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大江戸恐龍伝



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大江戸恐龍伝の評価: 9.00/10点 レビュー 1件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点9.00pt

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No.1:
(9pt)

大江戸恐龍伝の感想

構想~完結実に20年、著者渾身の超大作。平賀源内が活躍する歴史ロマン小説。
龍の骨といわれるものを発見し、その謎を追って困難を越えながら真相に迫っていく壮大なストーリー。
第一巻はその序章ともいえます。
謎の龍骨にまつわる伝承や、漂流の末謎の生物に襲われる猟師たちの話など、この後どう展開していくのかが気になって仕方がなくなる第一巻です。源内のほか、鬼平こと長谷川平蔵や上田秋成、円山応挙なども登場。
全五巻、歴史ロマンあふれる展開が期待できます。

第二巻に入り、話が徐々に核心にせまってきます。龍掌の謎を探ろうとする源内の周りには火鼠の一味なる不穏な陰が。
また、それにまつわる「判じ物」を解読するシーンも楽しいところです。

ニルヤカナヤに向けて出航する第三巻では、立ち寄った琉球での神女(ノロ)たちとの対面など、謎の解明に向けて徐々にストーリー展開されてきます。この辺は「龍の掌」はちょっと置いておいて…との印象ですが。

第四巻ではいよいよニルヤカナヤに上陸、そこでこの物語のクライマックスといえる局面を迎えます。特に戦闘シーンは圧巻。そして龍が本格的に登場してきますが、まさに和製ジュラシックパークの様相!?源内さんは最大のピンチに!?

クライマックスを迎える第五巻は江戸の町を龍が暴れまわるさしずめ「江戸時代版ゴジラ」。
当初龍を見世物にしようとした源内の思惑は思わぬ方向へ向かうことに。
著者本人が映画化を希望しているように、ビジュアル面でも見ごたえある迫力満点の超大作です。
原作に忠実に映画化するなら、映像化に消極的な私でも満足のいく映画になるのではないでしょうか。

本好き!
ZQI5NTBU

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