十津川警部は、心当たりがまったくない男の仙台での葬儀に、参列を願う手紙を受け取った。

もう会えないあなたに、伝えたいことがある。生前に託された依頼人の遺品配送サービス「天国宅配便」シリーズの第二弾。

東京の中堅オークション会社で働く小洗凜太郎はまだ勉強中の若手だ。

高岡藩井上家待望の嫡子である清三郎が病のため身罷った。

高二の創生は、同じクラスで幼なじみの心花に幼い頃から片思いをしているが、思いを告げることはないと心に誓っていた。

高1の望月椿はちょうどいい告白相手を探していた。

早朝にひっそりと営業しているスープ屋の、心と身体に沁みる絶品ポトフ。

ヤメ検弁護士の一坊寺陽子のもとに、同期で同じ福岡で開業している桐生晴仁から依頼が届く。

商人や武家を狙った辻斬りが現れた。白装束に白い天狗の面で襲いかかる賊は“白天狗”と呼ばれ、巷間の話題になっているという。

私立探偵・左文字進は、相棒である妻の史子と、親友で若き私立探偵の川村英祐が射殺された事件の真相を探る。

東中野にある〈喫茶おおどけい〉は時を超える不思議な喫茶店だ。

佳奈姫が贔屓にしている小間物屋の津田屋は、実は姫のためだけにこっそり戯作本を届けている。

その夜、義宗帝は翠蘭に華封国の隠された成り立ちと秘密を語る。それは「華封は呪われている。

恋と仕事を同時に失い深く傷ついた美菜代は、自分を裏切った元彼への復讐を心に誓い、凄腕だと噂される復讐屋・成海慶介の事務所を訪れる。

御手伝普請の分担金を無事納め、改易は免れたものの、再び内証が厳しくなった高岡藩井上家。

〈これから、あいつを殺しにいってきます〉という思いつめた置手紙を残し、木下由美子は姿を消した。

本当に「あの日」に戻ることができたなら。そんな切実な思いが叶えられる――それが鎌倉一条神社。

ネットライターをしながら画家を目指す真結は、あるとき乗っていた電車がトンネル事故を起こし車内に閉じ込められてしまう。

双葉文庫40周年を記念した大沢在昌はじまりのシリーズ「佐久間公シリーズ」4か月連続刊行第4弾。

人気上昇中のピン芸人・ミワ子が、コミカルなエッセイ&ショートショート集を発売した。

国家権力で悪を追い詰める公安0課作業班。

博奕打ちの蓑吉が、真夜中の妻恋稲荷で石燈籠に頭をぶつけて死んでいた。

大沢在昌「はじまりのシリーズ」にして、今なお多くの読者を魅了する「佐久間公シリーズ」。

世界遺産である群馬県・富岡製糸場で、警視庁捜査一課の西本刑事が毒殺された。

「それぞれ違った趣の話を味わいながら多くの箇所で共鳴し、ひとりになっても大丈夫と前向きになれた」などの声が寄せられ、発売直後から増刷が相次いだヒット作に待望の第２弾！ レンタル番犬サービス、マンション内で出来た友人(?)、中学教師のひとり模様――の続編のほ

伝統あるマルヨシ百貨店に勤める美由起は、大食堂のマネージャーに就任した。

蝶の翅が生えた人型アバターが生息するＶＲ空間〈バタフライワールド〉、通称ＢＷ。

『むかしむかしあるところに、死体がありました。』『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う。

前代未聞の国会議事堂封鎖！ 謎のテロリストが衆議院議員全員を裁判にかけ、 この国の腐りきった政治の真を問う―― 通常国会初日、所信表明演説の最中に首相が突然倒れてしまう。

