解き明かされる。映画化にしてもいいくらいのすばらしい小説だ。 | ||||
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まずはともあれ、一息に読み通しました。香港返還を巡る謀略小説なんだけど、この構成力は…凄いですよ。前半の数多くの登場人物の紹介から始まって、張り巡らされた伏線がほど良く効いていて、それが次第に絡み合い、最後のドンデン返しに到るまで…脱帽です。特にポイントは、凄腕の諜報部員チャーリーの存在!これ…思わず唸りました。とにかく話の展開の巧さは一級です。確かに、「都合良すぎる!!」と思う箇所もあるけど(爆笑)自分は、グイグイ引き込まれました。もちろん、史実を踏まえた上で、この小説は展開されているので、中国現代史に興味のある方は、小説のあちこちにちりばめられた細部に「ニヤリ」とするかも(笑)また、あきらかに「モデル」がある登場人物や企業が登場するので(笑)モデル探しをしながら読んでも、楽しいかもしれません(爆笑) | ||||
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アメリカでは一時スパイ物が流行っていたが、直ぐに廃れてしまった。最大の原因は安易なストーリー運びが多くなってしまったから。「複数の機関からの諜報員を登場させ、そいつらが二重スパイ・三重スパイとして裏切りを横行すれば面白いスパイ小説になるんだ!」・・・という風に。 本作も様々な登場人物が裏切りを繰り広げる。登場人物同士は大いに驚き、作者は「どうです、読者の皆さん、驚いたでしょう!」と自信を持って書いたのかもしれないが、こちらは「いい加減にしろ」と呆れっぱなしだった。 | ||||
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物語は、色んな場所で色んな事件が起こって少しずつ事件や登場人物が繋がっていくので、その繋がり方を追いながらこの人の本当の思惑は何だろう?どの組織の人?などと推理する楽しさがありました。取り扱っている題材も、香港を巡る国際政治を大きな軸に、ハリウッド、ハッカー、中国の現代史等などとにかく豊富で最後まで飽きさせません。全体的に翻訳されたスパイ小説を読んでいるような文体でしたが、西洋人ならこのような筋では書かないだろうなぁ、という所もオモシロカッタです。星が5つでない理由は、そんな偶然あるかなぁ、と少し御都合主義っぽいところがあったり、西洋に対する東洋の団結、みたいな少し理想主義っぽい所があると感じたから。でもとても楽しめました。 | ||||
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香港返還に隠された謎から毛沢東の死まで本当においしい読みどころばかりです。謎を含んだ冒頭からすでにストーリーに引き込まれてしまいました。お得なことに近代アジアを中心とした歴史のお勉強にもなります。歴史に興味のある人にはもうたまらないでしょう。そうでない人もこれを読めばもう一度世界史の教科書をひもときたくなること間違いなしです。ただ、テーマが壮大なだけにちょっと登場人物の描き方が物足りなく感じました。しかし、出てくる脇役がマーガレット・サッチャーやら將介石なんて人たちなのでこの人たち以上にインパクトのある主人公なんて土台無理ですね・・・。 | ||||
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