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【下村敦史】
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真実の檻の評価:
6.67/10点 レビュー 3件。 B ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです
平均点6.67pt
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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
真実の檻の感想
面白い作品です。裏を描くストーリーと徐々に真犯人に迫っていく展開が読み応えありました。納得いく結末で読了感も良いです。
冤罪追及に家族、父子の思いを絡めた構成で成功
デビュー2年後、2016年の書き下ろし長編。実の父が21年前に起きた殺人事件で死刑判決を受けていることを知った大学生が、冤罪の可能性を信じて警察・司法に挑む謎解きミステリーである。大学生の石黒洋平は母の遺品の写真から、「現職検察官が死刑判決を受けた殺人事件」の犯人・赤嶺信勝が実の父親であることを知り驚愕する。自分の血が汚れていることに苦悩する洋平は一縷の望みを賭け、冤罪を追求する雑誌編集者の夏木涼子を訪ね協力して真相を探り始めた。しかし、赤嶺は頑なに冤罪を否定し続けた。さらに、離婚して別居中の育ての父も余計なことはするなと忠告する…。日本の警察・司法がいかに冤罪を生み出しやすいかを、著者はこれでもかと指摘する。そして、洋平は真実に近付くほど実の父と育ての父、大切なのは血か絆かで揺れ動く。冤罪をテーマに単純に警察・司法を非難するだけでない、人情と倫理のドラマにしたことで本作は読み応えがある。我々の思い込みに警鐘を鳴らすミステリーでありながら理屈っぽくないエンタメ作品として、どなたにもオススメしたい。
▼以下、ネタバレ感想
面白い作品です。裏を描くストーリーと徐々に真犯人に迫っていく展開が読み応えありました。納得いく結末で読了感も良いです。