真の世継ぎとして再度の西ノ丸入りを果たすと共に、名を綱豊から家宣と改めた左近だが、相も変わらず市中に繰り出しては、悪を成敗していた。

洪水で崩れた深川洲崎の石垣普請の入札にまつわる普請奉行と岩槻屋の不正を暴いたものの、御手伝普請のための費用がいまだ足りぬ正紀たちは、窮地に追い込まれる。

チクワの穴を通して人の姿を見ると、その人物の死に様が見える――。

大沢在昌のデビュー作「佐久間公シリーズ」幻の長編小説が蘇る。

美濃御丈藩藩主の正室・彩智は美貌のうえ、剣の腕も天下一品。

歴代の皇帝の魂が祀られている霊廟を訪れた翠蘭と義宗帝。

高岡河岸の発展、〆粕や下り塩の販売など藩主正紀の指揮のもと、藩士たちの不断の努力によって、徐々に回復してきた高岡藩井上家の財政状況。

濃厚なチョコレート、あたたかなスコーン、とろけるようなプリン……おいしいスイーツには謎解きがついてくる！ デパ地下の和菓子店に訪れるお客さんの謎めいた行動の理由、家庭科準備室で消えたチョコレートの行方、オフィスで饗されるアフタヌーンティーに隠された秘密など

