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恋に至る病



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【この小説が収録されている参考書籍】
恋に至る病 (メディアワークス文庫)

恋に至る病の評価: 6.50/10点 レビュー 2件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.50pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

恋に至る病の感想

いじめ、サイコパス、自殺教唆を用いながらの歪んた恋を描いた作品。
MW文庫なので読者ターゲットは中高生。ここの世代にとても刺さりそうな作品だと感じました。

そして本書の面白い所は、深読み系の作品である事。考察が好きな人は尚良し。
読書後に実はこういう話だったのではないか?と深読みさせるように作られています。その為、読んだ人同士で感想を言い合ったり、中高生なら学校で友達に紹介し合うでしょうし、SNSでそれぞれの解釈や感想が広がる面白さを感じました。

この手が好きだったとしても、扱う内容がいじめや自殺なのでその内容の陰鬱さで好みが分れる事でしょう。私自身もこの点は好みではないです。深読みしてまで読み返したくなる内容ではないのが難点。ただ作品作りとしては面白く、所々ハッとさせられるセリフなど著者の想いが感じられるのも良かったです。

どう解釈したかはネタバレで。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

恋に至る病の感想

 「宮峯は私のヒーローになってくれる?」
その日から僕は寄河景のヒーローになり、常に彼女の味方でいることを誓う。 彼女の愛がいくら猟奇的でも、暴走する願望が殺人に発展しても僕は彼女の隣にいる。 これは僕と彼女の、僕が化物と化した彼女を殺すまでの物語。

 粗筋とプロローグを読めばこの物語の行く末が破滅的な方向へ進んでいくことは想像に難くない。 2人の奇妙な愛の形は自殺教唆ゲーム『青い蝶』をもってより歪なものになっていく。 そして歪から生まれた、さらなる歪が悲劇的な結末を迎えさせている。 評判通りラストの仕掛けが面白いのに加え、男女2人をメインにした構成により男と女の読者それぞれ違った解釈、見解が披露され考察も中々楽しい。 

りーり
9EDFH0HC

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