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【中村文則】
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掏摸の評価:
6.40/10点 レビュー 5件。 B ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです
平均点6.40pt
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
掏摸の感想
一人のスリの男が主人公の作品です。スリの場面の描写は資料等を調べただけあって、リアル感と緊迫感を感じさせてくれます。また、謎の男から裏の世界の仕事を依頼される場面があるのですが、踏み込んではいけない領域に足を踏み入れてしまった、心の内でザワザワする何とも言えない恐れ、不安感を感じさせられた事が、この小説の中で一番に印象が残りました。
もうちょっと読ませて欲しい
アメリカでノアール小説への貢献ということで受賞した、中村文則の2作品のひとつ。中村文則という作家は知らなかったのだが、ノアール小説好きとしては見逃す訳にはいかず、手に取ってみた。読後感を一言でいえば、「え、もう終わり?」というところ。テーマ、ストーリー、キャラクター、いずれも文句無く面白いのだが、エンターテイメントとしては短か過ぎる。少なくとも倍以上のボリュウムで書き込んでもらいたかった。掏摸(すり)のテクニックは詳細で緊迫感のある描写で読ませるが、ストーリーの肉付けが薄いのが物足りない。主人公の生い立ち、別れた女、重要な役割を担う少年との関わり、主人公が強制される犯罪の背景など、エンターテイメントとして膨らませていける要素がいっぱいあるだけに、残念な気がした。
一人のスリの男が主人公の作品です。
スリの場面の描写は資料等を調べただけあって、リアル感と緊迫感を感じさせてくれます。
また、謎の男から裏の世界の仕事を依頼される場面があるのですが、踏み込んではいけない領域に足を踏み入れてしまった、心の内でザワザワする何とも言えない恐れ、不安感を感じさせられた事が、この小説の中で一番に印象が残りました。