夏の暑さも和らぎ出した9月1日。

外回り中の営業部長・山縣泰介に緊急の電話が入った。

神田連雀町の小間物屋『淡雪堂』の一人娘おゆきが突然姿を消した。

神田界隈で、一家全員が突然、唄い踊り出していなくなるという事件が相次いだ。

元警察庁キャリアの来栖が設立した組織「秀和」。表向きはコンサルタント会社だが、裏では政官財の不祥事の後始末を請け負う。

常識を超える量の宝石を収集することが原因で、国民から『宝石喰いの悪女』と嫌われている公爵令嬢のエリザ。

将軍綱吉の最愛の娘鶴姫が病のため身罷ったことで、綱吉は鶴姫の夫の紀州藩主綱教ではなく、甥である甲府藩主の綱豊を世継ぎに指名、再度の西ノ丸入りを命じる。

南紀白浜のホテルで宿泊客の男性が転落死した。当初は事故死と思われていたが、実際は殺人事件だった。

正紀の近習植村の嫁取り、待望の世継ぎ誕生と、慶事が続いた高岡藩井上家。

31歳、独身の綾は過去の恋愛で、ことごとく理不尽なフラれ方をしていた。

楓川に架かる新場橋で人足姿の若者が迷子になった老人を背負って立ち往生していた。

婚約者の一花が病気でこの世を去った――。哀しみにうちひしがれる僕に一通の手紙が届く。

将軍綱吉の娘、鶴姫が病に倒れた。市中で広まりつつある疱瘡にかかってしまったのだ。

藩と領民が力を合わせ「国替え」という最大の難事を乗り越えた高岡藩井上家。

たった一人で中国の秘密組織「浸透計画」の東京テロを防いだ元自衛官の豊川亮平。

昌平橋の袂で若侍が怒声をあげ、野菜売りの百姓に言いがかりをつけていた。

大ヒット『逆転美人』の衝撃ふたたび。驚きの「逆転トリック」がまたも炸裂する。

大学３回生の夏休み。

いまを時めく最高権力者である藤原道長の正室・源倫子に物語の才能を認められた紫式部は、倫子に仕えることになる。

「ひとりの生活」をテーマにした6名の女性作家によるオール書き下ろし競作集。物騒なので番犬のレンタルサービスを始めた女性。

元目付で剣の達人である愛坂桃太郎は、愛する孫の桃子の平穏を守るため、摩訶不思議な事件の数々を解決してきた。

東京地裁民事部の山代忠雄は、派手な刑事裁判とは無縁の冴えない中年判事。

明治十年（1877年）。甚夜は、思春期を迎えた娘の野茉莉との接し方に手を焼く日々をおくっていた。

田安徳川家の御曹司でありながら、身分を隠して同心見習いとして働き、江戸の町の平和を守るべく奮闘する徳川竜之助。

東中野の商店街にひっそりと店を構える〈喫茶おおどけい〉。

左近に窮地を救われた縁で、甲府藩に召し抱えられた坂手文左衛門が桜田の上屋敷の修繕を差配すべく、国許から出府してきた。

造酒額厳守の触が出されているなか、天領の村から手に入れた二升の酒によって窮地に立たされてしまった高岡藩井上家。

人材派遣会社社長の山際卓郎は、クラブママの結城あやから人脈と資金面の協力があり事業が成功した。

渋谷区の高級住宅街で窃盗事件が発生!　警視庁捜査三課の萩尾警部補は、相棒の武田秋穂と現場に向かった。

亀之助の一件を機に、加賀百万石の前田家と縁を結んだ尾張一門。反定信派の勢いが増すなか、公儀は『造酒額厳守』の触を出す。

張翠蘭は、お洒落や化粧より剣を振り回すことが好きな男装の妃嬪だ。

極上の謎解きに加え、趣向を凝らした料理の描写も楽しむことが出来る、人気作家の短編作品を収めたミステリアンソロジー。

癖者揃いの娯楽系ウェブマガジン『アウターＱ』編集部。

片腕の剣客に襲われた際に受けた矢の毒により、藩邸で養生することになった左近。

日本橋の茶道具屋『香風堂』の若い手代が、お店の一人娘おくみを勾引した。

いたたまれない思いを抱えた被害者の思いを救う復讐代行屋。

警視庁楠町西署の刑事、小暮時生は四人の子を育てながら、家事に仕事に奮闘する日々を送っていた。

『むかしむかしあるところに、死体がありました』『赤ずきん、旅の途中で死体と出会う』などで人気のミステリー作家、青柳碧人。

左近の想い人であるお琴に、思わぬ話が持ち上がった。

目立たずに生きることがモットーの高校生・谷口月彦は、ある日ジグソーパズル症候群という未知の病に襲われる。

人気作家が、最後の最後で物語の景色を一変させる「どんでん返し」をテーマに描くミステリーアンソロジー。

池内胡雪は多忙なベンチャー企業で働く三十歳。不規則な生活で食事はおろそかになり、社内も散らかり放題で殺伐とした雰囲気だ。

松の廊下の一件から時が流れ、赤穂藩士たちによる仇討ちの噂も下火となる中、左近は未だ堀部安兵衛たちの行方をつかめずにいた。

2003年に作家デビュー後、発表した短編小説は120編超。 その中から、著者厳選の5編を収録。

民営刑務所で働くことになった河合凪は殺人犯の阿久津に興味を惹かれていた。

大工の権八と同じ普請場で働く浪人、坂手文左衛門。仕事も真面目に取り組み、権八たち本職の大工とも気さくに付き合う好人物だ。

四代将軍家綱の法要の折に、二人組の侍に襲われていた身なりのいい武家の男児を助けた北町奉行所与力の山野辺に頼まれて、高岡藩上屋敷で男児を預かることになった正紀。

明治五年（１８７２年）。近代化が進む明治の世は、武士という存在を置き去りにして進みつつあった。

二月の昼下がり、小松探偵事務所にいた家頭清貴の元を、賀茂澪人が訪ねてきた。

行政書士の斉木のもとに不穏な電話が。 男は娘を誘拐したと告げ、返してほしければ指定場所に来るよう命じる。

嫡子徳松亡きあと、未だ世継ぎに恵まれぬ将軍綱吉は、母桂昌院の助言に従い新たな法を発布。

今井明子は認知症予防も兼ね、彦根城の観光ボランティアをしていた。

悩み苦しむ市井の人々を助けるために、自ら封印していた風鳴の剣を解き放った徳川竜之助。

貞享元年八月、世を震撼させる事件が起きた。 江戸城本丸御殿で、大老堀田正俊が、若年寄の稲葉石見守に斬り殺されたのだ。

妾を囲い、働き者の女房に三行半をつきつけた小間物屋『菊乃家』の主・宗兵衛。

師である柳生清四郎との立ち合いを経て、あらためて自らの操る葵新陰流の宿命に向き合うこととなった徳川竜之助。

江戸城松の廊下での刃傷に端を発した赤穂藩をめぐる一連の出来事は江戸市中にも暗い影を落としていた。

浦川や正棠たちの企てを打ち破り、無事高岡藩主の座に就いた正紀。

終着駅札幌に着いた豪華寝台特急カシオペアのスイート展望室で若い女性の刺殺体が発見された。

幼少期に東北で両親を失い、今は都内のダリア専門店で働く二十歳の太輝は、街中で不思議な少女と出会う。

没後も語り継がれる美しい歌姫だった祖母を持つ歩。

将軍家御用達の店ばかりを狙う盗賊が現れた。襲われた店は一家皆殺しのうえ、最後に火をつけるという非道ぶりだ。

明け方の港区芝浦のマンション前で焼死体が発見された。