浅井久子は、12年前に夫をひき逃げで亡くした。犯人が分からないまま時効を迎えた今も、悲しみが癒されることはない。

東京の大学病院に勤めていた内科医の望月美並は、長野県大町市で祖父のあとを継いで警察嘱託医を務めることとなった。

色恋をめぐる狂気は、その女たちを少しずつ蝕み、少しずつ壊していった…。

夫・石井夏彦の浮気が原因で、5年続いた結婚生活に終止符を打った恵子。

家族と絶縁状態だった姉が急死した。都会でたった一人で生きてきた姉。

人生は楽しく、充実していなければ。そこそこ出世した旦那に、健康な息子。

高谷美由紀は、結婚を間近に控えた27歳。

夫、息子と幸せに暮らす宏美は9年前に恋人を飛び降り自殺の巻きぞえで失っていた。

萌子は、かつて夫だった男と待ち合わせをしていた。折り入って相談があるというのだ。

平凡で慎ましやかな生活を送っていた主婦永井純子のもとに、不可解な贈り物が届いた。

わたしを裏切った男と侮辱したあの女は絶対に許せない!ふたり同時に復讐するには、あの方法しかない―男に妻も子どももいると知った愛人の心に燃えたぎった嫉妬と殺意。

東京の大学病院に勤める内科医の望月美並。

老人福祉施設のデイサービスセンターに勤める純子は偶然、一生忘れようとしても忘れられない女性の担当になった。

単調な日常と無関心な家族。

ドラマの記録係として活躍する田所有記は、見知らぬ女から「復讐殺人の一部始終を記録して欲しい」と頼まれる。

以前生涯学習センターで男の料理講座の講師を務めた美由紀。

安藤亜衣里、木村京美、市川郁子。

二十三年前に殺された父。母が殺人依頼したのかも……(「見知らぬ乗客」)。

独り身で子供も持たなかった、仕事ひとすじの啓子は、病気のため五十四歳という若さで亡くなった。

わたしの人生は充実する、あの夫、あの親族さえいなければ。

なぜ、充たされないの？ 恋愛、仕事、家庭心に隙間を抱える女たちが一歩踏み出したとき・・・ 「私の幸せって何？」かつて同じアイドルの追っかけをしていた三人もはや三十八歳。

夫の定年を機に安曇野で田舎暮らしをしていた中井絹子を不幸が襲った。夫が脳梗塞で急逝したのだ。

不審死や迷宮入りした事件、事故などを科学的に解明すべく設けられた警視庁行動科学課。

「グランドマンション一番館」には、元「名ばかり管理職」の男、元公務員、三世代同居の女所帯から独居老人、謎の若者、はてはかなり変わった管理人までと、アクの強い人たちが住んでいる。

中学2年の夏、桃子は親友のすみれとバス旅行をしていた。ところがそのバスが事故を起こし、ふたりは崖下に転落してしまう。

その名が語るのは嘘か真実か 珠玉の短編ミステリ傑作選！ ゆりかごから墓場まで、すべての人に一生ついて回る「なまえ」を巡る短編ミステリ傑作選。

エリート銀行員の仁藤俊実が、意外な理由で妻子を殺害、逮捕・拘留された安治川事件。

『孤狼の血』『盤上の向日葵』著者が放つ、社会派ミステリ! 結婚詐欺容疑で介護士の冬香が逮捕された。

夫と義母を殺した罪で、懲役10年の判決を受けた茅野春子。

タワーマンションの最上階に暮らす売れっ子作家・珠美は人生の絶頂。一方、売れない作家桜子は安マンションで珠美を妬む日々。

結婚を一ヶ月後に控えた藤森岳志は、独身最後の想い出として、悪友とともに山に登ったが、縦走中に転落死してしまう。

目撃者は猫？ 謎解き好きの夫婦が消えた殺人犯を追う！ 『ただいまつもとの事件簿』に続く好評長野ミステリー第２弾！ 松本に移住して半年の清水真紀は、長野に住む片瀬敏子から猫のニシンを預かることになった。

婚姻届を出すのは待ってほしい―彼が結婚を決断しない理由は、思いもよらぬものだった(「二年半待て」)。

仕事がしたい。なのに、あの男は“私の家”に帰ってきて偉そうに「夕飯」だの「掃除」だの命令する…。

8年前に遭難した息子が帰ってきた? 猫が東京から松本まで一人旅? ――だったら、その謎を解いてみよう 長野のいいとこてんこ盛り! 「ナガノベル」で旅気分。

小学校教師の水川には給食で食べられなくなった物がある。それはうずらの卵。

リベンジポルノの相談が大学院生の綾子から村野ら支援課に持ち込まれた。

「本当の自分になるの」突然、自信に満ちた表情で語る秀子に、喜美代は恐怖さえ覚えた。

ひとり、入ったら、ひとり、消える―。年金生活の貧困シニアが入居する「加賀美荘」は「殺人アパート」だと囁かれていた―。

子供を作るか否かで夫とすれ違い始めた志奈子。幼なじみのプロポーズに戸惑う智美。

奥多摩で起きた一家惨殺事件。殺されたのは著名な陶芸家とその妻、そして双子の娘・瑠衣と芽衣だった。

線路に落ちた娘・美希を助けてくれた、行きずりの美青年。堂本良子は、新聞記事がきっかけで、その男性・伊吹渉と再会した。

「それぞれ違った趣の話を味わいながら多くの箇所で共鳴し、ひとりになっても大丈夫と前向きになれた」などの声が寄せられ、発売直後から増刷が相次いだヒット作に待望の第２弾！ レンタル番犬サービス、マンション内で出来た友人(?)、中学教師のひとり模様――の続編のほ

捜査官の目と耳と記憶と勘で街中に潜んでいる犯人を見つける、見当たり捜査。

大学時代の友人たちと、十四年ぶりに集まることになった史子。近況報告や思い出話をしながら、楽しいひとときを過ごしていた。

三十一歳のOL・亜紀子は、ある日、見知らぬ女性の訪問を受ける。

主婦の典子のもとに、差出人不明のまま突然届いた中学時代の「交換日記」。

売れっ子ミステリー作家が手紙にまつわる謎を解く。『ふたたびの加奈子』が映画化され、注目を集める著者の最新刊。

「夫は吸血鬼かもしれない」―マタニティ雑誌「プレマム」編集部の布施乃理子あてに不審な手紙が届いた。

警視庁行動科学課は、不審死や迷宮入りした事件、事故などを科学的に解明すべく設けられた部署である。

私は今、刑事ではない。被害者の心に寄り添い、傷が癒えるのを助ける。

舅を看取り、姑の介護に尽くした紀子は、二人の義姉と夫の裏切りにあい、十四年間の結婚生活に終止符を打った。

十二年連れ添ったペットを亡くした女性、仕事中の夫からの電話に苛立つ主婦、披露宴で友人のスピーチを聞く新婦、娘から結婚の相談をされる母、母の遺品から見つかった一通の手紙…。

公安で培った術を駆使して解決のためならなんでもあり、捜査一課きっての実力行使派明日香。

35歳、デザイナーの麻由美は都内に新築マンションを3800万円で購入する。

同時発生した警察を狙う異様な事件。晴山警部補は、警視庁内で同僚の拳銃自殺を目の当たりにした。